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設定・資料
殲滅動機獣・ヴァナルガン
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《データ》
体高:58メートル
体重:推定6万2千トン
飛行速度:大気圏内マッハ2.8
大気圏外マッハ50以上
装甲:高耐性積層装甲板
《概要》
全身(装甲・武装・内部機構にいたるまで)が金属細胞(高機能性金属分子)で構成された、無機質かつ機械的な超獣。
生物でありながら、銀色と灰色を基調とした重厚な人型機動兵器のごとき容姿をしている。
巨大な肩部装甲、図太い下腿部装甲、腰マントのごとき腰背装甲が特徴的で、体の各所に強力な指向性エネルギー固定武装の数々と推進器官となるプラズマスラスターと堅牢な装甲を備え、さながら大火力と鉄壁を誇る高機動要塞である。
《動力系》
体内に備わる触媒式生体常温核融合器官と、そこから発生した熱エネルギーを高効率で電力に変換する電磁流体発電器官により、膨大な熱量と電力の供給を可能としている。
それらから得られる高出力により生命活動、ならびに巨体での高速動作と複数の大火力武装の同時稼働を実現。
燃料となる軽元素は大気中や星間ガスから供給できるため、半永久機関として機能する。
それに加え、各稼働によって発生した熱エネルギーを回収し再利用する機構も備えるためエネルギー利用の効率が極めて高い。
また、主動力源の破損などで機能停止に至った場合に備え予備電源となる大容量蓄電器も保有している。
《制御系》
頭部内の自我を持った電子頭脳と量子演算機構からなる中枢機能により、高度な演算機能と情報処理機能を持つ。
これらの機能により極めて優れた、出力制御、反応速度、索敵、射撃統制、姿勢制御、情報分析、等を可能とする。
金属細胞(装甲やアクチュエータなど)その物が回路としても機能しており、ケーブルのような配線などを用いずにして全身に電気的信号伝達や電力供給を行う機構となっている。
《駆動系》
金属細胞で形成した電圧を加えることで収縮する仕組みの高強度金属繊維をアクチュエータとしている。
一種の筋肉のようなもので高い運動性を発揮し、エネルギー効率が高い。
《推進機関》
その巨体で飛行可能な程、大推力の原子力推進機関を備える。
この機関は体内の融合器官から得られる膨大な熱エネルギーを利用し、推進材(大気圏外では貯蔵水素、大気圏内では吸入・圧縮した大気)を加熱・膨張させ、発生した高温プラズマ流を電磁場で制御および加速させて噴射することで推力とする。
これにより、垂直離着陸、超音速巡航能力、高速機動、大気圏突破を可能としている。
大気圏内であれば無尽蔵である大気その物を推進材とするため、無制限の航続距離が得られる。
《武装・機能》
身体の各所に金属細胞で形成された、高火力・高出力の武装を備える。
武装でありながら体の一部であるため、思考一つで制御(照準、エネルギー供給・装弾、出力調整、破損・摩耗の修復、冷却、改造)が可能。
・電離体破壊光弾
肩部装甲内に備わる三門(両肩部合わせ計六門)の熱プラズマ弾砲。
融合器官の熱エネルギーで金属蒸気(ガス状の金属細胞)を電離し高熱プラズマを発生、生成されたプラズマを肩部砲内に充填したうえで電磁力で圧縮し、指向性を与えて高速で投射する武装。
一撃で広範囲を焼き払う程の破壊力を持ち、ヴァナルガンの主力武装。
・電離体刀
両前腕部に備わる高密度プラズマを用いた斬撃武装。ある意味、生体領域のビームサーベルとも呼べる。
上記の光弾砲と同様のメカニズムで発生させた熱プラズマを電磁収束させ刃状に固定することで、物体を溶断する光刃を形成する。
・電磁加速機関砲
側頭部両側装甲内に各二門ずつ(計四門)備える三十ミリ電磁加速砲。
金属細胞を高圧縮成形した超硬質徹甲弾を、初速マッハ六以上、発射速度毎分九〇〇発、で撃ち出すことができる性能を誇る。
成形された徹甲弾は、モース硬度15以上で高比重。
主に、対地攻撃、対空迎撃、障害物等の破壊に用いられる武装ではあるが、その貫徹力は装薬式戦車砲を上回る。
・強化型電磁加速砲
その場凌ぎのために急造で形成した初速強化電磁加速砲。(ゆえに武器としては未完成的で信用性に欠ける)
装甲内から、はみ出す程に砲身長を延長したことで砲口初速をマッハ十近くまでに向上させた武装。
改造により破壊力は上昇したが、発射速度は低下している。
それにより弾幕を張っての迎撃ができないため、誘導弾のような飛翔体に対しては近接爆散弾へと弾種を変更することで解決している。
この砲弾は対象の近間で起爆し、砲弾内に封入された大量の金属ペレットを広範囲に飛散させる仕組みになっている。
・小口径光線照射器
各眼部から放射される赤外線レーザー。
主に高速飛翔体の迎撃が用途で、演算機構により極めて高い命中精度を持つ。
攻撃に用いられないが、並の金属なら容易に切断することができる程の出力を持つ。
放電によって活性化した原子を他の分子と反応させる化学レーザー方式。
・白熱光放射
装甲を強力な赤外線放射器官として機能させ、体内の融合器官から発生させた高熱量を周辺に伝播させる機構。
全身を白熱化させることで四〇〇〇~五〇〇〇度もの高熱を放ち、周辺を焼き払うことができる。
・大口径中性子収束砲。
胸部装甲内に備わる大型指向性エネルギー兵器。高エネルギー中性子ビームを射出する加粒子砲の一種。
砲撃時には胸部装甲を展開し、数十秒のエネルギーの充填を要する。
体内の融合器官から発生させた中性子を薬室内に注入して最大まで溜め込み、瞬時に高密度エネルギーを収束放出し目標を破壊する。(エネルギーの閉じ込めや収束は電磁力ではなく、特殊な抑制フィールドによるもの)
中性子の透過力により、装甲や外殻はなどはほとんど意味をなさず対象を内部から焼失させる。
構造上、動力炉のエネルギーを直接破壊力に変換しており、ヴァナルガンの最大の武装。
都市規模を一撃で消滅させるほどの破壊力を有する。
《防御機構》
剛性と弾性それに耐熱性にも優れた高耐性装甲板を幾重にも重ねた積層構造の装甲により、通常兵器ではまともな損傷を与えられない圧倒的な防御性能を有している。
大規模熱量に曝されると装甲表面が蒸散し、これが一種の溶融防熱材の効果を発揮することで表層装甲が融解して蒸発する際に潜熱として吸熱され、さらに蒸発したガスが熱を遮断することで熱量が内部に侵入するのを防ぐため、本体を熱エネルギーから守ることができる。
さらに装甲板が内部から瞬時に作られていくため、多少の継続熱核攻撃にも十分に耐えることが可能。
体高:58メートル
体重:推定6万2千トン
飛行速度:大気圏内マッハ2.8
大気圏外マッハ50以上
装甲:高耐性積層装甲板
《概要》
全身(装甲・武装・内部機構にいたるまで)が金属細胞(高機能性金属分子)で構成された、無機質かつ機械的な超獣。
生物でありながら、銀色と灰色を基調とした重厚な人型機動兵器のごとき容姿をしている。
巨大な肩部装甲、図太い下腿部装甲、腰マントのごとき腰背装甲が特徴的で、体の各所に強力な指向性エネルギー固定武装の数々と推進器官となるプラズマスラスターと堅牢な装甲を備え、さながら大火力と鉄壁を誇る高機動要塞である。
《動力系》
体内に備わる触媒式生体常温核融合器官と、そこから発生した熱エネルギーを高効率で電力に変換する電磁流体発電器官により、膨大な熱量と電力の供給を可能としている。
それらから得られる高出力により生命活動、ならびに巨体での高速動作と複数の大火力武装の同時稼働を実現。
燃料となる軽元素は大気中や星間ガスから供給できるため、半永久機関として機能する。
それに加え、各稼働によって発生した熱エネルギーを回収し再利用する機構も備えるためエネルギー利用の効率が極めて高い。
また、主動力源の破損などで機能停止に至った場合に備え予備電源となる大容量蓄電器も保有している。
《制御系》
頭部内の自我を持った電子頭脳と量子演算機構からなる中枢機能により、高度な演算機能と情報処理機能を持つ。
これらの機能により極めて優れた、出力制御、反応速度、索敵、射撃統制、姿勢制御、情報分析、等を可能とする。
金属細胞(装甲やアクチュエータなど)その物が回路としても機能しており、ケーブルのような配線などを用いずにして全身に電気的信号伝達や電力供給を行う機構となっている。
《駆動系》
金属細胞で形成した電圧を加えることで収縮する仕組みの高強度金属繊維をアクチュエータとしている。
一種の筋肉のようなもので高い運動性を発揮し、エネルギー効率が高い。
《推進機関》
その巨体で飛行可能な程、大推力の原子力推進機関を備える。
この機関は体内の融合器官から得られる膨大な熱エネルギーを利用し、推進材(大気圏外では貯蔵水素、大気圏内では吸入・圧縮した大気)を加熱・膨張させ、発生した高温プラズマ流を電磁場で制御および加速させて噴射することで推力とする。
これにより、垂直離着陸、超音速巡航能力、高速機動、大気圏突破を可能としている。
大気圏内であれば無尽蔵である大気その物を推進材とするため、無制限の航続距離が得られる。
《武装・機能》
身体の各所に金属細胞で形成された、高火力・高出力の武装を備える。
武装でありながら体の一部であるため、思考一つで制御(照準、エネルギー供給・装弾、出力調整、破損・摩耗の修復、冷却、改造)が可能。
・電離体破壊光弾
肩部装甲内に備わる三門(両肩部合わせ計六門)の熱プラズマ弾砲。
融合器官の熱エネルギーで金属蒸気(ガス状の金属細胞)を電離し高熱プラズマを発生、生成されたプラズマを肩部砲内に充填したうえで電磁力で圧縮し、指向性を与えて高速で投射する武装。
一撃で広範囲を焼き払う程の破壊力を持ち、ヴァナルガンの主力武装。
・電離体刀
両前腕部に備わる高密度プラズマを用いた斬撃武装。ある意味、生体領域のビームサーベルとも呼べる。
上記の光弾砲と同様のメカニズムで発生させた熱プラズマを電磁収束させ刃状に固定することで、物体を溶断する光刃を形成する。
・電磁加速機関砲
側頭部両側装甲内に各二門ずつ(計四門)備える三十ミリ電磁加速砲。
金属細胞を高圧縮成形した超硬質徹甲弾を、初速マッハ六以上、発射速度毎分九〇〇発、で撃ち出すことができる性能を誇る。
成形された徹甲弾は、モース硬度15以上で高比重。
主に、対地攻撃、対空迎撃、障害物等の破壊に用いられる武装ではあるが、その貫徹力は装薬式戦車砲を上回る。
・強化型電磁加速砲
その場凌ぎのために急造で形成した初速強化電磁加速砲。(ゆえに武器としては未完成的で信用性に欠ける)
装甲内から、はみ出す程に砲身長を延長したことで砲口初速をマッハ十近くまでに向上させた武装。
改造により破壊力は上昇したが、発射速度は低下している。
それにより弾幕を張っての迎撃ができないため、誘導弾のような飛翔体に対しては近接爆散弾へと弾種を変更することで解決している。
この砲弾は対象の近間で起爆し、砲弾内に封入された大量の金属ペレットを広範囲に飛散させる仕組みになっている。
・小口径光線照射器
各眼部から放射される赤外線レーザー。
主に高速飛翔体の迎撃が用途で、演算機構により極めて高い命中精度を持つ。
攻撃に用いられないが、並の金属なら容易に切断することができる程の出力を持つ。
放電によって活性化した原子を他の分子と反応させる化学レーザー方式。
・白熱光放射
装甲を強力な赤外線放射器官として機能させ、体内の融合器官から発生させた高熱量を周辺に伝播させる機構。
全身を白熱化させることで四〇〇〇~五〇〇〇度もの高熱を放ち、周辺を焼き払うことができる。
・大口径中性子収束砲。
胸部装甲内に備わる大型指向性エネルギー兵器。高エネルギー中性子ビームを射出する加粒子砲の一種。
砲撃時には胸部装甲を展開し、数十秒のエネルギーの充填を要する。
体内の融合器官から発生させた中性子を薬室内に注入して最大まで溜め込み、瞬時に高密度エネルギーを収束放出し目標を破壊する。(エネルギーの閉じ込めや収束は電磁力ではなく、特殊な抑制フィールドによるもの)
中性子の透過力により、装甲や外殻はなどはほとんど意味をなさず対象を内部から焼失させる。
構造上、動力炉のエネルギーを直接破壊力に変換しており、ヴァナルガンの最大の武装。
都市規模を一撃で消滅させるほどの破壊力を有する。
《防御機構》
剛性と弾性それに耐熱性にも優れた高耐性装甲板を幾重にも重ねた積層構造の装甲により、通常兵器ではまともな損傷を与えられない圧倒的な防御性能を有している。
大規模熱量に曝されると装甲表面が蒸散し、これが一種の溶融防熱材の効果を発揮することで表層装甲が融解して蒸発する際に潜熱として吸熱され、さらに蒸発したガスが熱を遮断することで熱量が内部に侵入するのを防ぐため、本体を熱エネルギーから守ることができる。
さらに装甲板が内部から瞬時に作られていくため、多少の継続熱核攻撃にも十分に耐えることが可能。
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