4 / 25
第 4 話
しおりを挟む
*
はぁ…これからどうしようか…
そもそも、なんで俺って悪役令嬢と一緒に悪いことしてたんだ…?もう、そこから分からない。
転生なんかするなら、あのゲーム、やっとけば良かったな。隼人から内容は聞いていたけど…
あのゲーム、有名過ぎて男がやってても変じゃないっていう素晴らしい乙女ゲームだったからな。
ていうか、闇魔法は使えるし、魔力量もおかしいし。
いや、普通の転生した人ならチートひゃっはーーー!!ってなるんだろうけども。
俺は平和に目立たず生きたい。
なんなら魔力量は平均より少し下が良かった。闇魔法は論外だけど、氷魔法だって使い手がいない貴重な魔法だ。
ま、そりゃそーだよな。水魔法が進化したのが氷魔法みたいなもんだから。
魔法も普通に水魔法で良かった。なんでかって?
目立ったら人が寄ってくるだろ?そんなん、俺死ぬよ?
そんなに神様は俺の事殺したいの?
はぁ…まず家族は俺の事嫌いだし、ルーシュも俺じゃなくアヴィに仕えたいんだろ?
なら俺、人がいないようなところで暮らしたいな…
なんか、この世界に来てから俺って孤独だな笑
ま、人嫌いだから当たり前と言えば当たり前なのか?
俺が唯一近づける隼人もこの世界にいないし。
…あ、俺の両親は事故で俺が7歳の頃に死んでるんだ。
そこから俺の人嫌いが始まったんだけど。
父がそこそこ有名な会社の社長で、俺らの身元引受け人になればお金が入ると思った人達が俺らに近づいたのが原因で人嫌いになったんだよな。
…あ、今日は空が綺麗だな…
「…っふ、…」
あーあ、年齢のせいか、家族のことを思い出したせいか…
何故か分からないけど、涙が止まらない。
泣いたのなんて…いつぶりかな…
ていうか、傍から見ればこれ、窓辺て泣いてる人…
やばくね?…ま、いっか!誰が見てるわけでもないし。
「…アルフ…?」
「!?…お兄様…」
「…どうして、泣いてるんだ…?」
…ヤバい。物凄くヤバい。
それ以上近づかれるとイケメンなお兄様にゲロを吐きかけてしまう。
ルーシュは扉の前でニヤニヤしてるし…
もしかして、俺が近づくなって言ったことアヴィに言ったな?
そうでもしなきゃ、アヴィ…いや、お兄様が俺の部屋に来るなんてありえないもんな。
…さて、どうしようか。
「…なんでも、っ、ないです…」
「本当にどうした?寝込んで頭がおかしくなったのか?医者を呼ぼうか…?」
「もう大丈夫ですから…っ、お兄様に俺の涙、なんて見せられない、ので…」
どーだ!この完璧な回答!!俺天才!!!
…てか、めっちゃ俺の事馬鹿にしたよね。
なに?寝込んで頭おかしくなる訳ねーだろ!
おめーのほうが頭おかしいんじゃねぇのか??
本当に…ぶち○すぞ?俺、今、闇魔法使えんだからな?
ほぼ無敵だぞ?
ここで豆知識☆
闇魔法は破壊系の魔法が得意だよ!
けど、蘇る呪文とか回復系も使えるから無敵って言われてるんだ!でも、魔力の消費が大きいのが痛手になってるよ!
だーがー、俺は魔力量がめちゃくちゃ多い!
どういうことか…分かるよな?
俺、もしかしたら…魔王より強いかもしれない笑
「あ、ああ…そう、だな…?」
うん!だから早く出てけ♡←
*
はぁ…これからどうしようか…
そもそも、なんで俺って悪役令嬢と一緒に悪いことしてたんだ…?もう、そこから分からない。
転生なんかするなら、あのゲーム、やっとけば良かったな。隼人から内容は聞いていたけど…
あのゲーム、有名過ぎて男がやってても変じゃないっていう素晴らしい乙女ゲームだったからな。
ていうか、闇魔法は使えるし、魔力量もおかしいし。
いや、普通の転生した人ならチートひゃっはーーー!!ってなるんだろうけども。
俺は平和に目立たず生きたい。
なんなら魔力量は平均より少し下が良かった。闇魔法は論外だけど、氷魔法だって使い手がいない貴重な魔法だ。
ま、そりゃそーだよな。水魔法が進化したのが氷魔法みたいなもんだから。
魔法も普通に水魔法で良かった。なんでかって?
目立ったら人が寄ってくるだろ?そんなん、俺死ぬよ?
そんなに神様は俺の事殺したいの?
はぁ…まず家族は俺の事嫌いだし、ルーシュも俺じゃなくアヴィに仕えたいんだろ?
なら俺、人がいないようなところで暮らしたいな…
なんか、この世界に来てから俺って孤独だな笑
ま、人嫌いだから当たり前と言えば当たり前なのか?
俺が唯一近づける隼人もこの世界にいないし。
…あ、俺の両親は事故で俺が7歳の頃に死んでるんだ。
そこから俺の人嫌いが始まったんだけど。
父がそこそこ有名な会社の社長で、俺らの身元引受け人になればお金が入ると思った人達が俺らに近づいたのが原因で人嫌いになったんだよな。
…あ、今日は空が綺麗だな…
「…っふ、…」
あーあ、年齢のせいか、家族のことを思い出したせいか…
何故か分からないけど、涙が止まらない。
泣いたのなんて…いつぶりかな…
ていうか、傍から見ればこれ、窓辺て泣いてる人…
やばくね?…ま、いっか!誰が見てるわけでもないし。
「…アルフ…?」
「!?…お兄様…」
「…どうして、泣いてるんだ…?」
…ヤバい。物凄くヤバい。
それ以上近づかれるとイケメンなお兄様にゲロを吐きかけてしまう。
ルーシュは扉の前でニヤニヤしてるし…
もしかして、俺が近づくなって言ったことアヴィに言ったな?
そうでもしなきゃ、アヴィ…いや、お兄様が俺の部屋に来るなんてありえないもんな。
…さて、どうしようか。
「…なんでも、っ、ないです…」
「本当にどうした?寝込んで頭がおかしくなったのか?医者を呼ぼうか…?」
「もう大丈夫ですから…っ、お兄様に俺の涙、なんて見せられない、ので…」
どーだ!この完璧な回答!!俺天才!!!
…てか、めっちゃ俺の事馬鹿にしたよね。
なに?寝込んで頭おかしくなる訳ねーだろ!
おめーのほうが頭おかしいんじゃねぇのか??
本当に…ぶち○すぞ?俺、今、闇魔法使えんだからな?
ほぼ無敵だぞ?
ここで豆知識☆
闇魔法は破壊系の魔法が得意だよ!
けど、蘇る呪文とか回復系も使えるから無敵って言われてるんだ!でも、魔力の消費が大きいのが痛手になってるよ!
だーがー、俺は魔力量がめちゃくちゃ多い!
どういうことか…分かるよな?
俺、もしかしたら…魔王より強いかもしれない笑
「あ、ああ…そう、だな…?」
うん!だから早く出てけ♡←
*
66
お気に入りに追加
1,695
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。
フェンリルさんちの末っ子は人間でした ~神獣に転生した少年の雪原を駆ける狼スローライフ~
空色蜻蛉
ファンタジー
真白山脈に棲むフェンリル三兄弟、末っ子ゼフィリアは元人間である。
どうでもいいことで山が消し飛ぶ大喧嘩を始める兄二匹を「兄たん大好き!」幼児メロメロ作戦で仲裁したり、たまに襲撃してくる神獣ハンターは、人間時代につちかった得意の剣舞で撃退したり。
そう、最強は末っ子ゼフィなのであった。知らないのは本狼ばかりなり。
ブラコンの兄に溺愛され、自由気ままに雪原を駆ける日々を過ごす中、ゼフィは人間時代に負った心の傷を少しずつ癒していく。
スノードームを覗きこむような輝く氷雪の物語をお届けします。
※今回はバトル成分やシリアスは少なめ。ほのぼの明るい話で、主人公がひたすら可愛いです!

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
主人公の兄になったなんて知らない
さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を
レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を
レインは知らない自分が神に愛されている事を
表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346

俺が総受けって何かの間違いですよね?
彩ノ華
BL
生まれた時から体が弱く病院生活を送っていた俺。
17歳で死んだ俺だが女神様のおかげで男同志が恋愛をするのが普通だという世界に転生した。
ここで俺は青春と愛情を感じてみたい!
ひっそりと平和な日常を送ります。
待って!俺ってモブだよね…??
女神様が言ってた話では…
このゲームってヒロインが総受けにされるんでしょっ!?
俺ヒロインじゃないから!ヒロインあっちだよ!俺モブだから…!!
平和に日常を過ごさせて〜〜〜!!!(泣)
女神様…俺が総受けって何かの間違いですよね?
モブ(無自覚ヒロイン)がみんなから総愛されるお話です。
王道学園なのに、王道じゃない!!
主食は、blです。
BL
今作品の主人公、レイは6歳の時に自身の前世が、陰キャの腐男子だったことを思い出す。
レイは、自身のいる世界が前世、ハマりにハマっていた『転校生は愛され優等生.ᐟ.ᐟ』の世界だと気付き、腐男子として、美形×転校生のBのLを見て楽しもうと思っていたが…

あなたと過ごした五年間~欠陥オメガと強すぎるアルファが出会ったら~
華抹茶
BL
子供の時の流行り病の高熱でオメガ性を失ったエリオット。だがその時に前世の記憶が蘇り、自分が異性愛者だったことを思い出す。オメガ性を失ったことを喜び、ベータとして生きていくことに。
もうすぐ学園を卒業するという時に、とある公爵家の嫡男の家庭教師を探しているという話を耳にする。その仕事が出来たらいいと面接に行くと、とんでもなく美しいアルファの子供がいた。
だがそのアルファの子供は、質素な別館で一人でひっそりと生活する孤独なアルファだった。その理由がこの子供のアルファ性が強すぎて誰も近寄れないからというのだ。
だがエリオットだけはそのフェロモンの影響を受けなかった。家庭教師の仕事も決まり、アルファの子供と接するうちに心に抱えた傷を知る。
子供はエリオットに心を開き、懐き、甘えてくれるようになった。だが子供が成長するにつれ少しずつ二人の関係に変化が訪れる。
アルファ性が強すぎて愛情を与えられなかった孤独なアルファ×オメガ性を失いベータと偽っていた欠陥オメガ
●オメガバースの話になります。かなり独自の設定を盛り込んでいます。
●最終話まで執筆済み(全47話)。完結保障。毎日更新。
●Rシーンには※つけてます。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる