2222年

～2222年の地球～酸素購入時代

人類の身勝手な土地開発は進み、空まで届きそうな程の高層ビルは増えた。
その代償に……
不可欠である酸素をつくりだしてくれる植物たちを絶滅へと追いやってしまったのだ。

地球上から酸素が消滅してしまった。
人類は自らの手で生産することを余儀なくされた。


しかし、どんなに文明が進んだにせよ、個人の手で酸素を生産する事は容易くない。
企業は自らの生命維持の為に酸素を作り、販売を始めた。

『おじちゃん！さんそください！！』

『そこのぼく、酸素は10kg入りで4980円だよ』

『え～～～、けっこうたかいね………ハイ……(渋々)
サンテンドーボタンミラクルのあたらしいゲーム、かおうとおもってたのに………』

人々は常に重々しいマスクを装着し、その背中には大きな酸素ボンベ。

酸素は生きていく為に絶対的に必要なモノである。
老人から大人、子どもそして産まれたての赤ちゃんまでもが無くては生命を存続出来ない。


酸素購入時代、訪れては貰いたくない未来である。