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安らかに眠れ、恐ろしくも美しい緋色の龍よ
後日談:さよなら奇妙な旅人
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アリッサ…海岸国家ロマで出会った女性
参考話:アリッサ
***
奇妙な男に出会った。その男はニシキギの御宿の意味を知らず、ロマ周辺諸国の地理を知らず、そして宝とも言うべき金貨の価値を知らぬ。だが決して無知というわけではなく、食事や人付き合いの作法については心得ているし、不思議なことにも魔獣の話題となると途端に饒舌になる。1週間前に南の空に空飛ぶ魔獣を見たと言えば、まるで少年のようにはしゃぎ詳細を問い質そうとするのだ。急な用事ができてロマの地を訪れたという割に、呑気に買い物を楽しみ高価な食事に舌鼓を打つ。ロマ周辺諸国では共通であるはずの魔族の恐怖を知らぬ。共に過ごせば過ごすほどに、奇妙な男。
***
太陽が西の空に傾きかけた頃に、アリッサはロマ北側に位置する林の中を訪れた。
アリッサがその場所を訪れるのはおよそ3か月ぶりのことだ。来訪の目的は知人の手荷物を回収するため。その手荷物の持ち主は、3か月前にロマの地を訪れた奇妙な旅人だ。名をゼータという。ゼータは林の中に銀毛並みの騎獣を放し、樹木のうろの中に手荷物を隠し、そしてアリッサに別れを告げてロマの地から姿を消した。「ロマは通過点なんですよ。私の旅の目的地は、海の向こう側」屈託のない笑顔を残して。
アリッサは人気のない林の中で、ゼータが手荷物を隠した樹木を探して歩いた。一面に広がる林の中で、意外にも目的の樹木はすぐに見つかった。周りの木々よりも一際大きな大木で、根元にはぽっかりと空いたうろがある。中に落ち葉を溜め込んだそのうろは、人が隠れるには狭く、そして小動物が棲家とするには少しばかり大きい。落ち葉の上に木の実や糞は落ちていないから、幸いにもそのうろを寝床とする動物はいないようだ。
うろのすぐ傍にしゃがみ込んだとき、アリッサの胸はどきどきと高鳴る。期待と緊張で手が震える。本当は期待など抱いてはいけないのだ。うろの中に手荷物が残されていること、それ即ちゼータが海の向こうから帰らなかったという意味だ。ゼータは大切な人の足跡を辿ってロマの地にやって来たのだといった。そして願わくはその人とともに故郷に帰りたい、とも。手荷物が残されていることはゼータが海の向こうから帰らなかったということ。海の向こうから帰らなかったということは、ゼータの目的が達せられなかったということ。人の不幸に期待を抱いてはいけない。
そうは分かっていても期待を抱かずにはいられない。ゼータの手荷物には、金貨が詰まった銭袋が入っている。ロマの地では、金は宝石以上の価値を持つ。ゼータの持っていた金貨が4枚もあれば、アリッサは1年間遊んで暮らすことができるのだ。高額な脱国税を支払い、ロマから逃げ出すこともできる。海岸国家ロマ――またの名を要塞都市ロマと呼ばれるこの土地から逃げ出せば、最早魔族に攫われる恐怖に怯えることはない。
――ゼータさん、ごめん。でもあたし、やっぱり金貨が欲しいよ
アリッサは心の中で謝罪を口にすると、うろの中に両手のひらを突っ込んだ。湿気た枯葉をわしゃわしゃと掻き分けて、そこにあるはずのゼータの荷物を探す。しかしいくら手のひらを動かしても、アリッサの指先が掴む物はひんやりと冷たい枯葉だけ。
「…あれ?」
呟くアリッサは、うろの中を何度も何度も掻き回す。しかしいくらそうしてみても、やはり掴む物は枯葉だけ。枯葉と、その下にある土の地面だけだ。3か月前、確かにこの場所に隠されたはずのゼータの荷物がなくなっている。馬具を包んだ檸檬柄の風呂敷と、着替えと銭袋を仕舞い入れた旅行カバン。2つの荷物が綺麗さっぱりと。
「まさかゼータさんが…?それとも誰かに盗まれちゃったの?」
アリッサは戸惑いを隠せない。ゼータが荷物を回収したのだとすれば良いのだ。それはゼータが海の向こうで目的を達し、ロマに地に戻ってきたということだから。しかしもしもそれ以外の誰かが荷物を持ち去ったのだとすればやるせない。ロマの北側の森に基本的に人は立ち入らないが、それでも絶対に人が近づかないというわけではないのだ。例えば街に近づく魔獣を追い払うために、山警隊の者が林に立ち入ることは時たまある。彼らのうちの誰かが偶然ゼータの手荷物を発見し、これ幸いと持ち去ってしまったのだろうか?
何か手掛かりが残っていないだろうかと、アリッサはうろに敷き詰められた枯葉を外へと出していく。手のひらに枯葉をのせて、うろの外へ、また手のひらに枯葉をのせて、外へ。そうして10回も枯葉を掻きだしたとき、アリッサははたと動きを止める。うろの底に埋もれた小さな缶を見つけたから。それは恐らく菓子か何かの缶だと思う。缶の形自体は平たい円柱形で、表面に鮮やかな花の絵柄が描かれている。飴玉の缶だろうか、クッキーの缶だろうか、それとも紅茶の缶だろうか。
アリッサは缶の表面に付いた枯葉のくずを払うと、そっと蓋を開けた。缶の中身は数枚の金貨と、それから小さく折り畳まれた紙。アリッサは輝かしい金貨には目もくれず、その小さな紙を開く。
「…絵葉書」
紙の正体は4つ折りの絵葉書であった。そこそこ厚さのある紙を4つ折りにしているのだから、当然のように絵葉書は折り皺だらけ。人に差し出すことはもうできなさそうだ。それでもそこに描かれている風景は土に汚れることもなく、露に濡れることもなく、鮮やかな色合いを保っている。橙や茶を基調とした石造りの建物と、真っ青に澄み渡る青空。石畳を走る荷馬車と、道を行き交うたくさんの人。それらの風景が水彩画のような風合いで描かれている。
一体どこの街並みだろう、アリッサは折り目のついた絵葉書を食い入るように見つめる。ロマの土産物店にも、ロマの街並みを描いた絵葉書が多数売られている。安価でかさばらない絵葉書は、旅の土産として人気なのだ。ならばこの絵葉書も、どこかの街の土産物店で売られていた物だろうか。この絵葉書を残した者がゼータだというのなら、ひょっとして海の向こうにある「魔族の土地」で売られていた物か。ならば絵葉書に描かれている美しい風景は、魔族の暮らす土地の街並みか。
アリッサはどこか夢見心地で、その見知らぬ街並みを描いた絵葉書を見つめた。ゼータがどのような思惑でこの絵葉書を残したのかは分からない。ただ確かに海を越えたのだという事実を伝えたかったのか。それともロマの人々の忌み嫌う魔族の土地が、どのような場所であるかを見せたかったのだろうか。アリッサの姉であるベルは、もう7年も前に魔族に攫われた。ベルが今もまだ暮らすかもしれない土地の街並みを、アリッサに見せたかったのだろうか?
随分と長いこと、枯葉の上に座り込んでその絵葉書を眺めていた。アリッサは思いついたように立ち上がると、絵葉書を再び4つ折りにして、缶の中に仕舞い入れる。缶の蓋を閉め、誰にも奪われないようにと上着の内側に隠し入れて、夕陽に照らされる林に背を向ける。目的の物を手に入れた今、もうこの場所に用はない。
アリッサはさざ波打ち寄せる浜辺を一人黙々と歩く。上着の内側に隠した缶が、歩みに合わせてがちゃがちゃと鳴る。ゼータの残してくれた金貨を全て貝通貨に帰れば、アリッサはロマの地から逃げ出すことができる。莫大な脱国税を支払い、海から離れた内陸の小国へと移り住み、魔族の襲撃に怯えることのない生活を送ることができるのだ。もう夜の海を恐れることはない。
ゼータはアリッサに魔族に怯えることのない未来をくれた。そうであるはずなのに何故か心は晴れない。布団にへばりつくゼータを必死に起こした朝が、一緒に食べた高級レストランの料理の味が、ともに浜辺を歩いた穏やかなときが、まるで昨日の出来事のようにありありと思い出されるのだ。
「一言くらい、別れを言いに来てくれたって良かったのにさ」
アリッサの呟きは誰にも届くことはない。
もう2度と会うことはない奇妙な旅人。貴方と過ごした日々を一生忘れはしない。
参考話:アリッサ
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奇妙な男に出会った。その男はニシキギの御宿の意味を知らず、ロマ周辺諸国の地理を知らず、そして宝とも言うべき金貨の価値を知らぬ。だが決して無知というわけではなく、食事や人付き合いの作法については心得ているし、不思議なことにも魔獣の話題となると途端に饒舌になる。1週間前に南の空に空飛ぶ魔獣を見たと言えば、まるで少年のようにはしゃぎ詳細を問い質そうとするのだ。急な用事ができてロマの地を訪れたという割に、呑気に買い物を楽しみ高価な食事に舌鼓を打つ。ロマ周辺諸国では共通であるはずの魔族の恐怖を知らぬ。共に過ごせば過ごすほどに、奇妙な男。
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太陽が西の空に傾きかけた頃に、アリッサはロマ北側に位置する林の中を訪れた。
アリッサがその場所を訪れるのはおよそ3か月ぶりのことだ。来訪の目的は知人の手荷物を回収するため。その手荷物の持ち主は、3か月前にロマの地を訪れた奇妙な旅人だ。名をゼータという。ゼータは林の中に銀毛並みの騎獣を放し、樹木のうろの中に手荷物を隠し、そしてアリッサに別れを告げてロマの地から姿を消した。「ロマは通過点なんですよ。私の旅の目的地は、海の向こう側」屈託のない笑顔を残して。
アリッサは人気のない林の中で、ゼータが手荷物を隠した樹木を探して歩いた。一面に広がる林の中で、意外にも目的の樹木はすぐに見つかった。周りの木々よりも一際大きな大木で、根元にはぽっかりと空いたうろがある。中に落ち葉を溜め込んだそのうろは、人が隠れるには狭く、そして小動物が棲家とするには少しばかり大きい。落ち葉の上に木の実や糞は落ちていないから、幸いにもそのうろを寝床とする動物はいないようだ。
うろのすぐ傍にしゃがみ込んだとき、アリッサの胸はどきどきと高鳴る。期待と緊張で手が震える。本当は期待など抱いてはいけないのだ。うろの中に手荷物が残されていること、それ即ちゼータが海の向こうから帰らなかったという意味だ。ゼータは大切な人の足跡を辿ってロマの地にやって来たのだといった。そして願わくはその人とともに故郷に帰りたい、とも。手荷物が残されていることはゼータが海の向こうから帰らなかったということ。海の向こうから帰らなかったということは、ゼータの目的が達せられなかったということ。人の不幸に期待を抱いてはいけない。
そうは分かっていても期待を抱かずにはいられない。ゼータの手荷物には、金貨が詰まった銭袋が入っている。ロマの地では、金は宝石以上の価値を持つ。ゼータの持っていた金貨が4枚もあれば、アリッサは1年間遊んで暮らすことができるのだ。高額な脱国税を支払い、ロマから逃げ出すこともできる。海岸国家ロマ――またの名を要塞都市ロマと呼ばれるこの土地から逃げ出せば、最早魔族に攫われる恐怖に怯えることはない。
――ゼータさん、ごめん。でもあたし、やっぱり金貨が欲しいよ
アリッサは心の中で謝罪を口にすると、うろの中に両手のひらを突っ込んだ。湿気た枯葉をわしゃわしゃと掻き分けて、そこにあるはずのゼータの荷物を探す。しかしいくら手のひらを動かしても、アリッサの指先が掴む物はひんやりと冷たい枯葉だけ。
「…あれ?」
呟くアリッサは、うろの中を何度も何度も掻き回す。しかしいくらそうしてみても、やはり掴む物は枯葉だけ。枯葉と、その下にある土の地面だけだ。3か月前、確かにこの場所に隠されたはずのゼータの荷物がなくなっている。馬具を包んだ檸檬柄の風呂敷と、着替えと銭袋を仕舞い入れた旅行カバン。2つの荷物が綺麗さっぱりと。
「まさかゼータさんが…?それとも誰かに盗まれちゃったの?」
アリッサは戸惑いを隠せない。ゼータが荷物を回収したのだとすれば良いのだ。それはゼータが海の向こうで目的を達し、ロマに地に戻ってきたということだから。しかしもしもそれ以外の誰かが荷物を持ち去ったのだとすればやるせない。ロマの北側の森に基本的に人は立ち入らないが、それでも絶対に人が近づかないというわけではないのだ。例えば街に近づく魔獣を追い払うために、山警隊の者が林に立ち入ることは時たまある。彼らのうちの誰かが偶然ゼータの手荷物を発見し、これ幸いと持ち去ってしまったのだろうか?
何か手掛かりが残っていないだろうかと、アリッサはうろに敷き詰められた枯葉を外へと出していく。手のひらに枯葉をのせて、うろの外へ、また手のひらに枯葉をのせて、外へ。そうして10回も枯葉を掻きだしたとき、アリッサははたと動きを止める。うろの底に埋もれた小さな缶を見つけたから。それは恐らく菓子か何かの缶だと思う。缶の形自体は平たい円柱形で、表面に鮮やかな花の絵柄が描かれている。飴玉の缶だろうか、クッキーの缶だろうか、それとも紅茶の缶だろうか。
アリッサは缶の表面に付いた枯葉のくずを払うと、そっと蓋を開けた。缶の中身は数枚の金貨と、それから小さく折り畳まれた紙。アリッサは輝かしい金貨には目もくれず、その小さな紙を開く。
「…絵葉書」
紙の正体は4つ折りの絵葉書であった。そこそこ厚さのある紙を4つ折りにしているのだから、当然のように絵葉書は折り皺だらけ。人に差し出すことはもうできなさそうだ。それでもそこに描かれている風景は土に汚れることもなく、露に濡れることもなく、鮮やかな色合いを保っている。橙や茶を基調とした石造りの建物と、真っ青に澄み渡る青空。石畳を走る荷馬車と、道を行き交うたくさんの人。それらの風景が水彩画のような風合いで描かれている。
一体どこの街並みだろう、アリッサは折り目のついた絵葉書を食い入るように見つめる。ロマの土産物店にも、ロマの街並みを描いた絵葉書が多数売られている。安価でかさばらない絵葉書は、旅の土産として人気なのだ。ならばこの絵葉書も、どこかの街の土産物店で売られていた物だろうか。この絵葉書を残した者がゼータだというのなら、ひょっとして海の向こうにある「魔族の土地」で売られていた物か。ならば絵葉書に描かれている美しい風景は、魔族の暮らす土地の街並みか。
アリッサはどこか夢見心地で、その見知らぬ街並みを描いた絵葉書を見つめた。ゼータがどのような思惑でこの絵葉書を残したのかは分からない。ただ確かに海を越えたのだという事実を伝えたかったのか。それともロマの人々の忌み嫌う魔族の土地が、どのような場所であるかを見せたかったのだろうか。アリッサの姉であるベルは、もう7年も前に魔族に攫われた。ベルが今もまだ暮らすかもしれない土地の街並みを、アリッサに見せたかったのだろうか?
随分と長いこと、枯葉の上に座り込んでその絵葉書を眺めていた。アリッサは思いついたように立ち上がると、絵葉書を再び4つ折りにして、缶の中に仕舞い入れる。缶の蓋を閉め、誰にも奪われないようにと上着の内側に隠し入れて、夕陽に照らされる林に背を向ける。目的の物を手に入れた今、もうこの場所に用はない。
アリッサはさざ波打ち寄せる浜辺を一人黙々と歩く。上着の内側に隠した缶が、歩みに合わせてがちゃがちゃと鳴る。ゼータの残してくれた金貨を全て貝通貨に帰れば、アリッサはロマの地から逃げ出すことができる。莫大な脱国税を支払い、海から離れた内陸の小国へと移り住み、魔族の襲撃に怯えることのない生活を送ることができるのだ。もう夜の海を恐れることはない。
ゼータはアリッサに魔族に怯えることのない未来をくれた。そうであるはずなのに何故か心は晴れない。布団にへばりつくゼータを必死に起こした朝が、一緒に食べた高級レストランの料理の味が、ともに浜辺を歩いた穏やかなときが、まるで昨日の出来事のようにありありと思い出されるのだ。
「一言くらい、別れを言いに来てくれたって良かったのにさ」
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