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第9章:この手で掴むモノ
第6話:右ですか? 左ですか?
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ロック=イートが起死回生の左のロケット・アッパーを繰り出したのだが、すんでのところでヨン=ジューロが回避してしまう。やはり破れかぶれの攻撃が通じる相手でなかったのだ。
「ひゅぅっ! あぶないじゃいかいやっ! わいは相打ちになって終わる気はないんやで!?」
ヨン=ジューロがロック=イートの攻撃を読めたのは彼の首に巻き付けていた分銅付きの鎖のおかげとも言えたのであった。ロック=イートに必殺の一撃を食らわせようというのに、やけに彼の心音が穏やかであったからだ。それで急遽、ヨン=ジューロは鎌による攻撃を中断し、ロック=イートの動きに注視したのである。もし、ヨン=ジューロがそれを機敏に感知できていなかったら、ロック=イートのロケット・アッパーをもろに顎に喰らっていたのは必定であった。
しかし、ロック=イートもまた自分の攻撃がまともに当たるなど考えていなかったのだ。ロック=イートはヨン=ジューロとの距離が詰まっている今が好機とばかりに、すかさず右手でヨン=ジューロの左腕を掴む。
(ッ!? この感触は!!)
ロック=イートはここで初めて気づくことになる。ヨン=ジューロは毛むくじゃらの分厚い毛皮の上から籠手とブーツ、そして胴回りを護る鎧を身に着けているとこの時まで思っていたのだ。しかし、あきらかにロック=イートが掴んでいるのは毛皮ではないのであった。そして、ロック=イートは毛皮の毛の部分を掴み、強引に毟り取る。
「あいたーーー!! あんたさん、何してくれるんやぁぁぁ!!」
毛皮だと思われていたその毛は地毛であったのだ。ヨン=ジューロは地毛を無理やりロック=イートに剥ぎ取られて、涙目になってしまう。そして、あまりにもの痛みで左手に持っていた鎌付きの鎖を手放してしまうのであった。ロック=イートは石畳に落ちていく鎖を宙で掴み、あろうことか、ヨン=ジューロの首にそれを巻き付けてしまう。
彼我の距離は1メートル未満であり、どちらの首にも鎖が巻き付いている状況へと陥る。ヨン=ジューロはロック=イートと物理的に距離を離すべきであったが、それはもう出来ない。ヨン=ジューロは口を半開きにしながら、ギリギリと締まっていく首への圧迫を耐えるしかなかったのだ。
しかし、ロック=イートとしてはそんな勝ち方を望んでいなかった。右手を鎖から放し、両手でヨン=ジューロの両肩をポンポンと叩く。ヨン=ジューロは涙目になりながら、すまへんてっ! とロック=イートに詫びを入れる。だが、ロック=イートは残念そうに首を左右に振る。ならばとヨン=ジューロはせめて優しく打ちのめしてもらおうと思い
「右のストレートでっか? それとも左のフックでっか?」
だが、ロック=イートはさも残念そうに頭を左右に振る。ヨン=ジューロはますます泣きそうな顔になり
「まさか両方ですかいなーーー!」
ヨン=ジューロがそう叫ぶや否や、ロック=イートは両足を肩幅くらいに開き、両の拳をわき腹にもっていく。そしてハァァァッ! と裂帛の雄叫びを上げる。ロック=イートは左右交互に計20発ものパンチを距離1メートルも無い位置に居るヨン=ジューロにぶち込み始めたのだ。
「ロケットゥゥゥ……マッハ! スマッシュ! マグナム! アッパー! フック!」
ロック=イートは今まで蓄積していたヨン=ジューロへの怒り全てを込めて、左右の拳を繰り出す。ヨン=ジューロがとある状態にあったので、ロック=イートは彼が死ぬことは無いだろうとタカをくくり、力を出し尽くすことに決めていた。そして、散々に胴回りを護る鎧の上から腹をぶん殴りまくった結果、腹を両腕で抱えるように抑えながら前とと倒れこんでくるヨン=ジューロに対して、顎に下から上へと掌底を繰り出して、無理やりにその身を起こさせる。
そして、もちろん最後の一撃はロック=イートが師匠から伝授されたあの必殺技である『ロケット・パンチ』であった。ヨン=ジューロの左頬にロック=イートの右の拳が突き刺さる。ヨン=ジューロは首に巻かれた鎖のせいで、ほぼほぼその場から移動させられなかったのであった。
「わいの酒池肉林の夢が~~~」
ヨン=ジューロはそう断末魔を上げながら、膝から崩れ落ちていく。ロック=イートはこいつ、まだまだ余裕があるんじゃないだろうな? と疑念を抱きつつも、自分の首に巻かれていた鎖と、ヨン=ジューロの首に巻いていた鎖を解くことにする。鎖を解かれたヨン=ジューロはやっと石畳の上でうつ伏せに倒れることが出来るようになる。
石畳の上で気絶するヨン=ジューロの身体から黒茶色の毛が大量に抜け落ちていく。その変化を見ていた観客たちはヨン=ジューロの身に何が起きているのかと驚いてしまうのであった。だが、彼と対戦している中でロック=イートは気づいていた。彼がずっと先祖返りで闘っていたという事実を。毛皮を着こんでいたのではなく、あれは肌から直接生えていた地毛であったのだ。
(なんてヒトなんだ。俺でもこんな長時間、先祖返りを維持なんて出来やしないぞ……)
ロック=イートは第3回戦の相手であるヨン=ジューロの強さに今更ながら戦々恐々となってしまう。自分が先祖返りを発動させれば、あれほどまでに冷静沈着に相手を翻弄するような戦いなど出来ない。しかし、この男はそれをロック=イートの前でやってみせたのである。先祖返りを完全に使いこなしているとしか思えないロック=イートであった。
試合管理人が10カウントを数え終わり、ロック=イートの勝利が確定される。ロック=イートは未だに痛む右腕の代わりに左腕を振り上げて、観客たちの声援に応えることとなる。ロック=イートの試合前の不安は現実となる。だが、それでもロック=イートは右腕を使い続けたのであった。それにより、勝利を呼び込めたことは事実である。ロック=イートは思わず、ホッと安堵の息を漏らすこととなる。
「いやあ……。まいったまいったんやで。ロックくんはほんまに強いんやでっ!」
ロック=イートが石畳の上から足を出そうとすると、背中からそのような声が聞こえて、驚きの表情となって、後ろを振り向いてしまう。そこには体毛だけでなく頭髪もがすっかり抜け落ちたヨン=ジューロがあぐらの姿勢でロック=イートに右手をひらひらと振っていたのであった。どこまでも喰えないヒトだなあと、ロック=イートは左手で頭をボリボリと掻く他無かったのであった。
「ひゅぅっ! あぶないじゃいかいやっ! わいは相打ちになって終わる気はないんやで!?」
ヨン=ジューロがロック=イートの攻撃を読めたのは彼の首に巻き付けていた分銅付きの鎖のおかげとも言えたのであった。ロック=イートに必殺の一撃を食らわせようというのに、やけに彼の心音が穏やかであったからだ。それで急遽、ヨン=ジューロは鎌による攻撃を中断し、ロック=イートの動きに注視したのである。もし、ヨン=ジューロがそれを機敏に感知できていなかったら、ロック=イートのロケット・アッパーをもろに顎に喰らっていたのは必定であった。
しかし、ロック=イートもまた自分の攻撃がまともに当たるなど考えていなかったのだ。ロック=イートはヨン=ジューロとの距離が詰まっている今が好機とばかりに、すかさず右手でヨン=ジューロの左腕を掴む。
(ッ!? この感触は!!)
ロック=イートはここで初めて気づくことになる。ヨン=ジューロは毛むくじゃらの分厚い毛皮の上から籠手とブーツ、そして胴回りを護る鎧を身に着けているとこの時まで思っていたのだ。しかし、あきらかにロック=イートが掴んでいるのは毛皮ではないのであった。そして、ロック=イートは毛皮の毛の部分を掴み、強引に毟り取る。
「あいたーーー!! あんたさん、何してくれるんやぁぁぁ!!」
毛皮だと思われていたその毛は地毛であったのだ。ヨン=ジューロは地毛を無理やりロック=イートに剥ぎ取られて、涙目になってしまう。そして、あまりにもの痛みで左手に持っていた鎌付きの鎖を手放してしまうのであった。ロック=イートは石畳に落ちていく鎖を宙で掴み、あろうことか、ヨン=ジューロの首にそれを巻き付けてしまう。
彼我の距離は1メートル未満であり、どちらの首にも鎖が巻き付いている状況へと陥る。ヨン=ジューロはロック=イートと物理的に距離を離すべきであったが、それはもう出来ない。ヨン=ジューロは口を半開きにしながら、ギリギリと締まっていく首への圧迫を耐えるしかなかったのだ。
しかし、ロック=イートとしてはそんな勝ち方を望んでいなかった。右手を鎖から放し、両手でヨン=ジューロの両肩をポンポンと叩く。ヨン=ジューロは涙目になりながら、すまへんてっ! とロック=イートに詫びを入れる。だが、ロック=イートは残念そうに首を左右に振る。ならばとヨン=ジューロはせめて優しく打ちのめしてもらおうと思い
「右のストレートでっか? それとも左のフックでっか?」
だが、ロック=イートはさも残念そうに頭を左右に振る。ヨン=ジューロはますます泣きそうな顔になり
「まさか両方ですかいなーーー!」
ヨン=ジューロがそう叫ぶや否や、ロック=イートは両足を肩幅くらいに開き、両の拳をわき腹にもっていく。そしてハァァァッ! と裂帛の雄叫びを上げる。ロック=イートは左右交互に計20発ものパンチを距離1メートルも無い位置に居るヨン=ジューロにぶち込み始めたのだ。
「ロケットゥゥゥ……マッハ! スマッシュ! マグナム! アッパー! フック!」
ロック=イートは今まで蓄積していたヨン=ジューロへの怒り全てを込めて、左右の拳を繰り出す。ヨン=ジューロがとある状態にあったので、ロック=イートは彼が死ぬことは無いだろうとタカをくくり、力を出し尽くすことに決めていた。そして、散々に胴回りを護る鎧の上から腹をぶん殴りまくった結果、腹を両腕で抱えるように抑えながら前とと倒れこんでくるヨン=ジューロに対して、顎に下から上へと掌底を繰り出して、無理やりにその身を起こさせる。
そして、もちろん最後の一撃はロック=イートが師匠から伝授されたあの必殺技である『ロケット・パンチ』であった。ヨン=ジューロの左頬にロック=イートの右の拳が突き刺さる。ヨン=ジューロは首に巻かれた鎖のせいで、ほぼほぼその場から移動させられなかったのであった。
「わいの酒池肉林の夢が~~~」
ヨン=ジューロはそう断末魔を上げながら、膝から崩れ落ちていく。ロック=イートはこいつ、まだまだ余裕があるんじゃないだろうな? と疑念を抱きつつも、自分の首に巻かれていた鎖と、ヨン=ジューロの首に巻いていた鎖を解くことにする。鎖を解かれたヨン=ジューロはやっと石畳の上でうつ伏せに倒れることが出来るようになる。
石畳の上で気絶するヨン=ジューロの身体から黒茶色の毛が大量に抜け落ちていく。その変化を見ていた観客たちはヨン=ジューロの身に何が起きているのかと驚いてしまうのであった。だが、彼と対戦している中でロック=イートは気づいていた。彼がずっと先祖返りで闘っていたという事実を。毛皮を着こんでいたのではなく、あれは肌から直接生えていた地毛であったのだ。
(なんてヒトなんだ。俺でもこんな長時間、先祖返りを維持なんて出来やしないぞ……)
ロック=イートは第3回戦の相手であるヨン=ジューロの強さに今更ながら戦々恐々となってしまう。自分が先祖返りを発動させれば、あれほどまでに冷静沈着に相手を翻弄するような戦いなど出来ない。しかし、この男はそれをロック=イートの前でやってみせたのである。先祖返りを完全に使いこなしているとしか思えないロック=イートであった。
試合管理人が10カウントを数え終わり、ロック=イートの勝利が確定される。ロック=イートは未だに痛む右腕の代わりに左腕を振り上げて、観客たちの声援に応えることとなる。ロック=イートの試合前の不安は現実となる。だが、それでもロック=イートは右腕を使い続けたのであった。それにより、勝利を呼び込めたことは事実である。ロック=イートは思わず、ホッと安堵の息を漏らすこととなる。
「いやあ……。まいったまいったんやで。ロックくんはほんまに強いんやでっ!」
ロック=イートが石畳の上から足を出そうとすると、背中からそのような声が聞こえて、驚きの表情となって、後ろを振り向いてしまう。そこには体毛だけでなく頭髪もがすっかり抜け落ちたヨン=ジューロがあぐらの姿勢でロック=イートに右手をひらひらと振っていたのであった。どこまでも喰えないヒトだなあと、ロック=イートは左手で頭をボリボリと掻く他無かったのであった。
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