【完結】お父様。私、悪役令嬢なんですって。何ですかそれって。

紅月

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現実から目を背けたら。

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「やっぱり、バグを見付けたらまともになったわ」

あの時、ミルフィリアに文句を言ってトマトまみれにされる、と言う酷い目にあったが、バグは消えろ、と文句を言ったからバグが消え、アルレス達の卒業間近にやっとアドンから告白をされた、とエリスは有頂天になっていた。

「お友達エンドなんて冗談じゃ無いって思ってたし、前回と違うけどアドンエンドは、まぁマシな方ね」

どうやら今回はミルフィリアと言うバグのせいでフラグが乱れて、逆ハールートでは無くアドンルートになっていた様だ。

だからアルレスだけで無くノドスやバーニスと関係を深める事ができず、逆ハールートは開けなかったみたいだけど、今はアドンルートで我慢しようと納得した。

アドンルートのエンディングを迎えたら、さっさとリセットして今度こそ逆ハールートを始めればいい。

そうエリスは考え、都合の悪い事から目を背けルンルン気分でアドンから贈られたドレスを胸に当て、部屋で踊っている。

だが、エリスは気が付いていない。
自分を見詰めるアドンの目の冷たさや周りの冷ややかな態度。

そして、アドンから渡された、彼の色では無いそのドレスやアクセサリーが何で出来ているかを。
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