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第11章:慟哭
第6話:言葉は無粋
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――大王歴1200年10月21日 午後1時 アンゴリア大王国 首都:アウクスブルグの円形闘技場にて――
「東から入場するは神槍:ブリトニー=ノーガゥを打ち倒したロック=イート! そして西から入場するはロック=イートと同じく徒手空拳で決勝まで勝ち進んだアルカード=カラミティでごわす!」
試合場である石畳の上にロック=イートと覆面ファイターであるアルカード=カラミティと呼ばれる戦士が足を乗せると同時に、試合管理人のひとりである弓神:ダルシゥム=カーメンが彼らの素性を観客たちに紹介しだす。しかしながら、ロック=イートは弓神:ダルシゥム=カーメンが言うアルカード=カラミティのことに関して、懐疑的に聞いていた。
ロック=イートはあの覆面によって隠されている素顔を知っているからである。それは彼の姉弟子であるサラ=ローランそのひとなのだ。かつては拳聖:キョーコ=モトカードの導きにより、結婚寸前にまで行った仲なのだ。そんな彼女の顔を忘れるわけがないロック=イートであった。だからこそ、彼は彼女に試合が開始する前に話しかけることとなる。
「サラ姐。なんであんたが偽名でこの上覧武闘会に出場しているかは聞かないでおくよ」
「はんっ! ありがたい話だねえ? 聞きたいなら聞いてくれてもいいのよ? でもあたしは素直に話すつもりはないけどね?」
ロック=イートは覆面で隠されているその先にいるのはサラ=ローランであるかどうかを確かめるために、彼女に声をかけたのだ。彼女の口から発せられる声はサラ=ローランそのものであった。それに心底、安心してしまうロック=イートである。もしかすると、決勝だけはアルカード=カラミティと名乗る者が交代している可能性も捨てきれなかった。だが、それは杞憂であったことが彼女の声で証明されることとなる。
そして、彼女がこの大会に出場していることよりも、もっと気になることがロック=イートにはあった。彼女が両手の先から肘辺りまでを覆っている緋緋色金製の手甲である。その表面には虎のような縞模様が描かれており、ロック=イートが見知ったモノであることを確認できたのだ。
「サラ姐。何故、あんたがそれを持っているんだ? それは俺たちの師匠の武具だろ!?」
「ああ、これかい? 色々と理由があるんだけど、それを説明するのは面倒くさいわね?」
まともに応答する気の無いサラ=ローランに対して、ロック=イートは苦々しい気持ちを抱いてしまう。彼女が両腕に装着している緋緋色金製の手甲は、拳聖:キョーコ=モトカードのトレードマークと言っても過言では無かったからだ。その手甲の虎の縞模様が紅い理由は、拳聖:キョーコ=モトカードが散々に浴びた敵の返り血ゆえにとも言われている。
ロック=イートは最初にその手甲を見た時のことを思い出す。それはロック=イートがまだ10歳になったばかりの日に生まれ故郷であるウッドランドが魔物の侵攻により火に包まれた時だ。その日は朝から空が不気味に紅く染まっていた。どこからともなく魔物が現れ出て、ウッドランドに無情なる死をもたらしたのだ。
そして、その魔物を討伐すべく現れたのが拳聖:キョーコ=モトカードが率いる軍隊だったのである。彼女はその時、緋緋色金製の武具に身を包んでいた。そして、その手甲で包まれた両腕で魔物共を千切っては投げての大活躍を見せたのである。ロック=イートの眼には拳聖:キョーコ=モトカードの雄姿が焼き付いたのだ。だからこそ、ロック=イートは彼女に憧れて弟子入りしたと言っても過言ではない。
そんな思い出深き武具を何故にサラ姐がその両腕に装着しているのか? それを問いただしたい気分でいっぱいのロック=イートなのである。しかし、そんなロック=イートの心情を知ってか知らずかはわからないが、サラ=ローランがロック=イートに告げた言葉はただひとつ。
「モトカード流拳法 第2条:武人は言葉で語るな、拳で語れ。あんたはそうキョーコ=モトカード様から教えられなかったわけ?」
「ああ……。ああ、まったくもってその通りだ、サラ姐。さすが俺が尊敬する姉弟子だっ!」
ロック=イートは体内を巡る魔力を右腕に集中させていく。ロック=イートの青春のほぼ全てはタイガー・ホールでの修行に費やした。その生活の中で交わりあった、姉弟子であるサラ=ローランと兄弟子であるコタロー=サルガミのこと思い出す。謎の二人組が兄弟子と自分の戦いに介入し、自分は右腕を切り落とされた。そして、あの幸せの日々は突然、幕を降ろすこととなる。怒りと哀しみ、そしてサラ姐たちに対する感情の全てを乗せていく。
ロック=イートが両足を大きく開き腰を落とす。そして右腕を折りたたみ、いつでも戦えるという姿を弓神:ダルシゥム=カーメンに見せつける。彼は二人の会話が終わったこととロック=イートが臨戦態勢に入ったことで、試合開始の銅鑼を鳴らすようにと告げる。ジャンジャンジャーン! と大きく銅鑼が鳴らされたことで、今の今まで騒がしかった観客席に座る観客たちは固唾を飲むことになる。
ついにアンゴルモア大王降誕1200周年を祝うために開かれた上覧武闘会の決勝が始まったのだ。ロック=イートがどう動き、それに合わせてアルカード=カラミティという者が対処するのかと観客たちは眼を皿のようにして見守るのであった。そんな観客たちの期待に応えるようにロック=イートが一番得意とするロケット・パンチを放つこととなる。
ロック=イートは左足で石畳を力強く蹴っ飛ばし、それを推進力へと変える。そして、右足でドンッ! と石畳を踏みつける。あまりにもの力が右足に込められていたために、石畳にビキッ! と亀裂が走ることとなる。ロック=イートは左足で生み出した推進力を右足で打拳力へと変換する。その打拳力は両足からふくらはぎ、ふともも、腰、背中、右肩へと推移していく。ロック=イートはまさに右の肩口からロケットが飛び出していくかのように、折りたたんでいた右腕をまっすぐにサラ=ローランのみぞおちへと突っ込ませていく。
そんなロック=イートが次に見た光景は宙から覆面ファイターであるサラ=ローランの頭頂部であった。ロック=イートはサラ=ローランにより高々と宙へ投げ飛ばされたのである。宙に放り投げたロック=イートを見ずにサラ=ローランはぼそりと口から次の言葉を漏らす。
「モトカード流拳法 第7条派生:投法を以て打拳を制す……」
「東から入場するは神槍:ブリトニー=ノーガゥを打ち倒したロック=イート! そして西から入場するはロック=イートと同じく徒手空拳で決勝まで勝ち進んだアルカード=カラミティでごわす!」
試合場である石畳の上にロック=イートと覆面ファイターであるアルカード=カラミティと呼ばれる戦士が足を乗せると同時に、試合管理人のひとりである弓神:ダルシゥム=カーメンが彼らの素性を観客たちに紹介しだす。しかしながら、ロック=イートは弓神:ダルシゥム=カーメンが言うアルカード=カラミティのことに関して、懐疑的に聞いていた。
ロック=イートはあの覆面によって隠されている素顔を知っているからである。それは彼の姉弟子であるサラ=ローランそのひとなのだ。かつては拳聖:キョーコ=モトカードの導きにより、結婚寸前にまで行った仲なのだ。そんな彼女の顔を忘れるわけがないロック=イートであった。だからこそ、彼は彼女に試合が開始する前に話しかけることとなる。
「サラ姐。なんであんたが偽名でこの上覧武闘会に出場しているかは聞かないでおくよ」
「はんっ! ありがたい話だねえ? 聞きたいなら聞いてくれてもいいのよ? でもあたしは素直に話すつもりはないけどね?」
ロック=イートは覆面で隠されているその先にいるのはサラ=ローランであるかどうかを確かめるために、彼女に声をかけたのだ。彼女の口から発せられる声はサラ=ローランそのものであった。それに心底、安心してしまうロック=イートである。もしかすると、決勝だけはアルカード=カラミティと名乗る者が交代している可能性も捨てきれなかった。だが、それは杞憂であったことが彼女の声で証明されることとなる。
そして、彼女がこの大会に出場していることよりも、もっと気になることがロック=イートにはあった。彼女が両手の先から肘辺りまでを覆っている緋緋色金製の手甲である。その表面には虎のような縞模様が描かれており、ロック=イートが見知ったモノであることを確認できたのだ。
「サラ姐。何故、あんたがそれを持っているんだ? それは俺たちの師匠の武具だろ!?」
「ああ、これかい? 色々と理由があるんだけど、それを説明するのは面倒くさいわね?」
まともに応答する気の無いサラ=ローランに対して、ロック=イートは苦々しい気持ちを抱いてしまう。彼女が両腕に装着している緋緋色金製の手甲は、拳聖:キョーコ=モトカードのトレードマークと言っても過言では無かったからだ。その手甲の虎の縞模様が紅い理由は、拳聖:キョーコ=モトカードが散々に浴びた敵の返り血ゆえにとも言われている。
ロック=イートは最初にその手甲を見た時のことを思い出す。それはロック=イートがまだ10歳になったばかりの日に生まれ故郷であるウッドランドが魔物の侵攻により火に包まれた時だ。その日は朝から空が不気味に紅く染まっていた。どこからともなく魔物が現れ出て、ウッドランドに無情なる死をもたらしたのだ。
そして、その魔物を討伐すべく現れたのが拳聖:キョーコ=モトカードが率いる軍隊だったのである。彼女はその時、緋緋色金製の武具に身を包んでいた。そして、その手甲で包まれた両腕で魔物共を千切っては投げての大活躍を見せたのである。ロック=イートの眼には拳聖:キョーコ=モトカードの雄姿が焼き付いたのだ。だからこそ、ロック=イートは彼女に憧れて弟子入りしたと言っても過言ではない。
そんな思い出深き武具を何故にサラ姐がその両腕に装着しているのか? それを問いただしたい気分でいっぱいのロック=イートなのである。しかし、そんなロック=イートの心情を知ってか知らずかはわからないが、サラ=ローランがロック=イートに告げた言葉はただひとつ。
「モトカード流拳法 第2条:武人は言葉で語るな、拳で語れ。あんたはそうキョーコ=モトカード様から教えられなかったわけ?」
「ああ……。ああ、まったくもってその通りだ、サラ姐。さすが俺が尊敬する姉弟子だっ!」
ロック=イートは体内を巡る魔力を右腕に集中させていく。ロック=イートの青春のほぼ全てはタイガー・ホールでの修行に費やした。その生活の中で交わりあった、姉弟子であるサラ=ローランと兄弟子であるコタロー=サルガミのこと思い出す。謎の二人組が兄弟子と自分の戦いに介入し、自分は右腕を切り落とされた。そして、あの幸せの日々は突然、幕を降ろすこととなる。怒りと哀しみ、そしてサラ姐たちに対する感情の全てを乗せていく。
ロック=イートが両足を大きく開き腰を落とす。そして右腕を折りたたみ、いつでも戦えるという姿を弓神:ダルシゥム=カーメンに見せつける。彼は二人の会話が終わったこととロック=イートが臨戦態勢に入ったことで、試合開始の銅鑼を鳴らすようにと告げる。ジャンジャンジャーン! と大きく銅鑼が鳴らされたことで、今の今まで騒がしかった観客席に座る観客たちは固唾を飲むことになる。
ついにアンゴルモア大王降誕1200周年を祝うために開かれた上覧武闘会の決勝が始まったのだ。ロック=イートがどう動き、それに合わせてアルカード=カラミティという者が対処するのかと観客たちは眼を皿のようにして見守るのであった。そんな観客たちの期待に応えるようにロック=イートが一番得意とするロケット・パンチを放つこととなる。
ロック=イートは左足で石畳を力強く蹴っ飛ばし、それを推進力へと変える。そして、右足でドンッ! と石畳を踏みつける。あまりにもの力が右足に込められていたために、石畳にビキッ! と亀裂が走ることとなる。ロック=イートは左足で生み出した推進力を右足で打拳力へと変換する。その打拳力は両足からふくらはぎ、ふともも、腰、背中、右肩へと推移していく。ロック=イートはまさに右の肩口からロケットが飛び出していくかのように、折りたたんでいた右腕をまっすぐにサラ=ローランのみぞおちへと突っ込ませていく。
そんなロック=イートが次に見た光景は宙から覆面ファイターであるサラ=ローランの頭頂部であった。ロック=イートはサラ=ローランにより高々と宙へ投げ飛ばされたのである。宙に放り投げたロック=イートを見ずにサラ=ローランはぼそりと口から次の言葉を漏らす。
「モトカード流拳法 第7条派生:投法を以て打拳を制す……」
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