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鷹遠 恵一
前戯 6 ※
しおりを挟むそしてこれから、タチ3人とネコ1人で最後の前戯の実践講習。
経験豊富な俺も、こんなに複数人でたった1人のネコを相手するなんて初めての経験やからちょっとソワソワしてしまう。
それやのに、りゅうとひなちゃんの30分休憩が終わり3階へ上がると、2人して呑気に爆睡しとるもんやから思わずりゅうを文字通り叩き起した。
もちろん、ひなちゃんのことは優しく起こしたけど。
いてぇだの、俺も優しく起こせよだの文句言いながらも、ひなちゃんを抱き起こして背後から抱えるような体勢でちゃっかりバスローブの合わせ目から手ぇ突っ込んで胸元をまさぐるりゅう。
まだ寝起きのぽやぽやしたままなひなちゃんは、りゅうに乳首弄られて、あん♡なんて可愛い声出して感じとるし。
「おい、りゅう。何どさくさに紛れてセクハラしてんの。今日この時間に立候補するならそれでもいいけど、次の本番の時自動的に除外されるよ?」
「え、そうなの?」
なおに窘められまるで初耳ですみたいな反応を返すりゅうに、なおは、ちゃんと聞いとけよ、と呆れたように溜め息を吐いた。
「なんだよー。えー、じゃあどうすんの?だってそしたらぜってぇみんな今日じゃなくて本番の時のほうがいいっしょ?」
りゅうの問い掛けに、全員がうっと言葉に詰まる。
そりゃあまあ、今日は突っ込むことができひんからな…。
突っ込みたいか突っ込みたくないか言われたら、そら突っ込みたいに決まってる。
男なら大体みんなせやろ。
そこで冴えた提案をしてきたのは、今回もなおやった。
彼の提案はこう。
ジャンケンをして、一番勝ったやつが本番の講習の最終枠の一番手。
二番目に勝ったやつが二番手。
三番目に勝ったやつが今日この後行われる前戯の講習の最終枠でひなちゃんをイかせられる一番手で、四番目に買ったやつが二番手。
一番負けたやつは、今日この後トップバッターでひなちゃんに触っていいけど、イかせたらあかん。
ひなちゃんがイきそうになったら愛撫の手を止めて、一番手でイかせられるやつと交代する。
ちょっとおつむの弱めなじゅんくんとりゅうは理解するのに少し時間がかかったけど、俺とこたとなおで根気強く説明したらなんとか理解してくれて、ジャンケンした結果、こういう時妙な力を発揮する言い出しっぺのなおが本番一番手の座を勝ち取った。
その次に勝ったのはりゅうで、必然的に残りの3人が今日これからひなちゃんを気持ちよくするメンバーっちゅーことになる。
三番目に勝ったのはじゅんくん、四番目にギリギリで俺が勝って、結果こたがこれから一番手でひなちゃんを可愛がれるけどイかせることはできひんっちゅーなんとも損な役に決まった。
心底悔しそうにぶーぶー文句垂れるこた。
せやけど、
「どうせみんな本番の実践講習はあるんだし、発表の時だって出来るんだから機嫌直して?ね?」
なんてひなちゃんに頭撫でられたら、この単純な大型犬は笑顔で尻尾振りながらひなちゃんにのしかかった。
「イかせられないのは残念だけど、今からひなくんのこといっぱいいっぱい気持ちよくしてあげるね」
ニヤリとまた大型犬から狼の顔付きに変わったこたが、唐突に貪り食うようにひなちゃんのちんこにしゃぶりつく。
なんの前触れもなく突然与えられた強い刺激にビクンと大きく跳ね上がったひなちゃん。
俺とじゅんくんで示し合わせてひなちゃんの両脇に座り、左右の乳首を同時に攻め始めると、一気にやらしい音やら声やらが溢れ出して、滅多にない状況にみんな興奮しとるのか、うっとりとした表情で甘い喘ぎ声を上げるひなちゃん以外全員が獰猛な雄の顔つきに変わった。
「ぁあっ♡ぅ、ゃ、だめぇ…♡ぁはぁん…っ♡そんな、ぜんぶ、なめないでぇ…っ♡」
じゅんくんに右乳首を捏ねるようにクニクニと舐め回され、左乳首を俺に転がすようにコリコリと舐め回され、それだけでも気持ちええやろに、こたがイかさんよう裏筋をチロチロと舐めて焦れったい刺激を与えとるもんやから、その快感はきっと洒落にならんと思う。
「…っは、すっご…さっきりゅうに二回イかされたのにまだこんな我慢汁出んだ?」
「…やだっ、そういうこといわないで…!」
こたに恥ずかしいことを言われて顔を真っ赤にするひなちゃん。
そういうんが男の加虐心を煽るっちゅーのに。
「乳首もめっちゃ膨れとるやん」
「ひなの乳首、こりこりしててうめぇ。こんなにしちゃって、きもちーの?」
ほらな。
ひなちゃんが可愛い反応返すもんやから、もっと見たい男どもがこぞって言葉攻めを始めた。
まぁ、俺も含めやけど。
「…いやぁ…っ、ぁ♡あっ♡はずかし、から、やめてぇ…」
…かわいい。
誰かが吐息混じりに囁く。
多分、5人全員が同じことを思ってると思う。
「ぁーーっ♡ぁっ♡…きもちいのっ♡ゃば…い、おれ、もぉ、だめえ…っ♡」
「じゅんくーん。ひなくん、もうイッちゃいそう」
「おう、じゃあオレもらうわ」
「あーあ。このままイかせたかったなー。マジしょげだわ」
などと言いながらもこたは、じゅんくんが退いたことで空いた右乳首を捏ねくり回し、ちゃっかり唇も奪っとって、こいつ今後化けそうやな…とちょっと末恐ろしくなった。
俺がそんなことを考えとる間に、サイドテーブルに置かれたローションを手にひなちゃんの股の間を陣取ったじゅんくん。
「指挿れっから、痛かったら言えよ」
じゅんくんの筋張った長い指にたっぷりのローションが絡められ、ひなちゃんの中に埋まっていく。
先程りゅうに弄られて既に解れていたそこは、その長い指をいとも簡単に飲み込んだ。
「んぅーーーーっ…!」
「痛くねぇ?」
「あぅっ♡ぁ、だい、じょ、ぶっ。んん♡じゅんくん、の、ゆび、まじ、ながすぎぃ…っ」
「…きもちいいってこと?」
「ん…ぁ♡きもちぃ…♡」
「…っまじたまんねぇ…」
吐き捨てるように言ったじゅんくんが、埋め込んだ指を動かすと同時にひなちゃんのパンパンに膨れたちんこにむしゃぶりつく。
既にこたによってギリギリのところまで追い詰められとったひなちゃんは、あっという間に限界に達してしまった。
「ぃやぁーーっ!あぁっ♡も、やらぁ、あんっ♡あぁんっ♡じゅん、く、んっ♡い、く、いっちゃうっ♡いくうううう♡」
両乳首とちんこを同時にめちゃくちゃに舐められ、中を長い指で擦られたひなちゃんは、超絶エロい声を上げてじゅんくんの口内に射精した。
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