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終章 名前を呼んで、魔法を解いて
69話 最高の未来
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「それが『アーサー・グランドの真実の物語』……」
「そうです。私どもが必死に隠し、守り続けた物語」
アンは陽気に踊る人の輪を見つめた。
ハーモニカを奏でながら華麗なステップを踏むジェフ。バレリーナのようなダンスを披露するバーバラ。満面の笑みを浮かべユリウスに話しかけるリナ。話はできないながらも、どこか幸せそうな表情のユリウス――なおバーバラの変色魔法が解けたユリウスの髪は、リナと同じ亜麻色である。
そして彼らの中心で、口いっぱいにご馳走を頬張るグレン。リスのように頬を膨らませるグレンの姿は微笑ましいが、彼の抱える過去は壮絶だ。
目の前で母を殺され、自らも命の淵に立たされ、名前を捨てることでしか傷ついた心を守ることができなかった。
人が魔法を発現するきっかけは、極度の精神的苦痛であるという一説がある。
確かにアンが初めて変貌魔法を発現したのは、ローマンから心のない罵声を浴びせられ心がズタボロになったときだった。「役立たずのあたしはもういらない。皆から必要とされる別人になりたい」そんな思いが糧となり生まれた存在がアンドレだ。
皆を愛し、皆に愛される存在、アンドレ。
10年前のアーサーが魔法を発現したきっかけも、程度は違えど同じことだったのだろう。「アーサーの姿でいてはまた命を狙われるかもしれない」少年は己の命を守るために、希少な変貌魔法を発現した。
アンはぽつりと言った。
「レオナルドぉ。ひょっとしてあたし、大変なことをしちゃったのかな」
「大変なこと、ですか。確かにアーサー殿下があるべき道に戻られたのは、アン様の力によるところが大きく――」
レオナルドの言葉をさえぎって、アンは大きく首を横に振った。
「違う違う、そうじゃなくてさ。アーサーは命を守るために『グレン』という存在を作り出した。グレンがアーサーに戻るということは、また誰かに命を狙われる可能性があるかもしれないということで……」
アーサー・グランドの物語が、今後どのような形で紡がれていくかはまだわからない。けれども確かなのは、心神喪失状態を脱したと見なされれば、アーサーは王位継承争いに復帰せざるを得ないということだ。
10年間王位継承争いから離れていたアーサーに、どれだけの支持者が戻るのかはわからない。けれどもかつての鬼才が復活を遂げたとなれば、王位継承争いに多大なる影響を及ぼすことはまず間違いがなかった。
王位継承順位上位にいる王子らがその状況を傍観しているものだろうか。最悪の場合、アーサーはまた命を狙われることになるのかもしれない。
もしもそうなったとすれば、それはアンの責任だ。アンがアーサーと結婚することを選ばなければ、グレンはずっとグレンのままでいられたのだから。
「アン様……グレンはですね――」
「おいこらぁ、アン! 結婚式の主役が、こんな所でしみったれた顔してんじゃねぇ!」
レオナルドの言葉をさえぎったものは、舌足らずの怒鳴り声だった。怒鳴り声の主はほんのりと赤い顔をしたグレン。すでにかなりの量の酒を飲んでいるようだ。
アンは少し強い口調で言った。
「グレン……今さ、真面目な話をしていたんだよ」
「真面目な話ぃ? どんな」
「このままだとグレンの命が危ないかもしれない、という話。グレンがアーサーに戻ったら、王位継承争いに復帰することになるんでしょ? 次期国王の座を狙う他の王子たちが、鬼才の復活を黙って見過ごすはずもない。よからぬことを企むに決まってるよ。もしかしたらグレンはまた誘拐されちゃうのかも。狭い木こり小屋に閉じ込められて、こ、殺されちゃうのかもぉ……」
アンの瞳にはみるみる大粒の涙が盛り上がった。
しかしその涙が零れ落ちるよりも早く、グレンは大きな溜息を吐くのであった。
「お前さぁ……今の俺がそう簡単にやられると思ってんの?」
アンは涙の浮いた目をまたたかせた。
「……へ?」
「俺が誘拐されたのはもう10年も前の話だぜ。当時の俺は11歳のガキ。背だってそんなに高くなかったしさぁ、大の大人に囲まれたら抵抗できるわけねぇだろ。片や今の俺は立派な成人男性。身体だってそれなりに鍛えてるし、体術と剣術は鬼人仕込みだぜ。大概の相手はぶっ飛ばしてやんよ」
グレンはにんまりと笑い、しゅ、しゅっとこぶしを打ち出してみせた。
グレンの言葉には説得力があるけれど、アンの心から不安が消えることはない。グレンがそうして武術を身につけるということは、彼が今も『人々の悪意』を恐れているという意味に他ならないからだ。
「でもグレンは、アーサーに戻ることが怖かったんじゃないの? だから10年もの長い時間をグレンとして過ごしてきたんでしょ。それをこんなに簡単に戻ると決めてしまっていいの?」
アンが涙声で問いただせば、グレンはつ、と視線を移ろわせた。
「……アーサーに戻らなかったのは、戻る理由がなかったからだ。元々王座には興味がなかったし、宮殿での贅沢な生活にも未練はなかった。根が庶民だからさぁ、少し不自由なくらいの生活の方が性に合ってんだよね。邸宅の皆も俺がグレンでいることを受け入れてくれていたし、このままグレンとして生きる方が幸せだと思ったんだ」
「じゃあやっぱり、グレンはグレンのままでいた方が--……」
アンがその先を言うよりも早く、グレンの両手がアンの両頬を挟み込んだ。ほっぺたをパン生地のようにこね回されて、アンは「うにゅう」「にょえ」と奇怪な悲鳴を漏らす。
「それなのにさぁ! 何なのお前。結婚式の途中で不っ細工な泣き顔さらしやがって。何もかも全部お前のせいだっつぅの。この馬鹿、馬鹿馬鹿、馬鹿アン。一生かけて責任取れや」
そこまでの暴言を一息に吐き出すと、グレンはアンの両頬から手のひらを離した。
アンはぽかんと口を開けた。
「は、花嫁相手に『不細工』って言う人、初めて見た……」
「俺も、初めて言った」
グレンは「ひひ」と悪戯げに笑い、アンの額にキスをした。まぶた、こめかみ、右頬、左頬。アンの顔中にキスの雨を降らし、最後は唇へのバード・キス。
見る者の目を潰しそうな満面の笑みを残して、宴の方へと戻っていく。
アンは摩擦により赤らんだ頬を押さえ、長いこと賑やかな宴を見つめていた。
ジェフと手を取り合って踊るグレン、見事な合唱を披露するバーバラとリナ、うっすらと微笑むユリウス。めちゃめちゃな宴ではあるが、今までに参加したどんな宴よりも楽しそう。
よし、とアンは席を立った。
「レオナルド、あたしも踊ってくる。ド下手だけど笑わないでね」
アンはウェディングドレスのすそをひるがえし、花婿の元へと駆けていく。
1人きりになったガゼボの下で、レオナルドは祝い酒を口に運んだ。地下収納でじっくりと寝かせたロゼワイン、今まで飲んだどんな酒よりも美味い。
レオナルドが見つめる先では、ウェディングドレス姿のアンがグレンに振り回されていた。ダンスをしているはずなのに、アンのダンス下手が災いし格闘技のような有様となっている。「グレン、もっとお手柔らかに踊ってぇ! あたし、吹き飛んじゃうよ!」アンの悲鳴が耳に心地いい。
空を見上げれば青空
そよ風に流れる真っ白な雲
そしてどこまでも続く緑の草原
耳を澄ませば皆の笑い声
軽やかなハーモニカの音
レオナルドは華々しいロゼワインの香りを胸いっぱいに吸い込むと、静かな声で空に言った。
「ほら、これが皆が密かに願った『最高の未来』だ」
「そうです。私どもが必死に隠し、守り続けた物語」
アンは陽気に踊る人の輪を見つめた。
ハーモニカを奏でながら華麗なステップを踏むジェフ。バレリーナのようなダンスを披露するバーバラ。満面の笑みを浮かべユリウスに話しかけるリナ。話はできないながらも、どこか幸せそうな表情のユリウス――なおバーバラの変色魔法が解けたユリウスの髪は、リナと同じ亜麻色である。
そして彼らの中心で、口いっぱいにご馳走を頬張るグレン。リスのように頬を膨らませるグレンの姿は微笑ましいが、彼の抱える過去は壮絶だ。
目の前で母を殺され、自らも命の淵に立たされ、名前を捨てることでしか傷ついた心を守ることができなかった。
人が魔法を発現するきっかけは、極度の精神的苦痛であるという一説がある。
確かにアンが初めて変貌魔法を発現したのは、ローマンから心のない罵声を浴びせられ心がズタボロになったときだった。「役立たずのあたしはもういらない。皆から必要とされる別人になりたい」そんな思いが糧となり生まれた存在がアンドレだ。
皆を愛し、皆に愛される存在、アンドレ。
10年前のアーサーが魔法を発現したきっかけも、程度は違えど同じことだったのだろう。「アーサーの姿でいてはまた命を狙われるかもしれない」少年は己の命を守るために、希少な変貌魔法を発現した。
アンはぽつりと言った。
「レオナルドぉ。ひょっとしてあたし、大変なことをしちゃったのかな」
「大変なこと、ですか。確かにアーサー殿下があるべき道に戻られたのは、アン様の力によるところが大きく――」
レオナルドの言葉をさえぎって、アンは大きく首を横に振った。
「違う違う、そうじゃなくてさ。アーサーは命を守るために『グレン』という存在を作り出した。グレンがアーサーに戻るということは、また誰かに命を狙われる可能性があるかもしれないということで……」
アーサー・グランドの物語が、今後どのような形で紡がれていくかはまだわからない。けれども確かなのは、心神喪失状態を脱したと見なされれば、アーサーは王位継承争いに復帰せざるを得ないということだ。
10年間王位継承争いから離れていたアーサーに、どれだけの支持者が戻るのかはわからない。けれどもかつての鬼才が復活を遂げたとなれば、王位継承争いに多大なる影響を及ぼすことはまず間違いがなかった。
王位継承順位上位にいる王子らがその状況を傍観しているものだろうか。最悪の場合、アーサーはまた命を狙われることになるのかもしれない。
もしもそうなったとすれば、それはアンの責任だ。アンがアーサーと結婚することを選ばなければ、グレンはずっとグレンのままでいられたのだから。
「アン様……グレンはですね――」
「おいこらぁ、アン! 結婚式の主役が、こんな所でしみったれた顔してんじゃねぇ!」
レオナルドの言葉をさえぎったものは、舌足らずの怒鳴り声だった。怒鳴り声の主はほんのりと赤い顔をしたグレン。すでにかなりの量の酒を飲んでいるようだ。
アンは少し強い口調で言った。
「グレン……今さ、真面目な話をしていたんだよ」
「真面目な話ぃ? どんな」
「このままだとグレンの命が危ないかもしれない、という話。グレンがアーサーに戻ったら、王位継承争いに復帰することになるんでしょ? 次期国王の座を狙う他の王子たちが、鬼才の復活を黙って見過ごすはずもない。よからぬことを企むに決まってるよ。もしかしたらグレンはまた誘拐されちゃうのかも。狭い木こり小屋に閉じ込められて、こ、殺されちゃうのかもぉ……」
アンの瞳にはみるみる大粒の涙が盛り上がった。
しかしその涙が零れ落ちるよりも早く、グレンは大きな溜息を吐くのであった。
「お前さぁ……今の俺がそう簡単にやられると思ってんの?」
アンは涙の浮いた目をまたたかせた。
「……へ?」
「俺が誘拐されたのはもう10年も前の話だぜ。当時の俺は11歳のガキ。背だってそんなに高くなかったしさぁ、大の大人に囲まれたら抵抗できるわけねぇだろ。片や今の俺は立派な成人男性。身体だってそれなりに鍛えてるし、体術と剣術は鬼人仕込みだぜ。大概の相手はぶっ飛ばしてやんよ」
グレンはにんまりと笑い、しゅ、しゅっとこぶしを打ち出してみせた。
グレンの言葉には説得力があるけれど、アンの心から不安が消えることはない。グレンがそうして武術を身につけるということは、彼が今も『人々の悪意』を恐れているという意味に他ならないからだ。
「でもグレンは、アーサーに戻ることが怖かったんじゃないの? だから10年もの長い時間をグレンとして過ごしてきたんでしょ。それをこんなに簡単に戻ると決めてしまっていいの?」
アンが涙声で問いただせば、グレンはつ、と視線を移ろわせた。
「……アーサーに戻らなかったのは、戻る理由がなかったからだ。元々王座には興味がなかったし、宮殿での贅沢な生活にも未練はなかった。根が庶民だからさぁ、少し不自由なくらいの生活の方が性に合ってんだよね。邸宅の皆も俺がグレンでいることを受け入れてくれていたし、このままグレンとして生きる方が幸せだと思ったんだ」
「じゃあやっぱり、グレンはグレンのままでいた方が--……」
アンがその先を言うよりも早く、グレンの両手がアンの両頬を挟み込んだ。ほっぺたをパン生地のようにこね回されて、アンは「うにゅう」「にょえ」と奇怪な悲鳴を漏らす。
「それなのにさぁ! 何なのお前。結婚式の途中で不っ細工な泣き顔さらしやがって。何もかも全部お前のせいだっつぅの。この馬鹿、馬鹿馬鹿、馬鹿アン。一生かけて責任取れや」
そこまでの暴言を一息に吐き出すと、グレンはアンの両頬から手のひらを離した。
アンはぽかんと口を開けた。
「は、花嫁相手に『不細工』って言う人、初めて見た……」
「俺も、初めて言った」
グレンは「ひひ」と悪戯げに笑い、アンの額にキスをした。まぶた、こめかみ、右頬、左頬。アンの顔中にキスの雨を降らし、最後は唇へのバード・キス。
見る者の目を潰しそうな満面の笑みを残して、宴の方へと戻っていく。
アンは摩擦により赤らんだ頬を押さえ、長いこと賑やかな宴を見つめていた。
ジェフと手を取り合って踊るグレン、見事な合唱を披露するバーバラとリナ、うっすらと微笑むユリウス。めちゃめちゃな宴ではあるが、今までに参加したどんな宴よりも楽しそう。
よし、とアンは席を立った。
「レオナルド、あたしも踊ってくる。ド下手だけど笑わないでね」
アンはウェディングドレスのすそをひるがえし、花婿の元へと駆けていく。
1人きりになったガゼボの下で、レオナルドは祝い酒を口に運んだ。地下収納でじっくりと寝かせたロゼワイン、今まで飲んだどんな酒よりも美味い。
レオナルドが見つめる先では、ウェディングドレス姿のアンがグレンに振り回されていた。ダンスをしているはずなのに、アンのダンス下手が災いし格闘技のような有様となっている。「グレン、もっとお手柔らかに踊ってぇ! あたし、吹き飛んじゃうよ!」アンの悲鳴が耳に心地いい。
空を見上げれば青空
そよ風に流れる真っ白な雲
そしてどこまでも続く緑の草原
耳を澄ませば皆の笑い声
軽やかなハーモニカの音
レオナルドは華々しいロゼワインの香りを胸いっぱいに吸い込むと、静かな声で空に言った。
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