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第 8 話
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*
「な…、な、!?」
フルフル震えてるのには、ちゃんとした理由がある。
え?何かって?
ーーーー、ぶっちゃけて言うと痣の事かな、、、?
うん。普通さ、思わないよね?
急に出てきた痣が、、まさか、子を成せる印だとは…
マジデ、フザケンナ。
アヴィがやたらと俺を心配するからおかしいとは思ってたんだ。病気ではない。とは言われてたしね?
本当に最悪だ…。
いや、別に子を作る予定は全く持ってないんだけれども。
本によると子を成せる印を持つ男は本当にいないらしい。
痣が濃く出ているかでより適正が見られる、とも書いてあったけど、どれぐらいが濃いの程度に入るか分からないから…まあ、これは置いとこう。
…かなりくっきり出てるけどね。
もうこうなったらヤケクソだよね。。
こんなとんでもないことが分かりながらちゃんと王家のことが記されている本を読んだ俺を誰か褒めて欲しい。
え、と…なんだっけ…名前…あの、婚約者(仮)…
あぁ!そう、クリスティン!
ちゃんと載ってたよ、この『王家のことがなんでも載ってる辞典』にね!
クリスティンはリリーの婚約者であるレオナール・クロースの双子の妹。レオナールと瓜二つ…らしい
一卵性双生児ってやつか…?
そんなことどうでもいいか(笑)
んで、クリスティンは王族だからか、かなり我儘で残念な性格の持ち主らしい。
ちなみにだが、ここはクロース王国。
今、王子は二人、お姫様は一人…まあ、クリスティンのことだな。
王子が二人、と言ったが、一人はバリバリ攻略対象のレオナール。レオナールは第二王子だ。
第一王子の名前はミルフィー。この名前は隼人から聞いたことがなかったからたぶん攻略対象じゃないと思う。
あぁ、今、次期王として言われてるのは第二王子のレオナール。ミルフィーは放浪癖があって見放されてるとか?
この本に書いてあるのが本当ならね(笑)
「アルフ。」
「ひゃい?!」
…急には辞めてくれよ…変に声が裏返った…
あ、てか待って!それ以上は待って!!!!
あっ、この倦怠感…最悪だ…
俺の本能がお前を危険人物設定してる!俺は悪くない!
だから近付くな!アヴィ!!!!!
「…?…ーー王家のことについて調べてたのか?」
「はい。お兄様はどうしてここに?」
「………少し、調べものがあって。」
なんだ今の間は?さてはお前、確信犯だな!?
俺には分かります!さっさと白状しなさーーーい!!
…俺ってこんなキャラじゃないよな…
うん。知ってた。知ってたよ…。
現実逃避もしたくなるよ、、だって、お兄様は俺の事を嫌っているはずだろ?なのになんでこんなに会ってるんだ?
隼人…お兄ちゃんに嘘ついたな…?
アヴィお兄様とアルフは別に仲が悪くない、という結論に俺は至りそうなんだが。
あぁ、それはそうと…外出許可を貰う、という目的があることを忘れてたな…
「お兄様」
「ん?…なんだ?」
「俺、外に出たいんですけど。」
「外?ーーーそれは庭のことか?」
え゛!?
こいつ、最大級のボケかましてきやがった…
外=庭って…3歳児でもあるまいし、やっぱり俺はお前のペットなのか!?そうなのか!?
「いや、普通に町、とか王都、とか…」
「……………………ルーシュを連れていくなら…」
うっっっわ!
めちゃくちゃ考えやがったこの人!もうやだ!
外出たい→いいよ
で、終わりだろ?普通!
そんな死ぬ程愛してる恋人じゃああるまいし…
……まあ、なんにせよ、外出OKが出たからいいとするか。
*
「な…、な、!?」
フルフル震えてるのには、ちゃんとした理由がある。
え?何かって?
ーーーー、ぶっちゃけて言うと痣の事かな、、、?
うん。普通さ、思わないよね?
急に出てきた痣が、、まさか、子を成せる印だとは…
マジデ、フザケンナ。
アヴィがやたらと俺を心配するからおかしいとは思ってたんだ。病気ではない。とは言われてたしね?
本当に最悪だ…。
いや、別に子を作る予定は全く持ってないんだけれども。
本によると子を成せる印を持つ男は本当にいないらしい。
痣が濃く出ているかでより適正が見られる、とも書いてあったけど、どれぐらいが濃いの程度に入るか分からないから…まあ、これは置いとこう。
…かなりくっきり出てるけどね。
もうこうなったらヤケクソだよね。。
こんなとんでもないことが分かりながらちゃんと王家のことが記されている本を読んだ俺を誰か褒めて欲しい。
え、と…なんだっけ…名前…あの、婚約者(仮)…
あぁ!そう、クリスティン!
ちゃんと載ってたよ、この『王家のことがなんでも載ってる辞典』にね!
クリスティンはリリーの婚約者であるレオナール・クロースの双子の妹。レオナールと瓜二つ…らしい
一卵性双生児ってやつか…?
そんなことどうでもいいか(笑)
んで、クリスティンは王族だからか、かなり我儘で残念な性格の持ち主らしい。
ちなみにだが、ここはクロース王国。
今、王子は二人、お姫様は一人…まあ、クリスティンのことだな。
王子が二人、と言ったが、一人はバリバリ攻略対象のレオナール。レオナールは第二王子だ。
第一王子の名前はミルフィー。この名前は隼人から聞いたことがなかったからたぶん攻略対象じゃないと思う。
あぁ、今、次期王として言われてるのは第二王子のレオナール。ミルフィーは放浪癖があって見放されてるとか?
この本に書いてあるのが本当ならね(笑)
「アルフ。」
「ひゃい?!」
…急には辞めてくれよ…変に声が裏返った…
あ、てか待って!それ以上は待って!!!!
あっ、この倦怠感…最悪だ…
俺の本能がお前を危険人物設定してる!俺は悪くない!
だから近付くな!アヴィ!!!!!
「…?…ーー王家のことについて調べてたのか?」
「はい。お兄様はどうしてここに?」
「………少し、調べものがあって。」
なんだ今の間は?さてはお前、確信犯だな!?
俺には分かります!さっさと白状しなさーーーい!!
…俺ってこんなキャラじゃないよな…
うん。知ってた。知ってたよ…。
現実逃避もしたくなるよ、、だって、お兄様は俺の事を嫌っているはずだろ?なのになんでこんなに会ってるんだ?
隼人…お兄ちゃんに嘘ついたな…?
アヴィお兄様とアルフは別に仲が悪くない、という結論に俺は至りそうなんだが。
あぁ、それはそうと…外出許可を貰う、という目的があることを忘れてたな…
「お兄様」
「ん?…なんだ?」
「俺、外に出たいんですけど。」
「外?ーーーそれは庭のことか?」
え゛!?
こいつ、最大級のボケかましてきやがった…
外=庭って…3歳児でもあるまいし、やっぱり俺はお前のペットなのか!?そうなのか!?
「いや、普通に町、とか王都、とか…」
「……………………ルーシュを連れていくなら…」
うっっっわ!
めちゃくちゃ考えやがったこの人!もうやだ!
外出たい→いいよ
で、終わりだろ?普通!
そんな死ぬ程愛してる恋人じゃああるまいし…
……まあ、なんにせよ、外出OKが出たからいいとするか。
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