16 / 45
第二章 禁足地に隠された真実
こっちの王女とあっちの王子の胸の内
しおりを挟む
少しだけ時間は遡る。
ソルピアニ王国の王宮。第一王女の私室。
入口には使用人が常にひとりはいて、いつでも用事を受けられるようにしている。
部屋の壁側中央には天蓋付きのベッド。
プレシアが並んで寝ても、端が余る大きさだ。
部屋の高いところにある採光用の窓は、少し大きめに作られている。
昼下がりの日差しがプレシアの金髪に反射して光の粒を生んだ。
暖かな陽の光に包まれても、プレシアの心はどんよりとした暗い雲が晴れない。
彼女は先ほどまで、婚約者であるルシガー王子と会っていた。
五年前までは敵国だったスリムキヤ帝国。
父王は帝国との戦争の中で命を落とした。
その帝国の第三王子がルシガー・スリムキヤ。
ルシガー王子に何か非があるわけでは無い。
だが、父の仇である帝国の王子と結婚するのは、あまり気分は良いものではない。
歳はたしか二十一歳。
プレシアより三つ年上。
喋り方がいちいちキザなところ。
たぶん自分を格好イイと思っている勘違い。
しきりに前髪をかき上げるうっとうしい仕草。
それから、明らかにこちらを舐めている態度が鼻につく。
けれど、それ以外は、特に大きな不満はない。
他国では、二十も年上の太ったオジサンと結婚している王女も珍しくないと聞く。
王族の結婚相手としては、きっとかなり運が良い縁談なのだと思う。
「他と比べるものではないのでしょうけど」
プレシアは肩に乗った小さな蛇のようなモンスターの角を撫でる。
モンスターはクアァ、と口を開けてあくびした。
「アリアだったら、どうしていたのかしらね」
一日に一度は、突然いなくなってしまった妹のことを想う。
プレシアの金髪に混じった青と緑のメッシュは、妹とお揃いで染めた。
アリアは幼い頃からとても賢い子だった。
知識や常識は身につければ良いが、考える力は才能によるところが大きいと思う。
だから「妹の方が女王に相応しい」と考えている貴族も多かった。
その気持ちはよく分かる。
自分が同じ立場だったなら、やはりアリアを王女に推しただろう。
アリアが王宮に戻ってきてくれるのなら、女王の椅子なんていつでも譲りたい。
そんなこと、ロゴールが許しはしないのだけど。
妹が十五歳の成人を迎えた日。
彼女は神獣であるユニコーンと契約した。
信心深い貴族からは「神の子」と呼ばれるようになった。
私のときは、この小さな蛇。
王宮に来てくれたモンスター商も苦笑していた。
百種以上ものモンスターを連れてきたのに「よりによってソイツか」と。
口に出さずとも彼の表情はとても雄弁だった。
きっとウソがつけないタイプだ。
あのまま商人を続けていて大丈夫なのか、と他人事だけど心配した。
あの蛇は遠国の珍しいモンスターだそうだ。
でも、珍しいだけでそれ以上の価値はない。
「第一王女というだけで、それ以外になんの価値のない私とそっくり。ねぇ、シャーリー」
プレシアは、この蛇のようなモンスターのことが大好きだ。
周りからは止められたけど名前も付けた。
誰になんと言われようとも、シャーリーはプレシアの家族だ。
シャーリーはさしたるスキルを持たず身体も小さい。
おかげで召喚維持コストは驚くほど少ない。
ほぼ一日中召喚し続けていられるくらいだ。
だから、寝るとき以外はいつも一緒。
父上が戦死して、母上が病に倒れた。
次は妹は行方不明になった。
もうこの子以外、プレシアの家族はいない。
§ § § § §
ルシガーは馬車に揺られ、スリムキヤ帝国への帰路についていた。
王族専用の馬車とはいえ、ガタゴトと揺れる車体は乗り心地が良いものでは無い。
陽はずいぶんと深く傾き、地平をオレンジ色に染め上げる。
このまま進めば、帝国の首都に着くのは夜になるだろう。
中継地となる街で一泊。
城に着くのは恐らく明日だ。
隣国とは言え、ソルピアニ王国の王宮と、帝国の首都の間はずいぶん距離がある。
まさに遠路はるばる、といったところ。
ルシガーが王国を訪れていたのは、婚約者であるプレシア王女に会うためだ。
幾度か王宮で顔をあわせ、ついに、その滞在期間が終わった。
「なんとも退屈な女であった」
プレシアに対する、ルシガーの正直な感想だ。
それを聞いた側近のハイラが眉をひそめる。
「そう申されますな。ここは王国の土地ですぞ」
どこで誰が聞いているか分かったものではない、と言外に諭される。
ルシガーはフンと鼻を鳴らし、馬車の窓から外の景色を眺めながら反論する。
「なにを言う。これは誉め言葉だぞ。王の妻となる女は退屈なくらいがちょうど良い。政治に口を出したり夫に逆らうようではダメだ。その点、あの王女は心配がいらなさそうで安心した」
これは意地悪を言っているわけではない。
ルシガーは心からそう思っている。
国家は男の王が治めてこそ、繁栄が約束される。
故に、女王は夫である王に従順であるに限る。
「例の第二王女、アリアといったか。あれが消えてくれたのも素晴らしい。親族の干渉は存外に厄介であるからな」
「殿下の仰るとおりでございます」
ルシガーの言葉に、ハイラも頷く。
今回のソルピアニ王国との婚姻は、ただ国家間の融和を求めたものではない。
国力増強と支配地拡大を狙うスリムキヤ帝国。
狙っているのはソルピアニ王国そのもの。
婚姻はその足掛かりに過ぎない。
ソルピアニ王国は、近い将来スリムキヤ帝国に併合される運命だ。
これはルシガー個人の想いではない。
スリムキヤ帝国の総意である。
「ふん。だが、やはり納得がいかん」
しかし、ルシガーはこの婚姻が不満だった。
ソルピアニ王国などという小国の王になったからなんだというのか。
しかもあの国は女王制。
制度上は王の方が位が低いというではないか。
政略結婚ならば、ほかに候補はいくらでもいた。
だが、現皇帝はルシガーにこの役目を負わせた。
「先の戦での失態が頂けませんでし……あだっ」
無遠慮に傷口に塩を塗ってくるハイラの足を、思いっきり蹴とばした。
ソルピアニ王国への侵略戦争。
ほかの兄弟が次々と手柄を上げる中、ルシガーは敵の前線拠点を落とせなかった。
スタート一歩目でつまづいた。
ルシガーの失態が原因、というわけでは無いが侵略は失敗に終わった。
戦後、ルシガーは責を問われるかたちで、この任を与えられたのである。
この政略結婚かつ婿養子という屈辱的な任を。
せめて女王を支配し、王国を自分の思い通りにしてやる。
それくらいの役得がなくてはやってられない。
宮廷召喚士長のロゴールとかいう男は、多少なりとも政治が出来そうではあった。
だが、あの手の男は、金か女で飼い慣らせばどうとでもなるだろう。
そうだ。ロゴールといえば、あの話。
ルシガーはハイラの方へ身を乗り出し、この訪問における最大の成果を報告する。
「そちらはさておき、あっちは収穫があったぞ」
先ほどとは打って変わって、ルシガーの胸は大きく高鳴っていた。
気分は宝箱を見つけた少年のようだ。
「さようでございますか」
「うむ。やはりこの国に眠っている可能性が高い」
「それはそれは。大変よろしゅうございましたな」
ルシガーは今から楽しみで仕方がなかった。
ソルピアニ王国の歴史を調べる中で、ルシガーは興味深い資料を発見した。
そこに記されていたのは、この王国に眠っているかもしれない大いなる力。
婚姻に興味は無い。
だが、大いなる力には興味がある。
もしその力を手中に収めれば、世界を手にすることも出来るかもしれない。
どう考えても怪しいのは例の禁足地。
すぐにでも調査をしたいと考えている。
正しい手順を考えれば、王女と結婚して正式に王となり、国の重臣たちも説得したうえで調査をすべき。
そんなことは百も承知であるが、悠長なことをしていては時間がもったいない。
目の前に宝箱を置かれているのだ。
すぐにでも中を知りたいと思うのは、人として当然ではないか。
(どうせすぐに私のものになるのだ。早いか遅いかの違いでしかない)
まずはバレないように調査隊を送りこもう。
そういえば、ロゴールがなにやら剣呑なことを言っていた気がする。
はて、なんだったか……。いや、気にすることはない。
人を立ち入らせたくない場所には、わざと怪しいウワサを立てるものだ。
ガタゴト、ガタゴト、馬車が荒地を進む中。
ルシガーは、どうしたら正しい手順を無視して調査できるかを考えている。
ソルピアニ王国の王宮。第一王女の私室。
入口には使用人が常にひとりはいて、いつでも用事を受けられるようにしている。
部屋の壁側中央には天蓋付きのベッド。
プレシアが並んで寝ても、端が余る大きさだ。
部屋の高いところにある採光用の窓は、少し大きめに作られている。
昼下がりの日差しがプレシアの金髪に反射して光の粒を生んだ。
暖かな陽の光に包まれても、プレシアの心はどんよりとした暗い雲が晴れない。
彼女は先ほどまで、婚約者であるルシガー王子と会っていた。
五年前までは敵国だったスリムキヤ帝国。
父王は帝国との戦争の中で命を落とした。
その帝国の第三王子がルシガー・スリムキヤ。
ルシガー王子に何か非があるわけでは無い。
だが、父の仇である帝国の王子と結婚するのは、あまり気分は良いものではない。
歳はたしか二十一歳。
プレシアより三つ年上。
喋り方がいちいちキザなところ。
たぶん自分を格好イイと思っている勘違い。
しきりに前髪をかき上げるうっとうしい仕草。
それから、明らかにこちらを舐めている態度が鼻につく。
けれど、それ以外は、特に大きな不満はない。
他国では、二十も年上の太ったオジサンと結婚している王女も珍しくないと聞く。
王族の結婚相手としては、きっとかなり運が良い縁談なのだと思う。
「他と比べるものではないのでしょうけど」
プレシアは肩に乗った小さな蛇のようなモンスターの角を撫でる。
モンスターはクアァ、と口を開けてあくびした。
「アリアだったら、どうしていたのかしらね」
一日に一度は、突然いなくなってしまった妹のことを想う。
プレシアの金髪に混じった青と緑のメッシュは、妹とお揃いで染めた。
アリアは幼い頃からとても賢い子だった。
知識や常識は身につければ良いが、考える力は才能によるところが大きいと思う。
だから「妹の方が女王に相応しい」と考えている貴族も多かった。
その気持ちはよく分かる。
自分が同じ立場だったなら、やはりアリアを王女に推しただろう。
アリアが王宮に戻ってきてくれるのなら、女王の椅子なんていつでも譲りたい。
そんなこと、ロゴールが許しはしないのだけど。
妹が十五歳の成人を迎えた日。
彼女は神獣であるユニコーンと契約した。
信心深い貴族からは「神の子」と呼ばれるようになった。
私のときは、この小さな蛇。
王宮に来てくれたモンスター商も苦笑していた。
百種以上ものモンスターを連れてきたのに「よりによってソイツか」と。
口に出さずとも彼の表情はとても雄弁だった。
きっとウソがつけないタイプだ。
あのまま商人を続けていて大丈夫なのか、と他人事だけど心配した。
あの蛇は遠国の珍しいモンスターだそうだ。
でも、珍しいだけでそれ以上の価値はない。
「第一王女というだけで、それ以外になんの価値のない私とそっくり。ねぇ、シャーリー」
プレシアは、この蛇のようなモンスターのことが大好きだ。
周りからは止められたけど名前も付けた。
誰になんと言われようとも、シャーリーはプレシアの家族だ。
シャーリーはさしたるスキルを持たず身体も小さい。
おかげで召喚維持コストは驚くほど少ない。
ほぼ一日中召喚し続けていられるくらいだ。
だから、寝るとき以外はいつも一緒。
父上が戦死して、母上が病に倒れた。
次は妹は行方不明になった。
もうこの子以外、プレシアの家族はいない。
§ § § § §
ルシガーは馬車に揺られ、スリムキヤ帝国への帰路についていた。
王族専用の馬車とはいえ、ガタゴトと揺れる車体は乗り心地が良いものでは無い。
陽はずいぶんと深く傾き、地平をオレンジ色に染め上げる。
このまま進めば、帝国の首都に着くのは夜になるだろう。
中継地となる街で一泊。
城に着くのは恐らく明日だ。
隣国とは言え、ソルピアニ王国の王宮と、帝国の首都の間はずいぶん距離がある。
まさに遠路はるばる、といったところ。
ルシガーが王国を訪れていたのは、婚約者であるプレシア王女に会うためだ。
幾度か王宮で顔をあわせ、ついに、その滞在期間が終わった。
「なんとも退屈な女であった」
プレシアに対する、ルシガーの正直な感想だ。
それを聞いた側近のハイラが眉をひそめる。
「そう申されますな。ここは王国の土地ですぞ」
どこで誰が聞いているか分かったものではない、と言外に諭される。
ルシガーはフンと鼻を鳴らし、馬車の窓から外の景色を眺めながら反論する。
「なにを言う。これは誉め言葉だぞ。王の妻となる女は退屈なくらいがちょうど良い。政治に口を出したり夫に逆らうようではダメだ。その点、あの王女は心配がいらなさそうで安心した」
これは意地悪を言っているわけではない。
ルシガーは心からそう思っている。
国家は男の王が治めてこそ、繁栄が約束される。
故に、女王は夫である王に従順であるに限る。
「例の第二王女、アリアといったか。あれが消えてくれたのも素晴らしい。親族の干渉は存外に厄介であるからな」
「殿下の仰るとおりでございます」
ルシガーの言葉に、ハイラも頷く。
今回のソルピアニ王国との婚姻は、ただ国家間の融和を求めたものではない。
国力増強と支配地拡大を狙うスリムキヤ帝国。
狙っているのはソルピアニ王国そのもの。
婚姻はその足掛かりに過ぎない。
ソルピアニ王国は、近い将来スリムキヤ帝国に併合される運命だ。
これはルシガー個人の想いではない。
スリムキヤ帝国の総意である。
「ふん。だが、やはり納得がいかん」
しかし、ルシガーはこの婚姻が不満だった。
ソルピアニ王国などという小国の王になったからなんだというのか。
しかもあの国は女王制。
制度上は王の方が位が低いというではないか。
政略結婚ならば、ほかに候補はいくらでもいた。
だが、現皇帝はルシガーにこの役目を負わせた。
「先の戦での失態が頂けませんでし……あだっ」
無遠慮に傷口に塩を塗ってくるハイラの足を、思いっきり蹴とばした。
ソルピアニ王国への侵略戦争。
ほかの兄弟が次々と手柄を上げる中、ルシガーは敵の前線拠点を落とせなかった。
スタート一歩目でつまづいた。
ルシガーの失態が原因、というわけでは無いが侵略は失敗に終わった。
戦後、ルシガーは責を問われるかたちで、この任を与えられたのである。
この政略結婚かつ婿養子という屈辱的な任を。
せめて女王を支配し、王国を自分の思い通りにしてやる。
それくらいの役得がなくてはやってられない。
宮廷召喚士長のロゴールとかいう男は、多少なりとも政治が出来そうではあった。
だが、あの手の男は、金か女で飼い慣らせばどうとでもなるだろう。
そうだ。ロゴールといえば、あの話。
ルシガーはハイラの方へ身を乗り出し、この訪問における最大の成果を報告する。
「そちらはさておき、あっちは収穫があったぞ」
先ほどとは打って変わって、ルシガーの胸は大きく高鳴っていた。
気分は宝箱を見つけた少年のようだ。
「さようでございますか」
「うむ。やはりこの国に眠っている可能性が高い」
「それはそれは。大変よろしゅうございましたな」
ルシガーは今から楽しみで仕方がなかった。
ソルピアニ王国の歴史を調べる中で、ルシガーは興味深い資料を発見した。
そこに記されていたのは、この王国に眠っているかもしれない大いなる力。
婚姻に興味は無い。
だが、大いなる力には興味がある。
もしその力を手中に収めれば、世界を手にすることも出来るかもしれない。
どう考えても怪しいのは例の禁足地。
すぐにでも調査をしたいと考えている。
正しい手順を考えれば、王女と結婚して正式に王となり、国の重臣たちも説得したうえで調査をすべき。
そんなことは百も承知であるが、悠長なことをしていては時間がもったいない。
目の前に宝箱を置かれているのだ。
すぐにでも中を知りたいと思うのは、人として当然ではないか。
(どうせすぐに私のものになるのだ。早いか遅いかの違いでしかない)
まずはバレないように調査隊を送りこもう。
そういえば、ロゴールがなにやら剣呑なことを言っていた気がする。
はて、なんだったか……。いや、気にすることはない。
人を立ち入らせたくない場所には、わざと怪しいウワサを立てるものだ。
ガタゴト、ガタゴト、馬車が荒地を進む中。
ルシガーは、どうしたら正しい手順を無視して調査できるかを考えている。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

勇者、追放される ~仲間がクズばかりだったので、魔王とお茶してのんびり過ごす。戻ってこいと言われても断固拒否。~
秋鷺 照
ファンタジー
強すぎて勇者になってしまったレッグは、パーティーを追放され、一人で魔王城へ行く。美味しいと噂の、魔族領の茶を飲むために!(ちゃんと人類も守る)
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!

召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~
さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』
誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。
辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。
だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。
学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる
これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる