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EP2 卵に潜む悪意7 二転三転
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そう、アレウとロセの害悪コンビがトツカに変なことを中途半端に吹き込んだからこうなったのだ。
もとはと言えばそこなのだ。
俺は席を立ち二人の元まで行って抗議する。二人は互いに顔を見合わせる。ロセはいつも通りだったが、アレウはしきりに八潮の事を気にしていた。
そんなアレウに対し八潮は大きくため息をついた。
「そうですね。起こってしまったことは仕方がありません。二人共責任をもって面倒を見てあげてください。そうでなければ暫くカフェへの立ち入りを禁止しましょうか。あと休憩室の方に行ってください。ここで話す話題ではないので」
八潮の言葉に今度はロセが軽く目を見開きゲっという少し焦った顔。
「わかったわかった。トツカくんにしっかり全部一から百まで……とはいかずとも瑞雪ちゃんがキレ散らかさない程度には教育してあげる」
「少なくとも間違いをもう犯さない程度にはしろよ!マジで!」
ロセの言葉に俺が追撃。二人は八潮にじっと見つめられ深々と神妙な顔をして頷いた。
「それと、トツカ!次は絶対に瑞雪がいいって言うまでするなよ!こういうことは、好きな相手とだけするんだ。お前がシたくても瑞雪が嫌って言ったら絶対ダメ」
力説する俺にトツカは何度かぱちぱちと瞬きをしてから頷く。
(正直瑞雪もトツカも恋愛とかそういうのとは無縁そうだけど……これだけ言っておけばもう事故は起こらないだろ。起こりそうになったとしてもここで二人がトツカを調教しておけば今日みたいなことには少なくともならないだろうし……。お互いにちゃんとお互いの心を大切に出来たらいいんだけどなあ)
ここばかりは俺はちょっと年上風を吹かせてみる。少なくとも、二人の関係がちゃんと落ち着かなきゃまともに仕事をすることも出来ないだろう。
俺は残りのカレーライスを口に詰めつつ考えていた。
「それで、俺はどうすればいい?」
トツカがアレウとロセに問う。
「そうだねぇ。まず君がなにをやらかしちゃったのか聞こっか」
場所を移動して休憩室。アイスティーを淹れてもらいつつ俺たちはトツカの話を聞く体制になっていた。
何でこんなテロが起こってるときに他人の恋愛話とか失敗エピソードについて話してるんだとか思わなくもない。
トツカは嘘をつくとか話しづらいとかいう感情はないのだろう。淡々と、けれど時折申し訳なさそうにここまでの経緯を詳しく俺達に話したのだった。
テーブルには八潮が持ってきてくれた菓子類が置かれ、華やかな雰囲気を出している。
しかし、離している内容は実に生々しく尻尾と耳がもし出ていたら確実にへにゃりと力なく垂れていただろう。
「なるほどなあ……流石にからかいすぎたなこれは。悪かったよ。まさかここまで無知で欲望に忠実だとは……」
「生まれて一か月も経ってないんだよ!なぁトツカ!」
話を最後まで聞き終わり、アレウとロセは少しばかり申し訳なさそうな顔をしていた。どうやら反省はしたらしい。
「ええと、そうだなあ。トツカはどうしたいんだ?リベンジしたいのか?」
しばし考えたのち、アレウは紅茶に口をつけつつトツカに問うた。
チョコチップ入りのスコーンはサクサクだ。カレーを食べた後でも別腹で入る。クリームをたっぷり塗ってから口の中へと放り込む。
他にも紅茶風味やプレーン味、ジャムの入ったものなど多くの種類がある。
「リベンジ……は、したい。とても気持ちがよかったし、瑞雪にも同じ気持ちになってほしい。瑞雪はいつも苦い顔をしている。不機嫌か、怒るか、疲れた顔をしている。それが普通なのかとも思った。でも街にいる人間たちは多くの人間が笑ったり、泣いたり……いろいろな顔をしていた」
一つ一つ思い出し、噛み締めるようにトツカは言葉を口にする。
「お前たちだって、カフェでよく笑っていた。だが、瑞雪は笑わない。何故だ?」
「えっと、つまりトツカくんは瑞雪ちゃんを笑わせたいってこと?」
多分、この場の全員がハードル高そう……と思っていたと思う。
瑞雪の心からの屈託のない笑顔……悪いけど全く想像できない。
「……そう、なのかもしれない。そして、俺を認めて欲しい。猟犬として……だろうか?わからない。難しい。言葉にし難い」
小さく息をつき、菓子類にも手を付けない。代わりに俺が貰っておく。ココアクッキーがサクサクで大変旨い。
「わからないならさっきラテア君が言ってた通りってことで。とりあえず間違いがないようにこのロセ様が教えてあげましょうか。お代は……これまでの事を手打ちにするってことで♪」
可愛らしくウィンクして見せるが、全く可愛くない。こいつらのしたことは邪悪である。
俺はため息をつくしかない。八潮の視線も心なしか冷たい。
「……チャントオシエマス」
八潮には誰も逆らえないらしい。瑞雪も八潮に対してだけは少し素直だしなあ。
「そうだね。まず失敗だったところはちゃんとお尻をほぐしてあげなかったことだね!男同士でえっちするときはお尻の穴を使うってことは教えたよね。……そこ、男同士だとちゃんと解してあげないと切れるから」
どう考えても和やかにお茶会をしているときの話題ではない。いや、だから休憩室に追いやられたんだけど。
窓から指す光はとても暖かくて、昼寝したくなってくる。ここ一、二週間ほどで随分と暖かくなった。
「解す?」
「そう。ローションとか、ボディソープとか……あとは穴を舐めて唾液を注ぎ込んで舌を淹れて解すとかどう?ゆっくり時間をかけてやさしーくたっぷり解してあげなきゃだめだよ。瑞雪ちゃんは多分どうせすぐさっさと挿れろって言ってくるけど駄目だからね。最低でもそうだねえ、トツカくんの指なら人差し指、中指、薬指の三本がきっちり根元に入るまで解さなきゃだめ」
うわあ……そこは普通にローションって言っておけよ。でも口は出さないって決めている。だって絶対藪蛇だもん。
ロセの言葉にトツカは神妙な顔をしていた。
「なるほど、指が三本根元まで入る舐めて解せばいいのだな」
「そういう事。物覚えがよくて助かるね」
くすくす。ロセは楽し気に笑う。アレウはしきりに八潮を気にしている。
一体あの吸血鬼をあそこまでかしこまらせるのに何をしたのだろう……。
「あとは、瑞雪ちゃんの仕草をよく見てあげて。気持ちよさそうかどうか口では絶対言わないと思うから見た目で判断して。とろんと蕩けてたりとか、苦しそうじゃない呻き声をあげてたりとかね」
一つ一つ丁寧にロセはトツカに教えていく。アレウも時折アドバイスをつけ加える。
「ただ突っ込んでがつがつ突くんじゃなくて、相手を高めてあげるんだよ!とにかくしつこくねちっこく、これでもかってくらい最初は解してあげないと絶対に痛いから。そういう機能は淫魔とかと違ってついてないんだから。基本的なことはこれくらいかな。あとは追々……」
まあ、痛くなきゃいいか。よくはないが今はいいとする。
「ひとまず知識としては覚えた。問題はない、だが」
珍しく自信なさげにトツカがため息をつく。彼からは初めて聞いたかもしれない。瑞雪からはものすごーくよく聞くけど。
「戦闘にも言えるんだが、俺はどうにも夢中になると周りが見えなくなるらしい。セックスでも、戦闘でも俺はそれで瑞雪に辛い思いをさせてしまった」
その言葉に一瞬しぃんとその場が静まり返る。
「まあ……正直、ゼロ歳の赤ん坊が自制心を最初から持ってるかって言われたらそうじゃないんだよな。それに、戦闘はともかくとしてこうなったのは焚きつけたり中途半端な知識を渡したロセとアレウ、関わりたくないって止めなかった俺にも責任があるわけだし。つまり、考えるべきはどうやって止まるかってコト」
そこまで言ったはいいものの、具体的な案は何一つ出てこない。アレウとロセも同様らしい。俺以上にこの二人はトツカの事を知らないだろうし。
八潮がにらみを利かせている今下手なことは言えないだろう。
「そうですね……。瑞雪君のことだけを考えてみてはどうでしょうか?瑞雪君に集中しておけば彼の指示を聞き逃すこともないかもしれませんし、嫌がっていると気付くことができるかもしれません。何事も試してみるしかないと思いますよ。瑞雪君にも不安に思っていることなどを伝えておけば彼だとわかってくれるでしょう」
「わかった。心がけてみよう」
トツカが頷く。
「うまくやったらご褒美をおねだりしちゃおうよ。ちゃんとやればいいことが起こる。これ大事だし」
ロセが茶々をまたも入れる。八潮が苦言を呈すかと思いきや、そうではないようだった。
「いいアイデアですね。うまくやったらご褒美をください、とお願いしてみるといいでしょう」
「なるほど。承知した」
と、トツカが了承したところで俺の懐がぶるぶると震える。
「ん?スマホが震えてる。夏輝か?」
今はちょうどあっちは昼休みくらいか、なんて思いつつスマホを開く。
『ラテア、今すぐ学校に来て!夏輝が襲われてるの……!』
メッセージの送り主は夏輝ではなくトロンだった。
もとはと言えばそこなのだ。
俺は席を立ち二人の元まで行って抗議する。二人は互いに顔を見合わせる。ロセはいつも通りだったが、アレウはしきりに八潮の事を気にしていた。
そんなアレウに対し八潮は大きくため息をついた。
「そうですね。起こってしまったことは仕方がありません。二人共責任をもって面倒を見てあげてください。そうでなければ暫くカフェへの立ち入りを禁止しましょうか。あと休憩室の方に行ってください。ここで話す話題ではないので」
八潮の言葉に今度はロセが軽く目を見開きゲっという少し焦った顔。
「わかったわかった。トツカくんにしっかり全部一から百まで……とはいかずとも瑞雪ちゃんがキレ散らかさない程度には教育してあげる」
「少なくとも間違いをもう犯さない程度にはしろよ!マジで!」
ロセの言葉に俺が追撃。二人は八潮にじっと見つめられ深々と神妙な顔をして頷いた。
「それと、トツカ!次は絶対に瑞雪がいいって言うまでするなよ!こういうことは、好きな相手とだけするんだ。お前がシたくても瑞雪が嫌って言ったら絶対ダメ」
力説する俺にトツカは何度かぱちぱちと瞬きをしてから頷く。
(正直瑞雪もトツカも恋愛とかそういうのとは無縁そうだけど……これだけ言っておけばもう事故は起こらないだろ。起こりそうになったとしてもここで二人がトツカを調教しておけば今日みたいなことには少なくともならないだろうし……。お互いにちゃんとお互いの心を大切に出来たらいいんだけどなあ)
ここばかりは俺はちょっと年上風を吹かせてみる。少なくとも、二人の関係がちゃんと落ち着かなきゃまともに仕事をすることも出来ないだろう。
俺は残りのカレーライスを口に詰めつつ考えていた。
「それで、俺はどうすればいい?」
トツカがアレウとロセに問う。
「そうだねぇ。まず君がなにをやらかしちゃったのか聞こっか」
場所を移動して休憩室。アイスティーを淹れてもらいつつ俺たちはトツカの話を聞く体制になっていた。
何でこんなテロが起こってるときに他人の恋愛話とか失敗エピソードについて話してるんだとか思わなくもない。
トツカは嘘をつくとか話しづらいとかいう感情はないのだろう。淡々と、けれど時折申し訳なさそうにここまでの経緯を詳しく俺達に話したのだった。
テーブルには八潮が持ってきてくれた菓子類が置かれ、華やかな雰囲気を出している。
しかし、離している内容は実に生々しく尻尾と耳がもし出ていたら確実にへにゃりと力なく垂れていただろう。
「なるほどなあ……流石にからかいすぎたなこれは。悪かったよ。まさかここまで無知で欲望に忠実だとは……」
「生まれて一か月も経ってないんだよ!なぁトツカ!」
話を最後まで聞き終わり、アレウとロセは少しばかり申し訳なさそうな顔をしていた。どうやら反省はしたらしい。
「ええと、そうだなあ。トツカはどうしたいんだ?リベンジしたいのか?」
しばし考えたのち、アレウは紅茶に口をつけつつトツカに問うた。
チョコチップ入りのスコーンはサクサクだ。カレーを食べた後でも別腹で入る。クリームをたっぷり塗ってから口の中へと放り込む。
他にも紅茶風味やプレーン味、ジャムの入ったものなど多くの種類がある。
「リベンジ……は、したい。とても気持ちがよかったし、瑞雪にも同じ気持ちになってほしい。瑞雪はいつも苦い顔をしている。不機嫌か、怒るか、疲れた顔をしている。それが普通なのかとも思った。でも街にいる人間たちは多くの人間が笑ったり、泣いたり……いろいろな顔をしていた」
一つ一つ思い出し、噛み締めるようにトツカは言葉を口にする。
「お前たちだって、カフェでよく笑っていた。だが、瑞雪は笑わない。何故だ?」
「えっと、つまりトツカくんは瑞雪ちゃんを笑わせたいってこと?」
多分、この場の全員がハードル高そう……と思っていたと思う。
瑞雪の心からの屈託のない笑顔……悪いけど全く想像できない。
「……そう、なのかもしれない。そして、俺を認めて欲しい。猟犬として……だろうか?わからない。難しい。言葉にし難い」
小さく息をつき、菓子類にも手を付けない。代わりに俺が貰っておく。ココアクッキーがサクサクで大変旨い。
「わからないならさっきラテア君が言ってた通りってことで。とりあえず間違いがないようにこのロセ様が教えてあげましょうか。お代は……これまでの事を手打ちにするってことで♪」
可愛らしくウィンクして見せるが、全く可愛くない。こいつらのしたことは邪悪である。
俺はため息をつくしかない。八潮の視線も心なしか冷たい。
「……チャントオシエマス」
八潮には誰も逆らえないらしい。瑞雪も八潮に対してだけは少し素直だしなあ。
「そうだね。まず失敗だったところはちゃんとお尻をほぐしてあげなかったことだね!男同士でえっちするときはお尻の穴を使うってことは教えたよね。……そこ、男同士だとちゃんと解してあげないと切れるから」
どう考えても和やかにお茶会をしているときの話題ではない。いや、だから休憩室に追いやられたんだけど。
窓から指す光はとても暖かくて、昼寝したくなってくる。ここ一、二週間ほどで随分と暖かくなった。
「解す?」
「そう。ローションとか、ボディソープとか……あとは穴を舐めて唾液を注ぎ込んで舌を淹れて解すとかどう?ゆっくり時間をかけてやさしーくたっぷり解してあげなきゃだめだよ。瑞雪ちゃんは多分どうせすぐさっさと挿れろって言ってくるけど駄目だからね。最低でもそうだねえ、トツカくんの指なら人差し指、中指、薬指の三本がきっちり根元に入るまで解さなきゃだめ」
うわあ……そこは普通にローションって言っておけよ。でも口は出さないって決めている。だって絶対藪蛇だもん。
ロセの言葉にトツカは神妙な顔をしていた。
「なるほど、指が三本根元まで入る舐めて解せばいいのだな」
「そういう事。物覚えがよくて助かるね」
くすくす。ロセは楽し気に笑う。アレウはしきりに八潮を気にしている。
一体あの吸血鬼をあそこまでかしこまらせるのに何をしたのだろう……。
「あとは、瑞雪ちゃんの仕草をよく見てあげて。気持ちよさそうかどうか口では絶対言わないと思うから見た目で判断して。とろんと蕩けてたりとか、苦しそうじゃない呻き声をあげてたりとかね」
一つ一つ丁寧にロセはトツカに教えていく。アレウも時折アドバイスをつけ加える。
「ただ突っ込んでがつがつ突くんじゃなくて、相手を高めてあげるんだよ!とにかくしつこくねちっこく、これでもかってくらい最初は解してあげないと絶対に痛いから。そういう機能は淫魔とかと違ってついてないんだから。基本的なことはこれくらいかな。あとは追々……」
まあ、痛くなきゃいいか。よくはないが今はいいとする。
「ひとまず知識としては覚えた。問題はない、だが」
珍しく自信なさげにトツカがため息をつく。彼からは初めて聞いたかもしれない。瑞雪からはものすごーくよく聞くけど。
「戦闘にも言えるんだが、俺はどうにも夢中になると周りが見えなくなるらしい。セックスでも、戦闘でも俺はそれで瑞雪に辛い思いをさせてしまった」
その言葉に一瞬しぃんとその場が静まり返る。
「まあ……正直、ゼロ歳の赤ん坊が自制心を最初から持ってるかって言われたらそうじゃないんだよな。それに、戦闘はともかくとしてこうなったのは焚きつけたり中途半端な知識を渡したロセとアレウ、関わりたくないって止めなかった俺にも責任があるわけだし。つまり、考えるべきはどうやって止まるかってコト」
そこまで言ったはいいものの、具体的な案は何一つ出てこない。アレウとロセも同様らしい。俺以上にこの二人はトツカの事を知らないだろうし。
八潮がにらみを利かせている今下手なことは言えないだろう。
「そうですね……。瑞雪君のことだけを考えてみてはどうでしょうか?瑞雪君に集中しておけば彼の指示を聞き逃すこともないかもしれませんし、嫌がっていると気付くことができるかもしれません。何事も試してみるしかないと思いますよ。瑞雪君にも不安に思っていることなどを伝えておけば彼だとわかってくれるでしょう」
「わかった。心がけてみよう」
トツカが頷く。
「うまくやったらご褒美をおねだりしちゃおうよ。ちゃんとやればいいことが起こる。これ大事だし」
ロセが茶々をまたも入れる。八潮が苦言を呈すかと思いきや、そうではないようだった。
「いいアイデアですね。うまくやったらご褒美をください、とお願いしてみるといいでしょう」
「なるほど。承知した」
と、トツカが了承したところで俺の懐がぶるぶると震える。
「ん?スマホが震えてる。夏輝か?」
今はちょうどあっちは昼休みくらいか、なんて思いつつスマホを開く。
『ラテア、今すぐ学校に来て!夏輝が襲われてるの……!』
メッセージの送り主は夏輝ではなくトロンだった。
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