【R18】心優しい淫魔のハジメテの相手は祓魔師でした

使い魔狩り

真っ直ぐな気持ち ※

「…いい？」

「ん……」


リヒトの背中にしがみつきながら頷けば、おれのと違ってすごく大きくて熱いソレが少しずつ中に埋まっていき、奥まで彼のでいっぱいになる。
それが嬉しくて、大好きな彼のソレを少しも離したく無くて、ナカの粘膜がうねうねと蠢くのを自分でも感じた。


「ぁ…あ…♡りひ、と…っ、はやく、うごいてぇ…っ」

「…かわいー」


我慢できずねだるおれに、絞り出すように呟くと、彼はゆっくりと腰を動かして性器を出し入れし始めた。


「あぅっ、んっ、ぁあっ♡もっ、と、いっぱい、してっ、おく、りひとので、ついて…っ？」


彼のでナカを擦られると、訳が分からないぐらい気持ちがよくて、おねだりが止まならなくなってしまう。
そんなおれを彼は心底愛しそうに見つめてくれるから、おれも彼のことが愛しくて堪らなくなって。

すき、すき、とうわごとのように繰り返しながら、腕と足を使ってぴったりと彼にしがみつけば、彼もおれの背中を抱き返してさらに隙間なく密着させてくれて、肌がぶつかり合う激しい音を立てながら最奥を穿たれ、おれ達はお互いに限界を迎えた。


「あーーっ、あぁん♡ぁんっ♡もぉ、だめ、いく、いっちゃう…！」

「…っおれ、も、やばい…っ」

「あっ♡あっ♡ぁ、や、いくっいく♡…ぁんんんんんっ！」

「…ぅ、っ…」


高く鳴いたおれと、低く唸ったリヒト。

痛いぐらいに抱き締め合い、ほぼ同時に達して、そのまま脱力した。

2人並んでベッドに横になり、たまに口付けを交わしながら余韻に浸る。


「ルカ」

「…なぁに？」

「俺さ、ルカのこと、本気で、心の底から愛してるよ。男とか女とか、人間とか悪魔とか、そんなの全部どうだっていい。ルカだから欲しくなって、ルカだから好きになって、ルカだから愛してる。それだけは忘れないで？」


リヒトは、すごい。

彼がくれる言葉だけでおれは満たされて、幸せな気持ちになれて、不安なんて全部吹き飛んでしまう。


「…おれも、リヒトのことが大好きなの。リヒトしかいらないの。だからずっと、おれだけのリヒトでいて…？」


彼みたいに気の利いたセリフが浮かばないおれは、ド直球で気持ちを伝えることしかできないけど。

それでも彼が嬉しそうに笑ってくれるから、おれはこうやって真っ直ぐ気持ちをぶつけていけばいいんだって、そう思えた。

その後、どちらからともなくまたそういう雰囲気になって。

何度も何度も唇を貪り合って、何度も何度も抱き合って、魔力の供給過多でオーバーヒートを起こしそうっていうぐらいに精液を注ぎ込まれて。

そうしておれ達の幸せな夜は、窓の外が白み始めるまで続いた。