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一章
14.デリーsid
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デリーsid
「リョカはやっぱり闇ギルドには入ってくれないって言ってたにゃー」
「そ、そうなんですね。所でいつリョカに確認したんですか?」
「んー?それはねー、俺が昨日夜ご飯食べてる時にリョカと会ってねー、そこで色々お話ししてー、食後の散歩までしてー、楽しかったにゃー!」
リョカのやつ、昨日の夜出歩いたのかっ!
レビア様が食事している時に機嫌損ねたらすぐに殺されて食べられてしまうから俺達がわざわざ注意してまわっているというのに!
とりあえずリョカが無事で良かった
「...リョカがねー、帰り際に気をつけて帰れーって言うんだよー?俺強いから心配なんてしなくてもいいのにねー」
そう言うレビア様はどことなく嬉しそうだ。
「それにねー、今度リョカが好きな甘い食べ物用意して待っててくれるって!俺さー、すごく楽しみなんだー」
...え!?
レビア様が人以外を食べる!?
と言うか俺がレビア様と出会ってから一度も人以外を食べている所なんか見たことないぞ!?
それにレビア様が人食ってる時の食事シーンは正直もう見たくないレベルで吐き気がするんだが、リョカは平気なのか、凄いな
「甘いものと言えば...やはりスイーツでしょうか?」
「うんー、多分ねー」
「あの、レビア様、失礼かもしれないんですが...」
「んー?何かにゃー?」
「その、人...以外も食べれるんですか?」
「んー、分かんない!でもー、リョカが好きなもの食べてみたいなぁって思ったのー」
「そうなんですね」
「うんー、それにね、リョカと話してるとグチャグチャになっていた感情がスッキリするんだー、それにそれに、リョカの顔も綺麗だしねー」
なん...だと!?
「レビア様はリョカの素顔見たことあるんですか!?」
「あー、デリーが俺にヤキモチ妬いてるー」
「あ、いや、その...リョカの素顔は俺たち幹部もまだ見た事がないので驚いてしまいました。」
「そーおー?俺はリョカと最初に会った日に覗き見したけどー?」
そんなことできるの多分レビア様くらいです
「リョカは...その、どんな顔してるんですか?」
「おやおやー?デリーはリョカに興味津津?」
「え!いや、その、やはり気になります。」
気になるだろ!普通!あんだけ徹底的に顔隠されたら!あのフード鉄かなんかで出来てるんじゃないかってくらい風がふいてもそのままの状態保ってるんだぞ!?
「リョカは美人さんだねぇー、髪と目の色は特に珍しくて神秘的ーそれ以上の情報はまだダメー!今度俺が頼んでみるよー、リョカの素顔幹部の子達に見せてもいいー?って!」
「あ、有難うございます、レビア様。」
「いいよいいよー」
「あの、話はそれるんですが、王宮で近々大規模な召喚の儀式が行われるみたいです」
「おやー、さっすがデリー、仕事ができる男だねぇー、何を召喚するのか分かったのー?」
「いえ、流石にそこまではまだ...ですが警戒するに越したことはありません」
「ドラゴンでも召喚するのかにゃあー?」
「それは分かりませんね、また新しく情報が入ったら報告します」
「うんー、いつも有難うねー、デリー!」
「いえ、では失礼します」
ふぅ、無事レビア様に報告が済んでよかった
て言うか、リョカはやっぱり大物だな
レビア様の食事シーンにも動じず我が物顔でそこに居る情景が目に浮かぶ。
「デリー、報告終わったか?」
「ああ、ギャル、一応な。」
「?、なんか疲れてねーか?」
「それがさーーーー」
俺は先程レビア様と話した内容をかいつまんでギャルに教える
「...リョカのやつよく生きてたな」
「全くだ。せっかくリョカにも昨日は夜出歩くなと注意したのに」
「まぁ、リョカは我が道を行くタイプだからな」
「ああ、胃が痛いぜ。」
「胃薬飲むか?」
あわあわと俺の体調を気にするギャル
あー、早くギャルとの子供ほしーなぁ
俺のギャルが可愛すぎるだろ!
俺はギャルを抱きしめるとギャルが変な声を出して狼狽えた。
「デデデ、デリー!?」
「フハッ、デが多いぞギャル」
「んな!デリーのせいだ!」
「ああ、俺のせいだな、だから俺以外でそんな反応見せるなよ?」
「何言ってやがる!デリー以外のやつに抱き付かせたりなんかしねーよ!」
そう言ったギャルは恥ずかしいことを言ったとすぐに自覚したのかさらに顔を真っ赤にしてアババババと言いながらおかしな事になっている。
ああ、俺の癒しが尊すぎる。
「と、所でだ!!リョカは結局のところ闇ギルドには所属しないんだな!?」
「ああ、レビア様も昨日の夜リョカに確認取ったって言ってたな」
「そ、そうか、でも闇ギルドには出入りする予定なんだろ?案内は誰がするんだ?」
「あー、それはまだ決めてねーな。レビア様がするかもしれねーし俺らがするかもしれねーし、まだ分からないな。だが近いうちに案内はする予定だ。」
「...本当、リョカって何者なんだろうな?殺しにはものすごく慣れてるきっと俺ら幹部四人よりよっぽど強い気がする。」
「ああ、それは間違いないだろうな、レビア様くらいしか相手にならなさそうだ。」
「違いねーや」
そう言って俺とギャルはリョカの様子を見に行くため、リョカが今住んでいる空き家へと向かうのであった。
end
「リョカはやっぱり闇ギルドには入ってくれないって言ってたにゃー」
「そ、そうなんですね。所でいつリョカに確認したんですか?」
「んー?それはねー、俺が昨日夜ご飯食べてる時にリョカと会ってねー、そこで色々お話ししてー、食後の散歩までしてー、楽しかったにゃー!」
リョカのやつ、昨日の夜出歩いたのかっ!
レビア様が食事している時に機嫌損ねたらすぐに殺されて食べられてしまうから俺達がわざわざ注意してまわっているというのに!
とりあえずリョカが無事で良かった
「...リョカがねー、帰り際に気をつけて帰れーって言うんだよー?俺強いから心配なんてしなくてもいいのにねー」
そう言うレビア様はどことなく嬉しそうだ。
「それにねー、今度リョカが好きな甘い食べ物用意して待っててくれるって!俺さー、すごく楽しみなんだー」
...え!?
レビア様が人以外を食べる!?
と言うか俺がレビア様と出会ってから一度も人以外を食べている所なんか見たことないぞ!?
それにレビア様が人食ってる時の食事シーンは正直もう見たくないレベルで吐き気がするんだが、リョカは平気なのか、凄いな
「甘いものと言えば...やはりスイーツでしょうか?」
「うんー、多分ねー」
「あの、レビア様、失礼かもしれないんですが...」
「んー?何かにゃー?」
「その、人...以外も食べれるんですか?」
「んー、分かんない!でもー、リョカが好きなもの食べてみたいなぁって思ったのー」
「そうなんですね」
「うんー、それにね、リョカと話してるとグチャグチャになっていた感情がスッキリするんだー、それにそれに、リョカの顔も綺麗だしねー」
なん...だと!?
「レビア様はリョカの素顔見たことあるんですか!?」
「あー、デリーが俺にヤキモチ妬いてるー」
「あ、いや、その...リョカの素顔は俺たち幹部もまだ見た事がないので驚いてしまいました。」
「そーおー?俺はリョカと最初に会った日に覗き見したけどー?」
そんなことできるの多分レビア様くらいです
「リョカは...その、どんな顔してるんですか?」
「おやおやー?デリーはリョカに興味津津?」
「え!いや、その、やはり気になります。」
気になるだろ!普通!あんだけ徹底的に顔隠されたら!あのフード鉄かなんかで出来てるんじゃないかってくらい風がふいてもそのままの状態保ってるんだぞ!?
「リョカは美人さんだねぇー、髪と目の色は特に珍しくて神秘的ーそれ以上の情報はまだダメー!今度俺が頼んでみるよー、リョカの素顔幹部の子達に見せてもいいー?って!」
「あ、有難うございます、レビア様。」
「いいよいいよー」
「あの、話はそれるんですが、王宮で近々大規模な召喚の儀式が行われるみたいです」
「おやー、さっすがデリー、仕事ができる男だねぇー、何を召喚するのか分かったのー?」
「いえ、流石にそこまではまだ...ですが警戒するに越したことはありません」
「ドラゴンでも召喚するのかにゃあー?」
「それは分かりませんね、また新しく情報が入ったら報告します」
「うんー、いつも有難うねー、デリー!」
「いえ、では失礼します」
ふぅ、無事レビア様に報告が済んでよかった
て言うか、リョカはやっぱり大物だな
レビア様の食事シーンにも動じず我が物顔でそこに居る情景が目に浮かぶ。
「デリー、報告終わったか?」
「ああ、ギャル、一応な。」
「?、なんか疲れてねーか?」
「それがさーーーー」
俺は先程レビア様と話した内容をかいつまんでギャルに教える
「...リョカのやつよく生きてたな」
「全くだ。せっかくリョカにも昨日は夜出歩くなと注意したのに」
「まぁ、リョカは我が道を行くタイプだからな」
「ああ、胃が痛いぜ。」
「胃薬飲むか?」
あわあわと俺の体調を気にするギャル
あー、早くギャルとの子供ほしーなぁ
俺のギャルが可愛すぎるだろ!
俺はギャルを抱きしめるとギャルが変な声を出して狼狽えた。
「デデデ、デリー!?」
「フハッ、デが多いぞギャル」
「んな!デリーのせいだ!」
「ああ、俺のせいだな、だから俺以外でそんな反応見せるなよ?」
「何言ってやがる!デリー以外のやつに抱き付かせたりなんかしねーよ!」
そう言ったギャルは恥ずかしいことを言ったとすぐに自覚したのかさらに顔を真っ赤にしてアババババと言いながらおかしな事になっている。
ああ、俺の癒しが尊すぎる。
「と、所でだ!!リョカは結局のところ闇ギルドには所属しないんだな!?」
「ああ、レビア様も昨日の夜リョカに確認取ったって言ってたな」
「そ、そうか、でも闇ギルドには出入りする予定なんだろ?案内は誰がするんだ?」
「あー、それはまだ決めてねーな。レビア様がするかもしれねーし俺らがするかもしれねーし、まだ分からないな。だが近いうちに案内はする予定だ。」
「...本当、リョカって何者なんだろうな?殺しにはものすごく慣れてるきっと俺ら幹部四人よりよっぽど強い気がする。」
「ああ、それは間違いないだろうな、レビア様くらいしか相手にならなさそうだ。」
「違いねーや」
そう言って俺とギャルはリョカの様子を見に行くため、リョカが今住んでいる空き家へと向かうのであった。
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