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プロローグ
神との対面
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「ここは、、、、どこだ?」
それが「ここ」に来た時の第一声だった。
我ながら漫画の主人公のようなセリフを言っていたと思う。
だが、それも仕方がないだろう、「ここ」に来る前に仕事をサボって眠ったところまでは覚えていても、
それからこんなところに来るまでの見当がつかなかったからだ。
「ここ」は真っ白で広い、何もなく、平衡感覚を失いそうになる。
どこに出口があるのかそもそも終わりがあるかすらわからない。
天之助は目に見える範囲には壁などがないことを確認してから、
もう一度ここに来た理由を考えようとしたときだった。
目の前でありえないことが起こった。突如として炎が湧き出たのだ。
炎が湧き出るなどおかしいと思われるかもしれないが、
眼前で炎が噴き上げたのだからそう思うのも必然だった。
天之助が呆気にとられているうちに、徐々に炎が収束し始め人の形を取り始めた。
そこから現れたのは身長の高い、整った顔立ちの男だった。
特に顔は男性の俳優やアイドルの顔すら比べられないほどのイケメンだ。
ちなみに俺は身長、顔ともに悲しくなるぐらい突出したところがなく、一般的である。
炎から人が現れるなどありえない現象、更にとんでもなく整った容姿の男を見て、俺は固まった。
「やっぱり!魂の輝きが凡人と段違いだ!」
男は固まった俺に対してそう言い放った。しかも、目を輝かせながら。
(頭大丈夫ですか?)
天之助はそう言いかけたところをぎりぎり抑えた。よく耐えたと自分を褒めてあげたい。
「頭は正常だよ?」男が言った
「えっ、心の声漏れてました!?」だとしたら相当失礼だ。まぁ顔も知らない相手なのだが。
すると、「いや、思考を読んだだけ」男はサラッと意味がわからないことをいってくれた。
「あ、自己紹介し忘れてたけど僕、君たちが言うところの神ね?」もっと意味がわからない。
(ダメだ、この人末期の厨二病患者だ。)
「ちょっ、、、初対面でそこまで言う?普通に傷つくんだけど、、、」
(また考えを読まれた?まさか、、、、)
「だから~考え読めるって言ってんじゃん」
(ありえない、、なんか神様って言う割にチャラいし、、、)
だが、そうだと認めれば納得できることが多いのも事実である。
この真っ白な世界や、先程の炎から現れたことなどがそうだ。
奇妙の一言でしか言い表せないことに、すべて説明がつく。
そう言っても納得できるわけではない、それに、、、
「神様とか言ったらそんなチャラくないし、普通は優しいおじいさんみたいな感じだろ!」
別にこれは人々が思っている神様像とかけ離れているからいっただけであって、
決してラノベなどに出てくる神様像と違うことを言ったわけではない。決して、多分、、、、
ここから怒涛の質問ラッシュが始まった。
最後の方で「なんでそんなイケメンなんだよ!?嫌味か!」などという当てつけをしたのはご愛嬌だ。
質問を終えた俺は、(自称)神に訪ねた。
「で、俺はクソみたいな労働量で魂が鍛えられて、お前に見出されたと?」
自分でも頭がおかしいのではと思う事を言った。
「イエース!労働で魂が鍛えられるとか聞いたことないけど、
それを見つけられるあたり、ボクはやっぱり慧眼だね!」
自慢げな神をキッとひと睨みしてから、心の隅に生まれた期待をぶつけた。
「もしかして、これから異世界転生とかあるのか?」
~~後書き~~
すいません!微妙なところで終わってしまいました。
続きはなるべく早く作るつもりなので、楽しみにしていただけたら幸いです!
それが「ここ」に来た時の第一声だった。
我ながら漫画の主人公のようなセリフを言っていたと思う。
だが、それも仕方がないだろう、「ここ」に来る前に仕事をサボって眠ったところまでは覚えていても、
それからこんなところに来るまでの見当がつかなかったからだ。
「ここ」は真っ白で広い、何もなく、平衡感覚を失いそうになる。
どこに出口があるのかそもそも終わりがあるかすらわからない。
天之助は目に見える範囲には壁などがないことを確認してから、
もう一度ここに来た理由を考えようとしたときだった。
目の前でありえないことが起こった。突如として炎が湧き出たのだ。
炎が湧き出るなどおかしいと思われるかもしれないが、
眼前で炎が噴き上げたのだからそう思うのも必然だった。
天之助が呆気にとられているうちに、徐々に炎が収束し始め人の形を取り始めた。
そこから現れたのは身長の高い、整った顔立ちの男だった。
特に顔は男性の俳優やアイドルの顔すら比べられないほどのイケメンだ。
ちなみに俺は身長、顔ともに悲しくなるぐらい突出したところがなく、一般的である。
炎から人が現れるなどありえない現象、更にとんでもなく整った容姿の男を見て、俺は固まった。
「やっぱり!魂の輝きが凡人と段違いだ!」
男は固まった俺に対してそう言い放った。しかも、目を輝かせながら。
(頭大丈夫ですか?)
天之助はそう言いかけたところをぎりぎり抑えた。よく耐えたと自分を褒めてあげたい。
「頭は正常だよ?」男が言った
「えっ、心の声漏れてました!?」だとしたら相当失礼だ。まぁ顔も知らない相手なのだが。
すると、「いや、思考を読んだだけ」男はサラッと意味がわからないことをいってくれた。
「あ、自己紹介し忘れてたけど僕、君たちが言うところの神ね?」もっと意味がわからない。
(ダメだ、この人末期の厨二病患者だ。)
「ちょっ、、、初対面でそこまで言う?普通に傷つくんだけど、、、」
(また考えを読まれた?まさか、、、、)
「だから~考え読めるって言ってんじゃん」
(ありえない、、なんか神様って言う割にチャラいし、、、)
だが、そうだと認めれば納得できることが多いのも事実である。
この真っ白な世界や、先程の炎から現れたことなどがそうだ。
奇妙の一言でしか言い表せないことに、すべて説明がつく。
そう言っても納得できるわけではない、それに、、、
「神様とか言ったらそんなチャラくないし、普通は優しいおじいさんみたいな感じだろ!」
別にこれは人々が思っている神様像とかけ離れているからいっただけであって、
決してラノベなどに出てくる神様像と違うことを言ったわけではない。決して、多分、、、、
ここから怒涛の質問ラッシュが始まった。
最後の方で「なんでそんなイケメンなんだよ!?嫌味か!」などという当てつけをしたのはご愛嬌だ。
質問を終えた俺は、(自称)神に訪ねた。
「で、俺はクソみたいな労働量で魂が鍛えられて、お前に見出されたと?」
自分でも頭がおかしいのではと思う事を言った。
「イエース!労働で魂が鍛えられるとか聞いたことないけど、
それを見つけられるあたり、ボクはやっぱり慧眼だね!」
自慢げな神をキッとひと睨みしてから、心の隅に生まれた期待をぶつけた。
「もしかして、これから異世界転生とかあるのか?」
~~後書き~~
すいません!微妙なところで終わってしまいました。
続きはなるべく早く作るつもりなので、楽しみにしていただけたら幸いです!
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