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第4章:リリー=フルール
第4話:必勝の戦法
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試合管理人がだいたいの観客たちが賭け金を投じ終えたのを確認すると、ごほんとひとつ咳払いをし、右手を軽く上げる。その合図を見て、裏武闘会に所属する使用人のひとりが銅鑼の横に立ち、ジャンジャンジャン……と最初は小さく、段々大きく力強くその銅鑼を先端が白い布で包まれた木製の棒で叩く。そして、ひと際大きく銅鑼を鳴らしたと同時に、試合が開始されたのであった。
先んじて動いたのは3人組の赤い三錬星の方であった。半狸半人の彼らは数の有利に付け込み、一気に試合の流れを掴んでしまおうとしたのである。ロック=イートを囲むように2人が彼の左右へとササッと移動する。そして、ロック=イートの正面に立っていた男が左右に展開した男たちに声をかける。
「ソドム! ゴモラ! さっそくだが、アレをやるぞ!」
ロック=イートの左側に距離を空けて立つのはソドム=ピラー。彼は盗賊よろしくの泥棒髭を生やしていた。そんな彼が底意地悪い表情を顔に浮かべ、右手に持つ伸縮自在棒をベロりと舌で舐める。次いで、名前を呼ばれた男:ゴモラ=ピラーはロック=イートの右側に立っていた。彼は伸縮自在棒を右手に持っていたが、それを使うつもりはなく、タックルをロック=イートにかまして、彼の動きを封じようと考えていたのである。
赤い三錬星のリーダーであるサルト=ピラーが言うアレとは、まずゴモラ=ピラーが相手の足に向かってタックルをかまし、相手を転ばせる。そして、ソドム=ピラーが相手が武器を持っている側の腕に全体重を乗せて、相手の反撃を完全に封じる。最後にサルト=ピラーが抵抗できない敵へ馬乗りとなり、右手に持つ伸縮自在棒で滅多打ちにするという必勝の戦法:ジェットストリーム・マウンティング・アタックを仕掛ける予定であった。
だが、その必勝の戦法が発動するかと思いきや、ロック=イートの左右に展開していたゴモラ=ピラーとソドム=ピラーはその場から1歩も動くことができなくなる状況へと追い込まれてしまう。その理由は彼らがロック=イートの位置を見失ってしまったことがひとつ。そして、彼らがロック=イートの位置を再確認した時には既にリーダーであるサルト=ピラーが白目を剥き、口から赤色の泡を吹きながら砂地の地面に横たわっていたからである。
観客たちも何が起こったのかわからなかった。ドーンッ! という音が会場に響き渡ると同時に、ロック=イートの足元でサルト=ピラーが昏倒していたからである。ロック=イートは右の手首辺りを左手でギュッギュッと何かを確かめるかのように掴んでいる。その動作はまるで銃に弾を込めるような仕草にも思えた観客たちである。その想いは間違いではなかった。ロック=イートは開幕に見せた動きと同じことをしだしたのである。両足を前後に大きく開き、腰を落とす。まるで大砲がそこにあるかのように観客たちは錯覚したのである。
「ロケット……パーーーンチッ!!」
ロック=イートは軸足である左足で砂地である地面を蹴り、ゴモラ=ピラーとの距離を一気に詰める。そして、彼との距離が縮まると、右足をドスンッ! と重い音を鳴らしながら地面を踏みつける。それと同時に右足の底を中心として砂が巻き上がり、観客たちの目からロック=イートが隠れてしまう。
しかし、次の瞬間には舞い上がった砂の壁を突き破るように、黒々とした右の義腕が飛び出し、次いでその黒い塊はゴモラ=ピラーの腹に深々と突き刺さる。ゴモラ=ピラーの運が良かったことは腹まで覆う革製の部分鎧を身に着けていたことだろう。そうでなければ、観客たちの脳裏に浮かんだように、彼の内臓は背中の筋肉を弾けさせながら身体の外側へとぶちまけていただろう。ゴモラ=ピラーはグボエエアア……と声にならぬ悲鳴を吐しゃ物と共に口から吐き出す。
それを見ていたソドム=ピラーは恐怖のあまりに右手に持っていた伸縮自在棒を砂地の地面の上にポトリと落として、腰を抜かしてしまう。そして、地面に尻餅をつき、あわわ……とうろたえ始めるのであった。ここまで時間にして2分も経っていない。試合開始の銅鑼が鳴らされてから、瞬く間に3人の内、2人までもが戦闘不能となってしまったのである。
「はは……。ははっ! これは想像以上でした。何が武装した敵が3人もいたら、まともに相手をしないなんでしょうかねっ! 1対1の状況に持ち込むことことそが兵法なんでしょうけど、こんな力業で成し遂げるなんて思いもしませんでしたよっ!」
コープ=フルールは興奮のあまりにテーブルを両手でバンッ! と叩き、思わず椅子をふくらはぎで蹴飛ばして立ち上がってしまっていた。コープ=フルールはじわじわとロック=イートが追い詰められていく姿を予想していた。そして、3人の内、ひとりくらいとは相打ち覚悟で無謀な攻撃を繰り出すとそう考えていたのだ。それで泥沼化してくれれば、観客は盛り上がるだろうし、結果としてロック=イートは負けてしまえば良いだろうと。しかし、結果はまったく違っていた。コープ=フルールの考えることは遥かに及ばずに、さらにはロック=イートの圧倒的勝利で終わりそうだったのである。
コープ=フルール以外の他の観客たちは一様にポカーンと口を大きく開いて間抜け面を晒していた。この裏武闘会の主催者であるルイ=ブルゲ侯爵をはじめとして、その息子のコナン=ブルゲだけでなく、リリー=フルールも同様であった。何が起きたのか頭が追い付いてこない。ロック=イートが1度動けば、1名が地に伏した。それが2度続けられた。それだけが事実である。だが、その事実を到底受け入れられないのであった、観客たちは。素人目から見て、1対3で試合が行われて、何故に2分も経たずに3人組の内、2人までもが戦闘不能にならねばならぬのかがわからない。そして、その状況下に置かれていたのは試合管理人も同様であった。
彼は既に決着がついているはずなのに、終了の合図を出せないでいた。そのため、ロック=イートはまだ試合は続行していると勘違いしてしまったのである。腰を抜かして未だにあわわ……と慌てふためいているソドム=ピラーを失神させるべく動き出す。ロック=イートは再び、右の手首を左手でギュッギュッと掴み、はあああ……、ふううう……と深い呼吸をしながら、両足を前後に開いていく。
「俺の名前をその胸に刻め。俺の名はロック=イート。『世界最強の生物』を夢見る男だ。ロケット……パーーーンチッ!!」
先んじて動いたのは3人組の赤い三錬星の方であった。半狸半人の彼らは数の有利に付け込み、一気に試合の流れを掴んでしまおうとしたのである。ロック=イートを囲むように2人が彼の左右へとササッと移動する。そして、ロック=イートの正面に立っていた男が左右に展開した男たちに声をかける。
「ソドム! ゴモラ! さっそくだが、アレをやるぞ!」
ロック=イートの左側に距離を空けて立つのはソドム=ピラー。彼は盗賊よろしくの泥棒髭を生やしていた。そんな彼が底意地悪い表情を顔に浮かべ、右手に持つ伸縮自在棒をベロりと舌で舐める。次いで、名前を呼ばれた男:ゴモラ=ピラーはロック=イートの右側に立っていた。彼は伸縮自在棒を右手に持っていたが、それを使うつもりはなく、タックルをロック=イートにかまして、彼の動きを封じようと考えていたのである。
赤い三錬星のリーダーであるサルト=ピラーが言うアレとは、まずゴモラ=ピラーが相手の足に向かってタックルをかまし、相手を転ばせる。そして、ソドム=ピラーが相手が武器を持っている側の腕に全体重を乗せて、相手の反撃を完全に封じる。最後にサルト=ピラーが抵抗できない敵へ馬乗りとなり、右手に持つ伸縮自在棒で滅多打ちにするという必勝の戦法:ジェットストリーム・マウンティング・アタックを仕掛ける予定であった。
だが、その必勝の戦法が発動するかと思いきや、ロック=イートの左右に展開していたゴモラ=ピラーとソドム=ピラーはその場から1歩も動くことができなくなる状況へと追い込まれてしまう。その理由は彼らがロック=イートの位置を見失ってしまったことがひとつ。そして、彼らがロック=イートの位置を再確認した時には既にリーダーであるサルト=ピラーが白目を剥き、口から赤色の泡を吹きながら砂地の地面に横たわっていたからである。
観客たちも何が起こったのかわからなかった。ドーンッ! という音が会場に響き渡ると同時に、ロック=イートの足元でサルト=ピラーが昏倒していたからである。ロック=イートは右の手首辺りを左手でギュッギュッと何かを確かめるかのように掴んでいる。その動作はまるで銃に弾を込めるような仕草にも思えた観客たちである。その想いは間違いではなかった。ロック=イートは開幕に見せた動きと同じことをしだしたのである。両足を前後に大きく開き、腰を落とす。まるで大砲がそこにあるかのように観客たちは錯覚したのである。
「ロケット……パーーーンチッ!!」
ロック=イートは軸足である左足で砂地である地面を蹴り、ゴモラ=ピラーとの距離を一気に詰める。そして、彼との距離が縮まると、右足をドスンッ! と重い音を鳴らしながら地面を踏みつける。それと同時に右足の底を中心として砂が巻き上がり、観客たちの目からロック=イートが隠れてしまう。
しかし、次の瞬間には舞い上がった砂の壁を突き破るように、黒々とした右の義腕が飛び出し、次いでその黒い塊はゴモラ=ピラーの腹に深々と突き刺さる。ゴモラ=ピラーの運が良かったことは腹まで覆う革製の部分鎧を身に着けていたことだろう。そうでなければ、観客たちの脳裏に浮かんだように、彼の内臓は背中の筋肉を弾けさせながら身体の外側へとぶちまけていただろう。ゴモラ=ピラーはグボエエアア……と声にならぬ悲鳴を吐しゃ物と共に口から吐き出す。
それを見ていたソドム=ピラーは恐怖のあまりに右手に持っていた伸縮自在棒を砂地の地面の上にポトリと落として、腰を抜かしてしまう。そして、地面に尻餅をつき、あわわ……とうろたえ始めるのであった。ここまで時間にして2分も経っていない。試合開始の銅鑼が鳴らされてから、瞬く間に3人の内、2人までもが戦闘不能となってしまったのである。
「はは……。ははっ! これは想像以上でした。何が武装した敵が3人もいたら、まともに相手をしないなんでしょうかねっ! 1対1の状況に持ち込むことことそが兵法なんでしょうけど、こんな力業で成し遂げるなんて思いもしませんでしたよっ!」
コープ=フルールは興奮のあまりにテーブルを両手でバンッ! と叩き、思わず椅子をふくらはぎで蹴飛ばして立ち上がってしまっていた。コープ=フルールはじわじわとロック=イートが追い詰められていく姿を予想していた。そして、3人の内、ひとりくらいとは相打ち覚悟で無謀な攻撃を繰り出すとそう考えていたのだ。それで泥沼化してくれれば、観客は盛り上がるだろうし、結果としてロック=イートは負けてしまえば良いだろうと。しかし、結果はまったく違っていた。コープ=フルールの考えることは遥かに及ばずに、さらにはロック=イートの圧倒的勝利で終わりそうだったのである。
コープ=フルール以外の他の観客たちは一様にポカーンと口を大きく開いて間抜け面を晒していた。この裏武闘会の主催者であるルイ=ブルゲ侯爵をはじめとして、その息子のコナン=ブルゲだけでなく、リリー=フルールも同様であった。何が起きたのか頭が追い付いてこない。ロック=イートが1度動けば、1名が地に伏した。それが2度続けられた。それだけが事実である。だが、その事実を到底受け入れられないのであった、観客たちは。素人目から見て、1対3で試合が行われて、何故に2分も経たずに3人組の内、2人までもが戦闘不能にならねばならぬのかがわからない。そして、その状況下に置かれていたのは試合管理人も同様であった。
彼は既に決着がついているはずなのに、終了の合図を出せないでいた。そのため、ロック=イートはまだ試合は続行していると勘違いしてしまったのである。腰を抜かして未だにあわわ……と慌てふためいているソドム=ピラーを失神させるべく動き出す。ロック=イートは再び、右の手首を左手でギュッギュッと掴み、はあああ……、ふううう……と深い呼吸をしながら、両足を前後に開いていく。
「俺の名前をその胸に刻め。俺の名はロック=イート。『世界最強の生物』を夢見る男だ。ロケット……パーーーンチッ!!」
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