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超魔の目覚め
恐るべき光の刃
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超獣の手首付近に備わる穴のような部位から伸びるのは青白く眩い光刃。
それは電磁障壁で熱プラズマを剣状に固定した武器、電離体による刀、あるいはビームサーベルと言えるか。
そんなはるか未来的な武器でありながら体の一部だと言うのだから驚きであろう。
……もし、生命が戦闘に適した進化をするのであれば、これが正しいのかもしれない。
資源や人材を使って兵器や武器の開発は効率が悪く、また神や世界に頼らなければならない神秘の力や魔術は弱点をつかれればあまりにも脆い。
ならば自己を武器として進歩させれば、わざわざそんな物に頼みをおく必要はないのだ。
「ジュオッ!」
そして、そんな強力な生体性の武装が魔人に襲いかかる。
右電離体刀の高速の刺突。
「ン゙マッシ!」
クサマは咄嗟に横に動き、高エネルギーの刃を回避する。
しかしすぐさまに左の電離体刀の斬撃が迫ってきた。
横一閃のなぎ払い、これも後退することでギリギリに避ける。
「ジュオッ!」
だがヴァナルガンは背面のスラスターを一気に噴かし急加速、その巨体で体当たりを仕掛けてきた。
金属同士がぶつかり合い轟音が周囲に拡散する。
超獣はクサマ以上の巨躯と質量と膂力を持つ、これには絶えきれず黒鉄の魔人は後方の空中へと吹っ飛んだ。
衝撃で戦闘体勢を崩してしまうが、クサマはどうにか堪えて立ち直ろうとした。
「ジュオォォォォ!!」
しかしヴァナルガンは、またスラスターを強く噴かせて姿勢を崩したクサマに一気に迫り、右光刃の斬撃を繰り出す。
「ン゙マッ!」
クサマは急いで降下して、その一撃をどうにか避ける。
「ジュオッ!」
そしてヴァナルガンは、またもスラスターで加速するとクサマに急接近して斬りかかるのであった。
「つ、強い……なんて奴なの」
空中での激しい戦闘を見上げながら、ナルミは苦々しげに囁いた。
戦闘と言っても、一方的に攻められているのはクサマの方である。
反撃などできずに回避に専念するしかない様子。しかも、そのどれもがギリギリであり気など一切抜けない。
わずかでも隙を見せれば、一瞬にして切り刻まれてしまうのは確実であった。
やはり前回の戦闘で負った損傷が完全に修理できていないため、本来の性能が発揮できていないのだろう。
「接近戦に持ち込めば……どうにかなるかと思ったのに」
ヴァナルガンはクサマ以上の巨体。
ゆえに動きは鈍く、小回りはきかないだろうと思っていたのだ。
だが、その大きさに見合わない程に動きは速く、そして俊敏なのだ。
しかも、それだけでなく……。
(……癪だな。ニオンや俺ほどではないにしても)
と、舌打ちしたげな言葉がナルミの頭の中に響き渡る。
「動きに、まるで無駄がない」
ハクラの言いたいことが分かるのだろう、ナルミも苛立たしげに言う。
二人がなぜ不愉快そうなのか。
ヴァナルガンの電離体刀の扱い方にあった。
(ああ。忌々しいことだが、腕はたしかだ)
あんな化け物の分際でありながら、優れた剣の扱い方をしているのだ。
大きな弧を描き隙を作るような剣の大振りは殆どなく、無駄のない細かい動きの斬撃を連続で繰り出している。
高エネルギーで形成された刃は力を込めて打ち込む必要はなく、接触させただけで十分に焼き斬ることができることをヴァナルガンは理解しているのだろう。
点で迫る高速の刺突と予備動作が少ない細かい振りの連撃。
「迂闊に近づけないよ」
さらに剣である以上リーチもあるため、無手のクサマが迂闊に肉薄するのも困難である。
二つの電離体刀は、まさに敵を切り裂く剣であり、懐への侵入を許さぬ盾でもあった。
幾度も繰り出されるプラズマ光刃の斬撃。
いかにクサマの強固な装甲と言えど、高エネルギーの刃には耐えられないだろう。
その一撃一撃が速く細かく次々と襲いかかってくる。
少しでも反応が遅れたり、判断を間違えようものなら瞬時に光輝く刃で溶断されてしまうのは確実。
「ン゙マッ!」
それを裏付けるように電離体刀の突きがクサマの右腕を掠め、装甲の一部が赤熱してドロリと垂れ下がった。
しかし、それでも反撃はしない。
ヴァナルガンの斬撃は速く、そして隙もないのだ。
迂闊に攻めれば間違いなくやられてしまう。
今は避けることに全力を注がなければならない。
だが現在は、それでいいのである。
(それでいい、無用に反撃にでることはない。回避に専念するんだ)
と、クサマの頭脳にハクラの通信が伝わる。
修理が終わっていない今の状態では全性能を発揮することはできない。本格的な戦闘など無理がある。
なら今は無理に戦わず、仲間が到着するまで耐えきれば良いのである。
ヴァナルガンの攻撃は確かに速いが、見きれないほどではない。
それなら、こののまま回避に専念していれば勝算は十分にあるだろう。
「ジュオッ!」
と、焦っているのか。
ヴァナルガンは右腕を大きく構え、電離体刀を横一閃に振ろうとしている様子であった。
今までとは違い予備動作が大きく、らしくない動きである。
「ン゙マッ!」
そして電離体刀がなぎ払われようとした瞬間、それを予期していたクサマは攻撃を避けるため降下する。
しかし横一閃のなぎ払いは放たれなかった。
そして強烈な轟音が鳴り響く。
斬撃を避けようとして僅かに降下したクサマに強烈な衝撃が叩き込まれたのだ。
それはヴァナルガンの左脚による蹴り上げ。
なぎ払おうとした大袈裟な構えはフェイントであったのだ。
それによってクサマを蹴り飛ばしやすい位置に誘導したのだろう。
「ジュオォォォォ!」
蹴り上げられた衝撃で少しばかり上昇したクサマに白銀の超獣が躍りかかる。
ヴァナルガンは伸ばした右手でクサマの頭を鷲掴みにすると、背面スラスターを急激に噴射させ地面に向かって急降下を始めた。
そして大地を打ち抜くが如くクサマは地上へと叩きつけられた。
「うわぁ!」
あまりの衝撃と震動でナルミはしゃがみこむ、そして少し遅れてから飛び散った土砂が降り注いだ。
二つの巨体が地面に激突した衝撃は凄まじものであった。
巨大なクレーターが形成され、蜘蛛の巣のように地割れがおきていた。
「クサマぁ!」
土煙が晴れるやいなやナルミは叫び声をあげる。
いくらクサマとは言え、あれほどの衝撃に耐えきれるだろうか?
そしてクレーターの中心にそれを捉えた、白銀の巨体が大きく右足を持ち上げて地面にメリ込むクサマを踏み砕こうとしている様子が。
「クサマ、お願い起きて!」
ナルミは必死の形相で声紋コントローラである懐中時計に向かって叫んだ。
そして願いが通じたのだろう。
「ン゙マッ!」
クサマは飛び起きると足底部のプラズマジェットを全力で噴射させ、水平に移動してギリギリでヴァナルガンの踏み潰しを避けた。
踏みつけにより、また大地が大きく揺れ動く。
そしてクサマは鈍い動きで立ち上がる、やはり地面に激突したダメージの影響が出ているのだろう。
「ジュオッ!」
そんな弱っているクサマに白銀の超獣は情け容赦なく襲いかかる。
再び手首から電離体刀が形成され振り払われた。
今のクサマでは、もはや回避行動すら無理であった。
「……ン゙マッ!?」
両腕を肘から溶断され、さらに右脚を付け根付近から切り落とされた。
切断面が赤熱化した両腕と右脚が大きな音を立てて地面に転がる。
そして崩れ落ちそうになるクサマに強烈な蹴りが叩き込まれた。
黒鉄の魔人は地面を何回転もして数百メートルも離れた位置で止まった。
左脚しか残っていない相手に必要以上の攻撃を加える、それだけ徹底的なのか、あるいは残虐なのか……。
いずれにしても超獣が恐ろしい怪物であることを裏付ける行動であろう。
それは電磁障壁で熱プラズマを剣状に固定した武器、電離体による刀、あるいはビームサーベルと言えるか。
そんなはるか未来的な武器でありながら体の一部だと言うのだから驚きであろう。
……もし、生命が戦闘に適した進化をするのであれば、これが正しいのかもしれない。
資源や人材を使って兵器や武器の開発は効率が悪く、また神や世界に頼らなければならない神秘の力や魔術は弱点をつかれればあまりにも脆い。
ならば自己を武器として進歩させれば、わざわざそんな物に頼みをおく必要はないのだ。
「ジュオッ!」
そして、そんな強力な生体性の武装が魔人に襲いかかる。
右電離体刀の高速の刺突。
「ン゙マッシ!」
クサマは咄嗟に横に動き、高エネルギーの刃を回避する。
しかしすぐさまに左の電離体刀の斬撃が迫ってきた。
横一閃のなぎ払い、これも後退することでギリギリに避ける。
「ジュオッ!」
だがヴァナルガンは背面のスラスターを一気に噴かし急加速、その巨体で体当たりを仕掛けてきた。
金属同士がぶつかり合い轟音が周囲に拡散する。
超獣はクサマ以上の巨躯と質量と膂力を持つ、これには絶えきれず黒鉄の魔人は後方の空中へと吹っ飛んだ。
衝撃で戦闘体勢を崩してしまうが、クサマはどうにか堪えて立ち直ろうとした。
「ジュオォォォォ!!」
しかしヴァナルガンは、またスラスターを強く噴かせて姿勢を崩したクサマに一気に迫り、右光刃の斬撃を繰り出す。
「ン゙マッ!」
クサマは急いで降下して、その一撃をどうにか避ける。
「ジュオッ!」
そしてヴァナルガンは、またもスラスターで加速するとクサマに急接近して斬りかかるのであった。
「つ、強い……なんて奴なの」
空中での激しい戦闘を見上げながら、ナルミは苦々しげに囁いた。
戦闘と言っても、一方的に攻められているのはクサマの方である。
反撃などできずに回避に専念するしかない様子。しかも、そのどれもがギリギリであり気など一切抜けない。
わずかでも隙を見せれば、一瞬にして切り刻まれてしまうのは確実であった。
やはり前回の戦闘で負った損傷が完全に修理できていないため、本来の性能が発揮できていないのだろう。
「接近戦に持ち込めば……どうにかなるかと思ったのに」
ヴァナルガンはクサマ以上の巨体。
ゆえに動きは鈍く、小回りはきかないだろうと思っていたのだ。
だが、その大きさに見合わない程に動きは速く、そして俊敏なのだ。
しかも、それだけでなく……。
(……癪だな。ニオンや俺ほどではないにしても)
と、舌打ちしたげな言葉がナルミの頭の中に響き渡る。
「動きに、まるで無駄がない」
ハクラの言いたいことが分かるのだろう、ナルミも苛立たしげに言う。
二人がなぜ不愉快そうなのか。
ヴァナルガンの電離体刀の扱い方にあった。
(ああ。忌々しいことだが、腕はたしかだ)
あんな化け物の分際でありながら、優れた剣の扱い方をしているのだ。
大きな弧を描き隙を作るような剣の大振りは殆どなく、無駄のない細かい動きの斬撃を連続で繰り出している。
高エネルギーで形成された刃は力を込めて打ち込む必要はなく、接触させただけで十分に焼き斬ることができることをヴァナルガンは理解しているのだろう。
点で迫る高速の刺突と予備動作が少ない細かい振りの連撃。
「迂闊に近づけないよ」
さらに剣である以上リーチもあるため、無手のクサマが迂闊に肉薄するのも困難である。
二つの電離体刀は、まさに敵を切り裂く剣であり、懐への侵入を許さぬ盾でもあった。
幾度も繰り出されるプラズマ光刃の斬撃。
いかにクサマの強固な装甲と言えど、高エネルギーの刃には耐えられないだろう。
その一撃一撃が速く細かく次々と襲いかかってくる。
少しでも反応が遅れたり、判断を間違えようものなら瞬時に光輝く刃で溶断されてしまうのは確実。
「ン゙マッ!」
それを裏付けるように電離体刀の突きがクサマの右腕を掠め、装甲の一部が赤熱してドロリと垂れ下がった。
しかし、それでも反撃はしない。
ヴァナルガンの斬撃は速く、そして隙もないのだ。
迂闊に攻めれば間違いなくやられてしまう。
今は避けることに全力を注がなければならない。
だが現在は、それでいいのである。
(それでいい、無用に反撃にでることはない。回避に専念するんだ)
と、クサマの頭脳にハクラの通信が伝わる。
修理が終わっていない今の状態では全性能を発揮することはできない。本格的な戦闘など無理がある。
なら今は無理に戦わず、仲間が到着するまで耐えきれば良いのである。
ヴァナルガンの攻撃は確かに速いが、見きれないほどではない。
それなら、こののまま回避に専念していれば勝算は十分にあるだろう。
「ジュオッ!」
と、焦っているのか。
ヴァナルガンは右腕を大きく構え、電離体刀を横一閃に振ろうとしている様子であった。
今までとは違い予備動作が大きく、らしくない動きである。
「ン゙マッ!」
そして電離体刀がなぎ払われようとした瞬間、それを予期していたクサマは攻撃を避けるため降下する。
しかし横一閃のなぎ払いは放たれなかった。
そして強烈な轟音が鳴り響く。
斬撃を避けようとして僅かに降下したクサマに強烈な衝撃が叩き込まれたのだ。
それはヴァナルガンの左脚による蹴り上げ。
なぎ払おうとした大袈裟な構えはフェイントであったのだ。
それによってクサマを蹴り飛ばしやすい位置に誘導したのだろう。
「ジュオォォォォ!」
蹴り上げられた衝撃で少しばかり上昇したクサマに白銀の超獣が躍りかかる。
ヴァナルガンは伸ばした右手でクサマの頭を鷲掴みにすると、背面スラスターを急激に噴射させ地面に向かって急降下を始めた。
そして大地を打ち抜くが如くクサマは地上へと叩きつけられた。
「うわぁ!」
あまりの衝撃と震動でナルミはしゃがみこむ、そして少し遅れてから飛び散った土砂が降り注いだ。
二つの巨体が地面に激突した衝撃は凄まじものであった。
巨大なクレーターが形成され、蜘蛛の巣のように地割れがおきていた。
「クサマぁ!」
土煙が晴れるやいなやナルミは叫び声をあげる。
いくらクサマとは言え、あれほどの衝撃に耐えきれるだろうか?
そしてクレーターの中心にそれを捉えた、白銀の巨体が大きく右足を持ち上げて地面にメリ込むクサマを踏み砕こうとしている様子が。
「クサマ、お願い起きて!」
ナルミは必死の形相で声紋コントローラである懐中時計に向かって叫んだ。
そして願いが通じたのだろう。
「ン゙マッ!」
クサマは飛び起きると足底部のプラズマジェットを全力で噴射させ、水平に移動してギリギリでヴァナルガンの踏み潰しを避けた。
踏みつけにより、また大地が大きく揺れ動く。
そしてクサマは鈍い動きで立ち上がる、やはり地面に激突したダメージの影響が出ているのだろう。
「ジュオッ!」
そんな弱っているクサマに白銀の超獣は情け容赦なく襲いかかる。
再び手首から電離体刀が形成され振り払われた。
今のクサマでは、もはや回避行動すら無理であった。
「……ン゙マッ!?」
両腕を肘から溶断され、さらに右脚を付け根付近から切り落とされた。
切断面が赤熱化した両腕と右脚が大きな音を立てて地面に転がる。
そして崩れ落ちそうになるクサマに強烈な蹴りが叩き込まれた。
黒鉄の魔人は地面を何回転もして数百メートルも離れた位置で止まった。
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