192 / 202
第19章:自由意志
第10話:悪魔皇の高笑い
しおりを挟む
悪魔皇:サタンはグラリと体勢を崩し、その場で片膝をつく恰好となる。左手で頭を支えながら、ブルンブルンと首級を左右に振り、受けた衝撃を振り払う。今が絶好の好機だというのに、アリス=アンジェラは自分を操っている糸が切れたかのように、その場で尻餅をついてしまうのであった。
「ちょっとばかり、アリス=アンジェラを舐め過ぎたようですね」
「うむ。我がこんな小娘相手に膝をつくことになるとは思わなかった。これは褒美を与えたほうが良いのではないか?」
「アリス=アンジェラがそれを良しとするかは別として、何かご褒美をあげても良いかと思います」
身体が一切、言うことを聞かなくなってしまったアリス=アンジェラは茫然とした表情で、悪魔皇:サタンと悪魔将軍:ベルゼブブを見上げる。悪魔皇:サタンはゴキゴキと首を鳴らしているが、致命的なダメージを負っているようには、まるで見えなかった。しかしながら、あの傲慢すぎる悪魔皇の身体に一撃を与えられただけでも、満足感が身体の内側から押し寄せてくる。
「お前が我の助けを必要とするのであれば、これを地面に突き立てろ。そうすれば、いつ如何なる時でも、我がお前を一度だけ助けてやろう」
悪魔皇:サタンはそう言うと、左の手のひらの上に、鞘に納められた短剣を現出させる。それを下手に放り投げ、アリス=アンジェラの眼の前に転がすのであった。アリス=アンジェラは頭の中にクエスチョンマークを浮かべる他無かった。
しかしながら、アリス=アンジェラがこれは何のつもりなのデスカ? と質問する前に、悪魔皇:サタンは大層、気分が良さそうに大笑いしつつ、アリス=アンジェラに背を向ける。そして、右手で空間を切り裂くと、開いた紫色の空間の中へと消えていく。その後ろをまったく……とぼやきながら、悪魔将軍:ルシフェルが追いかけていく。
「ん? ベルゼブブ。お前は魔界に帰らなくて良いのか?」
「ワタクシはあなたと同様、地上界に興味津々デスノ。お二人方は、近々、起こそうとしている第4次天魔大戦の準備がありマスガ、ワタクシはいつも通り、蚊帳の外デスワ」
「あっそ。まあ、御大将とルシフェルの旦那に任せっきりなのは1000年前から変わらねえか。じゃあ、どこをほっつき歩くのも、ベルゼブブの『自由』だが、アリス嬢ちゃんに変なことをするんじゃねえぞ?」
「そんな危険なことなどしまセンワヨ。でも、その娘に素敵な彼氏が出来ましたら、ワタクシにもお祝いさせてくださいマシ?」
「変な虫がつかないように保護者として、立派に仕事はするつもりだぜ? だから、まだまだ先の話になるんじゃねえの?」
「それなら良いのデスガ。まあ、ワタクシもサタン様から詳しいことを聞かされているわけでもありまセンシ。さて、一時のお別れデスワ。ベリアル。あなたは悪魔らしく、『自由』に過ごしテネ」
悪魔宰相:ベリアルはそう言い残すと、濃い紫色の魔素を拡散させて、その場から存在感を消していく。結局、どいつもこいつも、アリス嬢ちゃんには甘いんだなと思わざるをえないベリアルであった。悪魔皇:サタンがもう少しでも殺る気を出していれば、アリス嬢ちゃんは有無も言えずに、悪魔皇:サタンに屈服していただろう。だが、悪魔皇:サタンはそういうことをそもそも望んでいるようには思えなかった。
ただ言えることは、いくら本気の欠片も見せなかった悪魔皇:サタンに一撃だけといえども、その身体に叩きこんだアリス嬢ちゃんは立派だということだ。ベリアルは今夜はお赤飯だなと、アリス嬢ちゃんを祝う気で満々であった。
「うぐぐ……。悪魔皇を逃してしまったのデス! あそこで神力尽きなければ、悪魔皇にトドメを刺せたのデス」
「それは殊勝な言葉だ。だが、今は、傷ついた身体を癒すとこからだ。どこかに転送されたアンドレイを追うためにも、休まなきゃどうしようもねえ」
アリス=アンジェラは不平不満を表すアヒル口となっていた。ベリアルはそんなアリス=アンジェラの頭をポンポンと優しく撫でる。アリス=アンジェラはますますムッとした表情になるが、ベリアルはそんなアリス=アンジェラを無視して、光体に近づいていく。
「おい、ミカエル。アンドレイをどこに転送したんだ?」
「知らぬ。運が良ければ、呼吸が出来るところかしらね?」
「ほら、これだっ! お前のやることはいつもガサツなんだよ。少しは女らしく繊細にしろっての」
「う、うるさい! 悪魔皇:サタンでも簡単にアンドレイ=ラプソティの位置を特定出来ぬようにと配慮はしたのだっ! ガサツ呼ばわれされる筋合いはないぞっ!」
光体が文句を散々に言うのだが、ハイハイとばかりに受け流すベリアルであった。その2人の様子を見ていたアリス=アンジェラは、またもや頭の中にクエスチョンマークを浮かべてしまう。この2人のやり取りを見ている感じ、知り合った仲だということは察することは出来る。だが、ベリアルから受ける感じは、どこか寂しげなモノであった。
その寂しげなモノに名前を当てるとすれば、『郷愁』が一番しっくりくる気がするアリス=アンジェラであった。アリス=アンジェラはピーンとくる何かを感じ、それをそのまま言葉にしてしまう。
「ミカエルお姉様は、もしかして、堕天する前のベリアルとお付き合いしていたのデスカ?」
「ぶぼっ! ぶへぇっ、ぶはっ!! 違うわっ! なんで、我輩がこんなガサツな女と恋仲に堕ちなきゃならんのだっ!!」
「そ、そうだぞ! な、何を勘違いしているのだっ! わたくしは天使長。そして、こいつは、わたくしの大切な武官であったに過ぎんっ!」
「ほうほう。大切な武官デスカ。大切なヒトでは無かったのデスカ?」
「ち、違う! 断じて違う! すぐに仕事を怠けるは、女の尻を追いかけるは、最悪な兄貴分だっただけだっ」
「そう、その通り。我輩は出来の悪い兄貴分だっただけだ。しかしながら、こいつのどこに天使長になるほどの器があったのかは、わからねえがなっ」
天使長:ミカエルは光体の姿であったが、アリス=アンジェラの脳内は、今頃、顔を真っ赤にしながら、抗議している様子がありありとイメージ出来た。しかしながら、これ以上、天使長をイジると、天界から神鳴りが降り注ぐと思い、この辺りで詮索を止める。
「でだ。結局、どの辺りに転送したのか、ミカエルでも検討はつかないのか?」
「うむっ。申し訳ないが、本当の本当に、急ぎで転送させてしまったからな。下手に座標を設定していれば、アンドレイは悪魔皇:サタンの虜囚となってしまっていたに違いない」
「そこは否定しねえよ。しっかし、我輩でもまるで見当がつかないな。アリス嬢ちゃん、どうする? 創造主:Y.O.N.Nの命令通り、それでもアンドレイ=ラプソティを天界裁判にかけるつもりか?」
ベリアルは大層、骨が折れるぞという表情をその顔に映していた。しかしながら、アリス=アンジェラは真摯なまなざしのまま、ベリアルにこう告げる。
「最初は創造主:Y.O.N.N様に言われるがままのアリス=アンジェラでシタ。でも、今は違いマス。アリスはアリスの意志で、アンドレイ様を探したいと思っていマス!」
「ちょっとばかり、アリス=アンジェラを舐め過ぎたようですね」
「うむ。我がこんな小娘相手に膝をつくことになるとは思わなかった。これは褒美を与えたほうが良いのではないか?」
「アリス=アンジェラがそれを良しとするかは別として、何かご褒美をあげても良いかと思います」
身体が一切、言うことを聞かなくなってしまったアリス=アンジェラは茫然とした表情で、悪魔皇:サタンと悪魔将軍:ベルゼブブを見上げる。悪魔皇:サタンはゴキゴキと首を鳴らしているが、致命的なダメージを負っているようには、まるで見えなかった。しかしながら、あの傲慢すぎる悪魔皇の身体に一撃を与えられただけでも、満足感が身体の内側から押し寄せてくる。
「お前が我の助けを必要とするのであれば、これを地面に突き立てろ。そうすれば、いつ如何なる時でも、我がお前を一度だけ助けてやろう」
悪魔皇:サタンはそう言うと、左の手のひらの上に、鞘に納められた短剣を現出させる。それを下手に放り投げ、アリス=アンジェラの眼の前に転がすのであった。アリス=アンジェラは頭の中にクエスチョンマークを浮かべる他無かった。
しかしながら、アリス=アンジェラがこれは何のつもりなのデスカ? と質問する前に、悪魔皇:サタンは大層、気分が良さそうに大笑いしつつ、アリス=アンジェラに背を向ける。そして、右手で空間を切り裂くと、開いた紫色の空間の中へと消えていく。その後ろをまったく……とぼやきながら、悪魔将軍:ルシフェルが追いかけていく。
「ん? ベルゼブブ。お前は魔界に帰らなくて良いのか?」
「ワタクシはあなたと同様、地上界に興味津々デスノ。お二人方は、近々、起こそうとしている第4次天魔大戦の準備がありマスガ、ワタクシはいつも通り、蚊帳の外デスワ」
「あっそ。まあ、御大将とルシフェルの旦那に任せっきりなのは1000年前から変わらねえか。じゃあ、どこをほっつき歩くのも、ベルゼブブの『自由』だが、アリス嬢ちゃんに変なことをするんじゃねえぞ?」
「そんな危険なことなどしまセンワヨ。でも、その娘に素敵な彼氏が出来ましたら、ワタクシにもお祝いさせてくださいマシ?」
「変な虫がつかないように保護者として、立派に仕事はするつもりだぜ? だから、まだまだ先の話になるんじゃねえの?」
「それなら良いのデスガ。まあ、ワタクシもサタン様から詳しいことを聞かされているわけでもありまセンシ。さて、一時のお別れデスワ。ベリアル。あなたは悪魔らしく、『自由』に過ごしテネ」
悪魔宰相:ベリアルはそう言い残すと、濃い紫色の魔素を拡散させて、その場から存在感を消していく。結局、どいつもこいつも、アリス嬢ちゃんには甘いんだなと思わざるをえないベリアルであった。悪魔皇:サタンがもう少しでも殺る気を出していれば、アリス嬢ちゃんは有無も言えずに、悪魔皇:サタンに屈服していただろう。だが、悪魔皇:サタンはそういうことをそもそも望んでいるようには思えなかった。
ただ言えることは、いくら本気の欠片も見せなかった悪魔皇:サタンに一撃だけといえども、その身体に叩きこんだアリス嬢ちゃんは立派だということだ。ベリアルは今夜はお赤飯だなと、アリス嬢ちゃんを祝う気で満々であった。
「うぐぐ……。悪魔皇を逃してしまったのデス! あそこで神力尽きなければ、悪魔皇にトドメを刺せたのデス」
「それは殊勝な言葉だ。だが、今は、傷ついた身体を癒すとこからだ。どこかに転送されたアンドレイを追うためにも、休まなきゃどうしようもねえ」
アリス=アンジェラは不平不満を表すアヒル口となっていた。ベリアルはそんなアリス=アンジェラの頭をポンポンと優しく撫でる。アリス=アンジェラはますますムッとした表情になるが、ベリアルはそんなアリス=アンジェラを無視して、光体に近づいていく。
「おい、ミカエル。アンドレイをどこに転送したんだ?」
「知らぬ。運が良ければ、呼吸が出来るところかしらね?」
「ほら、これだっ! お前のやることはいつもガサツなんだよ。少しは女らしく繊細にしろっての」
「う、うるさい! 悪魔皇:サタンでも簡単にアンドレイ=ラプソティの位置を特定出来ぬようにと配慮はしたのだっ! ガサツ呼ばわれされる筋合いはないぞっ!」
光体が文句を散々に言うのだが、ハイハイとばかりに受け流すベリアルであった。その2人の様子を見ていたアリス=アンジェラは、またもや頭の中にクエスチョンマークを浮かべてしまう。この2人のやり取りを見ている感じ、知り合った仲だということは察することは出来る。だが、ベリアルから受ける感じは、どこか寂しげなモノであった。
その寂しげなモノに名前を当てるとすれば、『郷愁』が一番しっくりくる気がするアリス=アンジェラであった。アリス=アンジェラはピーンとくる何かを感じ、それをそのまま言葉にしてしまう。
「ミカエルお姉様は、もしかして、堕天する前のベリアルとお付き合いしていたのデスカ?」
「ぶぼっ! ぶへぇっ、ぶはっ!! 違うわっ! なんで、我輩がこんなガサツな女と恋仲に堕ちなきゃならんのだっ!!」
「そ、そうだぞ! な、何を勘違いしているのだっ! わたくしは天使長。そして、こいつは、わたくしの大切な武官であったに過ぎんっ!」
「ほうほう。大切な武官デスカ。大切なヒトでは無かったのデスカ?」
「ち、違う! 断じて違う! すぐに仕事を怠けるは、女の尻を追いかけるは、最悪な兄貴分だっただけだっ」
「そう、その通り。我輩は出来の悪い兄貴分だっただけだ。しかしながら、こいつのどこに天使長になるほどの器があったのかは、わからねえがなっ」
天使長:ミカエルは光体の姿であったが、アリス=アンジェラの脳内は、今頃、顔を真っ赤にしながら、抗議している様子がありありとイメージ出来た。しかしながら、これ以上、天使長をイジると、天界から神鳴りが降り注ぐと思い、この辺りで詮索を止める。
「でだ。結局、どの辺りに転送したのか、ミカエルでも検討はつかないのか?」
「うむっ。申し訳ないが、本当の本当に、急ぎで転送させてしまったからな。下手に座標を設定していれば、アンドレイは悪魔皇:サタンの虜囚となってしまっていたに違いない」
「そこは否定しねえよ。しっかし、我輩でもまるで見当がつかないな。アリス嬢ちゃん、どうする? 創造主:Y.O.N.Nの命令通り、それでもアンドレイ=ラプソティを天界裁判にかけるつもりか?」
ベリアルは大層、骨が折れるぞという表情をその顔に映していた。しかしながら、アリス=アンジェラは真摯なまなざしのまま、ベリアルにこう告げる。
「最初は創造主:Y.O.N.N様に言われるがままのアリス=アンジェラでシタ。でも、今は違いマス。アリスはアリスの意志で、アンドレイ様を探したいと思っていマス!」
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる