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第5章:襲撃者
第9話:天まで上るクッキー
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カナリア=ソナタは納得できないと言った感じで愚痴をこぼす。しかしながらベル=ラプソティはその胸に実っている2つのスイカのせいでしょ? と言ってしまいたくなる。自分は完璧に近いプロポーションの持ち主であると控えめながらそう思っているが、胸のサイズだけに関しては、カナリア=ソナタに勝てているなど、間違っても口に出来ない。
それほどまでにカナリア=ソナタのおっぱいは牛の乳そのものようであり、彼女と並べば、誰しもが女性としての尊厳に傷をつけられてしまうに違いない。
「カナリアは頭に知識を詰め込みすぎているのよ。だから、アリスより体重を重く感じちゃうんじゃない?」
「そうなんですかねェ? 気持ちの問題ってことですよねェ?」
「うん、その通りよ。さすがわたくしの軍師だわ。わたくしの気持ちを代弁してくれて助かるわ」
カナリア=ソナタはエヘヘ……と照れ隠しに笑みを零してみせる。ベル=ラプソティは上手くごまかせたわと思う。カナリア=ソナタの手で、アリス=ロンドを背中に預けてもらった後、ベル=ラプソティはアリス=ロンドを幌付き荷馬車の荷台へと運んでいく。カナリア=ソナタはベル=ラプソティにアリス=ロンドのこの度の働きに対して、手作りクッキーを作ることを約束したことを告げる。その言葉にベル=ラプソティは興味深げにふんふんと頷くのであった。
「クッキーを焼くなんて、久しぶりね。わたくしも一緒に作っていいかしら?」
「それは良い事だと思いますゥ! アリス様がとっても喜ぶと思うのですゥ!」
カナリア=ソナタはベル様までもが参戦してくれるとは思いもよらなかった。容姿端麗、才色兼備、そして、料理を含めて家事もなんなくこなすことが出来るベル=ラプソティであったが、家事の方は使用人たちが済ませてしまうために、お菓子作りくらいでしか、その才能を発揮できる場を与えられない身分でもあった。
まずカナリア=ソナタたちは一団の食料を管理している輜重兵に相談しにいくことになる。事情を説明すると、輜重兵たちは、それなら一団全員が食べれる量を作ってほしいと逆に願い出る形となる。いつも冷たく硬くなったパンと芋スープでは腹を満たせても、心は満たせない。
ニンゲンは辛い時こそ、娯楽を求めてしまうのだ。それが例え現実逃避だと言われようが知ったことではない。ヒトは身体を動かすためのエネルギーだけでは動けない。心にも栄養を与えなければならないのだと輜重兵たちはベル=ラプソティたちに熱く語り出す。
それならば、皆でクッキーを作りましょゥ! というカナリア=ソナタの一言で、一団の皆がクッキー作りへと参戦することになる。傷病人以外がこのイベントに参加し、老若男女問わず、クッキーの種作りに勤しむことになる。
手ごろなサイズの石を積み重ね、簡易的なオーブンを作るのは男たちの役目であった。そして、簡易オーブン内の熱はコッシロー=ネヅがファイアーブレスで入れて、あとは薪で調整していく。
女性陣は次々と棒状のクッキー種を簡易オーブンに入れる。そして、待っている間に次の棒状のクッキー種を作る作業へと戻る。30分ほど焼いた棒状のクッキー種をオーブンから取り出し、それを包丁でおなじみの形へと切り分けていく。そうしたものをまたオーブンで30分焼けば、クッキーの完成であった。
一団が甘いお菓子の匂いに包まれている中で眼を覚ましたのがアリス=ロンドであった。アリス=ロンドはオープン型フルフェイス・ヘルメットを頭から取り外し、その甘い匂いを鼻の中へと十分に取り込む。
「愛が満ち溢れているのがわかるのデス。でも、ボクの鼻はごまかされません。ベル様が直接焼いたクッキーの匂いを感じ取れマス」
アリス=ロンドはそう独り言をつぶやき、幌付き荷馬車の荷台から飛び降り、すたすたと賑わいを見せる一団の輪の中へと割って入っていく。そして、おもむろに鼻をクンクンと犬のように鳴らしながら、目的であるベル様の愛がこもったクッキーへと一直線に向かっていく。
「あら。アリス、起きたのね。そりゃ、こんなに焼きたてのクッキーの匂いが充満してたら、寝てられないわよね」
「ハイ。有象無象のクッキーの匂いの中にベル様特製のクッキーの匂いがしましたノデ。さあ、献上してくだサイ。ボクが今すぐにでも星皇様にお届けしマス」
ベル=ラプソティは、アリス=ロンドがいったいぜんたい何を言っているのか、いまいち理解できなかった。それゆえに焼きたてのクッキーを山積みにした皿をアリス=ロンドに手渡す。アリス=ロンドはクンクン、クンクンと鼻を鳴らしまくり、細い指でクッキーの山をかき分け、その中でもベル様の愛が一番に詰まったクッキーを探し当てる。
「これデスネ。皆様、アリス=ロンドから離れてくだサイ。今すぐにこれを天界で戦っている星皇様に届けマス」
「ちょっと!? ねえ、どういうこと!?」
ベル=ラプソティは一枚のクッキーを右手で持っているアリス=ロンドに恐怖心を抱いてしまう。アリス=ロンドはその1枚のクッキーをまるでイニシエの財宝と出会ったごとくに頬ずりしまくっている。それが終わるや否や、アリス=ロンドは皆にこれからランチャーストライク・エンジェルモードへ移行することを告げるのであった。ベル=ラプソティはアリス=ロンドを静止しようとしたが、アリス=ロンドは危ないから離れてくださいと一点張りしてくる。
「カナリア!? アリスが壊れたわよっ!?」
「あわわ……。やっぱり本気も本気だったのですゥ! コッシローさん、アリスさんを止めてくださいなのですゥ!」
「ちょっと、そこで僕に振るでッチュウ!? アドリブが苦手なのが僕の良い所なんでッチュウよ!?」
慌てふためくベル=ラプソティ、カナリア=ソナタ、コッシロー=ネヅをよそに、アリス=ロンドは左手で握っていた金筒を地面に向けて放り投げる。すると、その金筒は金色に輝く破城槌となり、さらにはアリス=ロンドはその破城槌の向きを大空に向ける。そして、右手に持っていた1枚のクッキーを金色に輝く破城槌の横にある穴へ入れる。
「星皇様。ベル様がボクのために作ってくれたクッキーは、星皇様のために作ってくれたと同義デス。クッキーが砕けぬように出力10パーセントで発射しマス!」
アリス=ロンドはそう言うや否や、金色に輝く破城槌の内部に神力を込める。数秒ほど蓄えられた神力は一条のか細い光線となり、大空を切り裂いて天界へとすっ飛んでいく。一団の皆は腰を抜かして、アリス=ロンドのやっていることを見ていることしか出来なかった。
しかし、さすがは空気を読まないことで名を馳せるアリス=ロンドである。光線が天界にまで達したのを直感で感じ取った後、金色に輝く破城槌から放っている光線を止めて、さらにはその破城槌自体を光の鱗粉へと変化させたのであった。
「任務完了デス。やはり一番の上物は星皇様に渡さなくてはいけなのデス。アリスはとっても良いことをしまシタ」
「何、ひとりで満足気な顔してんのよっ! こっちは口から心臓が飛び出るかとびっくりしたじゃいのよっ!」
それほどまでにカナリア=ソナタのおっぱいは牛の乳そのものようであり、彼女と並べば、誰しもが女性としての尊厳に傷をつけられてしまうに違いない。
「カナリアは頭に知識を詰め込みすぎているのよ。だから、アリスより体重を重く感じちゃうんじゃない?」
「そうなんですかねェ? 気持ちの問題ってことですよねェ?」
「うん、その通りよ。さすがわたくしの軍師だわ。わたくしの気持ちを代弁してくれて助かるわ」
カナリア=ソナタはエヘヘ……と照れ隠しに笑みを零してみせる。ベル=ラプソティは上手くごまかせたわと思う。カナリア=ソナタの手で、アリス=ロンドを背中に預けてもらった後、ベル=ラプソティはアリス=ロンドを幌付き荷馬車の荷台へと運んでいく。カナリア=ソナタはベル=ラプソティにアリス=ロンドのこの度の働きに対して、手作りクッキーを作ることを約束したことを告げる。その言葉にベル=ラプソティは興味深げにふんふんと頷くのであった。
「クッキーを焼くなんて、久しぶりね。わたくしも一緒に作っていいかしら?」
「それは良い事だと思いますゥ! アリス様がとっても喜ぶと思うのですゥ!」
カナリア=ソナタはベル様までもが参戦してくれるとは思いもよらなかった。容姿端麗、才色兼備、そして、料理を含めて家事もなんなくこなすことが出来るベル=ラプソティであったが、家事の方は使用人たちが済ませてしまうために、お菓子作りくらいでしか、その才能を発揮できる場を与えられない身分でもあった。
まずカナリア=ソナタたちは一団の食料を管理している輜重兵に相談しにいくことになる。事情を説明すると、輜重兵たちは、それなら一団全員が食べれる量を作ってほしいと逆に願い出る形となる。いつも冷たく硬くなったパンと芋スープでは腹を満たせても、心は満たせない。
ニンゲンは辛い時こそ、娯楽を求めてしまうのだ。それが例え現実逃避だと言われようが知ったことではない。ヒトは身体を動かすためのエネルギーだけでは動けない。心にも栄養を与えなければならないのだと輜重兵たちはベル=ラプソティたちに熱く語り出す。
それならば、皆でクッキーを作りましょゥ! というカナリア=ソナタの一言で、一団の皆がクッキー作りへと参戦することになる。傷病人以外がこのイベントに参加し、老若男女問わず、クッキーの種作りに勤しむことになる。
手ごろなサイズの石を積み重ね、簡易的なオーブンを作るのは男たちの役目であった。そして、簡易オーブン内の熱はコッシロー=ネヅがファイアーブレスで入れて、あとは薪で調整していく。
女性陣は次々と棒状のクッキー種を簡易オーブンに入れる。そして、待っている間に次の棒状のクッキー種を作る作業へと戻る。30分ほど焼いた棒状のクッキー種をオーブンから取り出し、それを包丁でおなじみの形へと切り分けていく。そうしたものをまたオーブンで30分焼けば、クッキーの完成であった。
一団が甘いお菓子の匂いに包まれている中で眼を覚ましたのがアリス=ロンドであった。アリス=ロンドはオープン型フルフェイス・ヘルメットを頭から取り外し、その甘い匂いを鼻の中へと十分に取り込む。
「愛が満ち溢れているのがわかるのデス。でも、ボクの鼻はごまかされません。ベル様が直接焼いたクッキーの匂いを感じ取れマス」
アリス=ロンドはそう独り言をつぶやき、幌付き荷馬車の荷台から飛び降り、すたすたと賑わいを見せる一団の輪の中へと割って入っていく。そして、おもむろに鼻をクンクンと犬のように鳴らしながら、目的であるベル様の愛がこもったクッキーへと一直線に向かっていく。
「あら。アリス、起きたのね。そりゃ、こんなに焼きたてのクッキーの匂いが充満してたら、寝てられないわよね」
「ハイ。有象無象のクッキーの匂いの中にベル様特製のクッキーの匂いがしましたノデ。さあ、献上してくだサイ。ボクが今すぐにでも星皇様にお届けしマス」
ベル=ラプソティは、アリス=ロンドがいったいぜんたい何を言っているのか、いまいち理解できなかった。それゆえに焼きたてのクッキーを山積みにした皿をアリス=ロンドに手渡す。アリス=ロンドはクンクン、クンクンと鼻を鳴らしまくり、細い指でクッキーの山をかき分け、その中でもベル様の愛が一番に詰まったクッキーを探し当てる。
「これデスネ。皆様、アリス=ロンドから離れてくだサイ。今すぐにこれを天界で戦っている星皇様に届けマス」
「ちょっと!? ねえ、どういうこと!?」
ベル=ラプソティは一枚のクッキーを右手で持っているアリス=ロンドに恐怖心を抱いてしまう。アリス=ロンドはその1枚のクッキーをまるでイニシエの財宝と出会ったごとくに頬ずりしまくっている。それが終わるや否や、アリス=ロンドは皆にこれからランチャーストライク・エンジェルモードへ移行することを告げるのであった。ベル=ラプソティはアリス=ロンドを静止しようとしたが、アリス=ロンドは危ないから離れてくださいと一点張りしてくる。
「カナリア!? アリスが壊れたわよっ!?」
「あわわ……。やっぱり本気も本気だったのですゥ! コッシローさん、アリスさんを止めてくださいなのですゥ!」
「ちょっと、そこで僕に振るでッチュウ!? アドリブが苦手なのが僕の良い所なんでッチュウよ!?」
慌てふためくベル=ラプソティ、カナリア=ソナタ、コッシロー=ネヅをよそに、アリス=ロンドは左手で握っていた金筒を地面に向けて放り投げる。すると、その金筒は金色に輝く破城槌となり、さらにはアリス=ロンドはその破城槌の向きを大空に向ける。そして、右手に持っていた1枚のクッキーを金色に輝く破城槌の横にある穴へ入れる。
「星皇様。ベル様がボクのために作ってくれたクッキーは、星皇様のために作ってくれたと同義デス。クッキーが砕けぬように出力10パーセントで発射しマス!」
アリス=ロンドはそう言うや否や、金色に輝く破城槌の内部に神力を込める。数秒ほど蓄えられた神力は一条のか細い光線となり、大空を切り裂いて天界へとすっ飛んでいく。一団の皆は腰を抜かして、アリス=ロンドのやっていることを見ていることしか出来なかった。
しかし、さすがは空気を読まないことで名を馳せるアリス=ロンドである。光線が天界にまで達したのを直感で感じ取った後、金色に輝く破城槌から放っている光線を止めて、さらにはその破城槌自体を光の鱗粉へと変化させたのであった。
「任務完了デス。やはり一番の上物は星皇様に渡さなくてはいけなのデス。アリスはとっても良いことをしまシタ」
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