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第10章:神槍
第3話:神槍の技の冴え
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神槍:ブリトニー=ノーガゥは今の今まで石突部分を用いて、ロック=イートへ攻撃を繰り出していたのだが、槍を持ち直し、真っ直ぐに穂先をロック=イートに向ける。しかしながら、彼はまだその穂先に取り付けられた木製のカバーを外す気はないらしく、ロック=イートはチッ……と軽く舌打ちしてしまうのであった。
(まだ俺の実力は手加減してもらわないと相手にならないと言われている気がしてならないぜ……。今度は搦め手じゃなくて、あの余裕たっぷりの顔面に一撃入れてやるっ!)
ロック=イートはそう思うと同時に動く。ロケット・テツザンコウにより、彼我との距離が空いたために、それを埋めようとしたのである。だが、神槍:ブリトニー=ノーガゥは槍を左右に大きく振り回し、ロック=イートの接近を許さない。ロック=イートはたまらず、一歩退くことになるのだが、神槍:ブリトニー=ノーガゥは逃がさぬとばかりに槍を振り回したその直後にしっかりとその柄を両手で掴み直して、連続突きをかましてきたのであった。
ロック=イートは最初の三撃までは両手と両腕を使い捌ききったのだが、それでも神槍:ブリトニー=ノーガゥは突きを放ち続けたのである。ロック=イートは段々と速度を増すその突きに対処しきれずに、計五発の突きを胸から腹にかけて喰らうこととなる。
「ブリトニー流槍術:五月雨突き。本当ならこれで相手は絶命するはずなんですけどね?」
神槍:ブリトニー=ノーガゥは槍の穂先を自分の身近くに戻すとニッコリと微笑み、ロック=イートにそう告げる。ロック=イートは苦々しい思いを抱くことになる。実際、ロック=イートが突かれたのは右肺、心臓、みぞおち、肝臓、そして筋肉の密度が薄い下腹であった。どこも身体に存在する重要な器官がある部分であり、穂先に木製のカバーが取り付けられていなかったら、ロック=イートは絶命していてもおかしくない五連突きであったのだ。
この五月雨突きでロック=イートは神槍:ブリトニー=ノーガゥとの実力差を嫌でも思い知らされる形となったのだ。しかし、それでもロック=イートは降参する気など微塵もなかった。彼の両足は石畳をしっかりと踏みつけており、ダウンを取られたわけではない。突きの欠点はまさにここにあると言って良いだろう。斬り伏せや叩きつけという攻撃方法は相手の身体を痛めつけるには十分な破壊力を持っている。だが、木製のカバーを取り付けられた穂先では、突きの効果を10分の1以下にまで落とされている。点の攻撃は貫通してこそ、威力が発揮されるのだ。面の攻撃である斬り伏せや叩きつけとは性質がまったく異なるのである。
従って、ロック=イートが五月雨突きを喰らったからといって、それはあくまで拳で五連打された程度のダメージしか負っていなかったのだ。ロック=イートは槍の振り回し、振り下ろしを喰らわないように細心の注意を払っていたのは、このためなのだと言っても過言ではなかった。相手を殺さぬように戦わねばならぬ上覧武闘会のルールが神槍:ブリトニー=ノーガゥの攻撃力を奪っている状態なのである。
しかし、そんなルールに縛られようが、神槍:ブリトニー=ノーガゥは危なげなく準決勝まで駒を進めてきたのだ。苦戦の連続を強いられてきたロック=イートとは次元が違うのである。そしてその実力のほどを証明するかのように神槍:ブリトニー=ノーガゥは自分が磨き上げてきた技をロック=イートに披露しはじめる。
「ブリトニー流槍術:南十字星」
ブリトニー=ノーガゥは技名をその口から漏らすや否や、ロック=イートの喉元へと槍の穂先を突っ込ませてくる。ロック=イートは右の手のひらで急所である喉を護ってみせるが、続く四連突きが右肺、左肺、心臓、そしてみぞおちへと吸い込まれる結果となる。ロック=イートはたまらず、ガハッ! と血反吐を口から吐き出すこととなる。神槍:ブリトニー=ノーガゥの突きはどれも急所への点攻撃であった。ロック=イート自身もそれに薄々気づいているのだが、道着で護られていない部分しか防ぐことが出来ないでいた。
それほどまでに神槍:ブリトニー=ノーガゥの穂先による突きは回避しづらいのであった。石突部分による突きは中央から外へ流れていく感じの軌道を描いていたために、捌くのもある程度の余裕をもって対処できたのである。
だが、穂先を用いての攻撃は逆の軌道を描いていた。外から内へ入ってくる攻撃であり、捌いたところで内へと潜り込まれて、結局のところ、ロック=イートは被弾を免れない形となってしまう。捌くのではなく弾く方向で対処すれば良いと思われるかもしれないが、それをしたところで、がら空きとなった身体の正面を続く突きが叩きこまれるだけである。だからこそ、喉への一撃を右手で『受け止める』こそが正しい処理方法なのだ。
ロック=イートが神槍:ブリトニー=ノーガゥの突きに難儀しているところを畳みかけるように彼は次々と技を披露する。続けて放たれたのは『おとめ座』であった。ロック=イートはなす術もなく、その十発近くの突きを喰らうこととなる。
「ははっ! まだまだこれからですよっ! ブリトニー流槍術:しし座!!」
神槍:ブリトニー=ノーガゥは続けざまに大技を放ち続けた。ロック=イートは全身に突き攻撃を喰らい、意識が朦朧としてくる。最初は身体の中央部分への突き攻撃ばかりであったが、それは身体全体へと広がりを見せていた。それは夜空に光る星々を表すかのように全身くまなく突きをお見舞いされることとなる。両腕、両足までをも槍の穂先で穿たれ、ロック=イートは満身創痍へと変わっていく。
だがそれでもロック=イートの眼は死んではいなかった。反撃の機会をじっくりとうかがっていたのである。彼は頭部への直撃だけは防いでいたのだ。頭をカバーする両腕にも容赦なく攻撃を加える神槍:ブリトニー=ノーガゥであったが、顔面に存在する急所には一撃も通されてなかったのである。
そのロック=イートの懸命な防御に神槍:ブリトニー=ノーガゥは感心してしまう。穂先に木製のカバーが無ければ、とっくの昔にロック=イートは絶命していたであろう。だが、あくまでもルールを順守しているブリトニー=ノーガゥのおかげともいえる結果である。ロック=イートは悔しさに心と身体が捻じ曲がりそうであったが、それでもなお、心を自らの手で折らぬように奮い立たせ続けるのであった。
(まだ俺の実力は手加減してもらわないと相手にならないと言われている気がしてならないぜ……。今度は搦め手じゃなくて、あの余裕たっぷりの顔面に一撃入れてやるっ!)
ロック=イートはそう思うと同時に動く。ロケット・テツザンコウにより、彼我との距離が空いたために、それを埋めようとしたのである。だが、神槍:ブリトニー=ノーガゥは槍を左右に大きく振り回し、ロック=イートの接近を許さない。ロック=イートはたまらず、一歩退くことになるのだが、神槍:ブリトニー=ノーガゥは逃がさぬとばかりに槍を振り回したその直後にしっかりとその柄を両手で掴み直して、連続突きをかましてきたのであった。
ロック=イートは最初の三撃までは両手と両腕を使い捌ききったのだが、それでも神槍:ブリトニー=ノーガゥは突きを放ち続けたのである。ロック=イートは段々と速度を増すその突きに対処しきれずに、計五発の突きを胸から腹にかけて喰らうこととなる。
「ブリトニー流槍術:五月雨突き。本当ならこれで相手は絶命するはずなんですけどね?」
神槍:ブリトニー=ノーガゥは槍の穂先を自分の身近くに戻すとニッコリと微笑み、ロック=イートにそう告げる。ロック=イートは苦々しい思いを抱くことになる。実際、ロック=イートが突かれたのは右肺、心臓、みぞおち、肝臓、そして筋肉の密度が薄い下腹であった。どこも身体に存在する重要な器官がある部分であり、穂先に木製のカバーが取り付けられていなかったら、ロック=イートは絶命していてもおかしくない五連突きであったのだ。
この五月雨突きでロック=イートは神槍:ブリトニー=ノーガゥとの実力差を嫌でも思い知らされる形となったのだ。しかし、それでもロック=イートは降参する気など微塵もなかった。彼の両足は石畳をしっかりと踏みつけており、ダウンを取られたわけではない。突きの欠点はまさにここにあると言って良いだろう。斬り伏せや叩きつけという攻撃方法は相手の身体を痛めつけるには十分な破壊力を持っている。だが、木製のカバーを取り付けられた穂先では、突きの効果を10分の1以下にまで落とされている。点の攻撃は貫通してこそ、威力が発揮されるのだ。面の攻撃である斬り伏せや叩きつけとは性質がまったく異なるのである。
従って、ロック=イートが五月雨突きを喰らったからといって、それはあくまで拳で五連打された程度のダメージしか負っていなかったのだ。ロック=イートは槍の振り回し、振り下ろしを喰らわないように細心の注意を払っていたのは、このためなのだと言っても過言ではなかった。相手を殺さぬように戦わねばならぬ上覧武闘会のルールが神槍:ブリトニー=ノーガゥの攻撃力を奪っている状態なのである。
しかし、そんなルールに縛られようが、神槍:ブリトニー=ノーガゥは危なげなく準決勝まで駒を進めてきたのだ。苦戦の連続を強いられてきたロック=イートとは次元が違うのである。そしてその実力のほどを証明するかのように神槍:ブリトニー=ノーガゥは自分が磨き上げてきた技をロック=イートに披露しはじめる。
「ブリトニー流槍術:南十字星」
ブリトニー=ノーガゥは技名をその口から漏らすや否や、ロック=イートの喉元へと槍の穂先を突っ込ませてくる。ロック=イートは右の手のひらで急所である喉を護ってみせるが、続く四連突きが右肺、左肺、心臓、そしてみぞおちへと吸い込まれる結果となる。ロック=イートはたまらず、ガハッ! と血反吐を口から吐き出すこととなる。神槍:ブリトニー=ノーガゥの突きはどれも急所への点攻撃であった。ロック=イート自身もそれに薄々気づいているのだが、道着で護られていない部分しか防ぐことが出来ないでいた。
それほどまでに神槍:ブリトニー=ノーガゥの穂先による突きは回避しづらいのであった。石突部分による突きは中央から外へ流れていく感じの軌道を描いていたために、捌くのもある程度の余裕をもって対処できたのである。
だが、穂先を用いての攻撃は逆の軌道を描いていた。外から内へ入ってくる攻撃であり、捌いたところで内へと潜り込まれて、結局のところ、ロック=イートは被弾を免れない形となってしまう。捌くのではなく弾く方向で対処すれば良いと思われるかもしれないが、それをしたところで、がら空きとなった身体の正面を続く突きが叩きこまれるだけである。だからこそ、喉への一撃を右手で『受け止める』こそが正しい処理方法なのだ。
ロック=イートが神槍:ブリトニー=ノーガゥの突きに難儀しているところを畳みかけるように彼は次々と技を披露する。続けて放たれたのは『おとめ座』であった。ロック=イートはなす術もなく、その十発近くの突きを喰らうこととなる。
「ははっ! まだまだこれからですよっ! ブリトニー流槍術:しし座!!」
神槍:ブリトニー=ノーガゥは続けざまに大技を放ち続けた。ロック=イートは全身に突き攻撃を喰らい、意識が朦朧としてくる。最初は身体の中央部分への突き攻撃ばかりであったが、それは身体全体へと広がりを見せていた。それは夜空に光る星々を表すかのように全身くまなく突きをお見舞いされることとなる。両腕、両足までをも槍の穂先で穿たれ、ロック=イートは満身創痍へと変わっていく。
だがそれでもロック=イートの眼は死んではいなかった。反撃の機会をじっくりとうかがっていたのである。彼は頭部への直撃だけは防いでいたのだ。頭をカバーする両腕にも容赦なく攻撃を加える神槍:ブリトニー=ノーガゥであったが、顔面に存在する急所には一撃も通されてなかったのである。
そのロック=イートの懸命な防御に神槍:ブリトニー=ノーガゥは感心してしまう。穂先に木製のカバーが無ければ、とっくの昔にロック=イートは絶命していたであろう。だが、あくまでもルールを順守しているブリトニー=ノーガゥのおかげともいえる結果である。ロック=イートは悔しさに心と身体が捻じ曲がりそうであったが、それでもなお、心を自らの手で折らぬように奮い立たせ続けるのであった。
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