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怖すぎる人達
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話し合いをするには場所が悪いと、やっと自治会室に移動してこれからの事を本格的に話し合いする事になった。
ええ、完全に私は蚊帳の外。
アドリアーナ様が頭が良いのは知ってますが、ミアさんもすごい。
頭の回転が速いし、現状とゲームを融合させながら、着々と逆ざまぁを計画してます。
計画は結構単純。
ゲームのイジメイベントをなぞって行く感じ。
食堂で足を引っ掛けられたり、教科書を破られたり、といった物。
勿論、私達は何もしないけど、匂わせておく。
しかも、それをあの馬鹿3人に見せる。
自分達がイジメたいが、虐められているのを見ればこれを手柄にしようと考えるだろう、てアドリアーナ様は考えているけど、どうなんだろう?
「勿論、ミアには護衛は付けるつもりよ。間違ってもあの馬鹿3人に手出しはさせないわ」
完全に、アドリアーナ様が攻略キャラに逆襲する悪役令嬢に見えます。
このゲームの悪役令嬢って、私だった筈なんですが!
……結論。
私は絶対アドリアーナ様を怒らせない。
怒らせたら駄目だと言うことが良くわかりました。
ええ、もう、アドリアーナ様が計画したイジメイベントは、バッチリ馬鹿3人を巻き込んで進んでます。
「酷いです。なんで、アタシなんですか?」
そしてミアさん、女優です。
涙を浮かべ、馬鹿3人に縋りながら、自称私の取り巻きさん達に訴えています。
「嫌だわ。娼婦みたい」
私の取り巻きさん(協力者さん)達もビシビシ嫌悪感を叩き付けている。
内情知ってますけど、怖いです。
「君達、イジメはやめないか」
うーわー王子達まで巻き込んだ。
「何のことです?マナーの悪い事を教えているだけですが?」
そう。言い方はすごくきついけど、言ってる事はマナー違反してるから直せ、なのよ。
予定していた池に落としたり、教科書を破るのは実害があるからやめて、言葉の攻撃一択。
しかも裏では双方綿密な計画と相談をしてるので、ダメージは無い。
上手く行った時なんて裏でハイタッチしてるんだもん、みんな強い。
馬鹿3人はそれでもミアさんが虐められている、と信じ切って自分達の手柄の為に守ろうとしている。
それに、自分達がミアさんを虐められないストレスを自称私の取り巻きさん達に向けるから、かなり険悪。
「マナー?誰の命令で彼女をイジメている?」
「どっかの熊の様な令嬢か?」
「何のことです?強いて言うのでしたら、彼女の態度が悪すぎる、と言うことですわ」
おー、必死に私の名前を言わせようとしてるよ。
でも、取り巻きさん達の方が上手で、一言も私の名前を言わない。
「騒がしいですね。此処は廊下だとご存知ですか?」
颯爽と姿を見せたアドリアーナ様が、扇で口許を隠しながら冷たい目で馬鹿3人を見ている。
一応、私はアドリアーナ様の後ろで影の様にしてるけど、王子達がこっちをガン見する。なんで?
ええ、完全に私は蚊帳の外。
アドリアーナ様が頭が良いのは知ってますが、ミアさんもすごい。
頭の回転が速いし、現状とゲームを融合させながら、着々と逆ざまぁを計画してます。
計画は結構単純。
ゲームのイジメイベントをなぞって行く感じ。
食堂で足を引っ掛けられたり、教科書を破られたり、といった物。
勿論、私達は何もしないけど、匂わせておく。
しかも、それをあの馬鹿3人に見せる。
自分達がイジメたいが、虐められているのを見ればこれを手柄にしようと考えるだろう、てアドリアーナ様は考えているけど、どうなんだろう?
「勿論、ミアには護衛は付けるつもりよ。間違ってもあの馬鹿3人に手出しはさせないわ」
完全に、アドリアーナ様が攻略キャラに逆襲する悪役令嬢に見えます。
このゲームの悪役令嬢って、私だった筈なんですが!
……結論。
私は絶対アドリアーナ様を怒らせない。
怒らせたら駄目だと言うことが良くわかりました。
ええ、もう、アドリアーナ様が計画したイジメイベントは、バッチリ馬鹿3人を巻き込んで進んでます。
「酷いです。なんで、アタシなんですか?」
そしてミアさん、女優です。
涙を浮かべ、馬鹿3人に縋りながら、自称私の取り巻きさん達に訴えています。
「嫌だわ。娼婦みたい」
私の取り巻きさん(協力者さん)達もビシビシ嫌悪感を叩き付けている。
内情知ってますけど、怖いです。
「君達、イジメはやめないか」
うーわー王子達まで巻き込んだ。
「何のことです?マナーの悪い事を教えているだけですが?」
そう。言い方はすごくきついけど、言ってる事はマナー違反してるから直せ、なのよ。
予定していた池に落としたり、教科書を破るのは実害があるからやめて、言葉の攻撃一択。
しかも裏では双方綿密な計画と相談をしてるので、ダメージは無い。
上手く行った時なんて裏でハイタッチしてるんだもん、みんな強い。
馬鹿3人はそれでもミアさんが虐められている、と信じ切って自分達の手柄の為に守ろうとしている。
それに、自分達がミアさんを虐められないストレスを自称私の取り巻きさん達に向けるから、かなり険悪。
「マナー?誰の命令で彼女をイジメている?」
「どっかの熊の様な令嬢か?」
「何のことです?強いて言うのでしたら、彼女の態度が悪すぎる、と言うことですわ」
おー、必死に私の名前を言わせようとしてるよ。
でも、取り巻きさん達の方が上手で、一言も私の名前を言わない。
「騒がしいですね。此処は廊下だとご存知ですか?」
颯爽と姿を見せたアドリアーナ様が、扇で口許を隠しながら冷たい目で馬鹿3人を見ている。
一応、私はアドリアーナ様の後ろで影の様にしてるけど、王子達がこっちをガン見する。なんで?
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