テンプレ乙とか言わないでください()

なるせ

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第 7 話

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さて、図書館に行くとするか…

ってアレ?
…俺、図書館の場所知らないじゃん…

ここは不本意だが、ルーシュに聞くとするか。



「ルーシュ」


「はい。」


「…図書館の場所を教えてくれ」


「!…本当にアルフ様ですよね?」


「アルフが俺以外にどこにいると言うんだ。さっさと教えろ」


「…こちらです」



いちいちいちいちいちいち

俺がする事、やる事に驚くのもいい加減辞めてくれ!
あー、もう…イライラするなぁ…

…昔はこんなんじゃなかったのに。

自分で言うのもなんだが、かなり社交的な性格だったと思う。…人嫌いになる前は。

前にも言ったが、俺が大丈夫な人間は弟である隼人だけ。

厳密に言えばもう少し区別があるんだが、
まあ、完全に近付けるのは隼人だけなんだ。

区別と言うのは小さな子供とかは無理をすれば近付けるし、こう…なんていうか、弱者?にはかなり無理すれば近付けるってこと。

無理なのは大人と女だけだ。
後は…害のある人間とか?なんなんだろうな、アレ。

本能とでも言うんだろうか?急に吐き気がしてくるんだ。でも、余りに近付かれるとこの前みたいに倒れてしまう。

…まったく、嫌な身体だよな…

そーいや、アルフには婚約者がいたんだっけ?
この歳にはまだ居なかったような…?

でも、婚約させられてたよな?魔王を倒した後にはもう。
あれ?…誰だっけ…?

んんー、と…

「兄さん聞いてる!?俺はアルフがどタイプの顔してるから好きなんだけど、この婚約者!!ドブスにも程があるよね!!!!もう俺が結婚したいよ!!!!アルフ様と!!」

「…別にそこまでブサイクじゃないと思うが…?」

「いーや!アルフ様に釣り合ってない!!こんなドブスはアヴィと結婚しとけばいいんだよ!!!王族だからって許せない!!!!それもなに!?ヒロインみたいに王子に甘えやがって!!ぶち○すよ!?!?!?」

「王族なのか?えっと…クリスティン?またテンプレな…」

「やっぱり兄さんは分かってくれるね!!大好きだよ!!!!」

「え、あの…お前、このゲームになると感情的過ぎないか…?」

あぁ…あったな、この不毛な会話。
隼人はアルフを讃えすぎてて全然会話にならなかった。

でも、クリスティンっていう名前と王族って事は分かったからいいか。

それも調べたいけど…信頼出来る人はいないし、まだ先になるかな。俺も来月から学園に入らなきゃいけないらしいし。

あ、学園に入るなら、必然的にリリーに会うじゃん。

それまでにこの人嫌い、どうにかしないとな…
まあ。本当に信じられる人なら大丈夫な訳だし、

そういう人を見つけない限り難しいかな?



「…様、アルフ様!」


「あ、え、な、なんだ?」


「図書館に着きましたよ?」


「あ、あぁ、ありがとう。ルーシュはもう控えていいぞ。」


「いや。私もお仕事ですから。」


「…なんだ?が言っているのに聞けないのか?これは提案ではなく、命令だ。分を弁えろ。」


「…はい。」



はぁー、これでやっと1人だ…!
俺、本読むの好きだから、良かった…!!

…まずは痣からだな。




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