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私の事。
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前世での名前は忘れてしまったけど仕事は、バリバリの敏腕弁護士の補佐をしていた事は覚えている。
民事担当だったから離婚訴訟から遺産争いの調停など、結構色んな事を補佐として頑張っていた。
頑張りすぎて彼氏も居なかったし、ストレス解消の乙女ゲームの泥沼にズブズブ嵌っていた。
ただ、そーゆーゲームの楽しみ方がちょっと他の人とは違い、推しのキャラにキャーキャー言うのでは無く、ゲーム内での恋愛を民事の訴訟で考えるとどうなるか、と脳内シュミレーションするのが私の楽しみ方だった。
だって、婚約者がいるのに他の女に現を抜かすなんて見事な不貞行為でしょ。
それに悪役令嬢がヒロインに対して虐めとかしてても、ことの発端は攻略対象者の不貞行為からだし、愛情が無くなったのならきちんと理由を述べ、婚約を慰謝料とか払って白紙に戻すべきだし、政略結婚で愛情が無くたって令嬢が浮気によって受けた精神的苦痛や婚約破棄される実害ついでに家同士の契約など考慮すべき点は多い。
ましてや言い掛かりや罪の捏造なんてもってのほかだ。
「何で悪役令嬢達は法的に優位に立てる方法で戦わなかったのかしら?」
貴族社会はメンツが大切ならば、暴力に訴えるのではなく、ヒロインにデロデロになった相手を社会的に抹殺する方法で戦うべきだ。
色々なゲームでは、虐めしかしないで断罪される悪役令嬢達に腹を立てていたが、あるゲームに出て来た悪役令嬢に興味を持った。
18禁乙女ゲームでノーマルモードでは、典型的な縦ロールの悪役令嬢に対してヒロインがチートなアイテムを使って攻略キャラ達とのラブエンドや逆ハーエンドを迎えたが、ハードモードの悪役令嬢はヒロインのバッドエンドでは心から愛した王太子とムッチャ濃いいエッチシーンで結ばれていた。
しかも、最初っから王太子から溺愛されててヒロインの事なんて欠片も虐めてなかった。
何がハードかって?
チートなアイテムやご都合主義満載の虐めとか冤罪なんて無く、本物の恋愛をする様に相手の事を考え、努力しないとラブエンドにならない。
ましてや、婚約者がいる攻略対象者や高位の貴族子弟達の塩対応にめげずにやらなければならないのだから、すぐにキャッキャウフフできるノーマルと比べたらヒロインを幸せにしたくないのか?と運営側を疑りたくなる内容だった。
まぁ、その塩対応を乗り越えてラブエンドにたどり着けたら、腰が抜けるほどの濃厚なラブシーンが怒涛の如く見れるから人気はそこそこあったし、攻略サイトも充実していた。
私?私は攻略サイトのお世話にならず、自力で全ルート攻略しましたが、なにか?
そんな仕事とゲームしか無い人生を送っていた私だけど、血迷った奴は何処にでもいる事を思い知った。
先輩弁護士が扱った事案の加害者が、何を勘違いしたのか突然、私のストーカーになり、振り向かない私に腹を立ててナイフを振り上げてきた。
猛烈な痛みと道路に流れる真っ赤な血が私の最後の記憶だった。
民事担当だったから離婚訴訟から遺産争いの調停など、結構色んな事を補佐として頑張っていた。
頑張りすぎて彼氏も居なかったし、ストレス解消の乙女ゲームの泥沼にズブズブ嵌っていた。
ただ、そーゆーゲームの楽しみ方がちょっと他の人とは違い、推しのキャラにキャーキャー言うのでは無く、ゲーム内での恋愛を民事の訴訟で考えるとどうなるか、と脳内シュミレーションするのが私の楽しみ方だった。
だって、婚約者がいるのに他の女に現を抜かすなんて見事な不貞行為でしょ。
それに悪役令嬢がヒロインに対して虐めとかしてても、ことの発端は攻略対象者の不貞行為からだし、愛情が無くなったのならきちんと理由を述べ、婚約を慰謝料とか払って白紙に戻すべきだし、政略結婚で愛情が無くたって令嬢が浮気によって受けた精神的苦痛や婚約破棄される実害ついでに家同士の契約など考慮すべき点は多い。
ましてや言い掛かりや罪の捏造なんてもってのほかだ。
「何で悪役令嬢達は法的に優位に立てる方法で戦わなかったのかしら?」
貴族社会はメンツが大切ならば、暴力に訴えるのではなく、ヒロインにデロデロになった相手を社会的に抹殺する方法で戦うべきだ。
色々なゲームでは、虐めしかしないで断罪される悪役令嬢達に腹を立てていたが、あるゲームに出て来た悪役令嬢に興味を持った。
18禁乙女ゲームでノーマルモードでは、典型的な縦ロールの悪役令嬢に対してヒロインがチートなアイテムを使って攻略キャラ達とのラブエンドや逆ハーエンドを迎えたが、ハードモードの悪役令嬢はヒロインのバッドエンドでは心から愛した王太子とムッチャ濃いいエッチシーンで結ばれていた。
しかも、最初っから王太子から溺愛されててヒロインの事なんて欠片も虐めてなかった。
何がハードかって?
チートなアイテムやご都合主義満載の虐めとか冤罪なんて無く、本物の恋愛をする様に相手の事を考え、努力しないとラブエンドにならない。
ましてや、婚約者がいる攻略対象者や高位の貴族子弟達の塩対応にめげずにやらなければならないのだから、すぐにキャッキャウフフできるノーマルと比べたらヒロインを幸せにしたくないのか?と運営側を疑りたくなる内容だった。
まぁ、その塩対応を乗り越えてラブエンドにたどり着けたら、腰が抜けるほどの濃厚なラブシーンが怒涛の如く見れるから人気はそこそこあったし、攻略サイトも充実していた。
私?私は攻略サイトのお世話にならず、自力で全ルート攻略しましたが、なにか?
そんな仕事とゲームしか無い人生を送っていた私だけど、血迷った奴は何処にでもいる事を思い知った。
先輩弁護士が扱った事案の加害者が、何を勘違いしたのか突然、私のストーカーになり、振り向かない私に腹を立ててナイフを振り上げてきた。
猛烈な痛みと道路に流れる真っ赤な血が私の最後の記憶だった。
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