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第2章
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ゆらゆら、ゆらゆら、
誰かが、自分を抱えて歩いている。
深い森林を思わせるような、そんな匂いがその人からしている。
目を開けたいのに、身体が言うことをきかない。
どこに連れて行かれるのだろう。
この人の匂いはとても安心する。
ああ、ぼくは、この匂いを知っている。
この人の腕の中は気持ちがいい。
もっと、このままでいたいのに………
カイゼルが寝台へとユアンをそっと寝かせる。
「………いや、いか、ない、で…」
朦朧とした意識の中、ユアンが弱い力でカイゼルの腕を掴む。
「…………。」
カイゼルは、朦朧としてるユアンの頭を軽く撫でやる。
「わたしの家だからな。ずっと、ここにいる。」
安心したのか、ぱたりと腕を離すと、そのまま、すうっと、眠りについた。
「…18になったと聞いていたが、まだまだ幼子のようだな。」
もう一度頭を撫で、カイゼルはそっと部屋を後にした。
誰かが、自分を抱えて歩いている。
深い森林を思わせるような、そんな匂いがその人からしている。
目を開けたいのに、身体が言うことをきかない。
どこに連れて行かれるのだろう。
この人の匂いはとても安心する。
ああ、ぼくは、この匂いを知っている。
この人の腕の中は気持ちがいい。
もっと、このままでいたいのに………
カイゼルが寝台へとユアンをそっと寝かせる。
「………いや、いか、ない、で…」
朦朧とした意識の中、ユアンが弱い力でカイゼルの腕を掴む。
「…………。」
カイゼルは、朦朧としてるユアンの頭を軽く撫でやる。
「わたしの家だからな。ずっと、ここにいる。」
安心したのか、ぱたりと腕を離すと、そのまま、すうっと、眠りについた。
「…18になったと聞いていたが、まだまだ幼子のようだな。」
もう一度頭を撫で、カイゼルはそっと部屋を後にした。
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