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国家動乱
初の仕事、湯沸かし
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都市の人々と挨拶を終えた。
そして、さっそく領主ことエリンダ様に体の隅々まで調べられるはめになった。
「そこに、ゆっくり横になって」
寝かされて大型飛竜と一緒にならびサイズの計測。
それから牙の数、爪の形状と硬さ、表皮の質感、唾液採取などをされた。
領主様は、とても美しい女性だ。
……しかし、俺の体を調べている時の彼女の様子は情熱がいきすぎて、もはや常軌を逸していると言えよう。
「うふっ……ふふふ……へへへ」
とにかく歓喜の声が恐ろしいのだ。
一時間程で身体検査も終わり、領主様はそれを記録したようだ。
検査結果のなかでも、一番彼女が驚愕したのは、やはり規格外すぎる大きさ。
領主様だけでなく、計測の基準に利用された飛竜も俺を見て唖然とするしまつ。
飛竜は大型のクラスだと全長十五メートル近くにもなり、深紅の強靭な鱗に覆われ、前肢が翼になっている。
飛竜は極めて強力な生物のため、この世界では戦闘で利用している勢力もあるそうだ。
ただし結構コストがかかるらしく、経済力が大きい国でないと多くの数は養えないらしい。
しかし俺の周囲ではしゃいでいる領主様は竜の学者のため、竜の生態には熟知している。
その知識をいかして、多くの竜を養えているらしい。
その後、エリンダ様は「研究しつくすまで長い年月が掛かりそうね。これは、やりがいがあるわぁぁ!」と叫びながら、メイド達とニオン副長を引き連れ屋敷に帰られた。
……あの人に、さんざん舐められた触角が、涎《よだれ》でベタベタする。
もはや、なんと言っていいのか。
とは言え隊長やナルミが素直に従っている女性だ。善良な人であることには間違いないだろう。
本日から働くことになる石カブトは、雇われ屋でありながらエリンダ様の私兵でもあるのだ。
「さてさて、さっそく働くか」
夜になり、俺はとある仕事を任せられていた。
場所は都市の傍らにある湖の近く。ここに直径十メートルはある釜を運ぶ。
そして、その釜に湖の水を入れて、近くに備え付けてあった巨大な理解の実験に使いそうな三脚の上にのせる。
それから釜の下あたりにバーナーを吐き掛け湯を沸かし、最後にナルミが調合した薬を入れる。
「これでよし」
これで仕事が終了した。
……そこに丸裸の熊がやってきた。
「隊長……そんな格好で、ここまで歩って来たんですか?」
「問題はない、本物の男ってえものは服着ねぇ。肉体が美しすぎるゆえに、衣服そのものが不純物になるのだ。でもな服を着ないと、脱ぐ楽しみが味わえねぇんだがな」
なに言ってんだか。
そのうち捕まるのではないだろうか?
あとセクシーポーズしながら土筆を振り回さないでください。
……うむ、やはりモンスターサイズである。
そんな心境などよそに、隊長は俺を腹這いにさせ、頭によじ登る。
そして、そこから俺が沸かした湯にドボンと飛び込む。
そう、俺が任されていたのは風呂の準備である。
「ふぅ、一度で良いから竜が沸かした湯に浸かりたかったんだ。礼を言うぜムラト」
「飛竜の火炎では、ダメなんですか?」
「飛竜では火力が足らなくてな。それに飛竜の仲間がいない」
本当のこと言うと竜ではなく、怪獣が沸かしたものになるが……こまけぇことは、どうでもいいか。
オボロ隊長が極楽そうにしながら口を開いた。
「今日ちょうど、仕事の依頼がきたんだ。その仕事に、お前も一緒につれていく」
「仕事の依頼ですか」
「そうだ、そんなに難しい依頼じゃない。オレ達はエリンダ様の私兵だけやってるわけじゃないからな。なんつっても雇われ屋だ」
「こんな体でも、大丈夫ですか? 細かい作業は無理ですが」
隊長に顔を近づけると、鼻先をなでられた。
「ナルミから聞いたぜ。トロールの群れを一瞬にして葬ったそうだな。まだ未知数だが、お前は十分に高い実力がある。それに、お前の能力を知るために今回の依頼につれていこうと考えたんだ」
実力とは言っても俺だけによるものではない。
怪獣の肉体と、記憶にある知識や情報、この二つ揃ってのものだ。
この世界でどこまで、それが通用するかは分からないが。
「それに、お前のガタイなら重量物の運搬に最適だろう。商人なんかが喜ぶと思うぞ」
重量物の配達か。
たしかにヨーグンではこの巨体が役にたった。
「そういった仕事があるなら喜んで受けますよ」
「そうか、助かる」
今後の仕事や役割についての話も一通り終わったので、気になっていたことを尋ねた。
それは、ヨーグンに突如出現した魔物についてだ。
「隊長、ヨーグンに出現したトロールについてなんですが……」
「うむ、今そのことについてナルミがエリンダ様に報告に行っている」
「早目に手を打たないと不味いかと……」
「おそらく、ヨーグンに飛竜を配備させるはずだ。それにトロールが出現した起因も大方分かっている……」
このペトロワ領は、代々ペトロワ家による長年の竜の研究により栄えている。
竜の繁殖や飼育が盛んで、その竜達が領内の経済や防衛にになっているのだ。
飛竜が一匹でも配備されれば、トロールの群れなど目じゃないそうだ。
人に飼育された竜は知性も高く穏やかで、良く言うことを聞く。
そう言えば、あの二匹もここで生まれたのだろうか?
「ベーンやリズリも、ここで生まれ育ったんですか?」
「いや、ベーンは元々野生の陸竜だ。アサムが勧誘した。なぜか物凄く人間臭い」
たしかに俺の触角で、わけのわからない遊びをしていたからな。
特に意味のないことを楽しんでいるあたり、人間臭さがある。
あいつは一体なんなんだろうか?
「リズリは都市を訪れた時に、エリンダ様に雇ってもらったんだ。そもそも希竜は滅多に発見されないし、お前程じゃないが謎が多い存在だ」
謎が多いか。
非常に希少な生き物なのだろうか? 話から察するに。
「ムラト、オレも言いたいことがある」
「俺にですか?」
「ナルミを助けてくれて、ありがとな。オレ達の大事な仲間だ。もちろん、お前もだが」
仲間か……前の世界では孤独だったが、なぜかこの異世界では温かく感じるものがある。
ある意味、ここは俺が理想としている場所なのかもしれない。
平和な日本には、戦うことでしか自分を表現できない俺なんぞ不用だったのかもしれんな。
隊長を見ると、少し寂しげな表情をしていた。
すると、こちらに飛翔して向かってくるものを触角で確認した。
それは竜の姿をしたリズリだ。背に誰かを乗せている、しかも二人。
その二人が、リズリの背中から湯のなかに飛び込んだ。
「竜の沸かした湯に浸れるなんて素敵だわ」
「隊長だけズルいよぉ」
タオル一枚だけ巻いた、エリンダ様とナルミだ。
「どえー! エリンダ様、それにナルミ」
隊長が赤面し慌てふためく。
それもそのはず、エリンダ様が豊満で美しい体を俺達に見せつけてくるのだ。
ナルミは……残念だが、やはりアサムの方が色気あると思う。
すみません隊長、この場は逃げさせていただきます。
「隊長、ぬるくなってきたので温めなおしますね」
「あっ! ちょっ! ムラトー!」
隊長は顔で行かないでくれと語っているが、俺は無視してバーナーで釜を加熱し始める。
本当に申し訳ないです、オボロ隊長。
「ナルミ、今オレは御裸だぞ、見て良いのか!?」
「隊長。湯の中は裸になる場所、メリハリはちゃんとしてるよ」
つまり裸になる場所を間違えなければ、問題ないということか。
それで良いのかナルミよ?
「オレはこれで失礼します、どうぞ二人でごゆっくり」
オボロ隊長は慌て釜から出ようとした。
「ぐおっ!」
しかし隊長は釜のふちで足を滑らせ、後頭部を強打し俺の目の前に落ちてきた。
そう、バーナーを噴射している俺の目の前にだ。
「うわっ、あっちー! あっちゃー!」
「隊長ー! 火災だ! 今消火を!」
カンフー映画ばりの奇声をあげる隊長をつまんで、湖の方に目線を向ける。
そしてオボロ隊長を湖に向けて投げ捨てた。
しまった! 少し力を入れすぎた。
「ぐえやっ!」
隊長は凄まじい速さで水面に叩きつけられた。そして、そのまま沈んでいった。
……死んではいないだろう、たぶん。
そして、さっそく領主ことエリンダ様に体の隅々まで調べられるはめになった。
「そこに、ゆっくり横になって」
寝かされて大型飛竜と一緒にならびサイズの計測。
それから牙の数、爪の形状と硬さ、表皮の質感、唾液採取などをされた。
領主様は、とても美しい女性だ。
……しかし、俺の体を調べている時の彼女の様子は情熱がいきすぎて、もはや常軌を逸していると言えよう。
「うふっ……ふふふ……へへへ」
とにかく歓喜の声が恐ろしいのだ。
一時間程で身体検査も終わり、領主様はそれを記録したようだ。
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領主様だけでなく、計測の基準に利用された飛竜も俺を見て唖然とするしまつ。
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飛竜は極めて強力な生物のため、この世界では戦闘で利用している勢力もあるそうだ。
ただし結構コストがかかるらしく、経済力が大きい国でないと多くの数は養えないらしい。
しかし俺の周囲ではしゃいでいる領主様は竜の学者のため、竜の生態には熟知している。
その知識をいかして、多くの竜を養えているらしい。
その後、エリンダ様は「研究しつくすまで長い年月が掛かりそうね。これは、やりがいがあるわぁぁ!」と叫びながら、メイド達とニオン副長を引き連れ屋敷に帰られた。
……あの人に、さんざん舐められた触角が、涎《よだれ》でベタベタする。
もはや、なんと言っていいのか。
とは言え隊長やナルミが素直に従っている女性だ。善良な人であることには間違いないだろう。
本日から働くことになる石カブトは、雇われ屋でありながらエリンダ様の私兵でもあるのだ。
「さてさて、さっそく働くか」
夜になり、俺はとある仕事を任せられていた。
場所は都市の傍らにある湖の近く。ここに直径十メートルはある釜を運ぶ。
そして、その釜に湖の水を入れて、近くに備え付けてあった巨大な理解の実験に使いそうな三脚の上にのせる。
それから釜の下あたりにバーナーを吐き掛け湯を沸かし、最後にナルミが調合した薬を入れる。
「これでよし」
これで仕事が終了した。
……そこに丸裸の熊がやってきた。
「隊長……そんな格好で、ここまで歩って来たんですか?」
「問題はない、本物の男ってえものは服着ねぇ。肉体が美しすぎるゆえに、衣服そのものが不純物になるのだ。でもな服を着ないと、脱ぐ楽しみが味わえねぇんだがな」
なに言ってんだか。
そのうち捕まるのではないだろうか?
あとセクシーポーズしながら土筆を振り回さないでください。
……うむ、やはりモンスターサイズである。
そんな心境などよそに、隊長は俺を腹這いにさせ、頭によじ登る。
そして、そこから俺が沸かした湯にドボンと飛び込む。
そう、俺が任されていたのは風呂の準備である。
「ふぅ、一度で良いから竜が沸かした湯に浸かりたかったんだ。礼を言うぜムラト」
「飛竜の火炎では、ダメなんですか?」
「飛竜では火力が足らなくてな。それに飛竜の仲間がいない」
本当のこと言うと竜ではなく、怪獣が沸かしたものになるが……こまけぇことは、どうでもいいか。
オボロ隊長が極楽そうにしながら口を開いた。
「今日ちょうど、仕事の依頼がきたんだ。その仕事に、お前も一緒につれていく」
「仕事の依頼ですか」
「そうだ、そんなに難しい依頼じゃない。オレ達はエリンダ様の私兵だけやってるわけじゃないからな。なんつっても雇われ屋だ」
「こんな体でも、大丈夫ですか? 細かい作業は無理ですが」
隊長に顔を近づけると、鼻先をなでられた。
「ナルミから聞いたぜ。トロールの群れを一瞬にして葬ったそうだな。まだ未知数だが、お前は十分に高い実力がある。それに、お前の能力を知るために今回の依頼につれていこうと考えたんだ」
実力とは言っても俺だけによるものではない。
怪獣の肉体と、記憶にある知識や情報、この二つ揃ってのものだ。
この世界でどこまで、それが通用するかは分からないが。
「それに、お前のガタイなら重量物の運搬に最適だろう。商人なんかが喜ぶと思うぞ」
重量物の配達か。
たしかにヨーグンではこの巨体が役にたった。
「そういった仕事があるなら喜んで受けますよ」
「そうか、助かる」
今後の仕事や役割についての話も一通り終わったので、気になっていたことを尋ねた。
それは、ヨーグンに突如出現した魔物についてだ。
「隊長、ヨーグンに出現したトロールについてなんですが……」
「うむ、今そのことについてナルミがエリンダ様に報告に行っている」
「早目に手を打たないと不味いかと……」
「おそらく、ヨーグンに飛竜を配備させるはずだ。それにトロールが出現した起因も大方分かっている……」
このペトロワ領は、代々ペトロワ家による長年の竜の研究により栄えている。
竜の繁殖や飼育が盛んで、その竜達が領内の経済や防衛にになっているのだ。
飛竜が一匹でも配備されれば、トロールの群れなど目じゃないそうだ。
人に飼育された竜は知性も高く穏やかで、良く言うことを聞く。
そう言えば、あの二匹もここで生まれたのだろうか?
「ベーンやリズリも、ここで生まれ育ったんですか?」
「いや、ベーンは元々野生の陸竜だ。アサムが勧誘した。なぜか物凄く人間臭い」
たしかに俺の触角で、わけのわからない遊びをしていたからな。
特に意味のないことを楽しんでいるあたり、人間臭さがある。
あいつは一体なんなんだろうか?
「リズリは都市を訪れた時に、エリンダ様に雇ってもらったんだ。そもそも希竜は滅多に発見されないし、お前程じゃないが謎が多い存在だ」
謎が多いか。
非常に希少な生き物なのだろうか? 話から察するに。
「ムラト、オレも言いたいことがある」
「俺にですか?」
「ナルミを助けてくれて、ありがとな。オレ達の大事な仲間だ。もちろん、お前もだが」
仲間か……前の世界では孤独だったが、なぜかこの異世界では温かく感じるものがある。
ある意味、ここは俺が理想としている場所なのかもしれない。
平和な日本には、戦うことでしか自分を表現できない俺なんぞ不用だったのかもしれんな。
隊長を見ると、少し寂しげな表情をしていた。
すると、こちらに飛翔して向かってくるものを触角で確認した。
それは竜の姿をしたリズリだ。背に誰かを乗せている、しかも二人。
その二人が、リズリの背中から湯のなかに飛び込んだ。
「竜の沸かした湯に浸れるなんて素敵だわ」
「隊長だけズルいよぉ」
タオル一枚だけ巻いた、エリンダ様とナルミだ。
「どえー! エリンダ様、それにナルミ」
隊長が赤面し慌てふためく。
それもそのはず、エリンダ様が豊満で美しい体を俺達に見せつけてくるのだ。
ナルミは……残念だが、やはりアサムの方が色気あると思う。
すみません隊長、この場は逃げさせていただきます。
「隊長、ぬるくなってきたので温めなおしますね」
「あっ! ちょっ! ムラトー!」
隊長は顔で行かないでくれと語っているが、俺は無視してバーナーで釜を加熱し始める。
本当に申し訳ないです、オボロ隊長。
「ナルミ、今オレは御裸だぞ、見て良いのか!?」
「隊長。湯の中は裸になる場所、メリハリはちゃんとしてるよ」
つまり裸になる場所を間違えなければ、問題ないということか。
それで良いのかナルミよ?
「オレはこれで失礼します、どうぞ二人でごゆっくり」
オボロ隊長は慌て釜から出ようとした。
「ぐおっ!」
しかし隊長は釜のふちで足を滑らせ、後頭部を強打し俺の目の前に落ちてきた。
そう、バーナーを噴射している俺の目の前にだ。
「うわっ、あっちー! あっちゃー!」
「隊長ー! 火災だ! 今消火を!」
カンフー映画ばりの奇声をあげる隊長をつまんで、湖の方に目線を向ける。
そしてオボロ隊長を湖に向けて投げ捨てた。
しまった! 少し力を入れすぎた。
「ぐえやっ!」
隊長は凄まじい速さで水面に叩きつけられた。そして、そのまま沈んでいった。
……死んではいないだろう、たぶん。
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