さんびきのぶたさん

みのる

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かえってきたおかあさんぶたさん。

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『ただいまぁー!』

おでかけからおかあさんぶたさんがかえってきました。

『かあちゃん!おれ、せんたくできたよ!』

『どれどれ………』
ひときわからだのおおきなだいぶたくんにひっぱられながらついたところはまだほしたままのせんたくもの。
もうかわいているけれども、だいぶたくんはそのあとどうするかしりません。

『だいぶたくん、ありがとう。』
そういっておかあさんぶたさんがだいぶたくんにわたしたのはあめだまふたつ。


『お、おかあさん!ぼくもまきわりできたよ?』

『どれどれ………』
ちゅうくらいのなかぶたくんにつれていかれておにわにでたおかあさんぶたさん。
でもまきわりははんぶんくらいしかできていません。

『なかぶたくん、ありがとう。』
そういっておかあさんぶたさんがなかぶたくんにわたしたのはあめだまふたつ。


『おかあさん!あたしもおかいもの、できたよ?』

『どれどれ………』
からだのすこしちいさなしょうぶたちゃんがかいものかごのなかみをみせてくれました。
………おやおや?
どうやらしょうぶたちゃん、ミルクおおびんひとつをかうのをわすれたみたいです。

『しょうぶたちゃん、ありがとう。』
そういっておかあさんぶたさんがしょうぶたちゃんにわたしたのは、やはりあめだまふたつ。


おかあさんぶたさんはさんびきのぶたさんがじぶんなりにちからいっぱいがんばっておてつだいしてくれたから、それがいちばんうれしかったのです。


おかあさんぶたさんはいいました。
『さぁ!これからゆうごはんをつくるよ♪みんながおてつだいしてくれたから、きっとおいしくできるね☆』


きょうのゆうごはん、たのしみだね♪


~おしまい~
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