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復讐するは我にあり
四.
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「ふっ、ふふふふふ・・・・・・ああ、もう我慢出来ん。見ろ、もうこんなになってしまったぞ」
切なげな声で呟くと、邪神は身体に巻き付けていたシルクのような光沢の薄布をたくし上げた。
下から現れたモノを見て、グィードは思わず小さく悲鳴をあげた。あらわになった股間には、それは麗しい容姿からは想像もできない巨大な男根だった。黒ずんだ胴体は木の根のようにゴツゴツと節くれだち、傲然と鎌首を擡げた亀頭はまるで毒蛇のようだ。
「ひ・・・・・・む、無理だ・・・・・・」
華奢な肉体とは余りに不釣り合いでグロテスクな代物に、グィードは悪夢を見ているような表情になった。
ルシフェールは大きく膨れ上がった雄芯を自らの手で扱き、ローションの残りを弓なりに反り返ってピクピクと脈打つ胴体に塗り付ける。力を漲らせた勃起の先端はエラを誇らしげに広げている。
「心配はいらぬ、直ぐに我が欲しくて堪らぬ、と言う様になる」
獲物を見つめるルシフェールの瞳がサディスティックに輝いた。
「いやだぁ、そ、そんなの入らない・・・・・・壊れる・・・・・・ッ!」
ルシフェールはもがく裸身を易々と押さえ付け、剛直をアヌスに突き入れて一気にねじ込んでいった。普通なら引き裂かれるような激痛を伴ってもおかしくない行為なのに、信じられない程柔軟に受け入れ、咥え込んでいく。
醜悪な槍はぐぐっ、と最奥を目指して入り込んでくる。どうすればいいのか分からないグィードは、混乱を上回る快感に首を激しく降った。
「ひぃあっ・・・・・はっ・・・・・・はぁっ・・・・・・!」
慣れぬ快感をどう制御すればいいのか分からずにいるグィードを組み敷いたまま、ルシフェールはゆるゆると抽送を繰り返す。
「あっ、あー・・・・・・ぅんんっ・・・・・・」
無意識に、その動きに合わせてグィードは腰をくねらせ始める。抉られる度に生まれる、蕩けるような妖しい快感にグィードは溺れはじめていた。
ひたすらにこの快感だけを貪っていたい。そんな事しか考えられなくなっていた。
「気持ちが快いか、グィード。我もだ、貴様の中は柔らかく我を包んで歓待してくれる」
我らは相性が良いようだ、と艶を含んだ濡れた様な声音で囁いたルシフェールはスパートをかけた。快感に酔いしれた表情で腰を大きく躍動させた。
「ああ、ああッ!そんな・・・・・・もっとゆっくり!」
「そうか?もっと速いほうが良くないか?」
言いながら、ダメ押しのように腰を突き上げた。先程とは違うはげしい抽送に、グィードは頭の芯まで痺れる様な絶頂感に襲い掛かかられ、激しいエクスタシーの波に翻弄された。
「イッ、あッ!ああああ────ッ!」
グィードは激しく上り詰めながら、己の肉壺に咥え込んだ肉棒をまるで、離すまいとするかのように腸壁が収縮痙攣を無意識に繰り返す。
その痙攣に引きずられるように、ルシフェールも掠れた喘ぎ声をあげるとグィードの奥へと精を放っていた。
「ふ、くッ・・・・・・ふう・・・・・・ふふ、貴様をもっと可愛がってやりたいが・・・・・・」
息も絶え絶えに喘ぐグィードの唇を吸いつつ、囁いた。まだ放したくないと絡みつく秘裂から男根を引き抜くと、ぽっかりと開いた秘孔から注ぎ込まれた大量の白濁液がゴボリと吹き出し、太い糸となって滴った。
ぐったりとしながらも、グィードの顔は絶頂に酔っているようであった。そんなグィードの顔を覗き込む三人の人影が姿を現す。
「え、あ・・・・・・?」
三人の男が突然現れて、グィードは頭が付いて行かずぽかんと見上げていた。
「お初にお目にかかります、グィード様。私はベルゼビュートと申します」
そう言ったのは、うねる様な黒髪を肩まで伸ばした暗い顔をした男だった。
「私はベリアドと申します。以後、お見知りおきを」
次に自己紹介したのは金髪をオールバックにした、騎士のような気品を携えた男であった。
「私はダエーワ。以後お見知りおきを、グィード様」
最後は褐色の肌に金髪の男であった。それぞれが自己紹介してきたものの、それらを理解する前に男達はベッドに上がって来た。
「グィード様、我らにもお情けをお与えくださいませ」
ベルゼビュートが切なげに囁く。三人の手がするするとグィードの脹脛を撫で、膝裏、太股へと辿り着く。
「グィード、こ奴等は我の大事な腹心よ。貴様にとっても良き協力者となってくれるであろう」
そう言って、淫蕩な美の化身のようなルシフェールは赤い唇に笑みを浮かべてグィードの顔を覗き込んだ。
切なげな声で呟くと、邪神は身体に巻き付けていたシルクのような光沢の薄布をたくし上げた。
下から現れたモノを見て、グィードは思わず小さく悲鳴をあげた。あらわになった股間には、それは麗しい容姿からは想像もできない巨大な男根だった。黒ずんだ胴体は木の根のようにゴツゴツと節くれだち、傲然と鎌首を擡げた亀頭はまるで毒蛇のようだ。
「ひ・・・・・・む、無理だ・・・・・・」
華奢な肉体とは余りに不釣り合いでグロテスクな代物に、グィードは悪夢を見ているような表情になった。
ルシフェールは大きく膨れ上がった雄芯を自らの手で扱き、ローションの残りを弓なりに反り返ってピクピクと脈打つ胴体に塗り付ける。力を漲らせた勃起の先端はエラを誇らしげに広げている。
「心配はいらぬ、直ぐに我が欲しくて堪らぬ、と言う様になる」
獲物を見つめるルシフェールの瞳がサディスティックに輝いた。
「いやだぁ、そ、そんなの入らない・・・・・・壊れる・・・・・・ッ!」
ルシフェールはもがく裸身を易々と押さえ付け、剛直をアヌスに突き入れて一気にねじ込んでいった。普通なら引き裂かれるような激痛を伴ってもおかしくない行為なのに、信じられない程柔軟に受け入れ、咥え込んでいく。
醜悪な槍はぐぐっ、と最奥を目指して入り込んでくる。どうすればいいのか分からないグィードは、混乱を上回る快感に首を激しく降った。
「ひぃあっ・・・・・はっ・・・・・・はぁっ・・・・・・!」
慣れぬ快感をどう制御すればいいのか分からずにいるグィードを組み敷いたまま、ルシフェールはゆるゆると抽送を繰り返す。
「あっ、あー・・・・・・ぅんんっ・・・・・・」
無意識に、その動きに合わせてグィードは腰をくねらせ始める。抉られる度に生まれる、蕩けるような妖しい快感にグィードは溺れはじめていた。
ひたすらにこの快感だけを貪っていたい。そんな事しか考えられなくなっていた。
「気持ちが快いか、グィード。我もだ、貴様の中は柔らかく我を包んで歓待してくれる」
我らは相性が良いようだ、と艶を含んだ濡れた様な声音で囁いたルシフェールはスパートをかけた。快感に酔いしれた表情で腰を大きく躍動させた。
「ああ、ああッ!そんな・・・・・・もっとゆっくり!」
「そうか?もっと速いほうが良くないか?」
言いながら、ダメ押しのように腰を突き上げた。先程とは違うはげしい抽送に、グィードは頭の芯まで痺れる様な絶頂感に襲い掛かかられ、激しいエクスタシーの波に翻弄された。
「イッ、あッ!ああああ────ッ!」
グィードは激しく上り詰めながら、己の肉壺に咥え込んだ肉棒をまるで、離すまいとするかのように腸壁が収縮痙攣を無意識に繰り返す。
その痙攣に引きずられるように、ルシフェールも掠れた喘ぎ声をあげるとグィードの奥へと精を放っていた。
「ふ、くッ・・・・・・ふう・・・・・・ふふ、貴様をもっと可愛がってやりたいが・・・・・・」
息も絶え絶えに喘ぐグィードの唇を吸いつつ、囁いた。まだ放したくないと絡みつく秘裂から男根を引き抜くと、ぽっかりと開いた秘孔から注ぎ込まれた大量の白濁液がゴボリと吹き出し、太い糸となって滴った。
ぐったりとしながらも、グィードの顔は絶頂に酔っているようであった。そんなグィードの顔を覗き込む三人の人影が姿を現す。
「え、あ・・・・・・?」
三人の男が突然現れて、グィードは頭が付いて行かずぽかんと見上げていた。
「お初にお目にかかります、グィード様。私はベルゼビュートと申します」
そう言ったのは、うねる様な黒髪を肩まで伸ばした暗い顔をした男だった。
「私はベリアドと申します。以後、お見知りおきを」
次に自己紹介したのは金髪をオールバックにした、騎士のような気品を携えた男であった。
「私はダエーワ。以後お見知りおきを、グィード様」
最後は褐色の肌に金髪の男であった。それぞれが自己紹介してきたものの、それらを理解する前に男達はベッドに上がって来た。
「グィード様、我らにもお情けをお与えくださいませ」
ベルゼビュートが切なげに囁く。三人の手がするするとグィードの脹脛を撫で、膝裏、太股へと辿り着く。
「グィード、こ奴等は我の大事な腹心よ。貴様にとっても良き協力者となってくれるであろう」
そう言って、淫蕩な美の化身のようなルシフェールは赤い唇に笑みを浮かべてグィードの顔を覗き込んだ。
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