軍師様の悩み事!

エスカルゴ

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魔学校の平民神父

双子二

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「エルベルト、ロシェにあったか?」
「はい。ですが"どちらが"ロシェ様か分かりませんでした…」

室長になることを伝え、早速室長としての仕事をこなす。
部屋の整理をし、終わった辺りで談話室で話し合っていたら、例のロシェ様二人、談話室に入ってきた。

「可愛い~!」「キャー!リアスくんこっち向いて~!」「リリアくんかーわーいー!!」

「…私のルームメートって、名前どちらでしたっけ」
「あー、リリアだったはずだぞ。兄の」

そうなのか。助かった。
名前よびでやっとわかったよ。
しかし兄か…兄仲間として楽しくやれたら良いな…

「「ありがとねー!プリンセス達!」」

気障だが…甘いな。
僕達だったら、二人で分担して

「ふふ、ありがとっ🖤」
「君たちも可愛いよ?」

「「そーんなかわいい僕達に、どれだけ貢いでくれるのかな?🖤」」

位はしたな。
その後大量にお捻りが飛び交うし、飛び交えない場所では後に振り込めない詐欺と言われるヤツだからな。
別名貢げない双子。

「うっへぇ…相変わらずだな、あいつらは」
「ふふ、愛らしいものではないですか。
クノヴァ様もあれくらいはしたら如何でしょうか?」
「いやぁ、オレはできねー…あー言うのは苦手だ。エルベルトは?」
「できる方ですよ?
神父とはいえ平民ですからね。子供のうちにたくさん貢いでもらわないと」

談話室の無料のクッキーをかじってそう言うと、シガリアがドン引きしていた。
どうしたのかと聞くと、腹黒すぎだろと呟かれた。

「腹黒くもないとやっていけませんよ?」
「オレも敬語のひとつでも覚えてみるかぁ…」

シガリアは素直なのが一番だと思うけどなぁ。
まぁ貴族相手だし、敬語位は使えないと叩かれることになるだろう。
考えたことは誉められることだよな。

「「あれ!なにお前、まだいたの?」」
「?あぁはい、私ですか。そうですね、ここのクッキーはとても美味しいものですから」

双子に話しかけられた。
あーっと、ちょっと寝癖がひどい方がリアスだから…

「リリア・ロシェ様、お部屋は整理しておきましたので、いつでもお戻りください。
私は少しここでクノヴァ様と雑談をしています。」

「「…あっそー」」

双子はプックリとほほを膨らませた。
あー、やっぱリアスきゅんめっちゃ弟かんあるな…抱き締めたい…

「え、何でオレも巻き込むの?理不尽」
「どうせまだここにいるつもりだったでしょう?つきあってくだはいほ」
「口んなかにつめたまんましゃべんなよ…汚いぞエルベルト」




これで年末最後の投稿です!
よいお年をー
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