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媚薬 ※
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「な、何をする!」
まともに青蜥蜴の頬に平手が入る。
物ともせず、熱を孕んだ手の動きは止まない。そればかりか、相手の欲望の火を大きくしてしまったようだ。忙しなく這い回す手は、無遠慮に太腿の内側へと滑った。
「あっ」
びくっと雪森の体が跳ねる。
他人に触れさせたことのない領域。当然、知る由もなかった感覚だ。下腹部がジワリと熱く痺れる。
「や、やめろ」
悩ましげに体を捻って、雪森は奥歯を噛み、漏れ出そうになる声を必死に殺す。憎らしいことに体は正直で、徐々に欲望は形を成していく。
掌で硬質となっていくことを確かめながら、青蜥蜴は唇を斜めに吊り上げた。
「男だ何だと意地を張っていますが、裏を返せば、少しでも気を抜くと、そうなってしまう恐れがあるからでしょう」
なおも逃げようと腰を捻ると、させまいと青蜥蜴によって両手首を拘束される。手加減なく、敷布に沈み込むほど押さえつけられた。
躊躇なく首筋に噛みつかれる。
「ああっ」
大声を出したつもりなのに、か細い悲鳴が喉元で滞るだけだ。
青蜥蜴は身を乗り出し、雪森の腕や脇腹に走った幾つもの擦り跡を舌先で撫でた。ひりつく痛みに、爪先が丸まる
「素直に認めなさい。あなたは、こうなることを望んでいた」
「ち、違う!」
「あなたはね、男に抱かれる男ですよ」
「違う違う違う!」
男が男に抱かれるなんて、他人はともかく、自身には無縁のものだ。
青蜥蜴は膝を曲げ、雪森の先端をぐりぐりと押した。
ヒッと小さく喉がひくつき、腰が浮く。
「こ、こんなの、間違ってる!」
「認めた方が楽ですよ」
「僕は将来見合いをして、良家の淑女を迎え、家庭を築くんだ。それが僕の使命なんだ」
いつもなら、鳩尾を蹴り上げてやるくらいの気概があった。
それなのに今は、全く力が入らない。相手の応酬になすすべもなく翻弄される。
「僕は桂木家の人間なんだ。こんなこと、許されるわけないんだ」
かつては大名家として、維新後は授爵された由緒ある桂木家を、自分の代で潰すわけにはいかない。血統を後世に引き継いでいく義務がある。兄とその妻が好き放題やって、何故か父がそれを黙認している今、その血を絶やさぬよう責務を負うのは、自分しかいない。
「必要以上に自分を縛るのはやめなさい」
青蜥蜴は身を屈め、今や隠しようもない興奮状態の雪森の下半身に、ねっとりと舌を這わせた。
「ああっ!」
仰け反る喉元。
青蜥蜴はニタリと笑うと、さらにその部分に吸い付いた。形通りになぞる舌が熱い。躊躇なく咥え込むその姿を直視出来ず、雪森はぎゅっと瞼を閉じた。からかい混じりの吐息が柔毛に吹き掛かる。それすら快楽に傾く。
「もう……ああ……」
射精が近いことは、雪森自身が一番知っている。他者との経験がない雪森は、己の精を吐き切る行為が酷く背徳であると常々思っている。欲望を表に出すなど、恥じ入ることでしかない。だから、己を律する雪森にとって、憎き敵である青蜥蜴に心の奥底にある欲を晒されるのは、絶望以外の何物でもない。
青蜥蜴は絶頂が近いことをわかっていながら、離そうとしない。
これは堪らないと、雪森は身を捩って逃げようとする。させまいと、軽く歯を立てられ、結果、精を相手の口中に残すこととなった。
体中から力が抜けていく。ぴんと張った指が、次第に柔らかく解けていく。
最早、息を吸うことすらままならない。
愉悦に浸る間もなく、ぼろぼろと涙が零れてくるのは、果てしない罪に苛まれているからだ。流れる涙さえ、本来の雪森なら見せない部分だ。神経が参ってしまっていた。
「どんなに気を張っても、無駄というものですよ。この私が暴いてみせるだけですからね」
青蜥蜴は口端で光るものを親指の腹で拭った。
それが自身の放った残渣であることに気付き、雪森は悲鳴を上げた。
青蜥蜴は寝台の下をごそごそ漁ると、ラベルを剥がした小瓶を取り出した。蓋を開け、目線に掲げる。粘りけのある中身は、受け止める左の掌まで一筋を描いた。
掌から溢れて雫が垂れた、間もなく、青蜥蜴は雪森の後孔でその粘りのある指を円く這わせた。
「なっ」
あまりにも唐突だったことに、抵抗すら出来なかった。
「今、媚薬を塗り込みました」
「何っ!」
液体のせいで、易々と指の侵入を許してしまった。
「じきに体が熱くなって、どうしようもなくなりますよ。乱れに乱れるあなたは、さぞ、見ものでしょうね」
第二関節まで潜り込む。
雪森が拳で反撃しようと思っても、粘膜を突かれ、腰砕けになってしまった。ますます青蜥蜴の機嫌がよくなる。低い声に弾みがついた。
「五を数え終える頃には、あなたはあなたではなくなる……五、四……」
「い、嫌だ!僕は僕だ!」
「……三、二……」
「か、変わりたくない!」
「……一」
すでに三本の指を体内に取り込んでしまっている。不快ではあるのに、指と指の間から零れ落ちる液体がいやらしい音を立て、思わず聞き入ってしまう。下腹の辺りがジワリと熱い。
いきなり指が一遍に抜かれ、ぽっかりと空洞が出来上がる。
不意に物足りなくなって、雪森は腰を浮かせる。
おもむろに尻の肉を掴まれた。
「たとえ今のあなたがあなたではなくても、それは薬のせいです。何ら気にすることはない」
その言葉が引き金になった。
「あああ!」
間髪入れず、熱い塊が捻じ込まれた。燃え盛る鉄の楔を連想させるそれは、指よりも遥かに硬質を保ち、ぐいぐいと無理繰り奥へと急かす。これ以上の侵入を拒んで雪森が収縮しても、構わず押した。
「ふあ……ああ……」
狭い道を通り抜けようとするそれは、辛いはずなのに、その痛みが癖になるほど心地いい。もっと刺激が欲しい体は、雪森の意志に関係なくぎゅうぎゅうと内部で締めつける。
「くっ……」
獣を彷彿とさせる呻き声は、青蜥蜴から漏れたものだ。薄目を開けて確かめると、まず正面に捉えたのは、顎先を伝う汗の雫。それから、苦しそうに眉間に入った縦皺。愉悦に浸るどころではなく、奥歯を噛み締め、必死に忍従に耐える姿だ。
それすら美しい一枚の絵画であると思った時点で、媚薬の罠に捕らえられていた。
青蜥蜴が苦しんでいる間に体勢を入れ替えた雪森は、馬乗りになり、腰を揺する。蠕動する感覚に酔いしれ、小さく息を吐き、顎を仰け反らせた。
生まれて初めて受ける感覚だ。肉体の交渉がこれほどぞくぞくさせるとは、予想を遥かに越えている。
「あっ……ああ……!」
惜しみなく嬌声を零す。
腹の上で激しく上下する雪森が寝台から落っこちないよう、青蜥蜴は細い腰に手を回し、支える。その掌の熱さが、余計に雪森を興奮させた。さらに律動が激しくなる。
「こら、このじゃじゃ馬は」
「だって……だって……」
呂律が回らず、雪森は稚拙な言い方でしか返せない。喉奥で笑われた気がしたが、それすらどうでも良くなった。
「じっとしていなさい」
「無理……無理……」
官能を薬のせいにしてしまえば、気が楽になった。
乱れる姿は、いつもの自分ではない。呪術に掛かってしまっているのだ。全くの他人に成り果てた気さえして、雪森は夢中で青蜥蜴の唇に吸い付いた。求めていた通り、舌先が絡む。ぴちゃぴちゃと音を立て、唾液が糸を引いた。角度を変え、なおも接吻を深める。
「こんなに淫乱だとは。思いも寄りませんでしたよ」
接吻の合間の呼吸に紛れ、苦笑いと併せての呟きでさえ、欲望の極みへと誘う。
もっと、もっと、己の仮面を脱ぎ捨ててしまいたい。今まで抑制されていた何もかもを、吐き出してしまいたい。
飛び散る汗。ひっきりなしの嬌声。喉奥でくぐもる相手の呻き。軋む寝台。体の中心を貫く青蜥蜴がますます膨れ上がって、細道がこれでもかと拡がる。背筋を行き来する指先が熱い。全てが雪森を昂ぶらせた。
まともに青蜥蜴の頬に平手が入る。
物ともせず、熱を孕んだ手の動きは止まない。そればかりか、相手の欲望の火を大きくしてしまったようだ。忙しなく這い回す手は、無遠慮に太腿の内側へと滑った。
「あっ」
びくっと雪森の体が跳ねる。
他人に触れさせたことのない領域。当然、知る由もなかった感覚だ。下腹部がジワリと熱く痺れる。
「や、やめろ」
悩ましげに体を捻って、雪森は奥歯を噛み、漏れ出そうになる声を必死に殺す。憎らしいことに体は正直で、徐々に欲望は形を成していく。
掌で硬質となっていくことを確かめながら、青蜥蜴は唇を斜めに吊り上げた。
「男だ何だと意地を張っていますが、裏を返せば、少しでも気を抜くと、そうなってしまう恐れがあるからでしょう」
なおも逃げようと腰を捻ると、させまいと青蜥蜴によって両手首を拘束される。手加減なく、敷布に沈み込むほど押さえつけられた。
躊躇なく首筋に噛みつかれる。
「ああっ」
大声を出したつもりなのに、か細い悲鳴が喉元で滞るだけだ。
青蜥蜴は身を乗り出し、雪森の腕や脇腹に走った幾つもの擦り跡を舌先で撫でた。ひりつく痛みに、爪先が丸まる
「素直に認めなさい。あなたは、こうなることを望んでいた」
「ち、違う!」
「あなたはね、男に抱かれる男ですよ」
「違う違う違う!」
男が男に抱かれるなんて、他人はともかく、自身には無縁のものだ。
青蜥蜴は膝を曲げ、雪森の先端をぐりぐりと押した。
ヒッと小さく喉がひくつき、腰が浮く。
「こ、こんなの、間違ってる!」
「認めた方が楽ですよ」
「僕は将来見合いをして、良家の淑女を迎え、家庭を築くんだ。それが僕の使命なんだ」
いつもなら、鳩尾を蹴り上げてやるくらいの気概があった。
それなのに今は、全く力が入らない。相手の応酬になすすべもなく翻弄される。
「僕は桂木家の人間なんだ。こんなこと、許されるわけないんだ」
かつては大名家として、維新後は授爵された由緒ある桂木家を、自分の代で潰すわけにはいかない。血統を後世に引き継いでいく義務がある。兄とその妻が好き放題やって、何故か父がそれを黙認している今、その血を絶やさぬよう責務を負うのは、自分しかいない。
「必要以上に自分を縛るのはやめなさい」
青蜥蜴は身を屈め、今や隠しようもない興奮状態の雪森の下半身に、ねっとりと舌を這わせた。
「ああっ!」
仰け反る喉元。
青蜥蜴はニタリと笑うと、さらにその部分に吸い付いた。形通りになぞる舌が熱い。躊躇なく咥え込むその姿を直視出来ず、雪森はぎゅっと瞼を閉じた。からかい混じりの吐息が柔毛に吹き掛かる。それすら快楽に傾く。
「もう……ああ……」
射精が近いことは、雪森自身が一番知っている。他者との経験がない雪森は、己の精を吐き切る行為が酷く背徳であると常々思っている。欲望を表に出すなど、恥じ入ることでしかない。だから、己を律する雪森にとって、憎き敵である青蜥蜴に心の奥底にある欲を晒されるのは、絶望以外の何物でもない。
青蜥蜴は絶頂が近いことをわかっていながら、離そうとしない。
これは堪らないと、雪森は身を捩って逃げようとする。させまいと、軽く歯を立てられ、結果、精を相手の口中に残すこととなった。
体中から力が抜けていく。ぴんと張った指が、次第に柔らかく解けていく。
最早、息を吸うことすらままならない。
愉悦に浸る間もなく、ぼろぼろと涙が零れてくるのは、果てしない罪に苛まれているからだ。流れる涙さえ、本来の雪森なら見せない部分だ。神経が参ってしまっていた。
「どんなに気を張っても、無駄というものですよ。この私が暴いてみせるだけですからね」
青蜥蜴は口端で光るものを親指の腹で拭った。
それが自身の放った残渣であることに気付き、雪森は悲鳴を上げた。
青蜥蜴は寝台の下をごそごそ漁ると、ラベルを剥がした小瓶を取り出した。蓋を開け、目線に掲げる。粘りけのある中身は、受け止める左の掌まで一筋を描いた。
掌から溢れて雫が垂れた、間もなく、青蜥蜴は雪森の後孔でその粘りのある指を円く這わせた。
「なっ」
あまりにも唐突だったことに、抵抗すら出来なかった。
「今、媚薬を塗り込みました」
「何っ!」
液体のせいで、易々と指の侵入を許してしまった。
「じきに体が熱くなって、どうしようもなくなりますよ。乱れに乱れるあなたは、さぞ、見ものでしょうね」
第二関節まで潜り込む。
雪森が拳で反撃しようと思っても、粘膜を突かれ、腰砕けになってしまった。ますます青蜥蜴の機嫌がよくなる。低い声に弾みがついた。
「五を数え終える頃には、あなたはあなたではなくなる……五、四……」
「い、嫌だ!僕は僕だ!」
「……三、二……」
「か、変わりたくない!」
「……一」
すでに三本の指を体内に取り込んでしまっている。不快ではあるのに、指と指の間から零れ落ちる液体がいやらしい音を立て、思わず聞き入ってしまう。下腹の辺りがジワリと熱い。
いきなり指が一遍に抜かれ、ぽっかりと空洞が出来上がる。
不意に物足りなくなって、雪森は腰を浮かせる。
おもむろに尻の肉を掴まれた。
「たとえ今のあなたがあなたではなくても、それは薬のせいです。何ら気にすることはない」
その言葉が引き金になった。
「あああ!」
間髪入れず、熱い塊が捻じ込まれた。燃え盛る鉄の楔を連想させるそれは、指よりも遥かに硬質を保ち、ぐいぐいと無理繰り奥へと急かす。これ以上の侵入を拒んで雪森が収縮しても、構わず押した。
「ふあ……ああ……」
狭い道を通り抜けようとするそれは、辛いはずなのに、その痛みが癖になるほど心地いい。もっと刺激が欲しい体は、雪森の意志に関係なくぎゅうぎゅうと内部で締めつける。
「くっ……」
獣を彷彿とさせる呻き声は、青蜥蜴から漏れたものだ。薄目を開けて確かめると、まず正面に捉えたのは、顎先を伝う汗の雫。それから、苦しそうに眉間に入った縦皺。愉悦に浸るどころではなく、奥歯を噛み締め、必死に忍従に耐える姿だ。
それすら美しい一枚の絵画であると思った時点で、媚薬の罠に捕らえられていた。
青蜥蜴が苦しんでいる間に体勢を入れ替えた雪森は、馬乗りになり、腰を揺する。蠕動する感覚に酔いしれ、小さく息を吐き、顎を仰け反らせた。
生まれて初めて受ける感覚だ。肉体の交渉がこれほどぞくぞくさせるとは、予想を遥かに越えている。
「あっ……ああ……!」
惜しみなく嬌声を零す。
腹の上で激しく上下する雪森が寝台から落っこちないよう、青蜥蜴は細い腰に手を回し、支える。その掌の熱さが、余計に雪森を興奮させた。さらに律動が激しくなる。
「こら、このじゃじゃ馬は」
「だって……だって……」
呂律が回らず、雪森は稚拙な言い方でしか返せない。喉奥で笑われた気がしたが、それすらどうでも良くなった。
「じっとしていなさい」
「無理……無理……」
官能を薬のせいにしてしまえば、気が楽になった。
乱れる姿は、いつもの自分ではない。呪術に掛かってしまっているのだ。全くの他人に成り果てた気さえして、雪森は夢中で青蜥蜴の唇に吸い付いた。求めていた通り、舌先が絡む。ぴちゃぴちゃと音を立て、唾液が糸を引いた。角度を変え、なおも接吻を深める。
「こんなに淫乱だとは。思いも寄りませんでしたよ」
接吻の合間の呼吸に紛れ、苦笑いと併せての呟きでさえ、欲望の極みへと誘う。
もっと、もっと、己の仮面を脱ぎ捨ててしまいたい。今まで抑制されていた何もかもを、吐き出してしまいたい。
飛び散る汗。ひっきりなしの嬌声。喉奥でくぐもる相手の呻き。軋む寝台。体の中心を貫く青蜥蜴がますます膨れ上がって、細道がこれでもかと拡がる。背筋を行き来する指先が熱い。全てが雪森を昂ぶらせた。
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