ニアの頬袋

なこ

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食べられるのは

22 R回続く たいしてエロくない

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「く、くるし…」

すでにニアのお腹はぱんぱんだ。

その上さらに、ラルフのあれが入り込んでいる。

「…ま、ら、動かない、で…」

「無理だ…」

「…ひどい。」

「咥え込んで離さないのは、お前の口だ。」

「…く、くち?」

「…見てみるか?」

「え?」

「ほら。」

ラルフはニアの両膝をさらに上に押し上げると、少しだけ挿入していたものを引き抜いた。

「うそ、みっちり…」

結合部分が丸見えだ。

「な、言っただろ。それに、こうすると…」

少しだけ抜かれたものがもう一度差し込まれると、と言われた所へぐぶぐぶと飲み込まれていく。

「うそ…」

「上の口が言うほど、下の口は嫌がっていないようだぞ。」

「うそ…」

「ほら。」

「ひっ、そんな奥まで入れないでえ!」

「上手に飲み込めたなあ。」

「口じゃない!そこは、口って言わない所だから、やめ、うわあ!」

「お喋りは終わりだ。ここじゃやりにくいから、移動する。」

「は、入ったまま、立ち上がるなん、て」

両膝を抱えられ挿入したままラルフに立ち上がられたため、ニアはたまったものじゃない。

「ニアの口が離してくれんから、こうするしかないだろう。行くぞ。」

ラルフが歩くたびに、ごきゅごきゅと内壁が抉られるような感覚に襲われる。

「ひっ、歩かないで!抜いて、抜いてくらさい!」

「上の口はうるさいなあ…」

「んっ、やめ、ちょっ…」

「舌を出せ。ほら。」

「やっ」

ニアが顔を背けると、ラルフは笑いながらニアを抱えていた腕の力を軽くぬいた。

「やっ、落ちる!」

慌てて首に抱きつくニアがかわいらしい。

可愛いすぎて、虐めてやりたい。

「な、舌を出せば落とさないぞ。」

「…意地悪。」

ニアの小さな舌と、歩くたびに得られる快感を堪能しながら、ラルフは寝台まで辿り着いた。

「…まだ、入ったまま…」

「そうだ。やっと、思う存分動ける。」

「いや、まだ、動かないで…。」

「はあ、やっとだ。こんなに気持ちがいいのは初めてだ…」

「いや、だから、まだ、動かないでって…」

ずん、とラルフが突き上げる。

小さなニアはその反動で跳ね上がりそうになるが、ラルフの太い腕はしっかりとニアを押さえつけて離さない。

「ふあっ!」

「は、これは、すごい…」

「あ、あん、あ、らめ!」

ぱんっと、一度乾いた音がすると、それが二度、三度と続くたびに、ぐちゅ、ぐぶと、淫靡な音に変わって二重三重に響き始めた。

ぐちゅ、ぐぶっ、ぐちゅぐちゅ、

ニアが初めて聞く、卑猥な音だ。

「あん、あ、まって、もすこ、し、あん、ゆっくり…」

「はあ、は、はあ、ニア、ニア…」

だから、もっと、ゆっくりって言ってるのに!

全然、人の話を聞いちゃいないんだから!

普段の険しい団長はいない。

ニアの目の前にいるのは、ニアに欲情し、激しく腰を振り続ける雄の姿だ。

「ニア、ニア…」

ぱんぱん、ぱんぱんぱん、と挿抜は激しくなる一方だ。

「ふあ、あん、もう、だんちょ、あ、そこは、らめ!」

びくっと跳ね上がるニアをさらに押しつけ、ラルフは何度もそこを突き上げた。

「あ、あん、ふあっ!」

ラルフは我を忘れて、腰を振り続けている。

我を忘れるほど、ニアの中は気持ちがいい。

みっちりと隙間なくラルフを咥え込み、さらに奥へ奥へと導いて離さない。

「はあ、ニア、たまらん、お前の中は、こんなに…」

「ふあ、あ、あん、らんちょう、もう、そんなに…」

「は、ニア、ニア!」

「ちが、あん、や、もう…」

苦しい。もっと、ゆっくり…

「ニア!」

「あん、あ、だから、これ以上、もう、食べられないっ!!!」

どぴゅっ

「は!?」

「え?」

ラルフの動きが止まる。

ニアの中に、大量の白濁が吐き出されている。

それは、まだ止まらない。

どぴゅ、どぴゅっ……

な、この俺が、もう、達した、だと…

こんな、これだけで…

見下ろすニアは、固まっている。

『…これ以上、食べられない!!!』

…喰ってるつもりが、喰われたのは、

まさか、この俺の方なのか……



ニアは目を丸くし、結合部を直視している。

二人の結合部からは、おさまりきらない白濁が泡立って溢れていた。





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