47 / 122
第5章:首輪と鎖
第6話:ロックの気持ち
しおりを挟む
「リリーが泣きそうな顔で懇願するんですよ。ロックにひどいことをしないで! って。私としてはロックくんの望むように磔刑なり、鞭打ちなりしたいところなんですが……」
「お父様! それはロックに言わないでほしいって約束だったでしょ! やめてほしいのですわっ。まるでわたくしがロックにべた惚れしているかのような言い方はっ!」
今まで黙っていたリリー=フルールが頬を紅く染めながら、自分の父親に抗議している。ロック=イートとしては、彼女がこんな自分に何故にそこまでご執心なのかがわからない。自分専用の騎士が欲しいなら、荘厳な鎧が似合いそうな美丈夫でも金で雇って、自分の側に侍らせればいいと思ってしまうロック=イートである。朴念仁ここに極まるとはまさにロック=イートのためにあるような言葉であった。
呆れ顔となっているロック=イートの表情を見たコープ=フルールはやれやれとばかりに大袈裟に両腕を広げてみせる。自分の娘は別れた妻と瓜二つにほど美しい娘に育った。それをロック=イートに進呈しようというのに、まったく食指を動かす気配がない彼が不思議でたまらなかったのである。
「ロックくん。ひとつ聞きたいのですが、本当にリリーに好意を抱いていないんです?」
「はい。俺はリリーお嬢様をどうにかしたいなどというやましい思いは一度たりとて抱いたことはありません」
ロック=イートは再び、きっぱりとその気は無いと言い切る。リリー=フルールがそのロック=イートの言葉を聞いて、唇をアヒルのクチバシのようにとがらせてしまう。そして、ウルウルと涙をその瞳に溜めていき、ついにはツーと一本の涙筋を作り出す。
「ひどいのですわっ! わたくしがこれほどまでにお慕いさしあげているというのに、ロックはわたくしのことなんて、これっぽちも思ってくれないのです?」
ロック=イートは、しまった……と思ってしまう。彼女を泣かせるのは本意ではなかった。ただ、コープ=フルールの思惑通りにことが運ぶのが嫌だっただけである。彼に対しての反意を示そうとしただけであり、決してリリー=フルールを傷つけたいと思ってのことではない。ロック=イートはどうしたらいいのかと慌てふためくこととなる。しかし、彼が手をこまねいている間に、リリー=フルールは涙の量をどんどんと増やしていき、今にも大声で泣きだしそうになっていた。それに対してコープ=フルールがニヤニヤと邪悪な笑みになっており、ロック=イートは彼をぶん殴ってやりたい気持ちになってしまう。
「わたくしに辱めを与えておいて、それで関係ありませんなどと、ひどい話なのですわっ!」
ついにリリー=フルールは号泣しだすこととなる。彼女は隣に立つ父親にひしっと掴まり、わんわんと泣きじゃくる。コープ=フルールはよしよしと彼女の金色に染まる頭を右手で優しくなでながら、対照的に邪悪な笑みでロック=イートに微笑みかける。ロック=イートは本気でコープ=フルールをぶん殴りたい気持ちで満杯であった。この後におよんでまだ自分を挑発する気満々のコープ=フルールに怒りすら覚えてしまう。
「ロックく~~~ん? 私の大事な娘を泣かしてくれましたね~~~?」
なおもコープ=フルールはロック=イートを挑発することをやめないでいた。彼としてもロック=イートに殴られる可能性をもっていなかったわけではない。これはコープ=フルールの賭けであった。彼は賭け事自体を忌避していない。ここがロック=イートとの商談においての分かれ道であるからこそ、その賭けに高々と賭け金を積み上げたのだ。そして、彼はその賭けに勝つことになる。
「わかりました……。俺が言い過ぎました。俺だって、リリーお嬢様のような美人に好かれて、悪い気なんてしません。だけど、なんで俺なんですか? 俺はリリーお嬢様の騎士になんてなれませんよ……」
「悪い気がしないって言うのは語弊を産むのではっきりとしてほしいところですね。好きなんです? 嫌いなんです? それとも『どうでも良い』んです?」
「あなたもしつこいですねっ! 何も思わない相手にアレがイキリ立つわけがないことくらい、同じ男であるコープ様ならわかるでしょうがっ!」
コープ=フルールは口の端をおおいに歪め、ニヤリと笑う。最近、ロック=イートに見せた邪悪の笑みの中では最上級のモノであった。ロック=イートは彼のその表情を苦虫を噛み潰したような表情で見る他無かった。そして、見られている側のコープ=フルールは腰を少しばかり落とし、自分の娘と目線の高さを合わせる。
「リリー。泣き止んでください。ロックくんはリリーを嫌っているから、あのような発言をしたわけではありません。ロックくんが憎いのはあくまでも私なのです。ですよね、ロックく~~~ん?」
「そうなの、ロック? お父様の言っていることは本当なの?」
リリー=フルールは眼を真っ赤に腫らし、グスグスッと鼻をすすりながらロック=イートへ真意を尋ねる。リリー=フルールが恐れと期待を込めての懇願するような顔つきであった。もちろん、コープ=フルールはここ一番の邪悪な笑みである。彼女らの顔つきが正反対なことにツッコミをいれてやりたいロック=イートであったが、これ以上、リリー=フルールを悲しませたくないのも事実であった。ロック=イートは頬を引きつかせながら、なるべく優しい口調で
「あ、ああ……。リリーお嬢様。俺はあくまでも俺を利用しようとばかり考えているコープ様に腹を立てただけなんだ。だから、リリーお嬢様のことは、あのその……」
「んん~~~? ロックくん、聞こえませんよぉぉぉ!?」
ロック=イートはググッ! と奥歯を噛みしめてしまう。事ここに至っても、まだ自分を挑発してくるかとロック=イートは急激に頭に血が昇ってきてしまう。しかし、自分の顔が怒りの表情を浮かべはじめてしまったのか、顔がさらにこうばってしまったことで、リリー=フルールは、ふぇっ……とまた泣き出しそうになってしまった。ロック=イートは右手でガツンと自分のこめかみを強めに叩き、冷静になれと自分に言い聞かせる。そして、一度、すううう……はあああ……と深呼吸をし、なるべく意識にコープ=フルールの顔を入れないようにしつつ、彼女の眼を真っ直ぐに見る。
「俺はリリーお嬢様のことを多分だけど、好いているんだと思う……。いや、多分って言い方はアレなんだけど、好きか嫌いかって問われたら、リリー様を嫌う理由が見当たらないっていうか……」
「はっきりしてほしいのですわっ! 乙女にあんなことさせておいて、どっちつかずなんてあんまりなのですわっ!」
「ご、ごめん……。でも、俺は武一辺倒に生きてきたニンゲンなんだ。そんな俺がリリーお嬢様に釣り合うかどうかなんて、わかるわけがないだろう!?」
「お父様! それはロックに言わないでほしいって約束だったでしょ! やめてほしいのですわっ。まるでわたくしがロックにべた惚れしているかのような言い方はっ!」
今まで黙っていたリリー=フルールが頬を紅く染めながら、自分の父親に抗議している。ロック=イートとしては、彼女がこんな自分に何故にそこまでご執心なのかがわからない。自分専用の騎士が欲しいなら、荘厳な鎧が似合いそうな美丈夫でも金で雇って、自分の側に侍らせればいいと思ってしまうロック=イートである。朴念仁ここに極まるとはまさにロック=イートのためにあるような言葉であった。
呆れ顔となっているロック=イートの表情を見たコープ=フルールはやれやれとばかりに大袈裟に両腕を広げてみせる。自分の娘は別れた妻と瓜二つにほど美しい娘に育った。それをロック=イートに進呈しようというのに、まったく食指を動かす気配がない彼が不思議でたまらなかったのである。
「ロックくん。ひとつ聞きたいのですが、本当にリリーに好意を抱いていないんです?」
「はい。俺はリリーお嬢様をどうにかしたいなどというやましい思いは一度たりとて抱いたことはありません」
ロック=イートは再び、きっぱりとその気は無いと言い切る。リリー=フルールがそのロック=イートの言葉を聞いて、唇をアヒルのクチバシのようにとがらせてしまう。そして、ウルウルと涙をその瞳に溜めていき、ついにはツーと一本の涙筋を作り出す。
「ひどいのですわっ! わたくしがこれほどまでにお慕いさしあげているというのに、ロックはわたくしのことなんて、これっぽちも思ってくれないのです?」
ロック=イートは、しまった……と思ってしまう。彼女を泣かせるのは本意ではなかった。ただ、コープ=フルールの思惑通りにことが運ぶのが嫌だっただけである。彼に対しての反意を示そうとしただけであり、決してリリー=フルールを傷つけたいと思ってのことではない。ロック=イートはどうしたらいいのかと慌てふためくこととなる。しかし、彼が手をこまねいている間に、リリー=フルールは涙の量をどんどんと増やしていき、今にも大声で泣きだしそうになっていた。それに対してコープ=フルールがニヤニヤと邪悪な笑みになっており、ロック=イートは彼をぶん殴ってやりたい気持ちになってしまう。
「わたくしに辱めを与えておいて、それで関係ありませんなどと、ひどい話なのですわっ!」
ついにリリー=フルールは号泣しだすこととなる。彼女は隣に立つ父親にひしっと掴まり、わんわんと泣きじゃくる。コープ=フルールはよしよしと彼女の金色に染まる頭を右手で優しくなでながら、対照的に邪悪な笑みでロック=イートに微笑みかける。ロック=イートは本気でコープ=フルールをぶん殴りたい気持ちで満杯であった。この後におよんでまだ自分を挑発する気満々のコープ=フルールに怒りすら覚えてしまう。
「ロックく~~~ん? 私の大事な娘を泣かしてくれましたね~~~?」
なおもコープ=フルールはロック=イートを挑発することをやめないでいた。彼としてもロック=イートに殴られる可能性をもっていなかったわけではない。これはコープ=フルールの賭けであった。彼は賭け事自体を忌避していない。ここがロック=イートとの商談においての分かれ道であるからこそ、その賭けに高々と賭け金を積み上げたのだ。そして、彼はその賭けに勝つことになる。
「わかりました……。俺が言い過ぎました。俺だって、リリーお嬢様のような美人に好かれて、悪い気なんてしません。だけど、なんで俺なんですか? 俺はリリーお嬢様の騎士になんてなれませんよ……」
「悪い気がしないって言うのは語弊を産むのではっきりとしてほしいところですね。好きなんです? 嫌いなんです? それとも『どうでも良い』んです?」
「あなたもしつこいですねっ! 何も思わない相手にアレがイキリ立つわけがないことくらい、同じ男であるコープ様ならわかるでしょうがっ!」
コープ=フルールは口の端をおおいに歪め、ニヤリと笑う。最近、ロック=イートに見せた邪悪の笑みの中では最上級のモノであった。ロック=イートは彼のその表情を苦虫を噛み潰したような表情で見る他無かった。そして、見られている側のコープ=フルールは腰を少しばかり落とし、自分の娘と目線の高さを合わせる。
「リリー。泣き止んでください。ロックくんはリリーを嫌っているから、あのような発言をしたわけではありません。ロックくんが憎いのはあくまでも私なのです。ですよね、ロックく~~~ん?」
「そうなの、ロック? お父様の言っていることは本当なの?」
リリー=フルールは眼を真っ赤に腫らし、グスグスッと鼻をすすりながらロック=イートへ真意を尋ねる。リリー=フルールが恐れと期待を込めての懇願するような顔つきであった。もちろん、コープ=フルールはここ一番の邪悪な笑みである。彼女らの顔つきが正反対なことにツッコミをいれてやりたいロック=イートであったが、これ以上、リリー=フルールを悲しませたくないのも事実であった。ロック=イートは頬を引きつかせながら、なるべく優しい口調で
「あ、ああ……。リリーお嬢様。俺はあくまでも俺を利用しようとばかり考えているコープ様に腹を立てただけなんだ。だから、リリーお嬢様のことは、あのその……」
「んん~~~? ロックくん、聞こえませんよぉぉぉ!?」
ロック=イートはググッ! と奥歯を噛みしめてしまう。事ここに至っても、まだ自分を挑発してくるかとロック=イートは急激に頭に血が昇ってきてしまう。しかし、自分の顔が怒りの表情を浮かべはじめてしまったのか、顔がさらにこうばってしまったことで、リリー=フルールは、ふぇっ……とまた泣き出しそうになってしまった。ロック=イートは右手でガツンと自分のこめかみを強めに叩き、冷静になれと自分に言い聞かせる。そして、一度、すううう……はあああ……と深呼吸をし、なるべく意識にコープ=フルールの顔を入れないようにしつつ、彼女の眼を真っ直ぐに見る。
「俺はリリーお嬢様のことを多分だけど、好いているんだと思う……。いや、多分って言い方はアレなんだけど、好きか嫌いかって問われたら、リリー様を嫌う理由が見当たらないっていうか……」
「はっきりしてほしいのですわっ! 乙女にあんなことさせておいて、どっちつかずなんてあんまりなのですわっ!」
「ご、ごめん……。でも、俺は武一辺倒に生きてきたニンゲンなんだ。そんな俺がリリーお嬢様に釣り合うかどうかなんて、わかるわけがないだろう!?」
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されましたが、無駄に戦闘能力があるせいで王太子の婚約者になりました。そのせいで厄介事が更に羽根を生やしてやって来ました。
善奈美
ファンタジー
リストル公爵令嬢、リラ・クラリエス=リストル、十六歳。第三王子《ボンクラ》からの婚約破棄で望んでいた騎士として就職しようとしていた矢先、無駄に優秀な戦闘能力のせいで王太子の婚約者に収まってしまった。どうにかしようにも、王太子妃は命を狙われる為、己を守る能力は必要と誰もが反対しない。リラは果たして無事、命を繋ぐ事が出来るのか?!
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
王家から追放された貴族の次男、レアスキルを授かったので成り上がることにした【クラス“陰キャ”】
時沢秋水
ファンタジー
「恥さらしめ、王家の血筋でありながら、クラスを授からないとは」
俺は断崖絶壁の崖っぷちで国王である祖父から暴言を吐かれていた。
「爺様、たとえ後継者になれずとも私には生きる権利がございます」
「黙れ!お前のような無能が我が血筋から出たと世間に知られれば、儂の名誉に傷がつくのだ」
俺は爺さんにより谷底へと突き落とされてしまうが、奇跡の生還を遂げた。すると、谷底で幸運にも討伐できた魔獣からレアクラスである“陰キャ”を受け継いだ。
俺は【クラス“陰キャ”】の力で冒険者として成り上がることを決意した。
主人公:レオ・グリフォン 14歳 金髪イケメン
【完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる