秘められた能力

能力発動！

僕は能力を発動させた。辺りは一変、グラウンドだった場所はある空間へと変わった。
剛「な、何だ！ここは！」
凡太「さほど驚いているようだね。」
剛「だから！ここはどこだって言ってるんだよ！」
凡太「どこでもいいだろ。さあ、能力を使ってこいよ。」
僕は右手で挑発をした。
剛「なんだと！？」
剛は能力を使った。だが、何も起こらない…
剛「は！？何で俺の能力が使えないんだよ！？」
凡太「まだ君は気付いていないのか、もしかすると君自身の能力も。」
剛「んなわけないだろ！？自分のことは自分が1番わかるだろ！」
凡太「それが気づけてないんだよな～。まあ、言っておくよ。」
「君の能力は『物を浮かす程度』の能力だ。可能性としてあげていたんだが、君が能力を使えなかったことで確信に変わったよ。つまり、君は『物』さえなければ何も出来ないんだよ。だから、『物』をなくしたんだ。暴れるぐらいだから、相手を浮かすことも出来ないだろうし。」

剛「…くっそーーーーーーーー！！！」
凡太「最後に1つ、チャンスをあげよう。僕はこのまま君をこの空間に閉じ込めることも出来るが、君はどうする？このまま外に出るのであれば、能力を封じ込ませないといけないけど…また暴れないように。」
剛「外に出させてください！お願いします～～～。」
凡太「これで1件落着だな。」
僕は能力を使うのをやめ、元の場所に戻った…