【R18】ウブな雛が猛獣と猛禽類と幻獣とえっちな勉強をする話

枯枝るぅ

文字の大きさ
上 下
53 / 61
泉 龍之介

肉バルにて 1

しおりを挟む

「レイさん、すっごくえっちで綺麗だった…おれ、絶対あんなふうに出来ない…」


講習を終え、ひなが見つけてくれた肉バルへやって来た俺達。
やっぱりここでもひなの争奪戦が起き、隣の席を賭けて公平にジャンケンした結果、幸運にもひなの隣の席を勝ち取ったのはなおと俺だった。

3人ずつで向かい合って座り、運ばれてきた料理をつつきながら、話題に上るのは今日の講習のこと。
最後に潮吹きまで披露したレイさんのあまりのエロさに勃起がおさまらず、なかなか帰れなかった生徒もいるぐらいだから、ひなが不安そうに呟くのも無理はない。

まぁ、俺からしたらお前もだいぶエロ以下略。


「確かにすんげえエロかったよな~。オレ勃っちったわ」

「まさかあのレイさんがあんなふうになっちゃうなんて思わなかったよね~」


じゅんくんとこたがひなの言葉に頷くと、ますます不安そうな表情を浮かべるひな。
そんなひなを見てじゅんくんことデリカシーなしおは、「いや、ひなだって相当エロいからな?!良い声で鳴くし!」とクソでかい声で言って、隣に座ったけいにしばかれてた。


「ひな、レイさんはその道のプロなんだから比べても仕方ないんじゃない?」

「それはそうなんだけどさ…」

「それに、確かにレイさんは美人だけど、可愛さだったらひなのほうが上だと思うなぁ」

「でもおれあんなにえっちなこと出来ないもん…」


なおが優しい言葉をかけながら背中をさすっても、まだひなはしょんぼりしたまま。


──あ、可愛いは否定しないのね。


そう思うと同時に、俺を含めひな以外の5人全員が、いやいやあんたも充分えっちなことしてますやんと思っているのが何も言わずとも伝わってきた。

なんなら今、カシオレちょっと飲んだだけでほっぺた赤くして目ェ潤ませて、ツヤツヤの唇で馬刺し食ってるその姿でさえなんかちょっとエロいからね?


「おれ、この中の誰かを一位にしてあげられる自信ない」

「いや、それはひなちゃんの問題やなしに俺らのテクの問題なんとちゃうん?」

「まぁおれだけの問題ではないんだろうけど。みんながしてくれることに対して、もっと上手な感じ方したいの」

「え~でもさぁ?余計なこと考えると演技みたいになっちゃわない?演技されるぐらいならありのままのひなくんが感じてる姿見せてもらった方が嬉しいけどなぁ…」


こたの言葉に、俺もじゅんくんもなおもけいも首がもげそうなほど頷く。
そう、別に一位なんてとれなくてもいいから、演技じゃなく余計なことも考えずいつものひなのままで感じてくれてるところを見れた方がめっちゃ興奮するし。

だけど、こんなにみんなが同じ気持ちを向けているのにひなのやつはまだ納得いってないみたいで、唇をツンと尖らせてむううと唸ってる。

なんだその顔。
ちゅーしたろかコラ。


しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

処理中です...