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安らかに眠れ、恐ろしくも美しい緋色の龍よ
リジン-1
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リジンが自宅の扉を開けたとき、部屋の中は夕食の良い香りで満たされていた。魚の焼ける匂い、野菜の茹る匂い、いくつもの調味料が鍋の中で混じり合う匂い。たくさんの美味そうな匂いとともに、耳に聞こえる小気味の良い音。とんとんとん、とリズミカルな音は、包丁がまな板を叩く音。こうして賑やかな音と匂いに迎えられるのも悪くない。柄にもなくそんなことを考える。
「リジン、お帰りなさい。すみません、夕食まだ出来ていないんですよ。先にお風呂に入って来てもらえます?多分丁度良い温度になった頃だと思いますから」
部屋の奥から声がする。中折れ帽を頭にのせたまま部屋の中に歩み入れば、調理台の前には見慣れた後ろ姿がある。ここ3週間の同居人、リジンの嫌味を柳に風と受け流す図太い神経の持ち主、遠い異国の地からやって来たのだという素性不明の男――ゼータ。ゼータの背中は、包丁の動きに合わせて小刻みに揺れる。
「あと何分で用意できる」
「10分くらいだと思いますよ。スープの具材に火が通れば、もう食べられますから」
「ならできるのを待っている。今日はゆっくり湯に浸かりたい気分だ」
「そうですか?じゃあすみませんけれど、テーブルにお皿を並べてください。フォークとスプーンとコップも」
「…主に配膳の手伝いをさせるつもりか?つくづく無作法な奴隷だな、あんたは」
リジンは顔を顰めるが、ゼータの後ろ姿からは「あはは」と穏やかな笑い声が返ってくるだけだ。このやり取りにもすっかり慣れてしまった。ゼータには嫌味や悪口がことごとく通用しない。初めこそ便利な奴隷を思い通りに操ってやろうと目論んでいたリジンであるが、最近はそう考えることも疲れてしまった。嫌味の通じない相手に言う嫌味ほど無駄なものはない。同時にその無駄な掛け合いを楽しいと感じてしまう己がいることも事実。らしくない、と思う。
中折れ帽と革の上着を脱いだリジンは、ゼータの指示に従いテーブルの上に取り皿を並べた。皿の次は2人分のスプーンとフォーク。それから水を注いだグラス。ひとまず全ての指示を遂行したリジンの眼に、見慣れない物体が飛び込んでくる。調理台の隅に目立たないようにのせられたそれは、一見すれば綺麗な置物のようだ。大きさは小ぶりの蜜柑程度で、澄んだ球体の中に小さな物体が浮いている。リジンは調理台へと歩み寄り、その見慣れない物体を掴み上げる。
「おい、何だこれは」
ゼータは包丁を操る手を止めずに答える。
「片割れ探しの神具ですよ。ロザリーの魔具屋で直してもらっていた物です。昨日修理が終わった旨の文が届いていて、今日早速受け取りに行ったんですよ」
「ああ…そういえばあんたは人探しのために、ロマからハクジャへと渡って来たんだったか。神具が直ったというのなら、この先はどうするつもりだ?」
「んー…」
それまでは淀みなく会話に応じていたゼータが、ここに来て不自然に言い淀む。会話が途切れるのなら得意の嫌味を披露してやろうかと、リジンは口の端を上げる。
「ひょっとして俺との生活が楽しくなったのか?面倒な人探しなど止めて、このままここに住みたいと言うんじゃないだろうな。俺としても、せっかく仕事を覚えた奴隷を手放すのは惜しい。どうしてもと泣いて頼むのなら、引き続きこの家に置いてやらんことも――」
ふと言いようのない違和感を覚え、リジンはそこで言葉を切る。違和感の正体は、会話相手であるゼータの反応だ。いつもリジンがこうして軽口を叩くとき、ゼータはリジンの瞳をじっと見つめている。恐らくはリジンの言う事がただの軽口であるのか、それとも本音であるのかを伺っているのだと思う。しかし今日のゼータはと言えば、手元の表情に目線を落としたまま。リジンの顔をちらと伺おうともしない。思えば帰宅以後、リジンは一度もゼータの顔を真正面から見ていない。気が付けば途端に苛立ちを覚える。
「おいあんた、主が話をしているときは会話に集中しろ」
リジンはゼータの肩を力任せに掴む。包丁を握る右手が揺れる。まな板の上の果実が滑る。そして真っ黒な2つの瞳がリジンを見る。恐ろしいほどに無感情な目だ。思わず、息を呑む。
「実はその件なんですけれどね、もう片が付いたんですよ」
そう言う声は穏やかであるが、2つの瞳はやはり無感情。
「…どういう意味だ?」
「もう探し物は見つかったという意味ですよ。実は今日の日中、一人で森へ出ていたんです。ロザリーから神具を受け取ったそのままの足で。神具の指す先がどのような場所か見当もつかなかったので、少しだけ様子を見てこようかと思って」
「ああ、夕飯の準備が遅れたのはそういう事情か」
「それに関してはすみません。正午には引き返して来ようと考えていたんですけれど、思いの他時間を食ってしまって。…というのも、意外にもあっさりと目的地に辿り着いたからなんですけれど」
ゼータの右手は包丁を離れ、リジンの手元へと伸びる。出汁の香りを漂わせる手のひらは、リジンの手のひらから神具を取り上げ、そして球体の底にある台座の蓋を開ける。から、からん。耳に心地よい音色とともに、台座からは2つの指輪が転がり出る。比較的綺麗な物と、ひどく汚れてくすんだ物。ゼータの手のひらの上で重なり合う。
「これがあんたの探し物?人を探していたんじゃなかったのか?」
リジンは眉を顰める。確かその辺りの事情を、ゼータはロザリー相手に話していた気がする。神具の修理を依頼したそのときに。だがあの時のリジンは「いかにしてゼータを騙してやろうか」とその事ばかりに気を取られていて、ゼータの話す言葉などまともに聞いていなかったのだ。そのことが今になって悔やまれる。
汚れてくすんだ指輪を指先で撫でながら、ゼータは語る。
「探していたのは人ですよ。その人がこの指輪を身に着けていたから、指輪を目印にして人探しをしていたんです。この神具の効力は『同素材の片割れを探すこと』、ただそれだけですから。それで本日の正午前に、めでたく片割れの元へと辿り着いたわけです。辿り着いたと言ってもね、実際にこの指輪を探し出すまでには、途方もない時間がかかったわけですけれど」
何だか分かりにくい言い方だ、とリジンは思う。ゼータの話の中で、「目的地に辿り着いたこと」と「指輪を見つけ出したこと」はイコールではないのだ。大まかな指輪の位置を特定するのは容易だったけれど、実物を手にするまでに相当の時間を要した。つまりはそういう意味だろうか。
「その指輪はどこにあったんだ?まさか宙に浮いていたわけではないだろう」
「まさか、そんなはずはありません。水に沈んでいたんです。深い泉の底にね、持ち主の骨と一緒に」
あまりにもあっさりと告げられた旅の末路。リジン言葉に詰まる。
「あー…そうか。それは何というか、気の毒だったな」
気の毒、などという一言で済ませて良いのだろうか。ゼータはその指輪の主を探し、遥か遠い地から旅をしてきたのだと言った。海を越えるために奴隷商人に捕まり、そしてハクジャの地に滞在するために奴隷の地位を受け入れた。そうまでして行き着いた結末は、あまりにも無情。言葉を探すリジンの耳に、とんとんとリズミカルな音が届く。見ればゼータは果実の調理を再開していた。その果実は名を「リィリヤ」と言う。リジンが好物であると告げた日から、頻繁に食卓へと上がる一品だ。
一口大に切った果実を透明な皿に盛りつけながら、ゼータは言う。
「気を遣わなくて結構ですよ。ある程度予想はしていた結末ですからね。せめて遺骸を見つけられただけでもこの旅に価値はありました」
価値はあった。本当にそうなのだろうか。
「あんた、これからどうする?」
「…どうしましょう。祖国に帰らなきゃならないとは思うんですけれど。帰って、彼の訃報を皆に伝えないと。そうは思うんですけれど…」
その先に続く言葉を、リジンはうまく聞き取ることができない。けれどもリジンとて、今ゼータの内側にある感情を理解できないほどに鈍感ではない。疲労、喪失、脱力感。ただ息が詰まるほどに苦しいだけの事実を背負い、数か月の道のりを歩むだけの気力が今のゼータには残されていない。命を賭して祖国に帰るだけの理由も見つからない。「探し人を見つける」という旅の目的を達成し、ゼータの足は止まってしまった。祖国から遠く遠く離れたこの異国の地で。
「さぁリジン、ご飯にしましょう。スープの野菜が煮崩れています。今夜は根菜ときのこのスープです。たくさん食べてくださいね」
そう言うゼータの表情は、リジンの知るいつものゼータのものである。のほほんとしていて危機感がなく、見ようによっては憎らしいとすら感じる。無理をしているだけ。そう理解はしつつも、いつもの生活が戻ってきたことに少し安堵する。
「またきのこを買ったのか。俺はきのこが嫌いだと散々言っているのに」
「でもなんだかんだ言って、最近は全部食べてくれるじゃないですか。慣れれば結構美味しいでしょう?」
「主の好き嫌いを克服させようとするんじゃない。本当に躾のなっていない奴隷だ、あんたは」
リジンの嫌味に、ゼータは「あはは」と声を立てて笑う。
「リジン、お帰りなさい。すみません、夕食まだ出来ていないんですよ。先にお風呂に入って来てもらえます?多分丁度良い温度になった頃だと思いますから」
部屋の奥から声がする。中折れ帽を頭にのせたまま部屋の中に歩み入れば、調理台の前には見慣れた後ろ姿がある。ここ3週間の同居人、リジンの嫌味を柳に風と受け流す図太い神経の持ち主、遠い異国の地からやって来たのだという素性不明の男――ゼータ。ゼータの背中は、包丁の動きに合わせて小刻みに揺れる。
「あと何分で用意できる」
「10分くらいだと思いますよ。スープの具材に火が通れば、もう食べられますから」
「ならできるのを待っている。今日はゆっくり湯に浸かりたい気分だ」
「そうですか?じゃあすみませんけれど、テーブルにお皿を並べてください。フォークとスプーンとコップも」
「…主に配膳の手伝いをさせるつもりか?つくづく無作法な奴隷だな、あんたは」
リジンは顔を顰めるが、ゼータの後ろ姿からは「あはは」と穏やかな笑い声が返ってくるだけだ。このやり取りにもすっかり慣れてしまった。ゼータには嫌味や悪口がことごとく通用しない。初めこそ便利な奴隷を思い通りに操ってやろうと目論んでいたリジンであるが、最近はそう考えることも疲れてしまった。嫌味の通じない相手に言う嫌味ほど無駄なものはない。同時にその無駄な掛け合いを楽しいと感じてしまう己がいることも事実。らしくない、と思う。
中折れ帽と革の上着を脱いだリジンは、ゼータの指示に従いテーブルの上に取り皿を並べた。皿の次は2人分のスプーンとフォーク。それから水を注いだグラス。ひとまず全ての指示を遂行したリジンの眼に、見慣れない物体が飛び込んでくる。調理台の隅に目立たないようにのせられたそれは、一見すれば綺麗な置物のようだ。大きさは小ぶりの蜜柑程度で、澄んだ球体の中に小さな物体が浮いている。リジンは調理台へと歩み寄り、その見慣れない物体を掴み上げる。
「おい、何だこれは」
ゼータは包丁を操る手を止めずに答える。
「片割れ探しの神具ですよ。ロザリーの魔具屋で直してもらっていた物です。昨日修理が終わった旨の文が届いていて、今日早速受け取りに行ったんですよ」
「ああ…そういえばあんたは人探しのために、ロマからハクジャへと渡って来たんだったか。神具が直ったというのなら、この先はどうするつもりだ?」
「んー…」
それまでは淀みなく会話に応じていたゼータが、ここに来て不自然に言い淀む。会話が途切れるのなら得意の嫌味を披露してやろうかと、リジンは口の端を上げる。
「ひょっとして俺との生活が楽しくなったのか?面倒な人探しなど止めて、このままここに住みたいと言うんじゃないだろうな。俺としても、せっかく仕事を覚えた奴隷を手放すのは惜しい。どうしてもと泣いて頼むのなら、引き続きこの家に置いてやらんことも――」
ふと言いようのない違和感を覚え、リジンはそこで言葉を切る。違和感の正体は、会話相手であるゼータの反応だ。いつもリジンがこうして軽口を叩くとき、ゼータはリジンの瞳をじっと見つめている。恐らくはリジンの言う事がただの軽口であるのか、それとも本音であるのかを伺っているのだと思う。しかし今日のゼータはと言えば、手元の表情に目線を落としたまま。リジンの顔をちらと伺おうともしない。思えば帰宅以後、リジンは一度もゼータの顔を真正面から見ていない。気が付けば途端に苛立ちを覚える。
「おいあんた、主が話をしているときは会話に集中しろ」
リジンはゼータの肩を力任せに掴む。包丁を握る右手が揺れる。まな板の上の果実が滑る。そして真っ黒な2つの瞳がリジンを見る。恐ろしいほどに無感情な目だ。思わず、息を呑む。
「実はその件なんですけれどね、もう片が付いたんですよ」
そう言う声は穏やかであるが、2つの瞳はやはり無感情。
「…どういう意味だ?」
「もう探し物は見つかったという意味ですよ。実は今日の日中、一人で森へ出ていたんです。ロザリーから神具を受け取ったそのままの足で。神具の指す先がどのような場所か見当もつかなかったので、少しだけ様子を見てこようかと思って」
「ああ、夕飯の準備が遅れたのはそういう事情か」
「それに関してはすみません。正午には引き返して来ようと考えていたんですけれど、思いの他時間を食ってしまって。…というのも、意外にもあっさりと目的地に辿り着いたからなんですけれど」
ゼータの右手は包丁を離れ、リジンの手元へと伸びる。出汁の香りを漂わせる手のひらは、リジンの手のひらから神具を取り上げ、そして球体の底にある台座の蓋を開ける。から、からん。耳に心地よい音色とともに、台座からは2つの指輪が転がり出る。比較的綺麗な物と、ひどく汚れてくすんだ物。ゼータの手のひらの上で重なり合う。
「これがあんたの探し物?人を探していたんじゃなかったのか?」
リジンは眉を顰める。確かその辺りの事情を、ゼータはロザリー相手に話していた気がする。神具の修理を依頼したそのときに。だがあの時のリジンは「いかにしてゼータを騙してやろうか」とその事ばかりに気を取られていて、ゼータの話す言葉などまともに聞いていなかったのだ。そのことが今になって悔やまれる。
汚れてくすんだ指輪を指先で撫でながら、ゼータは語る。
「探していたのは人ですよ。その人がこの指輪を身に着けていたから、指輪を目印にして人探しをしていたんです。この神具の効力は『同素材の片割れを探すこと』、ただそれだけですから。それで本日の正午前に、めでたく片割れの元へと辿り着いたわけです。辿り着いたと言ってもね、実際にこの指輪を探し出すまでには、途方もない時間がかかったわけですけれど」
何だか分かりにくい言い方だ、とリジンは思う。ゼータの話の中で、「目的地に辿り着いたこと」と「指輪を見つけ出したこと」はイコールではないのだ。大まかな指輪の位置を特定するのは容易だったけれど、実物を手にするまでに相当の時間を要した。つまりはそういう意味だろうか。
「その指輪はどこにあったんだ?まさか宙に浮いていたわけではないだろう」
「まさか、そんなはずはありません。水に沈んでいたんです。深い泉の底にね、持ち主の骨と一緒に」
あまりにもあっさりと告げられた旅の末路。リジン言葉に詰まる。
「あー…そうか。それは何というか、気の毒だったな」
気の毒、などという一言で済ませて良いのだろうか。ゼータはその指輪の主を探し、遥か遠い地から旅をしてきたのだと言った。海を越えるために奴隷商人に捕まり、そしてハクジャの地に滞在するために奴隷の地位を受け入れた。そうまでして行き着いた結末は、あまりにも無情。言葉を探すリジンの耳に、とんとんとリズミカルな音が届く。見ればゼータは果実の調理を再開していた。その果実は名を「リィリヤ」と言う。リジンが好物であると告げた日から、頻繁に食卓へと上がる一品だ。
一口大に切った果実を透明な皿に盛りつけながら、ゼータは言う。
「気を遣わなくて結構ですよ。ある程度予想はしていた結末ですからね。せめて遺骸を見つけられただけでもこの旅に価値はありました」
価値はあった。本当にそうなのだろうか。
「あんた、これからどうする?」
「…どうしましょう。祖国に帰らなきゃならないとは思うんですけれど。帰って、彼の訃報を皆に伝えないと。そうは思うんですけれど…」
その先に続く言葉を、リジンはうまく聞き取ることができない。けれどもリジンとて、今ゼータの内側にある感情を理解できないほどに鈍感ではない。疲労、喪失、脱力感。ただ息が詰まるほどに苦しいだけの事実を背負い、数か月の道のりを歩むだけの気力が今のゼータには残されていない。命を賭して祖国に帰るだけの理由も見つからない。「探し人を見つける」という旅の目的を達成し、ゼータの足は止まってしまった。祖国から遠く遠く離れたこの異国の地で。
「さぁリジン、ご飯にしましょう。スープの野菜が煮崩れています。今夜は根菜ときのこのスープです。たくさん食べてくださいね」
そう言うゼータの表情は、リジンの知るいつものゼータのものである。のほほんとしていて危機感がなく、見ようによっては憎らしいとすら感じる。無理をしているだけ。そう理解はしつつも、いつもの生活が戻ってきたことに少し安堵する。
「またきのこを買ったのか。俺はきのこが嫌いだと散々言っているのに」
「でもなんだかんだ言って、最近は全部食べてくれるじゃないですか。慣れれば結構美味しいでしょう?」
「主の好き嫌いを克服させようとするんじゃない。本当に躾のなっていない奴隷だ、あんたは」
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