15 / 122
第2章:東の果ての囚人
第4話:鉄格子
しおりを挟む
ロック=イートは混濁していた意識を無理やり覚醒させられるような痛みを右腕に感じていた。その感覚はまるで生きながらにして、その身を虫か何かに貪り喰われているかのようでもあった。それもそうだろう。天叢雲剣と呼ばれた義腕からは刺繍糸のような太さのコードが幾重にも絡み合いながら、ロック=イートの右腕に縫うように食い込んでいく。
筋肉の繊維と血管が、そのコードにより無理やり接続されていく。そう表現するほうが正しいかのような動きを見せながら、義腕はロック=イートとひとつになろうとする。ロック=イートは激しい痛みに襲われながらも、彼の脳裏にはあるイメージが浮かび上がる。
イメージは最初、ふわふわとした直径5メートルはある綿あめのようであったが、それは段々と収縮していき、やがてヒトの形を取り始める。そして、ヒトの形を成したソレはロック=イートに無骨な口調で語り掛けてくる。
――力が欲しいか?
それは率直すぎる言い方であった。語り掛けてくる人物の種族的特徴を捉えることはロック=イートには出来ずにいた。そして、その人物の声は老人のようでありながらも、同時に青年を思わせるモノである。その表現しがたい声のために、ロック=イートは答えを言えずじまいであった。
――もう一度聞く。汝は力が欲しいのか?
輪郭がはっきりとしない人物は再びロック=イートに語り掛けてくる。確認するために聞いてきたといった感じの口調である。ロック=イートは返事をする前に、自然とコクリと頷いてしまっていた。それを了承したと捉えたのか、謎の人物は左手を手刀とし、なんと自分の右腕を切断してしまう。そして、切断した右腕を放り投げるように左手を用いて下手で放り投げる。ロック=イートはそれを両腕で抱え込むように受け取る。
――まずは右腕を与えよう。望めば左腕も与えるが?
ロック=イートは思わず、ブンブンと頭を左右に振ってしまう。謎の人物はふむ……と一息つき、そしてニヤリと口の端を歪める。まるでいつかロック=イートが左腕も欲しがるだろうと言いたげな表情であった。
――では、契約の第1段階は終了だ。さあ、元の世界に戻れ。逆らえぬ運命に抗うだけの意思を我に示すが良い……。
謎の人物はロック=イートにそう告げると、その存在感を霧が晴れていくかのように薄れさせていく。ロック=イートは彼に何かを訪ねようとしたが、それは叶うことはなかった。その謎の人物が去った後、ロック=イートの意識は遠のいていき、夜の帳が落ちていくが如くに眼の前が真っ暗になってしまう。
次にロック=イートが覚醒した時、彼が眼にしたのは錆びた色をした鉄格子であった。ロック=イートは上半身を起こし、頭を左右に振り、混濁する意識を無理やりに覚醒させる。どうやら、自分は右の二の腕部分に義腕を装着させられた時から、長く意識を失ってしまっていたのだろうと考える。
だが、意識を失っている間であったとしてもだ。何かと会話をしていたような気もするし、そういうことは無かったようにも感じた。結論として、どうなったのかがまったくわからない。ただわかることは、自分は今、荷台が鉄格子で出来ている荷馬車に乗せられていることだけは確かであった。
「俺の身に一体、何が起きたんだ?」
「おや? ようやく目が覚めたようですね……。でも、そのままいっそ目覚めなかったほうが良かったかもしれませんぜ……」
ロック=イートは自分に語りかけてきた人物に注視する。彼が着ているのはタイガー・ホール所属者が着るカラテ着であり、それだけでロック=イートは安心感を得るのであった。そして、彼の顔はどこかで見たことのあるような顔をしていたのである。
「すまない……。キミの名前を思い出せないんだ。そのカラテ着を着ているってことは、俺と同じ、タイガー・ホール所属のニンゲンで良いんだよな?」
「そうでっさ。拳聖様の3大高弟のひとりのロックさんじゃ、下から数えたほうが早いくらいの序列のあっしの名前なんざわかるわけがありやせんぜ」
ロック=イートの予想通り、同じ鉄格子の中に捕らわれているのはタイガー・ホールに所属するニンゲンで間違いはなかった。だが、何ゆえに自分はこの鉄格子付き荷馬車に乗せられているのかはわからずじまいであった。それゆえに、ロック=イートはまず、彼の名前を聞き、そして今は一体どういう状況になっているのかを聞きだすことになる。
「話せば長くなりやすが、それでも良ければ……。ああ、でも、あっしも全てを知っているわけじゃないんで、そこは勘弁してほしいですぜ」
鉄格子の中で同席していた男の名はセイ=レ・カンコーであった。半猫半人のセイ=レ・カンコー曰く、タイガー・ホール内にて序列の低い者たちは後学のためにも、ロック=イートとコタロー=サルガミが決闘を行っている最中、ずっと固唾を飲んで、行く末を見守っていたと。そして、『裏』と自分たちをそう呼ぶあのアルカード=カラミティと黒毛の半兎半人であるミーナ=バーナンが現れた後、ロック=イートは右腕を切断されてしまったと。
ロック=イートはそこまで聞いて、自分の右腕を見る。ミーナ=バーナンに切断された右腕は、今や黒々とした色になっており、その存在感を主張していた。それを覆い隠すかのように薄汚れた包帯で乱暴に右の義腕はグルグル巻きにされている。この処置をしたのは一体誰であろうか? と思うロック=イートであるが、それよりもまず、セイ=レ・カンコーの話に耳を傾けることとなる。
その後、その『裏』たちにより、タイガー・ホールを囲む森に火が着けられて、自分たちは消火活動を行っていたと。だが、そこにさらに乱入者が現れたのだと。
「あの盾に描かれたキツネの3本尾の紋章を見る限りにおいて、あっしらは剣聖:プッチィ=ブッディ様が率いる一軍がタイガー・ホールにやってきたことを知ったんですさ」
セイ=レ・カンコーはさらに話を続ける。火を着けられた森の消火活動並びに付近の村々に住む村民たちの避難誘導等で、拳聖の弟子たちは消耗しきってしまっていた。そこに拳聖:キョーコ=モトカードがアンゴルモア大王に対して、反旗を翻そうとしているとの情報を掴んだ剣聖:プッチィ=ブッディが一軍を率いて、タイガー・ホールを急襲したのであった。
もちろん、疲れ切っていた拳聖の弟子たちは拳聖:キョーコ=モトカードの汚名を晴らすべく戦うことすら満足に出来なかった。抵抗らしい抵抗も出来ぬままに、拳聖の弟子たちは次々と囚われの身となってしまったという。
「ただの孤児のあっしたちに生き残る術として、武術を叩き込んでくれたキョーコ=モトカード様のためにならば、この身命を賭してでも戦いたかったんですよ。でも、無暗やたらに命を落とす必要は無いと、サラ=ローランさんが皆に投降を呼びかけたんです……」
筋肉の繊維と血管が、そのコードにより無理やり接続されていく。そう表現するほうが正しいかのような動きを見せながら、義腕はロック=イートとひとつになろうとする。ロック=イートは激しい痛みに襲われながらも、彼の脳裏にはあるイメージが浮かび上がる。
イメージは最初、ふわふわとした直径5メートルはある綿あめのようであったが、それは段々と収縮していき、やがてヒトの形を取り始める。そして、ヒトの形を成したソレはロック=イートに無骨な口調で語り掛けてくる。
――力が欲しいか?
それは率直すぎる言い方であった。語り掛けてくる人物の種族的特徴を捉えることはロック=イートには出来ずにいた。そして、その人物の声は老人のようでありながらも、同時に青年を思わせるモノである。その表現しがたい声のために、ロック=イートは答えを言えずじまいであった。
――もう一度聞く。汝は力が欲しいのか?
輪郭がはっきりとしない人物は再びロック=イートに語り掛けてくる。確認するために聞いてきたといった感じの口調である。ロック=イートは返事をする前に、自然とコクリと頷いてしまっていた。それを了承したと捉えたのか、謎の人物は左手を手刀とし、なんと自分の右腕を切断してしまう。そして、切断した右腕を放り投げるように左手を用いて下手で放り投げる。ロック=イートはそれを両腕で抱え込むように受け取る。
――まずは右腕を与えよう。望めば左腕も与えるが?
ロック=イートは思わず、ブンブンと頭を左右に振ってしまう。謎の人物はふむ……と一息つき、そしてニヤリと口の端を歪める。まるでいつかロック=イートが左腕も欲しがるだろうと言いたげな表情であった。
――では、契約の第1段階は終了だ。さあ、元の世界に戻れ。逆らえぬ運命に抗うだけの意思を我に示すが良い……。
謎の人物はロック=イートにそう告げると、その存在感を霧が晴れていくかのように薄れさせていく。ロック=イートは彼に何かを訪ねようとしたが、それは叶うことはなかった。その謎の人物が去った後、ロック=イートの意識は遠のいていき、夜の帳が落ちていくが如くに眼の前が真っ暗になってしまう。
次にロック=イートが覚醒した時、彼が眼にしたのは錆びた色をした鉄格子であった。ロック=イートは上半身を起こし、頭を左右に振り、混濁する意識を無理やりに覚醒させる。どうやら、自分は右の二の腕部分に義腕を装着させられた時から、長く意識を失ってしまっていたのだろうと考える。
だが、意識を失っている間であったとしてもだ。何かと会話をしていたような気もするし、そういうことは無かったようにも感じた。結論として、どうなったのかがまったくわからない。ただわかることは、自分は今、荷台が鉄格子で出来ている荷馬車に乗せられていることだけは確かであった。
「俺の身に一体、何が起きたんだ?」
「おや? ようやく目が覚めたようですね……。でも、そのままいっそ目覚めなかったほうが良かったかもしれませんぜ……」
ロック=イートは自分に語りかけてきた人物に注視する。彼が着ているのはタイガー・ホール所属者が着るカラテ着であり、それだけでロック=イートは安心感を得るのであった。そして、彼の顔はどこかで見たことのあるような顔をしていたのである。
「すまない……。キミの名前を思い出せないんだ。そのカラテ着を着ているってことは、俺と同じ、タイガー・ホール所属のニンゲンで良いんだよな?」
「そうでっさ。拳聖様の3大高弟のひとりのロックさんじゃ、下から数えたほうが早いくらいの序列のあっしの名前なんざわかるわけがありやせんぜ」
ロック=イートの予想通り、同じ鉄格子の中に捕らわれているのはタイガー・ホールに所属するニンゲンで間違いはなかった。だが、何ゆえに自分はこの鉄格子付き荷馬車に乗せられているのかはわからずじまいであった。それゆえに、ロック=イートはまず、彼の名前を聞き、そして今は一体どういう状況になっているのかを聞きだすことになる。
「話せば長くなりやすが、それでも良ければ……。ああ、でも、あっしも全てを知っているわけじゃないんで、そこは勘弁してほしいですぜ」
鉄格子の中で同席していた男の名はセイ=レ・カンコーであった。半猫半人のセイ=レ・カンコー曰く、タイガー・ホール内にて序列の低い者たちは後学のためにも、ロック=イートとコタロー=サルガミが決闘を行っている最中、ずっと固唾を飲んで、行く末を見守っていたと。そして、『裏』と自分たちをそう呼ぶあのアルカード=カラミティと黒毛の半兎半人であるミーナ=バーナンが現れた後、ロック=イートは右腕を切断されてしまったと。
ロック=イートはそこまで聞いて、自分の右腕を見る。ミーナ=バーナンに切断された右腕は、今や黒々とした色になっており、その存在感を主張していた。それを覆い隠すかのように薄汚れた包帯で乱暴に右の義腕はグルグル巻きにされている。この処置をしたのは一体誰であろうか? と思うロック=イートであるが、それよりもまず、セイ=レ・カンコーの話に耳を傾けることとなる。
その後、その『裏』たちにより、タイガー・ホールを囲む森に火が着けられて、自分たちは消火活動を行っていたと。だが、そこにさらに乱入者が現れたのだと。
「あの盾に描かれたキツネの3本尾の紋章を見る限りにおいて、あっしらは剣聖:プッチィ=ブッディ様が率いる一軍がタイガー・ホールにやってきたことを知ったんですさ」
セイ=レ・カンコーはさらに話を続ける。火を着けられた森の消火活動並びに付近の村々に住む村民たちの避難誘導等で、拳聖の弟子たちは消耗しきってしまっていた。そこに拳聖:キョーコ=モトカードがアンゴルモア大王に対して、反旗を翻そうとしているとの情報を掴んだ剣聖:プッチィ=ブッディが一軍を率いて、タイガー・ホールを急襲したのであった。
もちろん、疲れ切っていた拳聖の弟子たちは拳聖:キョーコ=モトカードの汚名を晴らすべく戦うことすら満足に出来なかった。抵抗らしい抵抗も出来ぬままに、拳聖の弟子たちは次々と囚われの身となってしまったという。
「ただの孤児のあっしたちに生き残る術として、武術を叩き込んでくれたキョーコ=モトカード様のためにならば、この身命を賭してでも戦いたかったんですよ。でも、無暗やたらに命を落とす必要は無いと、サラ=ローランさんが皆に投降を呼びかけたんです……」
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
末っ子神様の世界に転生した何の取り柄のない平凡な俺がちょっとだけ神様の手伝いをする
チョッキリ
ファンタジー
小説で、転生者や転移者が料理する飯テロや内政チートがよく書かれてるが、世の中そんなスーパーな人は一握りしかいない。凝った料理なんてそれこそ好きだから作れるのであって、普通は混ぜて焼くだけだ。食べ物は惣菜ですませ、流されるように生きてきた俺には、無理な事。
私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください。
アーエル
ファンタジー
旧題:私は『聖女ではない』ですか。そうですか。帰ることも出来ませんか。じゃあ『勝手にする』ので放っといて下さい。
【 聖女?そんなもん知るか。報復?復讐?しますよ。当たり前でしょう?当然の権利です! 】
地震を知らせるアラームがなると同時に知らない世界の床に座り込んでいた。
同じ状況の少女と共に。
そして現れた『オレ様』な青年が、この国の第二王子!?
怯える少女と睨みつける私。
オレ様王子は少女を『聖女』として選び、私の存在を拒否して城から追い出した。
だったら『勝手にする』から放っておいて!
同時公開
☆カクヨム さん
✻アルファポリスさんにて書籍化されました🎉
タイトルは【 私は聖女ではないですか。じゃあ勝手にするので放っといてください 】です。
そして番外編もはじめました。
相変わらず不定期です。
皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます🙇💕
これからもよろしくお願いします。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
和風ファンタジー世界にて、最強の武士団の一員になる!
烏丸英
ファンタジー
高校2年生の不良男子、虎藤燈。
彼はある日、クラスメイトや教師たちと共に、通っている学校ごと異世界に呼び寄せられてしまう。
召喚先である『大和国』にて、仲間たちが妖と呼ばれる化物たちと戦う英雄として期待を寄せられる中、クラスでたった1人だけその素質が認められなかった燈は、他の落伍者たちと共に下働き組として劣悪な環境下で働き続ける日々を送ることになる。
だが、彼の悲劇はそこで終わらない。
悪意あるクラスメイトが燈を疎み、その命を奪う計画を実行したのだ。
仲間たちに裏切られ、暗い奈落の底に落ちた燈は、自分を陥れた奴らへの復讐を誓う。
そんな燈を救った刀匠『宗正』は、燈自身も気が付いていなかった彼の並外れた才能を指摘すると共に、こう告げるのであった。
「その力を使い、妖の被害に苦しむ人々を救え。それがお前の復讐だ」
※タイトル、タグ、文章や校正力、その他諸々の点に関して、もっとこうしたらいいのではないか? というご意見がありましたら遠慮なくご教授ください。
より良い作品を作るため、皆さんのご意見を頂いて成長していきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
※カクヨムさんの方でも投稿しています。
そちらの方は5章まで進んでおりますので、興味を持った方は読んでいただけると嬉しいです。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
追放された少年は『スキル共有スキル』で仲間と共に最強冒険者を目指す
散士
ファンタジー
役立たずの烙印を押されパーティを追放された少年、ルカ。
しかし、彼には秘められたスキルと目標に向けて努力するひたむきさがあった。
そんな彼を認め、敬愛する新たな仲間が周囲に集まっていく。少年は仲間と共に冒険者の最高峰を目指す。
※ノベルアップ+にも投稿しています。
【 本編 完結 】結婚式当日に召喚された花嫁は、余興で呼ばれた聖女、でした!?
しずもり
ファンタジー
まだ私が少女と呼ばれるような歳の頃、私は聖女として異世界に召喚された。
そこで聖女として穢れを祓う旅に出て務めを果たし、恋人と再会を約束し、そして元の世界へと戻された。
元の世界に戻った私は、、、現実を知る。
恋人は本当に私を呼び戻すつもりがあったのだろうか?
そして十年。夢から覚めきった私は今日、結婚する。
・・・・・・・・・はず、だった?
そして気付けば異世界への再召喚は、元恋人の結婚式の宴(二次会)の余興でした!?
独自のなんちゃって異世界ゆるゆる設定になります。
コメディ要素が多めかも?
気をつけているつもりですが、誤字脱字があると思います。気付き次第、修正はかけます。
感想欄は本編完結辺りで期間限定で解放する予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる