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はないちもんめ
彼女の不調
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メリオンの変貌に一時騒然となった王宮内であったが、すぐにいつもの落ち着きを取り戻した。幸いにも王宮の者は、ころころと性別を変えるゼータの姿を見慣れている。人の性別が変わる、という状況には慣れっこなのである。
初めこそ慣れない姿に四苦八苦していたメリオンも、3日も経つといつもの調子を取り戻した。本性こそ淫猥紳士と名高いメリオンであるが、公務中は分厚い紳士の皮を被っていた。物腰や話し方を変えずとも女性の姿に違和感はなく、色香が加わったことで密かな信奉者が増えたほどだ。そして信奉者が増えると同時に、ささいな用事を見繕ってメリオンの執務室を訪れる官吏は増える。以前メリオンの執務室を訪れる官吏はもっぱら女性であったが、変貌以後はそのほとんどが男性官吏へと変わった。美麗な顔面と揺れる胸元を見たいがためである。メリオンも彼らの興味の対象がわかっているだけにその対応は鮮やかだ。身体の凹凸のわかる衣服を着込み、胸元を強調するような体勢で会話に興じる。外見は変われど書類を見る厳しい目に代わりはないのであるが、毒舌を向けられた男性官吏はなぜか少し嬉しそうなのである。
本当に怖いのは兵器を持つものではない、その使い方を熟知した者なのだ。
嬉々として女の武器を利用していたメリオン。異変が生じ始めたのは、突然の変貌から4日が経とうとする日のことであった。まず初めにメリオンの異変に気が付いた者は、メリオンの一番の馴染みであるザト。いつものメリオンならば、まず見逃すはずのない決裁書類のミスを見逃している。そう気が付いたことが始まりであった。
「メリオンらしからぬ行動」は日を追うごとに増える。会議の最中にぼうっとしたり、執務室の机にうつ伏していたり。人気のない廊下で座り込む姿が目撃されることもあった。侍女官吏からの密かな報告は、メリオンの監視人ともいうべくザトの元へと集まった。そして女性の身体特有の不調があるものかと頭を悩ませたザトは、ゼータを探しレイバックの執務室へとやって来たのである。そこでメリオンの変貌がクリスの謀である、という事実が初めてレイバックに伝えられることとなる。メリオンの変貌から7日目のことである。
しかしザト、ゼータ、レイバックの3人が集まったところで、他人の不調の原因などわかるはずもない。女性の姿に馴染みのあるゼータもお手上げだ。施術に不具合でもあったのだろうかと予想もされたが、メリオン本人に聞いたところで素直に不調の原因を話してくれるとも思えない。そこで施術の同行者に事情を聞くべく、クリスが場に呼び寄せられたのである。
「クリス。呼び出しの理由はわかるか」
椅子に腰かけたままのレイバックがそう問えば、クリスは緊張の面持ちで返事を返す。
「いえ…」
「メリオンに関することだ。お前がメリオンを騙し、性別転換魔法の施術を受けさせたという事は先ほどザトに聞いた」
「…はい、その事については間違いありません」
クリスは小さな声で答える。プライベートではレイバックと気安い関係を築いているクリスであるが、今はまだ公務時間中。国王相手に会話に緊張感を抱かないはずがない。
「メリオンを騙したことについて、俺の口からお前を責めるつもりはない。ただここ数日、メリオンは随分と体調が悪そうだ。施術の際に、何か不調の原因となるような事柄を聞いていないか?」
「不調、ですか?味覚や嗅覚が変化する場合があるだとか、身体の動かしづらさを感じる場合があるだとか、そのような副作用は聞いていますけれど…」
クリスの答えに、レイバックとザトは顔を見合わせた。副作用といえば副作用ではあるが、そのような些細な事象が今のメリオンの不調に繋がるものだろうか?
事の当事者であるクリスを呼び出しても、結局不調の原因は謎のまま。レイバックは溜息を吐き、どうしたものかと緋色の頭を掻く。
「クリス。施術以降メリオンと話す機会はあったか」
「施術から戻って以降、まともには話はしていません。当然と言えば当然ですけれど、避けられているようで…。廊下で話しかけても相槌すら打ってもらえないんです」
「そうか…」
それきり部屋の中はまた静まり返ってしまう。混迷する室内に光明を差したのは、皆の会話に耳を澄ませていたゼータであった。
「あの、メリオンは魔法に不具合があると言っていましたよね。私は女性の姿になった経験がほとんどなかったので、ルナとして王宮にやってきた当初は魔力がほとんどありませんでした。変化した身体に魔力が馴染むのに時間がかかったんです。魔封じの紐を結わえられて、私が倒れたことを覚えていますか?あれはそういう経緯です。性別転換魔法にそういった副作用は?」
それは買い物に付き合った日にメリオンに聞こうと思ったこと、突然降りだした雨に遮られた問い。ゼータがレイバックの婚約者として王宮に滞在していたのは、今日からもう2年以上も前のこと。クリスを含むロシャ王国の外交使節団が持ち込んだ封じの紐の効力により、ゼータは眩暈を起こし床へと崩れ落ちたのだ。当時の出来事を思い出したのか、それとも施術の副作用に思い当たる節を見つけたのか。クリスははっと顔を上げる。
「そういえば、魔法の施術者がそんなことを言っていました。変化した身体に魔力が馴染むには時間がかかるのだと。2週間程度は魔法を使うことができないのだそうです」
「魔法を使えない?それは確かか?」
クリスの説明に、強い言葉を返した者はザト。場の雰囲気がぴりりと引き締まる。
「…確かです。」
そうか、と呟き、ザトは黙り込む。ゼータとレイバックも何も言わない。メリオンの抱える不調に関し、その原因を元凶であるクリスに伝えるのは、ザトの役目であると判断したからだ。
ザトは白髪交じりの頭を揺らしながら、語るべき言葉を探す。魔法を使えない人間のクリスを相手に、メリオンの置かれた状況を伝えるための言葉を。
「魔法を使えぬというのは…人間でいえば何だろうな。視力を奪われたようなものだろうか。頼りにしていた力が突然なくなった。メリオンはバルトリア王国の生活が長い。あそこは人の悪意が渦巻く国だ。仲間だと思っていた者に容易く首を刎ねられるような国。メリオンが人にまず悪意がある事を疑うのは彼の国で生きてきたゆえだ。人の悪意を敏感に感じ取りながら、自身の魔法を頼りに生き延びてきた」
ザトの声は静かな部屋に大きく響く。クリスは両手のひらを腹の前で握り込んで、ゆったりと語られるザトの言葉を聞く。
「加えてメリオンは王宮の中で圧倒的な強者であった。今まで兎の群れの中で頭を撫でていた者が、突然視界を奪われワニの巣に投げ込まれる。その気持ちがわかるか?」
穏やかな口調ながらも、ザトの表情は怒気を孕む。
数日前、「クリスに嵌められた」と憤るメリオンに、ザトは「子ぐらい産んでやれ」と軽口を返した。それは魔法を使えないというメリオンの状況を知らないがゆえの軽口であった。もしもメリオンが「魔法が使えない」という自身の異常を告白していたのならば、ザトは真摯にその怒りを受け止めただろう。そしてすぐさまクリスの元へと向かったはずだ。軽率な行いを諫めるために。しかしメリオンはザトにすら弱みを打ち明けない。最も信頼の置ける味方であるはずのザトにでさえ、悪意の存在を捨てきれずにいる。
「恐らくメリオンは、女性の身体になってからまともに寝ていません。不調の理由はそれでしょう」
ザトの視線はクリスを離れ、レイバックの元へと向かう。
「不安からくる寝不足、ということか…。怪我や病の類でないのは幸いだが、逆に対応が難しいな」
「メリオンは魔法を使えないという事実を隠しています。我々がその事実に気付いたと知れれば、心労を増やしかねないでしょう。下手な気づかいは逆効果かと」
「余分な仕事を回さぬよう根回しをするくらいしかないか。旧バルトリア王国地帯に関する仕事では、俺もメリオンを頼りがちであったからな。これを機に自分で学習するか…」
「私も官吏に、姿を見たいがための無駄な来訪は控えるよう言い含めましょう」
「そうしてくれ」
レイバックとザトの視線は、立ちすくむクリスに向かう。
「クリス、情報提供に感謝する。子どもが欲しいという気持ちはわからんでもないが、メリオンの魔力が戻るまではそっとしておいてやれ」
レイバックの言葉を、クリスは呆然としながら聞いた。
初めこそ慣れない姿に四苦八苦していたメリオンも、3日も経つといつもの調子を取り戻した。本性こそ淫猥紳士と名高いメリオンであるが、公務中は分厚い紳士の皮を被っていた。物腰や話し方を変えずとも女性の姿に違和感はなく、色香が加わったことで密かな信奉者が増えたほどだ。そして信奉者が増えると同時に、ささいな用事を見繕ってメリオンの執務室を訪れる官吏は増える。以前メリオンの執務室を訪れる官吏はもっぱら女性であったが、変貌以後はそのほとんどが男性官吏へと変わった。美麗な顔面と揺れる胸元を見たいがためである。メリオンも彼らの興味の対象がわかっているだけにその対応は鮮やかだ。身体の凹凸のわかる衣服を着込み、胸元を強調するような体勢で会話に興じる。外見は変われど書類を見る厳しい目に代わりはないのであるが、毒舌を向けられた男性官吏はなぜか少し嬉しそうなのである。
本当に怖いのは兵器を持つものではない、その使い方を熟知した者なのだ。
嬉々として女の武器を利用していたメリオン。異変が生じ始めたのは、突然の変貌から4日が経とうとする日のことであった。まず初めにメリオンの異変に気が付いた者は、メリオンの一番の馴染みであるザト。いつものメリオンならば、まず見逃すはずのない決裁書類のミスを見逃している。そう気が付いたことが始まりであった。
「メリオンらしからぬ行動」は日を追うごとに増える。会議の最中にぼうっとしたり、執務室の机にうつ伏していたり。人気のない廊下で座り込む姿が目撃されることもあった。侍女官吏からの密かな報告は、メリオンの監視人ともいうべくザトの元へと集まった。そして女性の身体特有の不調があるものかと頭を悩ませたザトは、ゼータを探しレイバックの執務室へとやって来たのである。そこでメリオンの変貌がクリスの謀である、という事実が初めてレイバックに伝えられることとなる。メリオンの変貌から7日目のことである。
しかしザト、ゼータ、レイバックの3人が集まったところで、他人の不調の原因などわかるはずもない。女性の姿に馴染みのあるゼータもお手上げだ。施術に不具合でもあったのだろうかと予想もされたが、メリオン本人に聞いたところで素直に不調の原因を話してくれるとも思えない。そこで施術の同行者に事情を聞くべく、クリスが場に呼び寄せられたのである。
「クリス。呼び出しの理由はわかるか」
椅子に腰かけたままのレイバックがそう問えば、クリスは緊張の面持ちで返事を返す。
「いえ…」
「メリオンに関することだ。お前がメリオンを騙し、性別転換魔法の施術を受けさせたという事は先ほどザトに聞いた」
「…はい、その事については間違いありません」
クリスは小さな声で答える。プライベートではレイバックと気安い関係を築いているクリスであるが、今はまだ公務時間中。国王相手に会話に緊張感を抱かないはずがない。
「メリオンを騙したことについて、俺の口からお前を責めるつもりはない。ただここ数日、メリオンは随分と体調が悪そうだ。施術の際に、何か不調の原因となるような事柄を聞いていないか?」
「不調、ですか?味覚や嗅覚が変化する場合があるだとか、身体の動かしづらさを感じる場合があるだとか、そのような副作用は聞いていますけれど…」
クリスの答えに、レイバックとザトは顔を見合わせた。副作用といえば副作用ではあるが、そのような些細な事象が今のメリオンの不調に繋がるものだろうか?
事の当事者であるクリスを呼び出しても、結局不調の原因は謎のまま。レイバックは溜息を吐き、どうしたものかと緋色の頭を掻く。
「クリス。施術以降メリオンと話す機会はあったか」
「施術から戻って以降、まともには話はしていません。当然と言えば当然ですけれど、避けられているようで…。廊下で話しかけても相槌すら打ってもらえないんです」
「そうか…」
それきり部屋の中はまた静まり返ってしまう。混迷する室内に光明を差したのは、皆の会話に耳を澄ませていたゼータであった。
「あの、メリオンは魔法に不具合があると言っていましたよね。私は女性の姿になった経験がほとんどなかったので、ルナとして王宮にやってきた当初は魔力がほとんどありませんでした。変化した身体に魔力が馴染むのに時間がかかったんです。魔封じの紐を結わえられて、私が倒れたことを覚えていますか?あれはそういう経緯です。性別転換魔法にそういった副作用は?」
それは買い物に付き合った日にメリオンに聞こうと思ったこと、突然降りだした雨に遮られた問い。ゼータがレイバックの婚約者として王宮に滞在していたのは、今日からもう2年以上も前のこと。クリスを含むロシャ王国の外交使節団が持ち込んだ封じの紐の効力により、ゼータは眩暈を起こし床へと崩れ落ちたのだ。当時の出来事を思い出したのか、それとも施術の副作用に思い当たる節を見つけたのか。クリスははっと顔を上げる。
「そういえば、魔法の施術者がそんなことを言っていました。変化した身体に魔力が馴染むには時間がかかるのだと。2週間程度は魔法を使うことができないのだそうです」
「魔法を使えない?それは確かか?」
クリスの説明に、強い言葉を返した者はザト。場の雰囲気がぴりりと引き締まる。
「…確かです。」
そうか、と呟き、ザトは黙り込む。ゼータとレイバックも何も言わない。メリオンの抱える不調に関し、その原因を元凶であるクリスに伝えるのは、ザトの役目であると判断したからだ。
ザトは白髪交じりの頭を揺らしながら、語るべき言葉を探す。魔法を使えない人間のクリスを相手に、メリオンの置かれた状況を伝えるための言葉を。
「魔法を使えぬというのは…人間でいえば何だろうな。視力を奪われたようなものだろうか。頼りにしていた力が突然なくなった。メリオンはバルトリア王国の生活が長い。あそこは人の悪意が渦巻く国だ。仲間だと思っていた者に容易く首を刎ねられるような国。メリオンが人にまず悪意がある事を疑うのは彼の国で生きてきたゆえだ。人の悪意を敏感に感じ取りながら、自身の魔法を頼りに生き延びてきた」
ザトの声は静かな部屋に大きく響く。クリスは両手のひらを腹の前で握り込んで、ゆったりと語られるザトの言葉を聞く。
「加えてメリオンは王宮の中で圧倒的な強者であった。今まで兎の群れの中で頭を撫でていた者が、突然視界を奪われワニの巣に投げ込まれる。その気持ちがわかるか?」
穏やかな口調ながらも、ザトの表情は怒気を孕む。
数日前、「クリスに嵌められた」と憤るメリオンに、ザトは「子ぐらい産んでやれ」と軽口を返した。それは魔法を使えないというメリオンの状況を知らないがゆえの軽口であった。もしもメリオンが「魔法が使えない」という自身の異常を告白していたのならば、ザトは真摯にその怒りを受け止めただろう。そしてすぐさまクリスの元へと向かったはずだ。軽率な行いを諫めるために。しかしメリオンはザトにすら弱みを打ち明けない。最も信頼の置ける味方であるはずのザトにでさえ、悪意の存在を捨てきれずにいる。
「恐らくメリオンは、女性の身体になってからまともに寝ていません。不調の理由はそれでしょう」
ザトの視線はクリスを離れ、レイバックの元へと向かう。
「不安からくる寝不足、ということか…。怪我や病の類でないのは幸いだが、逆に対応が難しいな」
「メリオンは魔法を使えないという事実を隠しています。我々がその事実に気付いたと知れれば、心労を増やしかねないでしょう。下手な気づかいは逆効果かと」
「余分な仕事を回さぬよう根回しをするくらいしかないか。旧バルトリア王国地帯に関する仕事では、俺もメリオンを頼りがちであったからな。これを機に自分で学習するか…」
「私も官吏に、姿を見たいがための無駄な来訪は控えるよう言い含めましょう」
「そうしてくれ」
レイバックとザトの視線は、立ちすくむクリスに向かう。
「クリス、情報提供に感謝する。子どもが欲しいという気持ちはわからんでもないが、メリオンの魔力が戻るまではそっとしておいてやれ」
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