テンプレ乙とか言わないでください()

なるせ

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第 4 話

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はぁ…これからどうしようか…
そもそも、なんで俺って悪役令嬢と一緒に悪いことしてたんだ…?もう、そこから分からない。

転生なんかするなら、あのゲーム、やっとけば良かったな。隼人から内容は聞いていたけど…

あのゲーム、有名過ぎて男がやってても変じゃないっていう素晴らしい乙女ゲームだったからな。

ていうか、闇魔法は使えるし、魔力量もおかしいし。

いや、普通の転生した人ならチートひゃっはーーー!!ってなるんだろうけども。

俺は平和に目立たず生きたい。
なんなら魔力量は平均より少し下が良かった。闇魔法は論外だけど、氷魔法だって使い手がいない貴重な魔法だ。

ま、そりゃそーだよな。水魔法が進化したのが氷魔法みたいなもんだから。

魔法も普通に水魔法で良かった。なんでかって?
目立ったら人が寄ってくるだろ?そんなん、俺死ぬよ?

そんなに神様は俺の事殺したいの?
はぁ…まず家族は俺の事嫌いだし、ルーシュも俺じゃなくアヴィに仕えたいんだろ?

なら俺、人がいないようなところで暮らしたいな…

なんか、この世界に来てから俺って孤独だな笑
ま、人嫌いだから当たり前と言えば当たり前なのか?

俺が唯一近づける隼人もこの世界にいないし。
…あ、俺の両親は事故で俺が7歳の頃に死んでるんだ。

そこから俺の人嫌いが始まったんだけど。

父がそこそこ有名な会社の社長で、俺らの身元引受け人になればお金が入ると思った人達が俺らに近づいたのが原因で人嫌いになったんだよな。





…あ、今日は空が綺麗だな…




「…っふ、…」




あーあ、年齢のせいか、家族のことを思い出したせいか…
何故か分からないけど、涙が止まらない。

泣いたのなんて…いつぶりかな…

ていうか、傍から見ればこれ、窓辺て泣いてる人…
やばくね?…ま、いっか!誰が見てるわけでもないし。




「…アルフ…?」



「!?…お兄様…」



「…どうして、泣いてるんだ…?」




…ヤバい。物凄くヤバい。
それ以上近づかれるとイケメンなお兄様にゲロを吐きかけてしまう。

ルーシュは扉の前でニヤニヤしてるし…
もしかして、俺が近づくなって言ったことアヴィに言ったな?

そうでもしなきゃ、アヴィ…いや、が俺の部屋に来るなんてありえないもんな。

…さて、どうしようか。




「…なんでも、っ、ないです…」



「本当にどうした?寝込んで頭がおかしくなったのか?医者を呼ぼうか…?」



「もう大丈夫ですから…っ、お兄様に俺の涙、なんて見せられない、ので…」




どーだ!この完璧な回答!!俺天才!!!
…てか、めっちゃ俺の事馬鹿にしたよね。

なに?寝込んで頭おかしくなる訳ねーだろ!
おめーのほうが頭おかしいんじゃねぇのか??

本当に…ぶち○すぞ?俺、今、闇魔法使えんだからな?
ほぼ無敵だぞ?

ここで豆知識☆

闇魔法は破壊系の魔法が得意だよ!
けど、蘇る呪文とか回復系も使えるから無敵って言われてるんだ!でも、魔力の消費が大きいのが痛手になってるよ!

だーがー、俺は魔力量がめちゃくちゃ多い!
どういうことか…分かるよな?

俺、もしかしたら…魔王より強いかもしれない笑




「あ、ああ…そう、だな…?」



うん!だから早く出てけ♡←



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