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二章⑥
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この一年後(一〇一五年)の九月、十分に兵を集めたクヌートはイングランドへの再侵攻を行った。
エゼルレッドはその間に病で身罷り、最後まで抵抗を続けたのはエドマンドだった。
手ごわい男だったよ。強く、賢く、まさにクヌートに伯仲する男だった。最後はギリギリではあったが、クヌートの力に屈した形になったがな。
二人は互いの力を認め合い和睦を結んだが、最終的にエドマンドはそれからしばらく後に身罷り、クヌートがイングランド全土の王と公式に認められた。これは和睦の条件に『どちらかが先に死んだ際は、生き残った方が王位を継承する』という項目を入れていたからだ。
イングランドは今度こそ、デンマークに屈した。デーン人の王を改めて受け入れたんだ。
長らく続いた俺たちの侵略は、ようやくここに終わりを迎えたのさ。
戦後、俺は褒賞として一時的にイングランドの一部、東アングリアを領地に与えられた。
まあ、領内視察だなんだと忙しく飛び回るクヌートの傍にいたんで、ほとんどいなかったけどな。
むしろ現地の貴族どもや民草にとっちゃよかったんじゃないかね。ガラじゃねえんだよ、俺が統治者なんてな。
さて。ここから先はちょっと後ろ暗い話だ。ここだけの話だぜ?
エドマンドの都合よすぎる死は、俺の仕業だ。
決着となったアシンドンの戦いにおいて受けた矢傷が悪化して病没。これが公式の記録だがね。
はは……ここも病没、さ。本当に便利な言葉だ。
どうやってって? 簡単さ。俺はイングランドに雇われていただけあって、連中の間にも多少は顔が利いたんでね。
エドマンドを良く思わない連中も、そいつにどういう見返りを用意すれば転ぶかもよーく知っていたんだ。
暗殺に使ったのはマーシア伯のエアドリクって奴だ。王家の親戚筋で、典型的な長いものに巻かれる臆病者でね。大方、毒でも使ったんだろう。
もちろんそういう輩っていうのは信が置けないから、用が済んだらすぐに始末した。
公的には処刑って形だ。なに、野郎は元々が日ごろの行いのいい方じゃなくてな。他の貴族どももクヌートの覚えも悪かったから仕向けるのは簡単だったよ。
そうして無事にイングランドを手に入れた後は、いよいよ本命だ。俺は最後の敵を片づけることにした。
誰って、もちろんデンマーク本国の王位を継いだハラルドのことさ。
ハラルドの名誉のために言っておくが、デンマーク本国じゃ、奴はクヌートと人気を二分する名君だった。ハラルドはクヌートを認めていたし、別に仲が悪かったわけでもなかったよ。
クヌートは一時帰国の際、デンマーク王位の継承権は放棄する代わりに、ハラルドから援軍を引き出していた。お家騒動の芽をつむことは二人にとって必要なことだったからな。
ちなみに、その折衝を任されたのは俺だ。各方面、両派閥の諸将の根回しに奔走したぜ。国中が知る俺の悪名は、そういうことにも役立った。
二人はイングランド、デンマーク、それぞれの国を治め、助け合う約束を取り交わした。麗しい兄弟だよ。どっかの兄弟とは大違いさ。
……それでもな、共に手を取り合ってなんて、どだい無理な話なのは俺には分かっていた。
なんせクヌートにはどデカい秘密がある。秘密を知るのは俺とクヌート以外にはもういなかったはずだが、それでも俺の知らないどこからか、見当もつかない形で漏れる可能性もなくはなかった。
ハラルドが知ったらどうなる? 国は揺れ、イングランドとデンマークは再び戦争だ。
勝ち目は? まあ、ねえだろう。豪族たちにしてみりゃ、クヌートに付く義理も利益もないからな。
だから、不安要素は芽のうちに潰しておく必要があったんだ。たとえ、ほんの小さな、目に見えないくらいの芽であってもな。
だから俺はエドマンドにそうしたように、ハラルドも殺したんだ。
あれは……クヌートがイングランド王を戴冠した一年後(一〇一八年)だったな。
こっちはどうやったかって? ああ……病没じゃない。そんな隙はなくてね。だから、クヌートに招待されたハラルドがイングランドへ向かう途上、素行の悪いとある豪族に海賊の振りをさせてーー
……いや、これ以上は聞かないでくれ。あまり思い出したくないんでな。
クソ面白くもねえ話さ。兄貴と同じ手を使うなんて、俺も焼きが回ったもんだ。実行した連中を一人残らずさっさと始末したところだけは違うがね。
自分で手配した海賊を俺自身が討伐することで、俺はクヌートからさらに信を得た。我ながら上手くやったと思うよ。
俺はそれからも王の側近として力を握った。クヌートに仇なそうとする輩を監視し、いれば排除した。
とはいえ、幸いにしてクヌート自身が不思議と人に好かれる性質の男でね。ほとんどそんな奴はいなかったが。
そうしてクヌートはデンマークとイングランド、両国の王位を得て、それに併せてイングランドに駐留していたデンマーク軍を多額の褒賞と共に解散させた。
これはクヌート自身の考えだ。直参の軍を駐留させるための多額の税を民に課せば、当然反発があるからな。そうならないように先んじて手を打ったのさ。
教会と上手くやったこともそうだし、現地の貴族たちと協力した統治をおこなう体制を作っていったこともあるが、イングランドの民はあっさりとクヌートを認めたよ。侵略者としてではなく、統治者として。だから、必要以上の兵を置いておく必要はなかったんだ。
それはデンマーク本国においても変わらなかった。豪農からの貢物には礼をもって応え、領内視察も積極的に行い、民と交流を持った。
その後は、まあ、平和だったよ。
クヌートは民から好かれ、兵には敬われた。
あいつを脅かす者は、当面のところ誰もいなくなった。俺の目的はいよいよ達成さ。
そう思ったら気が抜けてね。それまで置き去りにしていた老いってやつが一気に俺に押し寄せた。身体が思うように動かなくなり始めたのはその頃だ。
剣が振れなくなり、歩くのも億劫になった。食も細くなったな。衰えが一気に加速したよ。
俺はあちこちに動き回るクヌートについていくことができなくなった。イェリングに用意された家に引きこもり、たまに手下に指示を飛ばすだけの、口うるせえジジイになってた。
そういや、そんなある日な……一度だけ水鏡に映る自分の顔を見たことがあってね。
疲れた目だった。あの日、椅子に座る兄貴に詰め寄った時に見た、奴の目と同じく。
へっ、血を分けた兄弟ってのは結局似ちまうもんなのかね。嫌なもんだよ、まったく。
そう。俺は戦士らしからぬ行いを沢山したんだ。沢山、沢山な。
きっと、俺はもう、戦士ではなくなっていたんだろう。いや……もしかしたら、とっくにそうじゃなかったのかもしれない。
俺はもうヴァルハラに誘われることはない。多分な。別に後悔はないがね。
考えてみりゃ、突然の衰えはバチかもしれねえな。へっ、まあ、そうでもしねえと俺様を殺せる奴なんて現れねえのかもな。オーディンの差し金だとしたら、気が利いてやがるよ。
……まったく、ザマァねえ話さ。
エゼルレッドはその間に病で身罷り、最後まで抵抗を続けたのはエドマンドだった。
手ごわい男だったよ。強く、賢く、まさにクヌートに伯仲する男だった。最後はギリギリではあったが、クヌートの力に屈した形になったがな。
二人は互いの力を認め合い和睦を結んだが、最終的にエドマンドはそれからしばらく後に身罷り、クヌートがイングランド全土の王と公式に認められた。これは和睦の条件に『どちらかが先に死んだ際は、生き残った方が王位を継承する』という項目を入れていたからだ。
イングランドは今度こそ、デンマークに屈した。デーン人の王を改めて受け入れたんだ。
長らく続いた俺たちの侵略は、ようやくここに終わりを迎えたのさ。
戦後、俺は褒賞として一時的にイングランドの一部、東アングリアを領地に与えられた。
まあ、領内視察だなんだと忙しく飛び回るクヌートの傍にいたんで、ほとんどいなかったけどな。
むしろ現地の貴族どもや民草にとっちゃよかったんじゃないかね。ガラじゃねえんだよ、俺が統治者なんてな。
さて。ここから先はちょっと後ろ暗い話だ。ここだけの話だぜ?
エドマンドの都合よすぎる死は、俺の仕業だ。
決着となったアシンドンの戦いにおいて受けた矢傷が悪化して病没。これが公式の記録だがね。
はは……ここも病没、さ。本当に便利な言葉だ。
どうやってって? 簡単さ。俺はイングランドに雇われていただけあって、連中の間にも多少は顔が利いたんでね。
エドマンドを良く思わない連中も、そいつにどういう見返りを用意すれば転ぶかもよーく知っていたんだ。
暗殺に使ったのはマーシア伯のエアドリクって奴だ。王家の親戚筋で、典型的な長いものに巻かれる臆病者でね。大方、毒でも使ったんだろう。
もちろんそういう輩っていうのは信が置けないから、用が済んだらすぐに始末した。
公的には処刑って形だ。なに、野郎は元々が日ごろの行いのいい方じゃなくてな。他の貴族どももクヌートの覚えも悪かったから仕向けるのは簡単だったよ。
そうして無事にイングランドを手に入れた後は、いよいよ本命だ。俺は最後の敵を片づけることにした。
誰って、もちろんデンマーク本国の王位を継いだハラルドのことさ。
ハラルドの名誉のために言っておくが、デンマーク本国じゃ、奴はクヌートと人気を二分する名君だった。ハラルドはクヌートを認めていたし、別に仲が悪かったわけでもなかったよ。
クヌートは一時帰国の際、デンマーク王位の継承権は放棄する代わりに、ハラルドから援軍を引き出していた。お家騒動の芽をつむことは二人にとって必要なことだったからな。
ちなみに、その折衝を任されたのは俺だ。各方面、両派閥の諸将の根回しに奔走したぜ。国中が知る俺の悪名は、そういうことにも役立った。
二人はイングランド、デンマーク、それぞれの国を治め、助け合う約束を取り交わした。麗しい兄弟だよ。どっかの兄弟とは大違いさ。
……それでもな、共に手を取り合ってなんて、どだい無理な話なのは俺には分かっていた。
なんせクヌートにはどデカい秘密がある。秘密を知るのは俺とクヌート以外にはもういなかったはずだが、それでも俺の知らないどこからか、見当もつかない形で漏れる可能性もなくはなかった。
ハラルドが知ったらどうなる? 国は揺れ、イングランドとデンマークは再び戦争だ。
勝ち目は? まあ、ねえだろう。豪族たちにしてみりゃ、クヌートに付く義理も利益もないからな。
だから、不安要素は芽のうちに潰しておく必要があったんだ。たとえ、ほんの小さな、目に見えないくらいの芽であってもな。
だから俺はエドマンドにそうしたように、ハラルドも殺したんだ。
あれは……クヌートがイングランド王を戴冠した一年後(一〇一八年)だったな。
こっちはどうやったかって? ああ……病没じゃない。そんな隙はなくてね。だから、クヌートに招待されたハラルドがイングランドへ向かう途上、素行の悪いとある豪族に海賊の振りをさせてーー
……いや、これ以上は聞かないでくれ。あまり思い出したくないんでな。
クソ面白くもねえ話さ。兄貴と同じ手を使うなんて、俺も焼きが回ったもんだ。実行した連中を一人残らずさっさと始末したところだけは違うがね。
自分で手配した海賊を俺自身が討伐することで、俺はクヌートからさらに信を得た。我ながら上手くやったと思うよ。
俺はそれからも王の側近として力を握った。クヌートに仇なそうとする輩を監視し、いれば排除した。
とはいえ、幸いにしてクヌート自身が不思議と人に好かれる性質の男でね。ほとんどそんな奴はいなかったが。
そうしてクヌートはデンマークとイングランド、両国の王位を得て、それに併せてイングランドに駐留していたデンマーク軍を多額の褒賞と共に解散させた。
これはクヌート自身の考えだ。直参の軍を駐留させるための多額の税を民に課せば、当然反発があるからな。そうならないように先んじて手を打ったのさ。
教会と上手くやったこともそうだし、現地の貴族たちと協力した統治をおこなう体制を作っていったこともあるが、イングランドの民はあっさりとクヌートを認めたよ。侵略者としてではなく、統治者として。だから、必要以上の兵を置いておく必要はなかったんだ。
それはデンマーク本国においても変わらなかった。豪農からの貢物には礼をもって応え、領内視察も積極的に行い、民と交流を持った。
その後は、まあ、平和だったよ。
クヌートは民から好かれ、兵には敬われた。
あいつを脅かす者は、当面のところ誰もいなくなった。俺の目的はいよいよ達成さ。
そう思ったら気が抜けてね。それまで置き去りにしていた老いってやつが一気に俺に押し寄せた。身体が思うように動かなくなり始めたのはその頃だ。
剣が振れなくなり、歩くのも億劫になった。食も細くなったな。衰えが一気に加速したよ。
俺はあちこちに動き回るクヌートについていくことができなくなった。イェリングに用意された家に引きこもり、たまに手下に指示を飛ばすだけの、口うるせえジジイになってた。
そういや、そんなある日な……一度だけ水鏡に映る自分の顔を見たことがあってね。
疲れた目だった。あの日、椅子に座る兄貴に詰め寄った時に見た、奴の目と同じく。
へっ、血を分けた兄弟ってのは結局似ちまうもんなのかね。嫌なもんだよ、まったく。
そう。俺は戦士らしからぬ行いを沢山したんだ。沢山、沢山な。
きっと、俺はもう、戦士ではなくなっていたんだろう。いや……もしかしたら、とっくにそうじゃなかったのかもしれない。
俺はもうヴァルハラに誘われることはない。多分な。別に後悔はないがね。
考えてみりゃ、突然の衰えはバチかもしれねえな。へっ、まあ、そうでもしねえと俺様を殺せる奴なんて現れねえのかもな。オーディンの差し金だとしたら、気が利いてやがるよ。
……まったく、ザマァねえ話さ。
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(※この作品は「NOVEL DAYS」「小説家になろう」「カクヨム」にも転載してます)
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