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第四章 百日限りの旦那様
25 士官学校・春
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あれは、貴明が士官学校に入った春だった。
「お前、どうしてここに来た」
校長室へ呼ばれた貴明は、唐突な校長からの詰問に躊躇った。
が、結局すぐに答える。
「――思い人のためです」
「あん?」
カイゼル髭の校長は、重厚な机の向こうであからさまに顔をしかめた。
それはそうだろう。
こういうときはお国のためであるとか、せめて田舎の両親のためであるとか言ったほうが受けがいい。
わかってはいるが、みゆきに関わることで嘘は吐けなかった。
(せいぜい殴られるくらいだろう)
そう割り切って、貴明は続ける。
「全力で軍務に注力し、ほどほどに出世し、そこそこ長生きし、思い人に安楽な人生を贈るのが目的で参りました」
「このぉ……バカもんがッッ‼」
「はっ。失礼いたしました」
窓ガラスがビリビリ震えるほどの怒声に、貴明は深く頭を下げる。
半端な思いで入隊されたら困るのは重々わかる。
軍隊は、それ自体が巨大な獣のように統率が取れていなくてはならぬ。
そのために、個は個でありながら、個を捨てなくてはならぬ。
わかりはするが、貴明はまだ、みゆきを愛するただの男だった。
六朗ほど人情と暴力に生きる才能もなく、人を騙してのし上がる商才もない。
得意なのは、ある程度の状況でも冷静であれることと、剣術と、学ぶことくらい。
この才を金に換えるには、無料で学をつけてくれる士官学校が一番だった。
(士官になってしまえば、それなりの給料がもらえる。死んだとしても、家族にも遺族年金が入る。そうなれば――みゆきに、求婚できる)
それは貴明が自分に課した難度の高い課題である。
みゆきはしあわせにならなくてはならない。
まずはそれが絶対なのだ。
朗らかで、心優しく、奇妙なほど不運なみゆき。
彼女にはもっと笑って生きる権利がある。
自分と一緒になった彼女が笑えないなら、彼女は他の男と一緒になるべきだ。
だが、それが許せるかと言ったら……許せない。
他の男に抱かれるみゆきを思うだけで、普段は冷えている脳がぐつぐつと煮え、理性はすぐにひしゃげてゴミくずになる。
(そんなことをするくらいなら、俺が、すべてを差し出す)
みゆきの横にいるために、貴明はこれからの人生すべてを捧げるつもりだった。
「普通なら、ここで『貴様のような覚悟のなっていない者は出て行け!』と怒鳴るところだが……」
「……?」
貴明が顔を上げると、校長はばさりと資料の束を机に置いたところだ。
彼はそのまま両手を組み、身を乗り出して言う。
「瀬禅。貴様、全力で軍務に注力し、猛烈に出世し、死んでくれんか」
「――は……」
(今、この人は何を言った?)
呆気にとられている貴明に、校長はにやりと複雑な笑みを浮かべた。
「入学試験で、貴様には特殊な才能が認められた。簡単に言えば、神通力だ」
「神通力、ですか」
「そうだ。……心当たりがないでもない、という顔だな?」
神通力。
すなわち、八百万の神に繋がる力。
心当たりがあるとすれば、幼いころから植物と喋れたことだが……。
「……心当たりは、あります。が、軍務に必要な力かどうかは疑問です」
腑に落ちないままに聞くと、校長は頷いた。
「表向きは必要ない。だがなあ、表がありゃあ裏もあるのが世間というもんだ。我らが初穂の帝国がいまだ独立を保っているのには、いくつか要因があってな。一番でかいのが、裏の理由よ。初穂は大昔から、強力な霊的結界に守られている」
「霊的結界」
「冗談ごとじゃあねえぞ。あれがなきゃ、とっくにどっかの属国よ。逆にあれがありゃあ安泰かというと……今は、北が剣呑でな」
「北方光国ですか」
貴明が即答したのは、初穂の北方に位置する隣国がひとつだけだからだ。
北方光国は巨大な国ではあるが、何しろ寒い。
戦を仕掛けられる季節は短い夏の間のみ。これまでは、その短い夏を、もっと豊かな国との戦争に費やしていたはずだ。
校長は椅子を蹴って立ち上がり、背後に張られた世界地図に向き合った。
「そういうことだ。ここしばらく、光国では邪悪な坊主が台頭しとる。これがただの生臭ならよかったが、残念ながらホンモノでなあ。この世の理を乱すほどの邪法を使う。近々その生臭が光帝を操り、我らが初穂の霊的結界を狙う気だという情報が入っとる。……どう思う、瀬禅?」
「――正直、突飛なお話で驚いています。自分に奇妙な力があることは存じておりますが、同様の力を持つ者に邂逅したことは皆無。となればその神通力とやら、めったやたらにあるものではないでしょう。軍に編成して戦ができるのかどうか、純粋に疑問に思います」
貴明は本心をそのまま告げた。
校長はぽりぽりと頭を掻き、なんとも言えない顔で振り返る。
「……貴様はなんというか、素直すぎる。そこまで素直だと長生きできんぞ」
「閣下はさきほど、自分に死ねとおっしゃいましたが」
言ってから、少々生意気だったな、と貴明は反省する。
また怒鳴られても仕方がない、と目を伏せるが、怒声は飛んでこなかった。
むしろ、校長はひどく冷静な声で返してくる。
「そうだな。おそらく北の戦場は地獄になる。いくら神通力持ちとはいえ、すりつぶされるのは目に見えとる。……それでも、邪法には貴様らのような神通力持ちを当てて時間を稼ぎ、境都が対策を打つのを待つしかないのだ」
(これは、覚悟した声だ)
ピンときて、貴明は唾を呑みこんだ。
その唾が重金属に変わったかのように、胃の腑のあたりがずんと重くなる。
これは冗談事ではない。確実にすぐ隣まで迫っている脅威だ。
(みゆき)
脳裏にみゆきの輝かんばかりの笑顔がよぎる。
みゆきは、自分が死んだら泣くだろうか?
彼女の涙を思うと、意外なほど、ずきりと胸が痛んだ。
貴明は浅く呼吸をする。まだ、視線は校長のそれとかち合っている。
「北へ行け、瀬禅。あそこが落ちると、初穂が落ちる」
校長は打ちこむように言い、一度言葉を切った。
そして、続ける。
「……貴様の思い人のいる国だ」
(みゆき)
脳裏に浮かんだみゆきの泣き顔が、急に血まみれの顔に変わる。
邪法とやらを操る異国の軍隊が、帝都を制圧している景色を想像する。
そこには誰も笑顔もありはしない。
みゆきに手渡せる、美しい未来などありはしない。
「拝命いたしました」
貴明の唇は、ほとんど勝手に言葉を吐き出していた。
「お前、どうしてここに来た」
校長室へ呼ばれた貴明は、唐突な校長からの詰問に躊躇った。
が、結局すぐに答える。
「――思い人のためです」
「あん?」
カイゼル髭の校長は、重厚な机の向こうであからさまに顔をしかめた。
それはそうだろう。
こういうときはお国のためであるとか、せめて田舎の両親のためであるとか言ったほうが受けがいい。
わかってはいるが、みゆきに関わることで嘘は吐けなかった。
(せいぜい殴られるくらいだろう)
そう割り切って、貴明は続ける。
「全力で軍務に注力し、ほどほどに出世し、そこそこ長生きし、思い人に安楽な人生を贈るのが目的で参りました」
「このぉ……バカもんがッッ‼」
「はっ。失礼いたしました」
窓ガラスがビリビリ震えるほどの怒声に、貴明は深く頭を下げる。
半端な思いで入隊されたら困るのは重々わかる。
軍隊は、それ自体が巨大な獣のように統率が取れていなくてはならぬ。
そのために、個は個でありながら、個を捨てなくてはならぬ。
わかりはするが、貴明はまだ、みゆきを愛するただの男だった。
六朗ほど人情と暴力に生きる才能もなく、人を騙してのし上がる商才もない。
得意なのは、ある程度の状況でも冷静であれることと、剣術と、学ぶことくらい。
この才を金に換えるには、無料で学をつけてくれる士官学校が一番だった。
(士官になってしまえば、それなりの給料がもらえる。死んだとしても、家族にも遺族年金が入る。そうなれば――みゆきに、求婚できる)
それは貴明が自分に課した難度の高い課題である。
みゆきはしあわせにならなくてはならない。
まずはそれが絶対なのだ。
朗らかで、心優しく、奇妙なほど不運なみゆき。
彼女にはもっと笑って生きる権利がある。
自分と一緒になった彼女が笑えないなら、彼女は他の男と一緒になるべきだ。
だが、それが許せるかと言ったら……許せない。
他の男に抱かれるみゆきを思うだけで、普段は冷えている脳がぐつぐつと煮え、理性はすぐにひしゃげてゴミくずになる。
(そんなことをするくらいなら、俺が、すべてを差し出す)
みゆきの横にいるために、貴明はこれからの人生すべてを捧げるつもりだった。
「普通なら、ここで『貴様のような覚悟のなっていない者は出て行け!』と怒鳴るところだが……」
「……?」
貴明が顔を上げると、校長はばさりと資料の束を机に置いたところだ。
彼はそのまま両手を組み、身を乗り出して言う。
「瀬禅。貴様、全力で軍務に注力し、猛烈に出世し、死んでくれんか」
「――は……」
(今、この人は何を言った?)
呆気にとられている貴明に、校長はにやりと複雑な笑みを浮かべた。
「入学試験で、貴様には特殊な才能が認められた。簡単に言えば、神通力だ」
「神通力、ですか」
「そうだ。……心当たりがないでもない、という顔だな?」
神通力。
すなわち、八百万の神に繋がる力。
心当たりがあるとすれば、幼いころから植物と喋れたことだが……。
「……心当たりは、あります。が、軍務に必要な力かどうかは疑問です」
腑に落ちないままに聞くと、校長は頷いた。
「表向きは必要ない。だがなあ、表がありゃあ裏もあるのが世間というもんだ。我らが初穂の帝国がいまだ独立を保っているのには、いくつか要因があってな。一番でかいのが、裏の理由よ。初穂は大昔から、強力な霊的結界に守られている」
「霊的結界」
「冗談ごとじゃあねえぞ。あれがなきゃ、とっくにどっかの属国よ。逆にあれがありゃあ安泰かというと……今は、北が剣呑でな」
「北方光国ですか」
貴明が即答したのは、初穂の北方に位置する隣国がひとつだけだからだ。
北方光国は巨大な国ではあるが、何しろ寒い。
戦を仕掛けられる季節は短い夏の間のみ。これまでは、その短い夏を、もっと豊かな国との戦争に費やしていたはずだ。
校長は椅子を蹴って立ち上がり、背後に張られた世界地図に向き合った。
「そういうことだ。ここしばらく、光国では邪悪な坊主が台頭しとる。これがただの生臭ならよかったが、残念ながらホンモノでなあ。この世の理を乱すほどの邪法を使う。近々その生臭が光帝を操り、我らが初穂の霊的結界を狙う気だという情報が入っとる。……どう思う、瀬禅?」
「――正直、突飛なお話で驚いています。自分に奇妙な力があることは存じておりますが、同様の力を持つ者に邂逅したことは皆無。となればその神通力とやら、めったやたらにあるものではないでしょう。軍に編成して戦ができるのかどうか、純粋に疑問に思います」
貴明は本心をそのまま告げた。
校長はぽりぽりと頭を掻き、なんとも言えない顔で振り返る。
「……貴様はなんというか、素直すぎる。そこまで素直だと長生きできんぞ」
「閣下はさきほど、自分に死ねとおっしゃいましたが」
言ってから、少々生意気だったな、と貴明は反省する。
また怒鳴られても仕方がない、と目を伏せるが、怒声は飛んでこなかった。
むしろ、校長はひどく冷静な声で返してくる。
「そうだな。おそらく北の戦場は地獄になる。いくら神通力持ちとはいえ、すりつぶされるのは目に見えとる。……それでも、邪法には貴様らのような神通力持ちを当てて時間を稼ぎ、境都が対策を打つのを待つしかないのだ」
(これは、覚悟した声だ)
ピンときて、貴明は唾を呑みこんだ。
その唾が重金属に変わったかのように、胃の腑のあたりがずんと重くなる。
これは冗談事ではない。確実にすぐ隣まで迫っている脅威だ。
(みゆき)
脳裏にみゆきの輝かんばかりの笑顔がよぎる。
みゆきは、自分が死んだら泣くだろうか?
彼女の涙を思うと、意外なほど、ずきりと胸が痛んだ。
貴明は浅く呼吸をする。まだ、視線は校長のそれとかち合っている。
「北へ行け、瀬禅。あそこが落ちると、初穂が落ちる」
校長は打ちこむように言い、一度言葉を切った。
そして、続ける。
「……貴様の思い人のいる国だ」
(みゆき)
脳裏に浮かんだみゆきの泣き顔が、急に血まみれの顔に変わる。
邪法とやらを操る異国の軍隊が、帝都を制圧している景色を想像する。
そこには誰も笑顔もありはしない。
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