【BL】齢1200の龍王と精を吸わないオタ淫魔

三崎こはく

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荒城の夜半に龍が啼く

王の素質

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 3つの菓子箱を抱えたゼータは、王宮内を闊歩していた。目指すべくはザトの執務室と、クリスの執務室だ。

 ゼータはレイバックを相手に、メリオンの休暇理由を必死に問いただした。しかし残念ながら、レイバックは詳細な理由を知らなかった。バルトリア王国に向かうとの報告は受けているが、メリオンが何を目的として祖国に赴いたのかまでは聞いていないのだという。「メリオンの事はザトに聞いてくれ。彼の素性について、俺は全くと言ってよいほど知らないんだ。今回の休暇もザトの後押しがあって認められたようなものだ。種族長の地位に就く者が数か月単位で国を空けるなど、過去に例がない」メリオン不在の理由を詰め寄るゼータに、レイバックは困り顔でそう返した。

 ゼータが3階の最奥にあるけやきの扉を叩くと、中からは入室を促すザトの声がした。間髪入れずに扉を開き、ゼータは通いなれたザトの執務室に入室する。ザトは部屋の奥にある執務机で書き物の真っ最中であり、そして出入り口付近にある応接用のソファにはクリスの姿があった。こちらはせっせと封筒に書類を詰め込む作業に当たっている。

「…何の仕事ですか?」

 ゼータは菓子箱を抱えたまま、クリスの手の中を覗き込む。封書作業は下級官吏の仕事のはずだ。決裁業務が主な業務となる十二種族長が、積極的にすべき仕事ではない。疲れの滲んだ顔で、封筒に3つ折りの書類を入れるクリスに代わり、ゼータの問いに答えた者はザトであった。

「メリオンの依頼だ。休暇をとるにあたり、国内の吸血族と提供者に、しばらく仲介業務を行えない旨の文を送っておけと言うんだ。しかも文の用意はできているが、封筒の名書きがまだだと言いやがる。全部で512通だぞ。俺を腱鞘炎にする気か!?」

 頭髪を掻き毟るザトの足元には、確かに箱に入れられた大量の封筒が置いてあった。宛名はまだ書かれていない。

「えっと…官吏に依頼することはできないんですか?」
「メリオンの行う仲介業務は王宮の公務ではない。それに提供者の個人情報は最大級の機密情報だ。事情を知らぬ者を安易に巻き込む訳には行かん」

 提供者となる事、それ即ち吸血族と肉体関係を結ぶことに等しく、メリオンは提供者の情報管理には過剰とも言える程の気を遣っている。なるほど安易に官吏に頼むこともできず、止むを得ず提供者の実態を知るクリスが補助に任命されたことも頷ける。しかし2人で512通の封書を用意する事は難儀だろう。

「ザト、私も手伝いますよ。病み上がりでする事もありませんから」
「それは助かる。猫の手も借りたい状況だ」

 ゼータの申し出にザトは食い気味で返し、足元の箱から封筒の束を掴み上げた。机の上にある名簿の1枚を添え、ゼータに向かって封筒の束が差し出される。ふとザトの視線が、ゼータの腕の中の箱に止まった。

「ゼータ、その箱は何だ」
「あ、これお菓子です。私が寝込んでいる間にクリスが見舞いにくれた物で、食べきれないから各部署に配ろうかと思っていたんですけれど…」
「余すなら俺にもくれ。脳味噌が限界だ」

 ザトの要望を受けて、ゼータはクリスを一瞥する。菓子譲渡の許可を取るつもりであったのに、クリスの手のひらはザトと同様ゼータに向かって差し出されていた。僕にも頂戴、その手のひらは告げている。
 ゼータはザトの執務机の上に菓子を積み上げ、代わりに封筒の束を受け取って、クリスの真向かいにあるソファに腰を下ろした。テーブルの上に蓋を開けた菓子箱を置けば、すぐさまクリスの手が伸びる。封を開けた焼き菓子を口に放り込んだクリスは、小休憩だと言わんばかりに凝り固まった肩を回した。

「朝からずっと作業しているんですか?」
「そうだね。今日は朝からやっているよ。できるだけ早急に差し出してくれとのメリオンさんの指示らしくてさ。昨日も午前中に公務を詰め込んで、午後はずっと宛名書き。最後の方になると‘様’の文字が上手く書けなくなってきてさ。同じ文字を書き続けると訳わかんなくなるよね」
「ありますねぇ。そういう事」

 雑談もそこそこに、クリスは封書作業を再開した。テーブルの上には宛名の書かれた封筒の他に白紙の封筒もあるから、少し前までクリスも宛名書きの作業に当たっていたのだろう。ある程度名書きを終えた封筒が溜まったから、封書作業に切り替えたというところか。

「ああ、ゼータ。もし知った名前を見つけても、絶対に人に漏らす事はしないでくれ。提供者になっている事を周りに隠している者は多い。中には家庭を持ちながら、吸血族との密かな関係を保っている者もいる。仲介者の側から情報が漏れたとなれば一大事だ」
「心得ました」

 ザトの忠告を心に留め、ゼータは宛名書きを開始すべくペンを手に取る。ペン先を封筒に付け、ふとある事を思い出す。そういえば目の前の男にまだ礼を言っていなかった。

「クリス、ありがとうございました」

 ゼータはテーブルの上の菓子箱を指さし、それからペンに添えられた自らの中指を指さした。輝くエメラルドを失くし、ただの銀の輪となってしまった指輪。その指輪が無ければゼータは今この場所にいなかった。

「いいえ。お役に立てて良かったよ」

 クリスは紙を折る手を止めないまま、いつもと同じ笑みを浮かべた。そしてそれっきり黙り込んだ。クリスの隠し武器の存在は誰にも伝えていない。そしてこれから先誰にも明かされる事はない。魔力を喰い尽くす魔喰蟲、兵器になり得る生物が身近にいるなどと、叶うのならば誰にも知られない方が良い。幸いなことにも宛名書きに没頭するザトが、2人のやり取りを気に留めた様子はなかった。

 それから2時間程の時間を、ゼータとザトは宛名書きに費やした。クリスは封書作業を主としながらも、出来上がった封書の最終確認や茶の給仕、インクの出なくなったペンの入れ替え作業等に当たる多忙ぶりである。そして15時半を目前にした時に、クリスは封書で一杯の箱を手に立ち上がった。

「ザトさん。出来上がった分の封書を差し出してきます。今なら今日の分の郵便に間に合いますから」
「頼む。本人限定の判子を押すのを忘れずにな。郵便部に行けば置いてある」

 王宮の1階には郵便部という部署があり、王宮に届く文と、王宮から差し出される文の一括管理を行っているのだ。王宮宛の文は纏めて郵便部に配達され、郵便部に在籍する官吏が各部に振り分ける。そして各部署からドラキス王国内の民や首長、他国宛に差し出す文がある場合には、郵便部に置かれた箱の中に文を入れる手はずとなっているのだ。毎日16時を目処としてポトスの街の郵便職員が、郵便部に文を回収にやってくる。16時の回収に間に合えば、ポトスの街中宛の文であれば翌日の内には配達される。
 箱を抱えて部屋を出ていくクリスの背を見送り、ゼータはザトの足元に置かれた封筒の束に視線を送る。かなりの量の宛名を書いたと思ったが、封筒の数はまだ半分以上が残っている。長い事同じ作業が続けば作業効率が落ちる事は仕方がない。30分程前からザトの口からは「また間違えた」「畜生」等々の悪態が頻繁に漏れ出すようになっている。机の上に積み上げた菓子山は、すでに半分ほどの大きさになっている。

「ザト、少し話をしても良いですか」
「ああいいぞ。何だ」

 ゼータの問い掛けに、座とはこれ幸いと宛名書きの手を止めた。椅子に座ったまま伸びをして、菓子山からまた一つの包み紙を手に取る。机の隅にある紅茶は、白髪を振り乱したザトを気遣いクリスが入れたものだが、まだ2口分しか減ってはいない。ザトは菓子と紅茶を手元に引き寄せ、すっかり休憩モードに突入した。

「メリオンは、バルトリア王国に何をしに行ったんですか?」
「その事か。俺も詳しくは聞いていない。後片付け、とは言っていたが」
「後片付け?それはフィビアス殺害の火消しという事でしょうか」

 喧嘩を売られた立場とは言え、一国の王を斃してそのまま帰国した事はやはりまずかっただろうか。自身の行いがメリオンの負担になってしまったかと不安に駆られるゼータであるが、ザトはすぐさま首を横に振った。

「いや、恐らくそうではない。ゼータが気に病む様な案件ではない。しかし、何と言えば良いんだろうな。見当が付かないというわけではないんだが…」

 紅茶のカップに指先を掛けたまま、ザトは然るべき言葉を探す。ゼータの問いに対する答えは持ち合わせているが、それを伝える事を躊躇っているという様子だ。ならばメリオンがバルトリア王国に赴いた理由は彼の過去に関わる事柄なのだろう。ゼータはザトの躊躇いを払拭すべく口を開く。

「ザトは、メリオンの過去について全て知っているんですよね」
「知っているが…。何だ、奴の過去に触れる出来事があったか?」
「ありました。七指を隷属していたユダという男がいたでしょう。個人的に長々とユダと話す機会がありまして、彼に全て聞きました。メリオンがかつてバルトリア王国で王座を狙っていたという事も」

 2人きりの部屋の中には、一瞬で重苦しい空気が満ちる。ザトの瞳はじっとゼータを見据えている。飲み会の時に朗らかな様子からは想像もできない、厳格なザトの顔。ゼータはこくりと喉を鳴らした。

「…ユダとの話の内容は誰にも言っていないか」
「メリオンに関わる事はレイにも言っていないですよ。無闇と他言しない方が良いだろうと思って」
「それは賢明な判断だ」
「本当は今日メリオンと話がしたかったんです。どこまで秘密にすべきかもわからないし、私が全て知ってしまった事も、メリオンに伝えておいた方が良いかと思って。でもメリオンはしばらく不在だというし、どうしたものかと思いまして…」
「ああ、それで俺のところに来たのか」
「そうです。レイに、メリオンの事はザトに聞けと言われました」

 ゼータはメリオンの秘密を他言していない。その事実にザトの表情は緩む。長らく指先を掛けたままであったカップを持ち上げ、すっかり冷めた紅茶を口に運ぶ。ふぅ、と息を吐きだした後に、ザトはゆっくりと語りだした。

「ユダに全てを聞いたというのならば、俺が隠す必要もない。確かにメリオンはおよそ150年前に、バルトリア王国で王座を獲るべく七指を屠った。重ねるが他言はしないでくれ。王座を獲るために当時の国政者を害したという過去は、あまり伝聞の良いものではない。七指がユダの隷属下に置かれ、まともな国政を行っていなかったにしろだ」
「メリオンの過去をレイにも伝えていないのは、そういう理由ですか?」
「そうだ。過去に王座を狙った者が足元にいるというのは、あまり良い心地はしないだろう。ああ、メリオンはこの国で王座を獲るつもりなどないぞ。それは俺が保証する」

 レイバックですら知らないメリオンの過去を、ザトは知っている。メリオンとザトは一体どのような関係にあるのだろう。湧き出た疑問をゼータが口にするよりも早く、ザトは言葉を続けた。

「俺はメリオンの監視人なんだ。後見人とも言うべきか。150年前俺は瀕死のメリオンを拾い、王宮に連れ帰った。偶然空座となった吸血族長の任に、メリオンを推薦したのも俺だ。反対の声も多かった。バルトリア王国から来た素性も知れん男を、王に次ぐ地位に就けるなどと。バルトリア王国を追われた経緯を開かせと皆が言った。しかし俺が後見人として付く事を条件に、素性を明かさず吸血族長の地位に就く事が認められたんだ。万が一メリオンが謀反を起こせば、俺が全ての責任を負うとの条件付きで」
「2人はそういう関係だったんですね」
「メリオンが王宮内で確固たる地位を確立した今、意味のない関係ではあるがな。精々気心の知れた飲み友達といったところか」

 菓子を齧るザトを眺めながら、ゼータは頷く。レイバックの繁殖慰労会で初めてメリオンとザトの話す姿を目撃してから、2人の関係についてはずっと疑問だったのだ。仲の良い友人同士のようでもあり、信頼関係を築いた上司と部下のようでもあり、そして長年を連れ添った父子のようでもあった。そう感じた理由が今ようやくわかった。監視人と非監視人、後見人と被後見人。ザトは友人としてメリオンの傍に立ち、上司としてメリオンを導き、そして父のようにメリオンを見守った。150年もの時を経て作り上げられた、2人だけの世界がそこにあった。
 菓子の包み紙を綺麗に折りたたみながら、ザトはああと呟く。

「質問に対する答えがまだだった。メリオンがバルトリア王国に赴いた理由か。俺は、メリオンはあの国で王になるつもりなのではないかと思っている」
「メリオンが、王に…」
「王となりバルトリア王国に安寧をもたらす事は、メリオンの悲願であった。幸か不幸か、黒の城は今かつてない混沌の中にいる。即位式を終えたばかりのフィビアスは斃れ、1200年もの間陰の国政者であったユダも死した。お尋ね者が国に立ち入ったところで、それを裁く者が黒の城にはいない。メリオンが悲願を達成するとすれば今この瞬間しかない」
「悲願を達成って簡単に言いますけど…王になるなんてそう楽な話ではないでしょう。ユダは倒しましたけど、6人の七指はまだ健在ですよ」
「健在というがな。長年ユダの支配下に置かれていた奴らだろう。メリオンの敵には成り得んよ」

 ザトは和やかな笑い声を立て、ザトは机の上に散らばった包み紙の一枚をつまみ上げた。皺を伸ばした真四角の包み紙を、無骨な指が器用にも折り畳んで行く。

「メリオンの背後にはレイバック王が付いている。実際にフィビアスを斃した者はゼータかもしれんが、黒の城ではレイバック王の犯行として扱われるだろうよ。剣で首を落としたのなら尚更だ。レイバック王の落とした城に、忠臣であるメリオンが送り込まれ、混乱を治めるために王として立つ。どうだ自然な流れだろう」

 確かに、とゼータは思う。惑わしの術を駆使し王座に座ったフィビアスであったが、彼女の治世が長く続くとは到底思えなかった。国土を壁で覆い人の出入りを制限し、行く行くは民の得る情報ですら国家が厳しい制限を掛ける。フィビアスを神と称える思想を民に植え付け、バルトリア王国で暮らす民こそが世界で最も恵まれた民であるとの思想を育成する。無茶苦茶で横暴とした言いようのない国策だ。メリオンがフィビアスの思惑を各所に暴露すれば、独裁者となり得る王を斃したレイバックの犯行は悪ではない。正義として扱われるやもしれぬ。そうすればレイバックの忠臣であるメリオンが王となる事は、バルトリア王国の民に自然に受け入れられる事だろう。ドラゴン王が国家の後ろ盾となるなら尚更だ。しかしそこには一抹の不安もある。

「メリオンが王となれば、バルトリア王国の民は万々歳かもしれません。でもドラキス王国としてはどうなんですか?メリオンが王宮を去ってしまうという事ですよね」
「一時的に政務に穴は開くが、それ以上に得る物は大きいだろう」
「…そうなんですか?」
「メリオンはレイバック王に対して、偽りのない忠誠心を抱いている。王もメリオンを信頼している。メリオンがバルトリア王国の王となれば、国家として良好な関係を築けることは間違いがない。メリオンは治世に関して神獣の王の名を借りる事ができるし、レイバック王はメリオンを介して間接的にバルトリア王国の治世に介入する事ができる。考えうる限り最高の展開じゃないか」

 ザトの指先は色とりどりの包み紙を次から次へと折り、執務机の上にはいくつもの紙花が咲いていた。無骨な指先から作り出されたとは思えぬ繊細な花々だ。見た目に寄らず中々器用な男である。

「ゼータにとっては淫猥なだけの男かもしれんが、メリオンには王となれるだけの素質がある。150年前の吸血族長就任当時、メリオンの評判は酷いものだった。バルトリア王国から来た諜報者だ。素性の知れぬ男が王宮に潜り込み国家の転覆を図っている。耳の痛い噂ばかりであった。しかしメリオンは2年足らずで悪評を収めて見せた。誰の力を借りたわけでもない、奴自身の功績でな」

 国内に住まう吸血族に血液を提供する提供者の仕組みは、メリオンが作り上げたものだとゼータは聞いている。吸血行為には性的快楽が伴うゆえ、提供者の仕組みが出来上がるまで、国内における吸血族の犯罪率は非常に高かった。国家として頭の痛い問題であったとも聞く。吸血族がドラキス王国内で他種族との諍いを起こさず平穏に暮らして行ける事は、提供者の仕組みを作り上げたメリオンの功績と言って間違いがない。
 そしてメリオンは王宮内でバルトリア王国の知者として重宝されると共に、戦闘能力で言えば国内最強と称されるレイバックに次ぐ。どん底であった地位を、メリオンは自らの力で国の頂に近い場所まで引き上げたのだ。メリオンには王となれるだけの素質がある、ザトの言葉は真だ。

「メリオンは良い王になる。奴は誰よりも祖国を想っている。長い時間は掛かるだろが、メリオンが国を治めればバルトリア王国は必ずや平穏な土地となる。俺が保証するよ」

 ザトの机に上には鮮やかな紙花が咲き誇っていた。まるでメリオンの即位を祝福するかのように。
 メリオンが王となれば、バルトリア王国は平穏へと導かれる。飢える事もなく魔獣の襲来に怯える事もない暮らしだ。ドラキス王国とバルトリア王国は、将来的な友好関係が約束される。バルトリア王国に気軽に旅行に行ける日が来るのかもしれない。ザトは監視人の任を解任されて、ゼータは日々メリオンに貞操を狙われることがなくなる。メリオンの即位は正に良い事尽くめ、皆にとって理想的な未来だ。

 しかしあの淫猥な男が王宮から居なくなるというのは、少しばかり寂しいものだ。
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