禁断の青い果実

『家族』の絆(？)

唄のご乱心

最近のおれはちょっと……いや、かなり！欲求不満である。

何故ならばお年頃だし？

しかも？キレイな女が毎日一緒の屋根の下でウロウロしてるし？

歳上？そんなん！
今のおれには関係ねぇ！


こないだせっかく！カノジョと会っても吐き出せなかったし？


今のおれにはとにかく『吐き出し口』が必要だった。


てな訳で、おれは作戦を立てた。
名付けて『真希さんともう一度！？』作戦である。

もう今のおれは暑さでアタマがやられ過ぎたのか………『善と悪』の区別がつかなかった。


現在時刻、昼の一時前である。そろそろ、洗濯物を取り入れに真希さんが二階にのぼってくる。
真希さんは洗濯物を自分の部屋からベランダ伝いにおれの部屋の前のベランダを取り込みに来る。

ソコを！！狙うのだよ…………(悪笑)


とりあえず、おれは隣の真希さんの部屋に侵入を謀り姿を潜ませた。

するとちょうど、階段をのぼるヒトの足音が聞こえた。
高鳴る心臓を抑えてクローゼットにて待機続けるおれ。


ガチャ。


『！？？？』

真希さんが入ってきたのとほぼ同時にクローゼットを飛び出し、真希さんを後ろから押さえ込み口を手で塞ぐ。

『んーーーっ！ンーーーーーっ！！？』

もちろん懸命な抵抗を見せる真希さん。
その耳元でボソリ呟く。

「真希さん………こんなにヤラシイ姿して……毎日毎日家ン中ウロウロしてたら……オトコおれに喰われても文句は言えねぇぞ……？」

口を塞いだ手はそのままで、息を徐々に乱しながら真希さんのその豊満な胸を揉みしだく。

『ふぁっ……………！！』

因みに真希さんの「ヤラシイ姿」とは………
休日はノーブラで、真希さんお気に入りの青い薄っぺらい部屋着一枚である。


そのまんま真希さんをベッドまで追い込み、のしかかり部屋着を捲り上げる。
いつか拝んだあの、白いデカい胸がおれに食べて欲しがっていた。

「……相変わらず………イィチチしてんな………そうやっておれを誘ってるんだろ？

おっと！デカい声出したら………分かってるよな？
ばぁちゃんに『娘のミダラなトコロ』を見られちまうぞ……」

そうしてそのデカチチに軽く歯を立てる。
すると、真希さんから抵抗する力が抜けていった。


「聞き分けのイィコだ………」

おれは口を塞いでいた手を離し、その唇を舐め回した。