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8.押しに押されて押し倒されて
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夕食を終え客室へと戻れば、畳の上には布団が2組敷かれていた。客室を空けているうちに旅館の仲居が敷いてくれたのだ。
今夜は律希と2人その布団で寝るのだと思えば、不思議な気持ちに包まれる。まさか職場の同僚と温泉旅行をする日が来ようとは。
俺は部屋の隅に置いていた紙袋から酒瓶を2本取り出すと、ちゃぶ台の上に置いた。温泉街自慢の大吟醸。旅館での酒盛りを見越して、土産物店で買った物だ。
「律希。酒、飲むでしょ?」
「俺も一緒に飲んでいいんですか?」
「1人で酒盛りしたって楽しくないじゃん。無理強いはしないけど、付き合ってくれたら嬉しいよ」
「そういう事なら少しだけ頂きます」
それから先はテレビをつけることもせず、途中で布団に潜り込むこともなく、他愛のない話題を肴に酒を呑んだ。旅先で呑む酒は美味い。障子窓の隙間から入りこむ夜風も、かぐわしい畳の香りも、さらりとした浴衣の肌触りも、何もかもが最高だ。
知らず知らずのうちに酒は進み、1本目の酒瓶が空になる頃には、俺はすっかり酩酊状態であった。ふわふわと幸せ心地で律希の肩を抱き寄せる。
「うぇっへっへ。律希、楽しんでる~?」
「楽しんでますよ。楽しんでるんで面倒くさい絡みは止めてください」
「そんなこと言って、さっきから全然空けてないじゃん。乾杯でもする? 乾杯っていうのは文字通り盃を乾かすことでぇ」
「うわ、本当に面倒くさい。ちょっと俺から離れてください」
律希は迷惑そうに俺の腕を振り解いた。普段は誰に対しても丁寧な口調の律希であるが、飲み会の最中は辛口だ。とりわけ酔っぱらってウザ絡みする俺に対しては。
俺はヒヨコのように唇を尖らせ、フカフカの布団に倒れ込んだ。
「何だよぉ。俺と律希の仲なんだから、肩くらい抱いたっていいじゃん」
旅館の布団は今までに寝たどんな布団よりも柔らかく、俺は幸せな気持ちになった。そのままゴロゴロと布団を満喫する俺の耳に、遠慮がちな律希の声が届く。
「……春臣さんは、俺と一緒に酒を飲むの嫌じゃないんですか」
「ん、何で?」
「俺、以前泥酔状態の春臣さんを抱いたんですよ。また同じことが起こったら、とは考えないんですか?」
「あの時は俺が変な雰囲気にしたんでしょ? 今日の俺はそんなことしないもん」
「もん、っていい歳した大人がアンタ」
律希のツッコミは聞かなかったことにして、俺は言葉を続けた。
「それに律希はさ、痛いこととか酷いことはしないじゃん。あの夜もなんだかんだ優しくしてくれたんでしょ? 身体に痕も残ってなかったしさぁ。尻もムズムズしただけで、痛んだり出血したりはしてなかったし」
「そりゃ……春臣さんを抱くのに酷いことなんてしませんよ」
「でしょ? だから俺、律希のことが怖いだとか、一緒にいるのが嫌だとか、そんなことは思わないよ。他の誰かとしちゃうくらいなら律希でよかった、なんて考えてるくらい」
というのはお世辞でもなんでもない俺の素直な気持ちだ。
あの夜の出来事は互いに不運な事故であるが、相手が律希であったことがせめてもの救い。例えば相手が壮太であったなら、俺はこんなにも冷静ではいられなかったんじゃないかと思う。
律希も壮太も可愛い後輩であることに違いはないのだけれど、信頼度と友好度が違うというのだろうか。俺は律希のことを人として相当好いているし、心も許している。
あの夜、俺が変な雰囲気を作ってしまったのは多分その辺りの事情で――
「それはつまり、優しくするならもう一度してもいいってこと?」
「……ほぁ?」
律希の言葉をすぐに理解することができず、俺は布団の上で小首をかしげた。
次の瞬間、律希が俺の上に倒れ込んできた。大柄な律希に押し潰されて、俺は「ぐぇっ」と蛙のような悲鳴をあげる。
「ああー……春臣さんの匂いがする。無理無理無理、こんなの我慢しろっていう方が無理」
俺の肩先に顔をうずめ、律希は早口で言う。俺の目に律希の顔は見えない。首筋にあたる吐息が熱い。吐きかけられた場所から溶けてしまいそう。
律希の右手が浴衣の内側に入りこんできた。太ももを撫でられれば快感が背筋を這う。アルコールに浸かった脳味噌でも、その先に何が待ち受けているかはすぐに想像できた。
「まままま待って律希! 俺、また変な雰囲気作っちゃった……?」
俺は大慌てで律希の肩を押し返すが、律希は俺の太ももを撫でる手を止めない。
「作っちゃいました」
「ちょ、ちょっと落ち着こう。そっちでお茶でも飲んでさ……」
「本気で止めてほしいと思うのなら、本気で抵抗してください。俺、春臣さんが嫌がることはしたくないんですよ」
律希はささやきが耳朶に触れる。媚薬のように理性を溶かす。
律希の熱い手に触れられることも、甘く掠れた声を聞くことも不快ではない。それどころか心地いいとすら感じてしまう。
「嫌……ではない……けど」
消え入るような声で答えることが、俺にとって精一杯のYES。
*
「はぁっ、うう……」
体内を掻き回される異物感に、俺は上半身を仰け反らせて喘ぐ。律希の指は俺の体内で生き物のように動き回る。腹の奥に溜まる甘い疼き、生々しい水音、顔から火が出るほど恥ずかしい。
間もなくすると指は引き抜かれ、代わりにもっと大きなモノが後孔に触れた。
「春臣さん、力を抜いて。大丈夫、いきなり奥まで挿れたりはしませんから」
「当たり前だろ……そんな大きいの根元まで突っ込まれたら失神するわ……」
「大きいですか? 普通じゃないですか?」
「いや普通じゃねぇって。凶器レベルだわ」
俺のツッコミには言葉を返さずに、律希は俺の太ももに手を添えた。
ゆっくりと体内を押し開かれる。痛みはない。けれどもそこは本来暴かれてはならない場所。内臓を押し上げられる圧迫感、異物感、背徳感。様々な感情が混じり合い、涙の粒となって零れ落ちる。
律希は涙の粒を舐めとるように、俺のまなじりにキスをした。
「春臣さん、俺と付き合ってください」
俺は思わず聞き返した。
「……何、て?」
「春臣さんを悲しませるようなこと、絶対にしませんから。デートの予定は全部俺が立てるし、店員相手にへこへこしてても文句なんて言いません。男同士だったら結婚も出産も考えなくていいから、ずっと春臣さんの望む距離感でいられますよ」
話す間にも、律希は俺の顔中にキスの雨を降らせる。最後には唇に触れるだけのキスをして、それからゆらゆらと腰を揺らし始めた。
「律希、まだ動くなっ……」
俺は律希の二の腕に爪を立てる。ゆっくりとした動きであっても、内臓を揺さぶられれば苦しくて仕方がない。苦しくて苦しくて、そして気持ちいい。心臓がドクドクと脈打ち視界が揺れる。
こんなことになるのなら酒など飲むんじゃなかった。また何もかも忘れてしまうじゃないか。
「春臣さん。お願い、俺と付き合って」
溺れるような行為の最中に、律希は何度もそう懇願した。快楽とアルコールに理性を溶かされた俺に、その願いを断ることなどできるはずもない。
こうして俺と律希は恋人同士となった。
今夜は律希と2人その布団で寝るのだと思えば、不思議な気持ちに包まれる。まさか職場の同僚と温泉旅行をする日が来ようとは。
俺は部屋の隅に置いていた紙袋から酒瓶を2本取り出すと、ちゃぶ台の上に置いた。温泉街自慢の大吟醸。旅館での酒盛りを見越して、土産物店で買った物だ。
「律希。酒、飲むでしょ?」
「俺も一緒に飲んでいいんですか?」
「1人で酒盛りしたって楽しくないじゃん。無理強いはしないけど、付き合ってくれたら嬉しいよ」
「そういう事なら少しだけ頂きます」
それから先はテレビをつけることもせず、途中で布団に潜り込むこともなく、他愛のない話題を肴に酒を呑んだ。旅先で呑む酒は美味い。障子窓の隙間から入りこむ夜風も、かぐわしい畳の香りも、さらりとした浴衣の肌触りも、何もかもが最高だ。
知らず知らずのうちに酒は進み、1本目の酒瓶が空になる頃には、俺はすっかり酩酊状態であった。ふわふわと幸せ心地で律希の肩を抱き寄せる。
「うぇっへっへ。律希、楽しんでる~?」
「楽しんでますよ。楽しんでるんで面倒くさい絡みは止めてください」
「そんなこと言って、さっきから全然空けてないじゃん。乾杯でもする? 乾杯っていうのは文字通り盃を乾かすことでぇ」
「うわ、本当に面倒くさい。ちょっと俺から離れてください」
律希は迷惑そうに俺の腕を振り解いた。普段は誰に対しても丁寧な口調の律希であるが、飲み会の最中は辛口だ。とりわけ酔っぱらってウザ絡みする俺に対しては。
俺はヒヨコのように唇を尖らせ、フカフカの布団に倒れ込んだ。
「何だよぉ。俺と律希の仲なんだから、肩くらい抱いたっていいじゃん」
旅館の布団は今までに寝たどんな布団よりも柔らかく、俺は幸せな気持ちになった。そのままゴロゴロと布団を満喫する俺の耳に、遠慮がちな律希の声が届く。
「……春臣さんは、俺と一緒に酒を飲むの嫌じゃないんですか」
「ん、何で?」
「俺、以前泥酔状態の春臣さんを抱いたんですよ。また同じことが起こったら、とは考えないんですか?」
「あの時は俺が変な雰囲気にしたんでしょ? 今日の俺はそんなことしないもん」
「もん、っていい歳した大人がアンタ」
律希のツッコミは聞かなかったことにして、俺は言葉を続けた。
「それに律希はさ、痛いこととか酷いことはしないじゃん。あの夜もなんだかんだ優しくしてくれたんでしょ? 身体に痕も残ってなかったしさぁ。尻もムズムズしただけで、痛んだり出血したりはしてなかったし」
「そりゃ……春臣さんを抱くのに酷いことなんてしませんよ」
「でしょ? だから俺、律希のことが怖いだとか、一緒にいるのが嫌だとか、そんなことは思わないよ。他の誰かとしちゃうくらいなら律希でよかった、なんて考えてるくらい」
というのはお世辞でもなんでもない俺の素直な気持ちだ。
あの夜の出来事は互いに不運な事故であるが、相手が律希であったことがせめてもの救い。例えば相手が壮太であったなら、俺はこんなにも冷静ではいられなかったんじゃないかと思う。
律希も壮太も可愛い後輩であることに違いはないのだけれど、信頼度と友好度が違うというのだろうか。俺は律希のことを人として相当好いているし、心も許している。
あの夜、俺が変な雰囲気を作ってしまったのは多分その辺りの事情で――
「それはつまり、優しくするならもう一度してもいいってこと?」
「……ほぁ?」
律希の言葉をすぐに理解することができず、俺は布団の上で小首をかしげた。
次の瞬間、律希が俺の上に倒れ込んできた。大柄な律希に押し潰されて、俺は「ぐぇっ」と蛙のような悲鳴をあげる。
「ああー……春臣さんの匂いがする。無理無理無理、こんなの我慢しろっていう方が無理」
俺の肩先に顔をうずめ、律希は早口で言う。俺の目に律希の顔は見えない。首筋にあたる吐息が熱い。吐きかけられた場所から溶けてしまいそう。
律希の右手が浴衣の内側に入りこんできた。太ももを撫でられれば快感が背筋を這う。アルコールに浸かった脳味噌でも、その先に何が待ち受けているかはすぐに想像できた。
「まままま待って律希! 俺、また変な雰囲気作っちゃった……?」
俺は大慌てで律希の肩を押し返すが、律希は俺の太ももを撫でる手を止めない。
「作っちゃいました」
「ちょ、ちょっと落ち着こう。そっちでお茶でも飲んでさ……」
「本気で止めてほしいと思うのなら、本気で抵抗してください。俺、春臣さんが嫌がることはしたくないんですよ」
律希はささやきが耳朶に触れる。媚薬のように理性を溶かす。
律希の熱い手に触れられることも、甘く掠れた声を聞くことも不快ではない。それどころか心地いいとすら感じてしまう。
「嫌……ではない……けど」
消え入るような声で答えることが、俺にとって精一杯のYES。
*
「はぁっ、うう……」
体内を掻き回される異物感に、俺は上半身を仰け反らせて喘ぐ。律希の指は俺の体内で生き物のように動き回る。腹の奥に溜まる甘い疼き、生々しい水音、顔から火が出るほど恥ずかしい。
間もなくすると指は引き抜かれ、代わりにもっと大きなモノが後孔に触れた。
「春臣さん、力を抜いて。大丈夫、いきなり奥まで挿れたりはしませんから」
「当たり前だろ……そんな大きいの根元まで突っ込まれたら失神するわ……」
「大きいですか? 普通じゃないですか?」
「いや普通じゃねぇって。凶器レベルだわ」
俺のツッコミには言葉を返さずに、律希は俺の太ももに手を添えた。
ゆっくりと体内を押し開かれる。痛みはない。けれどもそこは本来暴かれてはならない場所。内臓を押し上げられる圧迫感、異物感、背徳感。様々な感情が混じり合い、涙の粒となって零れ落ちる。
律希は涙の粒を舐めとるように、俺のまなじりにキスをした。
「春臣さん、俺と付き合ってください」
俺は思わず聞き返した。
「……何、て?」
「春臣さんを悲しませるようなこと、絶対にしませんから。デートの予定は全部俺が立てるし、店員相手にへこへこしてても文句なんて言いません。男同士だったら結婚も出産も考えなくていいから、ずっと春臣さんの望む距離感でいられますよ」
話す間にも、律希は俺の顔中にキスの雨を降らせる。最後には唇に触れるだけのキスをして、それからゆらゆらと腰を揺らし始めた。
「律希、まだ動くなっ……」
俺は律希の二の腕に爪を立てる。ゆっくりとした動きであっても、内臓を揺さぶられれば苦しくて仕方がない。苦しくて苦しくて、そして気持ちいい。心臓がドクドクと脈打ち視界が揺れる。
こんなことになるのなら酒など飲むんじゃなかった。また何もかも忘れてしまうじゃないか。
「春臣さん。お願い、俺と付き合って」
溺れるような行為の最中に、律希は何度もそう懇願した。快楽とアルコールに理性を溶かされた俺に、その願いを断ることなどできるはずもない。
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