【BL】齢1200の龍王と精を吸わないオタ淫魔

三崎こはく

文字の大きさ
上 下
9 / 318
緋糸たぐる御伽姫

9.ポトス城王宮

しおりを挟む
 王宮の一階、昨日魔導具のお披露目がされた会議室に再び人が集っていた。とは言え昨日よりも大分人数は少なく、たむろする者は外国使節団の6人とルナのみである。メアリとマルコーの姿はない。外交使節団の研修は2日目を迎え、本日の予定はポトス城内の散策だ。午前中は王宮内を、午後は聖ジルバード教会や孤児院を含むポトス城の内部を散策の後、兵士の訓練場を訪れる予定となっている。歩きやすい格好で参加するようにと前日のうちに連絡を受けているため、使節団員は皆軽装だ。ルナの装いもドレスではなく膝丈のワンピースで、靴もかかとのない平靴である。

「ルナ様。体調は戻られましたか」

 歓談する使節団員の輪を抜けてルナの元にやって来た者は、昨日魔導具のお披露目を行ったクリスである。窓から射し込む陽灯りに煌めく金髪、整った顔立ちの青年は、ルナよりも頭一つ分以上背が高い。

「ええ。ご心配をお掛けしました。すっかり元通りです」
「良かった。少し不安だったんです。昨日退出したきりお戻りにならなかったので。ルナ様は随分と楽しそうに魔導具に触れていらっしゃいましたから、回復すればお戻りになると予想していたですけれど」
「戻るつもりだったんですよ。でもレイバック様が大事を取って寝ていろと言うから。魔導具の講義なら俺が聞いてくるから、頼むからベッドを下りるなと言われたんです」
「ああ。レイバック様だけが戻っていらしたのはそういう理由でしたか」

 昨日姫抱きという屈辱的な退出を余儀なくされたルナは、それきり会議室に戻ることはできなかった。男の身体に戻ったことですっかり体調は回復し、「もう大丈夫なので講義に復帰します」と宣言するゼータをレイバックが押し止めたのである。ルナの姿に戻れば不調がぶり返す可能性もある。客室は人払いするからもうしばらく男の姿のまま寝ていろ。そう言って。
 もちろん魔導具のお披露目を3度の飯より楽しみにしていたゼータが簡単に引き下がるはずもなく、会議室の後ろで大人しく椅子に座っているからと食い下がる。そしてそれでも許しがもらえぬとわかると、レイバックの腹に分厚い紙束と自前のペンを押し付けた。クリスの話す言葉を一字一句漏らさずメモに取ってこい。般若の形相で無理難題を押し付けるゼータを前に、レイバックは渋々「了」と返した。
 しかし人の話す言葉を聞き漏らさず、メモに取ることなど不可能である。夕刻に手渡された手書きの紙束を見たゼータは、再び般若はんにゃの形相となったのである。「文が途中で途切れているじゃないですか!この先は何、何が語られたんですか!?この耳は何を聞いたんですか!?」そう叫ぶゼータはレイバックの左右の耳を引き千切らんばかりの勢いであった。
 「それが限界だ。穴開きの部分はクリスに直接聞いてくれ」レイバックはそう言うと、慟哭どうこくするゼータを残しそそくさと客室を立ち去ったのである。危うく引き千切られるところであった両耳を擦りながら。

「クリス様。もしよろしければ滞在中に少しお時間を頂いても?レイバック様もかなり頑張ってメモを取ってくださったようなんですけれどね。穴開きなんです。貴重な魔導具の講義を無駄にしたとなっては悔しくて夜も寝られません」

 心底悔しそうに歯ぎしりをするルナに、クリスは柔和な笑みを返した。

「構いませんよ。僕は明日以降、王宮の魔法管理部と魔獣管理部で公務を見学させていただく予定になっています。定時を超えて仕事をすることはない部署だと聞いていますから、夕食後でしたら大体暇をしています。いつでも声を掛けてください。よろしければ僕の使った説明用の資料を先にお渡ししましょうか?」
「え、良いんですか?」
「魔導具のお披露目が無事終わりましたから、僕にはもう不要の物です。昨日の僕の説明は大体資料に書き込んでありますし、時間の都合で話せなかった小話も幾つか書いてありますよ。初めから希望があれば王宮の方にお渡ししようと思っていたんです。持ち帰ってもゴミになるだけですし」
「ではありがたく頂戴致します。読み込んで質問事項をまとめてから、講義のお願いに上がります」

 深々と下げられたルナの頭を見て、クリスは「そんな大袈裟な」と笑うのであった。

 クリスとの講義の予定を取り付け、ルナがレイバックに対する怒りを解いた頃に、会議室の中には不在であったメアリとマルコーが入室した。部屋の時計は丁度集合時刻である午前9時を指したところ。2人に続き、昨日の午前中にドラキス王国の歴史の講義を行ったシモンという男性官吏が入室する。外見の年齢は40歳ほどと見える優しげな印象の男だ。シモンは会議室に全員が集合していることを確認すると、柔らかな声で皆の注目を集めた。

「皆様、おはようございます。本日は一日ポトス城の散策に充てられています。かなりの距離を歩きますので、途中休憩を挟みたい時は遠慮なく仰ってくださいませ。幸い気温はあまり高くないようですが、ドラキス王国とロシャ王国では気候も異なることでしょう。くれぐれも無理はなさいませんように」

 シモンの挨拶を聴きながら、ルナはそっとメアリとマルコーに視線を送った。休息日である昨日でさえ燕尾服を纏っていたマルコーであるが、今日は流石に襟付きのシャツにズボンという軽装である。メアリの衣服もルナと同じ膝丈ほどのワンピースで、長い髪は後頭部で一つに纏めている。姫というには質素な格好だが、愛らしい顔立ちに変わりはない。

―誰にも気が付かれるわけにはいかない。虚偽を並べ立てて大国の王直々の申し出を断ろうなどと、下手をすればロシャ王国との関係は悪化。俺の権威にも傷が付く

 ルナは真摯と向けられたレイバックの言葉を思い出す。魔封じの紐の一件で、ルナは微量な魔力しか持たぬものであるという事実が明るみになった。魔力の量がその者の強さに直結するわけではないが、魔力量が少なければ強大な魔法を使うことはできない。ルナの存在を疎ましく思うマルコーに、ルナは弱小な存在であるといらぬ餌を与えてしまったのだ。
 マルコーが面倒な画策をしていなければ良いが。ルナは今日という日に一抹の不安を抱くのである。

「質問がなければ出発致します。会議室を出たら王宮の一階をぐるりと回り、2階へと続く階段を上がります。今日は通常の公務日で官吏は皆仕事をしています。特に一階は民の来訪もある部署が連なっておりますから、くれぐれも余計なお喋りはなさいませんように」

 そう言ってシモンは口の前で人差し指を立てた。

*** 

 ポトス城の中央付近に位置する王宮は6階建ての建物だ。1階から3階までは政務区域と呼ばれ、王と十二種族長、官吏が国政運営のための公務にあたる場所となっている。4階から6階は王と十二種族長の生活区域だ。国内の最高権力者であるレイバックと、王に次ぐ地位である十二種族長は、有事の際にすぐ連絡が付くようにとの配慮の元王宮内に住まいを有しているのである。

 会議室を出た一行は、まず王宮の南側に位置する賓客の間と呼ばれる部屋に向かった。そこは王宮内部で最も多くの人を収容することができる部屋で、他国の賓客が訪れた際の晩餐会やダンスパーティーはこの賓客の間で行われる。1階から3階までの吹き抜けの部屋となっており、高い天井にはシャンデリアがぶら下がる。床は磨き上げられた大理石、壁には細微な装飾が施された王宮一豪華な部屋だ。しかし使用頻度は数年に一度あるかどうか、普段はただ侍女が掃除に入るだけの場所となっている。
 賓客の間の他に、一階には十二種族長と王が会議を行うための議会の間、応接室、待合室などが備えられている。他にも農政部、都市整備部、産業観光部などの民の生活と密接した部署が軒を連ね、ポトスの街の民や商人の出入りも多い階となっている。それぞれの部署前でシモンによる小声の説明を受けた一行は、人目を逃れ速やかに2階へと続く階段を上がった。

 2階は人の動きの多い1階とは異なり、落ち着いた雰囲気の階層であった。2階には総務部や財政部、郵便部、法務部など王宮内の事務作業を主とする部署が多い。そのため民や商人の出入りは少なく、官吏は落ち着いて仕事をすることができるのだ。「魔法管理部」と「魔獣管理部」という人魔じんま混在のドラキス王国特有の部署も、この2階の片隅に位置している。先ほどよりはのんびりと各部署の説明を受けた一行は、2階の南側にあるだだ広い空間で足を止めた。

「ここは侍女や官吏が使用する食堂です。朝は7時、夜は20時まで開いておりますから、3食をこの食堂で取る官吏や侍女も多いです。流石に今は閑散としておりますが、昼食時は賑やかですよ。本日はこの食堂で昼食を取る予定でいますから、食べたいメニューを胃袋と相談しておいてくださいね」

 シモンは200席に近い席数が設けられた食堂内部を指さし、それから入り口にある立て看板式のメニュー表を指さした。30ほどのメニューが書かれたメニュー表。初めて訪れる国の食堂で何を食べようかと、使節団員は皆心を躍らせるのだ。

 3階は2階よりもさらに静かな空間であった。紅の絨毯が引かれた長い廊下の両側には、けやきの扉が等間隔に並んでいる。廊下の各所には花の生けられた花瓶や絵画が飾られており、1,2階よりも遥かに洗練された階層であった。扉の数は多いが廊下に人の姿はない。

「3階には王と十二種族長の執務室があります。あとは議会事務局や予算事務局など、一年の中のある時期にだけ設立される部署は、この階に部屋を設けています」

 ゆっくりと廊下を歩くシモンに皆が続く。磨き上げられたけやきの扉の横には、木製の札が掛かっている。
―小人族長
―吸血族長

「王宮内の各部署で作成された決裁書類は、基本的に全て十二種族長の承認が必要になります。12名分の了承印を貰って初めて、書類は最高権力者であるレイバック王の元に回されるのです」
「全ての書類に十二種族長の承認が必要なのですか?かなりの手間では?」

 尋ねた者は壮年の男性使節団員であった。名をポルタと言う。彼はロシャ王国の王宮で下級官吏として働いているとの自己紹介が初日にされている。

「手間ですよ。重要な決裁書類ですと数か月単位で承認が下りないこともあります。それでも多数の種族が混在するドラキス王国にとっては、なくてはならない仕組みなのです。各種族の長の眼が通らずに国政が行われれば、特定の種族に取って著しい不利益となることもあるのです」
「特定の種族に取っての不利益とは、例えばどのような?」
「例えばポトスの街の中心部に、新たな公園を整備するとしましょう。まず都市整備部から公園の設備の原案が上がります。すると決裁を受け持つ十二種族長からはこのような要望が上がるのです。巨人族や小人族が座れる大きさのベンチを設置してほしい。獣人族の中には鼻の利く種族も多いから、匂いの強い木花を植えないでほしい。海獣族には水場が無ければ長く外にいられない種族がいるから、水浴びができる大きな水場を設置してほしい。というような物です。要望の添えられた決裁書は都市整備部に戻り、担当官吏が各要望を吟味の上再び書類の作成に当たるのです。全ての要望を受け止められるわけではありませんがね」
「成程…」
「レイバック王が賢王と謡われるのは、十二種族長の仕組みを採用したためと言っても過言ではないでしょう。非凡の王であっても、一人の者が全ての種族の特性を理解することなど困難です。十二種族長は決裁業務の他にも、王宮内で固有の役割を担っている者も多く、円滑な国政運営のためになくてはならない存在なのです」

 説明を終えたシモンに続き、一行は4階へと続く階段を上がった。4階には外交使節団とルナの使用する客室がある。大きな浴槽の備えられた共同浴室、小さな書庫、自分で紅茶やコーヒーの給仕を行える給湯室、歓談室など、客人が滞在期間を快適に過ごすための設備がこの階層には備えられている。最も王宮に長期に渡り客人が滞在することは稀で、これらの設備は日頃王と十二種族長のために開放されている。
 続いて5階へと続く階段を上がった一行であるが、階段を上り切った直後にシモンは脚を止めた。口元に手を当て声を潜める。

「5階と6階は見学することが叶いません。余程の事情がない限り、これらの階層には立ち入ることが許されないのです。我々が今いる5階は十二種族長の居住階です。有事の備えとして十二種族長は王宮内に私室を有しており、夜間や公休日も王宮内に滞在しています。私は一度急用で竜族長の私室に立ち入ったことがありますが、豪華な造りですよ。国家の重鎮の私室なのですから当然ですがね」
「王と十二種族長以外の官吏はどこに住まいを構えているのですか?」

 小声でシモンに尋ねた者は老齢の男性であった。名をアンガスという。ロシャ王国の首都で義塾を運営し、義塾の卒業者には今や国家の中枢を担う者も多いのだという。

「ポトス城の内部には、官吏と侍女の住まう白の街と呼ばれる区域があります。午後に見学を予定しておりますよ。ポトスの街に住まい毎日王宮に通う者もおりますが、利便性を踏まえてほとんどの官吏と侍女はこの白の街に暮らしています」
「家族と共に暮らす事ができる街ということですか?」
「家族…そうですね。王宮で働く者の縁者であれば一緒に暮らすことが可能です。現在縁者も含めて二千人ほどの人が暮らす賑やかな街ですよ」

 アンガスは頷きそれ以上言葉を発することはなかった。シモンは扉の立ち並ぶ5階の廊下をしばし眺め、それから上階へと続く階段を指さす。

「6階は王の居住階となっています。私も立ち入った経験はありません。王の間と呼ばれる王の私室の他、衣装室や宝物庫が置かれていると聞いています。レイバック王は豪華な衣服や宝飾品には興味の薄いお方ですから、衣装室や宝物庫と言っても小さな物のようですよ。今は可動域の少ない6階ですが、半年後には様変わりしていることでしょう。レイバック王が妃を迎えられれば、王の間に隣接する王妃の間が開かれます。ドレスや宝飾品も増えますから衣装室も賑やかになりますよ。今ドレスと言えば客人に貸し出す数着程度しか置いておりませんから、うら若き侍女は王妃の誕生を心待ちにしております」

 シモンの言葉で皆の注目を集めたルナは、熱視線に身体を強張らせた。

「さて王宮内の案内は以上です。予定通りの時間ですね。昼食には少し早い時間ですが昼休憩と致しましょう。昼時になると食堂は混みあいますから」

 昼食の言葉に腹が鳴る。シモンの一声で散策は一区切りとなり、使節団員とルナは王宮の2階にある食堂を目指し長い階段を下った。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか

Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。 無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して―― 最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。 死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。 生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。 ※軽い性的表現あり 短編から長編に変更しています

悩める文官のひとりごと

きりか
BL
幼い頃から憧れていた騎士団に入りたくても、小柄でひ弱なリュカ・アルマンは、学校を卒業と同時に、文官として騎士団に入団する。方向音痴なリュカは、マルーン副団長の部屋と間違え、イザーク団長の部屋に入り込む。 そこでは、惚れ薬を口にした団長がいて…。 エチシーンが書けなくて、朝チュンとなりました。 ムーンライト様にも掲載しております。 

【完結】悪役令息の役目は終わりました

谷絵 ちぐり
BL
悪役令息の役目は終わりました。 断罪された令息のその後のお話。 ※全四話+後日談

『これで最後だから』と、抱きしめた腕の中で泣いていた

和泉奏
BL
「…俺も、愛しています」と返した従者の表情は、泣きそうなのに綺麗で。 皇太子×従者

侯爵令息セドリックの憂鬱な日

めちゅう
BL
 第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける——— ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。

僕はお別れしたつもりでした

まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!! 親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。 ⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。 大晦日あたりに出そうと思ったお話です。

【完結】オーロラ魔法士と第3王子

N2O
BL
全16話 ※2022.2.18 完結しました。ありがとうございました。 ※2023.11.18 文章を整えました。 辺境伯爵家次男のリーシュ・ギデオン(16)が、突然第3王子のラファド・ミファエル(18)の専属魔法士に任命された。 「なんで、僕?」 一人狼第3王子×黒髪美人魔法士 設定はふんわりです。 小説を書くのは初めてなので、何卒ご容赦ください。 嫌な人が出てこない、ふわふわハッピーエンドを書きたくて始めました。 感想聞かせていただけると大変嬉しいです。 表紙絵 ⇨ キラクニ 様 X(@kirakunibl)

今夜のご飯も一緒に食べよう~ある日突然やってきたヒゲの熊男はまさかのスパダリでした~

松本尚生
BL
瞬は失恋して職と住み処を失い、小さなワンルームから弁当屋のバイトに通っている。 ある日瞬が帰ると、「誠~~~!」と背後からヒゲの熊男が襲いかかる。「誠って誰!?」上がりこんだ熊は大量の食材を持っていた。瞬は困り果てながら調理する。瞬が「『誠さん』って恋人?」と尋ねると、彼はふふっと笑って瞬を抱きしめ――。 恋なんてコリゴリの瞬と、正体不明のスパダリ熊男=伸幸のお部屋グルメの顛末。 伸幸の持ちこむ謎の食材と、それらをテキパキとさばいていく瞬のかけ合いもお楽しみください。

処理中です...