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潜みし脅威
紅煙と血霧が舞う戦い
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……速すぎる。
強烈な斬撃を喰らって怯んだ俺の隙を突くようにディノギレイドが超音速、つまりジェット戦闘機の最高速並のスピードで間合いを詰めてきた。
「キィシャアァ!」
高速接近してきたディノギレイドは甲高い咆哮を響かせると、何度もその鋭利な爪を俺に向けて振り回してきた。
「ぐぅおぉあぁぁ!!」
熱を帯びたような激痛が身体中を駆け巡る。
腕、肩、脇腹、大腿部、至るところの表皮が鮮やかに切り裂かれた。しかも傷はかなり深い。
切創部から勢いよく鮮血が噴出し、辺りいったいに俺の流血が撒き散らされた。
「……くそぉ!」
痛みと流血で数歩後退する。
身体中に刻まれた傷は、あまりにも鮮やかで抉れたような様子はなかった。
大怪獣の肉体は戦車砲、ロケット弾、対艦誘導弾すら耐えられるんだぞ。
「なのに、どうなってやがる?」
そんな怪獣の頑丈な表皮を紙のように斬るとは。
それだけディノギレイドの爪が鋭く、なおかつ超硬質だってぇのか?
だが、それならおかしい。
……なぜさっきまでの斬撃では、俺の表皮を上手く切り裂けなかったんだ?
「奴の爪に何か、特殊機能でもあるのか?」
ディノギレイドの鋭利な爪に注目する。
その長さは三十メートル近くもあり、その形状は暗器の一つである手甲鈎を思わせる。
そして、それは空気の揺れと言う形で探知できた。
「……爪が振動している」
ディノギレイドの爪が振動していることを触覚で察知した俺は息を飲んだ。
原理的には、超高速で刃を振動させ対象を切削すると言う、高周波切断器のようなものだろうか?
「その作用で俺の外皮を切り裂いた、と言うわけなのか?」
(いや、そんな単純なものではないようだ)
言った直後、精神感応能力によってニオン副長の言葉が頭の中に響いた。
(奴の爪は攻撃対象に合わせて、振動の周波数を調節することができるようだ)
「……つまり切り裂く相手に合わせて、適応する刃ってわけですか?」
(そのとおり。おそらく初めの攻撃で、君の肉体を切り裂くのにもっとも最適な周波数を割り出したのだろう。だからこそ最初の攻撃は切断力が低かったのだ)
気体化による物理的な攻撃の無効、尋常じゃない高速移動、対象に合わせて可変振動する爪。
攻撃、機動、防御、総合的にかなり優れているし、とにかく厄介極まりない相手だ。
「キィシャアァァァ!!」
再び瞬時にディノギレイドは間合いに入ってきた。
そして、またもや鋭い斬撃が襲いかかってくる。
「……ぬぐぅ……ちくしょお」
俺の血霧が飛び散り、周囲の空間を赤く染め上げる。
体格や体重や筋力等の差で格闘戦なら俺の方が有利だ、と考えていたことを今になって愚かしく思う。
ディノギレイドは両手に長大で鋭い刃物を持っているようなもの。
ならば攻撃のリーチは奴の方が遥かに上、それに鋭利な刃ゆえに対象を切り裂くのに筋力など殆んどいらないのだ。
しかし、だからと言って一方的に好き放題にさせるかよ。
「調子にのるなよ!」
一旦後退し触覚を前に向ける。
レーザー攻撃を試みようとしたが、次の瞬間には視界から奴の姿がなくなっていた。
いや、消えたのではない。もう既に俺の後方に移動していたのだ。
「ぐがぁ!」
それから脇腹に激痛が走る。
すれ違い様に斬られたようであった。
「……速い。あんな大きさで、こんな動きできるものなのか?」
俺はすかさず尻尾を振って奴を殴打しようとしたが、その一撃は虚しく空を切る。
また高速移動で避けたか。
そして、次にディノギレイドがいたのは俺の目の前。
「キィシャアァ!」
俺の攻撃を回避したにも関わらず、さっきのお返しと言わんばかりに超高速の鞭とも言える尻尾で俺の頭を殴りつけてきた。
「でえぇぇ!」
こんな強烈な一撃を食らうのはいついらいか。
……小学生の頃、不良中学生五人を重体に追いやるまで喧嘩した時だったか?
気が動転した警察官に拳銃で撃たれた時か?
それとも、親父を……?
「……」
くそぉ! 頭に一発いいのを貰って意識と記憶が混濁したぜ。
情けねぇ! 戦いの感覚が鈍ってやがる。
異世界に来て以来、強敵と呼べる程の奴と戦っていなかったせいか、今まで勝ちに勝ちまくっていたせいか、いずれにせよとんでもねぇ体たらくだ。
……調子にのっていたのは俺の方だ。
今回の任務でもそうだ。どうにかなるだろうと、どこか楽観的な部分があったに違いない。
「考えが甘すぎた、相手は単独で惑星を壊滅できる化け物なんだ。一筋縄でいけるわけねぇだろ!」
自分にそう言い聞かせる。
力んだせいか、身体中の切創部から血が飛び散った。
痛みや出血を抑えるためにも体を再生したいところだが、今はそんなところにエネルギーを割り当ててる場合じゃない。
戦いに集中しねぇと。
「おらあぁ!」
眼前のディノギレイドに貫手を繰り出した。
しかし、その瞬間に辺りに紅いガスが勢いよく充満した。
「またか……」
分子間の結合を弱めて肉体を気体化させる能力だ。この間、俺は手だしができない。
苛立ちながら周囲に漂う紅煙を見渡す。
……どこで実体化する?
そして紅い煙が一瞬にして消え去った瞬間、すぐに真横にディノギレイドの反応を察知した。
と、同時にさっき切り裂かれた脇腹に強い衝撃が襲った。
「であぁぁ!」
強烈な苦痛で思わず叫び声をあげた。
負傷した部分を蹴り飛ばしてくるとは、なかなかえげつねぇことを……。
脇腹から血を吹き出せながらよろめく。
「キシャアァァァ!」
ディノギレイドは鳴き声を轟かせると、俺を円で囲むように高速移動を始めた。
俺を包囲しようとしているんだろう。
それはもはや瞬間移動としか言えないような動きだ。
後方かと思いきや、次の瞬間には右に、視線を向けると今度は左に。
「く! 撹乱させよぉってわけか」
いくら高速移動できるからと言って、こんな急激な動きなんてできるのか。
(おそらく慣性を処理する能力を有しているのだろう。それゆえに最高速から急停止や瞬時の方向転換ができる)
またもや頭の中に副長の言葉が響き渡る。
……まったく、どうしろってんだ。とらえられない。
俺だってけして鈍くはない、この超獣が速すぎるんだ。
と、背中に衝撃が来た。
「ぐおっ!」
どうやら蹴られたようだ。
そして、ディノギレイドは再び俺を包囲するように高速で動き回る。
高速移動しながら相手を円で囲むように動いて包囲して惑わせ、そこから攻撃を仕掛ける戦法をしかけているようだ。
「……どわぁ!」
今度はすれ違い様に右腕を斬られた。
……落ち着け。
痛みや流血で冷静さを失うな。
思い出せ、戦いとは常に理不尽であり思い通りにいかないものなんだ。
頭の中で、そう念じる。
怪獣の肉体と能力を得て戦いに勝ち続けてきた俺は、その事を見失っていたのかもしれない。
そう考えている間にも、今度は左脚を斬りつけられた。
無論、激痛が走る。
しかし、どうにか耐えた。
ヨチヨチ歩きの頃から、親父に虐待稽古を仕込まれてきたんだ。
これしきの痛みや傷で怯むな。
強烈な斬撃を喰らって怯んだ俺の隙を突くようにディノギレイドが超音速、つまりジェット戦闘機の最高速並のスピードで間合いを詰めてきた。
「キィシャアァ!」
高速接近してきたディノギレイドは甲高い咆哮を響かせると、何度もその鋭利な爪を俺に向けて振り回してきた。
「ぐぅおぉあぁぁ!!」
熱を帯びたような激痛が身体中を駆け巡る。
腕、肩、脇腹、大腿部、至るところの表皮が鮮やかに切り裂かれた。しかも傷はかなり深い。
切創部から勢いよく鮮血が噴出し、辺りいったいに俺の流血が撒き散らされた。
「……くそぉ!」
痛みと流血で数歩後退する。
身体中に刻まれた傷は、あまりにも鮮やかで抉れたような様子はなかった。
大怪獣の肉体は戦車砲、ロケット弾、対艦誘導弾すら耐えられるんだぞ。
「なのに、どうなってやがる?」
そんな怪獣の頑丈な表皮を紙のように斬るとは。
それだけディノギレイドの爪が鋭く、なおかつ超硬質だってぇのか?
だが、それならおかしい。
……なぜさっきまでの斬撃では、俺の表皮を上手く切り裂けなかったんだ?
「奴の爪に何か、特殊機能でもあるのか?」
ディノギレイドの鋭利な爪に注目する。
その長さは三十メートル近くもあり、その形状は暗器の一つである手甲鈎を思わせる。
そして、それは空気の揺れと言う形で探知できた。
「……爪が振動している」
ディノギレイドの爪が振動していることを触覚で察知した俺は息を飲んだ。
原理的には、超高速で刃を振動させ対象を切削すると言う、高周波切断器のようなものだろうか?
「その作用で俺の外皮を切り裂いた、と言うわけなのか?」
(いや、そんな単純なものではないようだ)
言った直後、精神感応能力によってニオン副長の言葉が頭の中に響いた。
(奴の爪は攻撃対象に合わせて、振動の周波数を調節することができるようだ)
「……つまり切り裂く相手に合わせて、適応する刃ってわけですか?」
(そのとおり。おそらく初めの攻撃で、君の肉体を切り裂くのにもっとも最適な周波数を割り出したのだろう。だからこそ最初の攻撃は切断力が低かったのだ)
気体化による物理的な攻撃の無効、尋常じゃない高速移動、対象に合わせて可変振動する爪。
攻撃、機動、防御、総合的にかなり優れているし、とにかく厄介極まりない相手だ。
「キィシャアァァァ!!」
再び瞬時にディノギレイドは間合いに入ってきた。
そして、またもや鋭い斬撃が襲いかかってくる。
「……ぬぐぅ……ちくしょお」
俺の血霧が飛び散り、周囲の空間を赤く染め上げる。
体格や体重や筋力等の差で格闘戦なら俺の方が有利だ、と考えていたことを今になって愚かしく思う。
ディノギレイドは両手に長大で鋭い刃物を持っているようなもの。
ならば攻撃のリーチは奴の方が遥かに上、それに鋭利な刃ゆえに対象を切り裂くのに筋力など殆んどいらないのだ。
しかし、だからと言って一方的に好き放題にさせるかよ。
「調子にのるなよ!」
一旦後退し触覚を前に向ける。
レーザー攻撃を試みようとしたが、次の瞬間には視界から奴の姿がなくなっていた。
いや、消えたのではない。もう既に俺の後方に移動していたのだ。
「ぐがぁ!」
それから脇腹に激痛が走る。
すれ違い様に斬られたようであった。
「……速い。あんな大きさで、こんな動きできるものなのか?」
俺はすかさず尻尾を振って奴を殴打しようとしたが、その一撃は虚しく空を切る。
また高速移動で避けたか。
そして、次にディノギレイドがいたのは俺の目の前。
「キィシャアァ!」
俺の攻撃を回避したにも関わらず、さっきのお返しと言わんばかりに超高速の鞭とも言える尻尾で俺の頭を殴りつけてきた。
「でえぇぇ!」
こんな強烈な一撃を食らうのはいついらいか。
……小学生の頃、不良中学生五人を重体に追いやるまで喧嘩した時だったか?
気が動転した警察官に拳銃で撃たれた時か?
それとも、親父を……?
「……」
くそぉ! 頭に一発いいのを貰って意識と記憶が混濁したぜ。
情けねぇ! 戦いの感覚が鈍ってやがる。
異世界に来て以来、強敵と呼べる程の奴と戦っていなかったせいか、今まで勝ちに勝ちまくっていたせいか、いずれにせよとんでもねぇ体たらくだ。
……調子にのっていたのは俺の方だ。
今回の任務でもそうだ。どうにかなるだろうと、どこか楽観的な部分があったに違いない。
「考えが甘すぎた、相手は単独で惑星を壊滅できる化け物なんだ。一筋縄でいけるわけねぇだろ!」
自分にそう言い聞かせる。
力んだせいか、身体中の切創部から血が飛び散った。
痛みや出血を抑えるためにも体を再生したいところだが、今はそんなところにエネルギーを割り当ててる場合じゃない。
戦いに集中しねぇと。
「おらあぁ!」
眼前のディノギレイドに貫手を繰り出した。
しかし、その瞬間に辺りに紅いガスが勢いよく充満した。
「またか……」
分子間の結合を弱めて肉体を気体化させる能力だ。この間、俺は手だしができない。
苛立ちながら周囲に漂う紅煙を見渡す。
……どこで実体化する?
そして紅い煙が一瞬にして消え去った瞬間、すぐに真横にディノギレイドの反応を察知した。
と、同時にさっき切り裂かれた脇腹に強い衝撃が襲った。
「であぁぁ!」
強烈な苦痛で思わず叫び声をあげた。
負傷した部分を蹴り飛ばしてくるとは、なかなかえげつねぇことを……。
脇腹から血を吹き出せながらよろめく。
「キシャアァァァ!」
ディノギレイドは鳴き声を轟かせると、俺を円で囲むように高速移動を始めた。
俺を包囲しようとしているんだろう。
それはもはや瞬間移動としか言えないような動きだ。
後方かと思いきや、次の瞬間には右に、視線を向けると今度は左に。
「く! 撹乱させよぉってわけか」
いくら高速移動できるからと言って、こんな急激な動きなんてできるのか。
(おそらく慣性を処理する能力を有しているのだろう。それゆえに最高速から急停止や瞬時の方向転換ができる)
またもや頭の中に副長の言葉が響き渡る。
……まったく、どうしろってんだ。とらえられない。
俺だってけして鈍くはない、この超獣が速すぎるんだ。
と、背中に衝撃が来た。
「ぐおっ!」
どうやら蹴られたようだ。
そして、ディノギレイドは再び俺を包囲するように高速で動き回る。
高速移動しながら相手を円で囲むように動いて包囲して惑わせ、そこから攻撃を仕掛ける戦法をしかけているようだ。
「……どわぁ!」
今度はすれ違い様に右腕を斬られた。
……落ち着け。
痛みや流血で冷静さを失うな。
思い出せ、戦いとは常に理不尽であり思い通りにいかないものなんだ。
頭の中で、そう念じる。
怪獣の肉体と能力を得て戦いに勝ち続けてきた俺は、その事を見失っていたのかもしれない。
そう考えている間にも、今度は左脚を斬りつけられた。
無論、激痛が走る。
しかし、どうにか耐えた。
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