97 / 202
第10章:アルピオーネ山脈
第5話:魔因子
しおりを挟む
鍋に突っ込まれた幼竜はなんとか一命を取りとめていた。しかしながら、出汁をたっぷりと取られていたためか、虫の息であることは変わりはない。アンドレイ=ラプソティはあぐら状態の膝の上にその幼竜を乗せて、両手を用いて治療天使術を施すのであった。ミサ=ミケーンは可笑しそうな表情のままに、その茹蛸状態の幼竜をツンツンと右手の人差し指で突く。
ミサ=ミケーンが指先で突くと、力無くではあるが、幼竜は身体をのろのろと動かし、チュパチュパとミサ=ミケーンの指先を吸ってくる。ミサ=ミケーンは、その痛痒い感触を味わいながら、ほっこりとした笑顔になってしまう。
「まるでアンドレイ様とあちきの赤ちゃんみたいですニャン。指を吸われていると幸せな気分になってしまいますニャン」
「えっと……。悪魔とニンゲンなら竜の羽根を持つ亜人も産まれますけど、天使とニンゲンの場合はどうでしたっけ??」
「我輩を巻き込むんじゃねぇっ! って、それこそ、お前の上司に聞けっつうの。しょうがねえ。ついでだから、アリス嬢ちゃんの性教育を含めての話をしてやらあ」
皆は幼竜から取れた出汁がたっぷり入った根野菜とごろりとした肉のごった煮スープを味わいつつ、ベリアルの話に耳を傾ける。ベリアルが言うには、悪魔とニンゲンの間に出来た子供に蝙蝠の羽が生えるか、竜の羽が生えるかどうかは、その人物たちの身体に竜因子が組み込まれているかどうかということになるらしい。
さらにベリアルは言う。竜因子を持っているニンゲンや悪魔の間に生まれる子が半龍半人になるかどうかは確率はかなり低いと。それこそ、まさに創造主:Y.O.N.Nのみぞ知ると言ったところであると。
「なるほどなのデス。まさに神の味噌汁ってことデスネ?」
「おい……。アンドレイ。アリス嬢ちゃんにツマらないジョークを教えてんじゃねえよっ!」
「ちょっと待ってください。これは天界の鉄板ジョークです。私が教えずとも、天界の誰かしらが教えるジョークです」
アリス=アンジェラが味噌と幼竜で味付けした根野菜とお肉のごった煮スープが入ったお椀をベリアルに付きつけながら、無い胸を張って、自信満々に言ってのける。さすがは鉄板ジョークなだけあって、天界ではこれを言うだけで、箸が転げただけで笑ってしまう10代のように、皆が笑顔になってしまう。
しかし、ベリアルは創造主:Y.O.N.Nが憎くて憎くて仕方が無い『七大悪魔』だ。天界の鉄板ジョークを聞かされただけで、虫唾が走る。まさに不味そうな顔をしながら、お椀に口をつけて、その味噌汁をズズズ……と飲むのであった。しかしながら、この幼竜から取れた出汁と味噌がうまいこと絡み合い、干肉と言えども、味わい深い味噌汁となっていた。
機嫌を取り戻したベリアルは意気揚々と、もし、アンドレイ=ラプソティとミサ=ミケーンの間に子供が出来るなら、一体、どんな子になるのかという予測を立ててみせる。
「ふむふむ。それは興味深いのデス。アンドレイ様が堕天したあの姿から想像するに、半獅半人になるかもしれないのデスネ?」
「あの……。なんで、私が堕天した姿を基礎にしているんですかね?」
「そりゃ、魔因子が身体に出来ちまった今のアンドレイなら、どう頑張っても、堕天した方に子が似るからだよ。もしかして、自分では気づいていないのか??」
ベリアルがそう言うと、アンドレイ=ラプソティは眉間のシワを深くするしかなかった。常々、神力の戻りが遅いということには気づいていたが、その原因が堕天移行状態に移ってしまったことであることを、今更に知ることになるアンドレイ=ラプソティであった。そして、魔因子が身体の中にある以上、それを取り除くことが出来るのは、天界でも数少ない神と、それを除けば創造主:Y.O.N.N様だけである。
自分の大切なひとの天命を奪われ、それを嘆き悲しむ時間も与えずに、アリス=アンジェラとコッシロー=ネヅが自分を天界に連れ戻そうとしたのは、創造主:Y.O.N.N様が自分の身体から魔因子を取り除こうとしているのか? という疑念を抱かざるをえなくなってしまうアンドレイ=ラプソティであった。
「そんな難しい顔をしてんじゃねえよ。不安定ゆえに、ちょっと堕天しやすい身体になっているだけだ。これから先、どっちに転ぶかは、アンドレイ、お前次第だ」
「そう……なんですか? 自分でも自分の身体がどうなっているかわからないのは、薄気味悪いんですよ」
「なんなら、ミサちゃんに聞いてみりゃ良いじゃん」
「えっ? ここでミサ殿との話が絡んでくるんです??」
アンドレイ=ラプソティの顔にどんどんシワが刻み込まれていく。ベリアルが言っていることが、危険極まり無い気がしたからだ。そして、アンドレイ=ラプソティの予想通り、ベリアルがアンドレイのあっちのお味はどうだった? と聞き始めたのだ。こんなこと、16歳の娘が居る前で聞いていいことでは決してなかった。
「うーーーん、わかりかねますニャン。久方振りに味わったアンドレイ=ラプソティ様のスペル魔は非常に濃厚で、美味しかったとしか……。アンドレイ様は誰かと浮気していたわけではないとわかっただけでも、ミサは幸せを感じてしまいましたニャン」」
「ミサ殿! この場には華も恥じらう16歳の聖女がいるんですっ!」
アンドレイ=ラプソティは間抜けにも、ベリアルの口車に乗せられたミサ=ミケーンを叱り飛ばす。ミサ=ミケーンは雷を落とされたことで、猫耳ごと、頭を両手で抑え、身体を縮こませてしまうのであった。
アンドレイ=ラプソティはまったく……と嘆息しつつ、アリス=アンジェラの方を向き、今の話はすぐに忘れるようにと、アリス=アンジェラに言うのであった。アリス=アンジェラはよくわかってないといった感じで首級を傾げている。それもそうだろうと思うしかなかったアンドレイ=ラプソティは、口をお椀につけて、ズズズ……と味噌汁を吸い、ブフー! と勢いよく吐き出してしまうのであった。
「スペル魔って、おちんこさんから噴き出す白い液体のこと……デスカ?」
「さすがは16歳ともなると、おちんこさんから白い魔液が飛び出すことは知っているかっ! こりゃ、今夜は赤飯だなっ!!」
「でも、知識で知っていても、実際にあの匂いと粘っこさを知らないうちは、まだまだ聖女の域を出ませんニャン。ここは性教育の一環として、実際のモノをアンドレイ様がお見せするのは如何ですニャン?」
「ゲホゲホッ! ガハゲホッ! そんなことをした日には、私はアリス殿の守護天使であるコッシロー殿に殴り殺されますよっ! 守護天使は守護対象に危険が及ぶと、自動的にその戦闘力を3万倍に増やせるんですよ!?」
「へえ……。このちんちくりんのお目付け役の白ネズミの戦闘力が3万倍ってか。それはそれで面白そうだけどなあ?」
ミサ=ミケーンが指先で突くと、力無くではあるが、幼竜は身体をのろのろと動かし、チュパチュパとミサ=ミケーンの指先を吸ってくる。ミサ=ミケーンは、その痛痒い感触を味わいながら、ほっこりとした笑顔になってしまう。
「まるでアンドレイ様とあちきの赤ちゃんみたいですニャン。指を吸われていると幸せな気分になってしまいますニャン」
「えっと……。悪魔とニンゲンなら竜の羽根を持つ亜人も産まれますけど、天使とニンゲンの場合はどうでしたっけ??」
「我輩を巻き込むんじゃねぇっ! って、それこそ、お前の上司に聞けっつうの。しょうがねえ。ついでだから、アリス嬢ちゃんの性教育を含めての話をしてやらあ」
皆は幼竜から取れた出汁がたっぷり入った根野菜とごろりとした肉のごった煮スープを味わいつつ、ベリアルの話に耳を傾ける。ベリアルが言うには、悪魔とニンゲンの間に出来た子供に蝙蝠の羽が生えるか、竜の羽が生えるかどうかは、その人物たちの身体に竜因子が組み込まれているかどうかということになるらしい。
さらにベリアルは言う。竜因子を持っているニンゲンや悪魔の間に生まれる子が半龍半人になるかどうかは確率はかなり低いと。それこそ、まさに創造主:Y.O.N.Nのみぞ知ると言ったところであると。
「なるほどなのデス。まさに神の味噌汁ってことデスネ?」
「おい……。アンドレイ。アリス嬢ちゃんにツマらないジョークを教えてんじゃねえよっ!」
「ちょっと待ってください。これは天界の鉄板ジョークです。私が教えずとも、天界の誰かしらが教えるジョークです」
アリス=アンジェラが味噌と幼竜で味付けした根野菜とお肉のごった煮スープが入ったお椀をベリアルに付きつけながら、無い胸を張って、自信満々に言ってのける。さすがは鉄板ジョークなだけあって、天界ではこれを言うだけで、箸が転げただけで笑ってしまう10代のように、皆が笑顔になってしまう。
しかし、ベリアルは創造主:Y.O.N.Nが憎くて憎くて仕方が無い『七大悪魔』だ。天界の鉄板ジョークを聞かされただけで、虫唾が走る。まさに不味そうな顔をしながら、お椀に口をつけて、その味噌汁をズズズ……と飲むのであった。しかしながら、この幼竜から取れた出汁と味噌がうまいこと絡み合い、干肉と言えども、味わい深い味噌汁となっていた。
機嫌を取り戻したベリアルは意気揚々と、もし、アンドレイ=ラプソティとミサ=ミケーンの間に子供が出来るなら、一体、どんな子になるのかという予測を立ててみせる。
「ふむふむ。それは興味深いのデス。アンドレイ様が堕天したあの姿から想像するに、半獅半人になるかもしれないのデスネ?」
「あの……。なんで、私が堕天した姿を基礎にしているんですかね?」
「そりゃ、魔因子が身体に出来ちまった今のアンドレイなら、どう頑張っても、堕天した方に子が似るからだよ。もしかして、自分では気づいていないのか??」
ベリアルがそう言うと、アンドレイ=ラプソティは眉間のシワを深くするしかなかった。常々、神力の戻りが遅いということには気づいていたが、その原因が堕天移行状態に移ってしまったことであることを、今更に知ることになるアンドレイ=ラプソティであった。そして、魔因子が身体の中にある以上、それを取り除くことが出来るのは、天界でも数少ない神と、それを除けば創造主:Y.O.N.N様だけである。
自分の大切なひとの天命を奪われ、それを嘆き悲しむ時間も与えずに、アリス=アンジェラとコッシロー=ネヅが自分を天界に連れ戻そうとしたのは、創造主:Y.O.N.N様が自分の身体から魔因子を取り除こうとしているのか? という疑念を抱かざるをえなくなってしまうアンドレイ=ラプソティであった。
「そんな難しい顔をしてんじゃねえよ。不安定ゆえに、ちょっと堕天しやすい身体になっているだけだ。これから先、どっちに転ぶかは、アンドレイ、お前次第だ」
「そう……なんですか? 自分でも自分の身体がどうなっているかわからないのは、薄気味悪いんですよ」
「なんなら、ミサちゃんに聞いてみりゃ良いじゃん」
「えっ? ここでミサ殿との話が絡んでくるんです??」
アンドレイ=ラプソティの顔にどんどんシワが刻み込まれていく。ベリアルが言っていることが、危険極まり無い気がしたからだ。そして、アンドレイ=ラプソティの予想通り、ベリアルがアンドレイのあっちのお味はどうだった? と聞き始めたのだ。こんなこと、16歳の娘が居る前で聞いていいことでは決してなかった。
「うーーーん、わかりかねますニャン。久方振りに味わったアンドレイ=ラプソティ様のスペル魔は非常に濃厚で、美味しかったとしか……。アンドレイ様は誰かと浮気していたわけではないとわかっただけでも、ミサは幸せを感じてしまいましたニャン」」
「ミサ殿! この場には華も恥じらう16歳の聖女がいるんですっ!」
アンドレイ=ラプソティは間抜けにも、ベリアルの口車に乗せられたミサ=ミケーンを叱り飛ばす。ミサ=ミケーンは雷を落とされたことで、猫耳ごと、頭を両手で抑え、身体を縮こませてしまうのであった。
アンドレイ=ラプソティはまったく……と嘆息しつつ、アリス=アンジェラの方を向き、今の話はすぐに忘れるようにと、アリス=アンジェラに言うのであった。アリス=アンジェラはよくわかってないといった感じで首級を傾げている。それもそうだろうと思うしかなかったアンドレイ=ラプソティは、口をお椀につけて、ズズズ……と味噌汁を吸い、ブフー! と勢いよく吐き出してしまうのであった。
「スペル魔って、おちんこさんから噴き出す白い液体のこと……デスカ?」
「さすがは16歳ともなると、おちんこさんから白い魔液が飛び出すことは知っているかっ! こりゃ、今夜は赤飯だなっ!!」
「でも、知識で知っていても、実際にあの匂いと粘っこさを知らないうちは、まだまだ聖女の域を出ませんニャン。ここは性教育の一環として、実際のモノをアンドレイ様がお見せするのは如何ですニャン?」
「ゲホゲホッ! ガハゲホッ! そんなことをした日には、私はアリス殿の守護天使であるコッシロー殿に殴り殺されますよっ! 守護天使は守護対象に危険が及ぶと、自動的にその戦闘力を3万倍に増やせるんですよ!?」
「へえ……。このちんちくりんのお目付け役の白ネズミの戦闘力が3万倍ってか。それはそれで面白そうだけどなあ?」
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる