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第5章:4種族の邂逅
第7話:無駄に終わる援護射撃
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魔族の代弁者:ハジュン=ダイロクテンの虎眼石の双眸から放たれる視線ととエルフ族の女王:アンジェラ=キシャルの透き通るような碧玉の双眸が数秒ほど交差する。彼女の眼の輪郭がほのかに桃色に染まるが、ハジュン=ダイロクテンが視線を逸らすと同時に、その桃色は消え失せて、いつもの碧玉の双眸へと戻るのであった。
「まあ、あまり深く追求する必要もありませんわね。思い出した時にでも、ワタクシに耳打ちしてくれれば良いですわよ?」
「いやあ、今年で202歳という大台なので、物覚えが悪くなってきているんですよ。でも、珍しいですね? 貴女が先生に対して、追及の手を緩めるってのも」
「そうかしら? 単純に魔族・亜人族がやろうとしていることに興味が無いってことかもしれませんわよ? ただまあ、お腹が空いたのか、熱く焼けたソーセージが食べたい気分でもありますけど……」
エルフ族の女王であるアンジェラ=キシャルは頭の中に『?』を浮かべながら、ドレスの上から両手でお腹をさすってみせる。腹の奥にある違和感の正体を探ってみることにする。
(おかしいですわね? 夕食前に軽くサンドイッチをひと切れ、お腹に入れておいたのですわよ? それなのにお肉を食べたくて、むずむずしてきてしまいましたわ……)
アンジェラ=キシャルは軽食を取ってしまったことで、余計にお腹が空いただけなのだろうと考える。しかしながら、テクロ大陸の5種族の内、4種族の代表が集まっている本部には、ほどよい緊張感がもたらされている現状、夕食にしませんか? と言い出すには少々、はばかれる雰囲気であった。それゆえにアンジェラ=キシャルは不満気に唇をアヒルのように尖らせてしまう。そんな彼女に対して、本部に設置されている軍議用の長机の周りに集まる面々は、彼女の表情にはお構いなしに話を進めていく。
「ふむ……。今からでも停戦協定を蹴っ飛ばして、ドワーフ族の宮殿を取り囲めと申すでござるか?」
「その通りだ。せっかく、魔族・亜人族連合軍7万の内、6万がここまでやってきたんですぞ。この機会を逃すのは『愚者』としか言いようが無い」
亜人族の長であるイヴァン=アレクサンドロヴァが歯に衣を着せぬ言い方で、ニンゲン族の首魁であるタムラ=サカノウエを非難してみせる。タムラ=サカノウエは椅子に座った状態で、胸の前で腕を組み、う~~~むと唸ってみせる。確かにイヴァン=アレクサンドロヴァの言うことも、もっともであるが、自分たちが率いてきた軍は激戦を制してきただけに、士気だけは昂っている状態だ。休戦協定を受けたことは受けたが、疲弊を考慮せずに攻め上がるのも悪くは無い手ではあった。
だが、バケツリレーで兵をとっかえひっかえしてきた弊害がニンゲン・エルフ連合軍に忍び寄っていることも重々承知なのである。ニンゲン・エルフ連合軍の中身の半数は新兵が支配していたのだ。これが歴戦の兵士ばかりであるなら、退くべきところで退くことも出来よう。しかし、陣中にドワーフ族の三大騎士がひとり、イタメル=レバーニアンが現れたことで、これはこちらの好機でもあると考えたタムラ=サカノウエは、一度、兵士たちの頭を冷やそうとしたのである。
「自分たちは略奪の徒になりたくないのでござる」
これがタムラ=サカノウエの答えであった。ドワーフ族に対して、根切を敢行しておいて、今更、略奪うんぬんを語るのは馬鹿らしく感じるかもしれない。しかし、根切はあくまでも相手の戦意を挫くための戦略であり、連合軍全体の半数を新兵が占める中での略奪行為はしたくないタムラ=サカノウエなのだ。
「なるほど……。僕たちが言える義理なんて、これっぽちも無いでッチュウけど、ニンゲン・エルフ連合軍はそれほどまでに危うい状態に陥っていると推測させてもらって良いと言うことでッチュウね?」
壱を聞いて拾を知るとはまさにこのことであった。魔族の宰相であり、ハジュン=ダイロクテンの補佐であるコッヒロー=ネヅは機敏にタムラ=サカノウエの言いたいことを察するのであった。それに対して、感謝の念が沸き起こってしまうタムラ=サカノウエは黙ってコクリと首肯してみせる。
「略奪、強姦、火付けは戦が起きれば、否応が無く、起きるモノでッチュウ。それを極力抑えているようで、ニンゲン・エルフ連合軍は見事だと賛辞を贈らせてもらうのでッチュウ」
「ありがたい御言葉でござる。コッヒロー=ネヅ様にそう言われると、誇り高く感じてしまうのでござる」
魔族の宰相であるコッヒロー=ネヅが手放しでニンゲン族の首魁であるタムラ=サカノウエを褒めるので、亜人族の長であるイヴァン=アレクサンドロヴァは面白くないと言った感じで、右手で自分の後頭部をぼりぼりと掻いてみせる。魔族・亜人族連合軍も、トウ関を奪った後でも行っていた略奪・強姦・火付けは、何も好きで行ったわけではない。ドワーフ族が支配するダイクーン王国の北方を混乱せしめることで、ニンゲン・エルフ連合軍の西進が有利になるようにと便宜を図ったまでである。
しかし、その汚名を被る行為自体を、ニンゲン族の首魁であるタムラ=サカノウエが無駄にしてしまったのだ。これで文句のひとつも言いたくなるのはヒトの性と言えよう。敵地を荒らす行為を忌避する者は、のちの世では『英雄』と呼ばれるだろう。そして、いくら戦略上、仕方ないとは言え、敵国といえども、無辜の民たちを傷つければ、『愚者』と罵られるのは間違いない。だが、魔族の代弁者はそれも良しとばかりに略奪・強姦・火付けという戦の醍醐味を堪能したのである。
(チッ……。面白くないんだぜ。タムラ=サカノウエは善で、自分たちは悪ってか。アニキも一言、物申す気は無いのか?)
そう思ったイヴァン=アレクサンドロヴァが自分の右隣りに座る亜人族の盟友の方を見る。すると、彼は自分とタムラ=サカノウエの話に興味が無いとばかりに、エルフ族の女王にちょっかいをかけていたのである。
「おいおいっ! ひとが珍しく真面目に、岩のように頭が固いタムラ殿と真正面でやりあっているってのに、何してんだ!?」
「え? 何をしていると言われましても……。ポケットの中にあったビスケットを叩いて増やして、それをアンジェラくんに分け与えているだけですけど……」
ハジュン=ダイロクテンは上半身の服の右側ポケットに忍ばせていたビスケットを文字通りに叩いて増やしたのである。彼の着ている鎧下の服の右側ポケットは『魔法のポケット』と呼ばれており、外側から叩くと、その中身を2倍に増やすことが出来るのだ。そして、口を寂しそうにもごもごさせていたエルフ族の女王に増やしたビスケットを分け与えていたのであった。
「まあ、あまり深く追求する必要もありませんわね。思い出した時にでも、ワタクシに耳打ちしてくれれば良いですわよ?」
「いやあ、今年で202歳という大台なので、物覚えが悪くなってきているんですよ。でも、珍しいですね? 貴女が先生に対して、追及の手を緩めるってのも」
「そうかしら? 単純に魔族・亜人族がやろうとしていることに興味が無いってことかもしれませんわよ? ただまあ、お腹が空いたのか、熱く焼けたソーセージが食べたい気分でもありますけど……」
エルフ族の女王であるアンジェラ=キシャルは頭の中に『?』を浮かべながら、ドレスの上から両手でお腹をさすってみせる。腹の奥にある違和感の正体を探ってみることにする。
(おかしいですわね? 夕食前に軽くサンドイッチをひと切れ、お腹に入れておいたのですわよ? それなのにお肉を食べたくて、むずむずしてきてしまいましたわ……)
アンジェラ=キシャルは軽食を取ってしまったことで、余計にお腹が空いただけなのだろうと考える。しかしながら、テクロ大陸の5種族の内、4種族の代表が集まっている本部には、ほどよい緊張感がもたらされている現状、夕食にしませんか? と言い出すには少々、はばかれる雰囲気であった。それゆえにアンジェラ=キシャルは不満気に唇をアヒルのように尖らせてしまう。そんな彼女に対して、本部に設置されている軍議用の長机の周りに集まる面々は、彼女の表情にはお構いなしに話を進めていく。
「ふむ……。今からでも停戦協定を蹴っ飛ばして、ドワーフ族の宮殿を取り囲めと申すでござるか?」
「その通りだ。せっかく、魔族・亜人族連合軍7万の内、6万がここまでやってきたんですぞ。この機会を逃すのは『愚者』としか言いようが無い」
亜人族の長であるイヴァン=アレクサンドロヴァが歯に衣を着せぬ言い方で、ニンゲン族の首魁であるタムラ=サカノウエを非難してみせる。タムラ=サカノウエは椅子に座った状態で、胸の前で腕を組み、う~~~むと唸ってみせる。確かにイヴァン=アレクサンドロヴァの言うことも、もっともであるが、自分たちが率いてきた軍は激戦を制してきただけに、士気だけは昂っている状態だ。休戦協定を受けたことは受けたが、疲弊を考慮せずに攻め上がるのも悪くは無い手ではあった。
だが、バケツリレーで兵をとっかえひっかえしてきた弊害がニンゲン・エルフ連合軍に忍び寄っていることも重々承知なのである。ニンゲン・エルフ連合軍の中身の半数は新兵が支配していたのだ。これが歴戦の兵士ばかりであるなら、退くべきところで退くことも出来よう。しかし、陣中にドワーフ族の三大騎士がひとり、イタメル=レバーニアンが現れたことで、これはこちらの好機でもあると考えたタムラ=サカノウエは、一度、兵士たちの頭を冷やそうとしたのである。
「自分たちは略奪の徒になりたくないのでござる」
これがタムラ=サカノウエの答えであった。ドワーフ族に対して、根切を敢行しておいて、今更、略奪うんぬんを語るのは馬鹿らしく感じるかもしれない。しかし、根切はあくまでも相手の戦意を挫くための戦略であり、連合軍全体の半数を新兵が占める中での略奪行為はしたくないタムラ=サカノウエなのだ。
「なるほど……。僕たちが言える義理なんて、これっぽちも無いでッチュウけど、ニンゲン・エルフ連合軍はそれほどまでに危うい状態に陥っていると推測させてもらって良いと言うことでッチュウね?」
壱を聞いて拾を知るとはまさにこのことであった。魔族の宰相であり、ハジュン=ダイロクテンの補佐であるコッヒロー=ネヅは機敏にタムラ=サカノウエの言いたいことを察するのであった。それに対して、感謝の念が沸き起こってしまうタムラ=サカノウエは黙ってコクリと首肯してみせる。
「略奪、強姦、火付けは戦が起きれば、否応が無く、起きるモノでッチュウ。それを極力抑えているようで、ニンゲン・エルフ連合軍は見事だと賛辞を贈らせてもらうのでッチュウ」
「ありがたい御言葉でござる。コッヒロー=ネヅ様にそう言われると、誇り高く感じてしまうのでござる」
魔族の宰相であるコッヒロー=ネヅが手放しでニンゲン族の首魁であるタムラ=サカノウエを褒めるので、亜人族の長であるイヴァン=アレクサンドロヴァは面白くないと言った感じで、右手で自分の後頭部をぼりぼりと掻いてみせる。魔族・亜人族連合軍も、トウ関を奪った後でも行っていた略奪・強姦・火付けは、何も好きで行ったわけではない。ドワーフ族が支配するダイクーン王国の北方を混乱せしめることで、ニンゲン・エルフ連合軍の西進が有利になるようにと便宜を図ったまでである。
しかし、その汚名を被る行為自体を、ニンゲン族の首魁であるタムラ=サカノウエが無駄にしてしまったのだ。これで文句のひとつも言いたくなるのはヒトの性と言えよう。敵地を荒らす行為を忌避する者は、のちの世では『英雄』と呼ばれるだろう。そして、いくら戦略上、仕方ないとは言え、敵国といえども、無辜の民たちを傷つければ、『愚者』と罵られるのは間違いない。だが、魔族の代弁者はそれも良しとばかりに略奪・強姦・火付けという戦の醍醐味を堪能したのである。
(チッ……。面白くないんだぜ。タムラ=サカノウエは善で、自分たちは悪ってか。アニキも一言、物申す気は無いのか?)
そう思ったイヴァン=アレクサンドロヴァが自分の右隣りに座る亜人族の盟友の方を見る。すると、彼は自分とタムラ=サカノウエの話に興味が無いとばかりに、エルフ族の女王にちょっかいをかけていたのである。
「おいおいっ! ひとが珍しく真面目に、岩のように頭が固いタムラ殿と真正面でやりあっているってのに、何してんだ!?」
「え? 何をしていると言われましても……。ポケットの中にあったビスケットを叩いて増やして、それをアンジェラくんに分け与えているだけですけど……」
ハジュン=ダイロクテンは上半身の服の右側ポケットに忍ばせていたビスケットを文字通りに叩いて増やしたのである。彼の着ている鎧下の服の右側ポケットは『魔法のポケット』と呼ばれており、外側から叩くと、その中身を2倍に増やすことが出来るのだ。そして、口を寂しそうにもごもごさせていたエルフ族の女王に増やしたビスケットを分け与えていたのであった。
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