テンプレ乙とか言わないでください（）

第 9 話

＊




あ、記憶を思い出してから3日目です。

もう俺は痣のことを忘れることにした。そして、痣を持ってることをバレないように生活しようと思う。

…んで、今日はついに外出が出来る！！
いやぁったぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！



…よく言われるんだ、テンションが上がったらお前キャラおかしいぞって…



まあ、それはいいとして、人嫌いの俺が外に出れるとは思わないって？

それが出れるんだよなぁ…なんせ、俺は闇魔法の使い手だぞ？…瞬間移動なんて簡単なことだろ…？

っっあ！！

ルーシュを連れていかなきゃ行けないんだっけ？
…馬車…？…近くない？距離近くない？

…俺って…馬乗れるのかな…
あ、ルーシュが馬乗れるならいいじゃん。

なんか、本当にキャラおかしいな。
それだけ外に出れるのが嬉しいのか？俺。

まぁ、そうだよな…外に出るなんて前世も入れたら何年ぶりだ？僕の記憶だと産まれてから今まで一度もない。

俺は7歳から出てないのか…？
まぁ、学校にはほぼ気絶しながら隼人と行ってたけど。

あれは外出とは言えないだろ…
だって、隼人に横抱き…基、お姫様だっこされて登下校してたし。…アレは視線が痛かった…

お陰様で隼人のガタイがちょっと良くなって女子にモテてたのは驚いたよね…

なら、20年…？え、ヤバくない？
はしゃぐのも仕方ないだろ。てか俺、10歳だし。




「よし！ルーシュ！」



「はい。馬車の準備は出来ております。」




…相変わらず仕事が早いな。ていうか、従者みたいなことしてるけど、お前、騎士だろ…？

…まぁ、仕事が出来るに越したことはないか。
俺には従者や侍女がいないから今までの生活は全てこいつに任せっきりだったしな。

…もしかしたら…
僕の我儘もこいつのせいか？

だって…なんでもしているし、僕が望んだ事に
Noは絶対言わなかったと思う。

ん？あれ？これって、ルーシュのせいだろ。
…って、もうどうでもいいか。

…馬車の中、という試練を潜り抜ければやっと外に出れる…！！

久しぶりに頑張らないとな。
外だから、人は死ぬ程いるし、死んでも人嫌いはルーシュにバレないようにしなきゃ。





＊