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二章 古代からの侵入者
古代からの侵入者 6
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「ふぁ、きゃ……、ぎょえぇぇぇーーー!!」
うつらうつらと船を漕いでいたリディーは、その情けない叫び声で即座に目を覚まし、ベストの裏に隠していたレーザーガンを手にして辺りをグルッと見回した。
「な、な、な、何故私は服を着ているんだ!?」
その呟きが聞こえた方に目を向けて見ると、先ほど彼女がやっとの思いで服を着せた男が大急ぎで服を脱ぎ捨て「あぁぁ! 女神様!」と両手をあげて天を仰いでいた。
「私は自分の預かり知らぬ間にとは言え、あなた様の教えを守らず服を着てしまいました! 何卒お許し下さい!!」
両の膝を地面につけた男は、掌を合わせ涙を流しながら天に懇願していた。
「ちょっ、ちょっちょっちょっ!! おまぁ!!」
リディーは男のいきなりの行為に赤面し、両手で顔を隠して言葉にならない声を叫んだ。
「な、な、な、何ですか!? あなたは!?」
「そ、そ、そ、そ、それ、は、こっちの台詞よ!!」
彼女の声を聞いた男は立ち上がり声を裏返しながらリディーに迫って来たので、彼女は思わず右の前蹴りを男にお見舞いした。
「ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
見事に股間を蹴りあげられた男は情けない悲鳴をあげて股間を押さえながらその場に倒れた。
「ほあぅぅ……、ほあぅ……」
口を『ほ』の形で荒い呼吸をしながら男がプルプル震えているのを見て、リディーは銃を突き付け「殺してやる!」と叫んだ。
「ま、ま、ま、ま、ま、待て待て待て待て待て!!」
男は瞳に涙を浮かべながらそのままの体勢で片手を掲げ彼女を止める。
「わ、わ、わ、わ、わ、私は怪しい者ではない!」
バシュン! と音を立てて銃から青い光の筋が発射され、男の顔の横の地面に穴を開けた。
「どの口が『怪しくない!』なんてほざくのよ!!」
「ま、ま、ま、ま、待て、待て、待て、待ってくれ! 待ってくれ! 待ってくれ! は、は、は、は、は、話せば、話せば分かる! はなはなはなはな話せば、分かるんだ!」
「分かるか!! この変態!!」
いくらデザインチャイルドで常人よりも優れた身体能力を持っているとはいえ、恥ずかしさのあまり顔を赤らめ横を向いたまま銃を乱射したら、当たるものも当たらない。
「はわわわわわ……」
顔を両腕で防ぐ男の横を青白い筋が幾つも通ってはいくが、素肌を少し焦げ付かせるだけだった。
カチャカチャカチャカチャカチャカチャ……。
銃のエネルギーが切れ引き金を引く音だけが鳴り響く。
「は、は、は、は、は、は、はなはなはなはなはなはな話しを、話しを、話しを聞いて、くれ!! わたわたわたわたわたわた私は私は私は私は……」
壊れた人形のように呂律が回らなくなった男を尻目に、リディーは銃のバッテリーを抜き取りベストの裏から新しい物を取り出し銃に挿入した。
「次は外さっ!!」
照準を定めるために前を向いたら、思わず一物を見てしまった。
「いぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「おぉぉぉぉぉたすけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
リディーはエネルギーが切れるまでまた銃を乱射し、男はミノムシのように縮こまってプルプル震えていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
肩で息をしながらリディーは男の生存を横目で確かめ、男も自分の身体を抱いて無事を確かめた。
「な、な、な、な、何で!? 何で何で何で何で何で!?」
「わあぁぁぁぁぁ! 待て待て待て待て待て待て待て!!」
カチャカチャカチャカチャカチャカチャ……。
「はぁぁぁぁなしを! 話しを、話しを聞いてくれ!」
興奮のピークを越えたリディーは銃を下ろし横目で睨み付けながら「で!?」と強い口調で語りかけた。
「わたわたわたわた私はかみかみかみかみかみにつかかかかかか」
「ハッキリ言え! ハッキリ!」
カチャリと音を立てて銃口を向けると、男は「分かった分かったわかった!」と手をあげて彼女を制した。
「そ、そ、その変なま、ま、ま、魔法は使わないで、くれ!」
「ちっ!」
リディーは仕方なく銃口を下に向ける。
「あり、ありが、とう」
彼女が落ち着いたことによっぽど安心したのか、男は「ほぉー」と心の底からため息を吐き出した。
「わ、私は伝説の戦女神ディーテ様に仕える信徒、聖プエゴ教教会の神父フェデリコ・ビアンコといいます」
「はぁぁぁ!?」
どの口がそんな冗談を口にするのかとリディーはまた銃口を向けそうになったが、それでは話しが進まないので取り敢えず今は我慢した。
「くぅぅっ! でっ!!」
「は、は、は、はい! 実は、わ、わ、わ、私どもの聖プエゴ教では『人間は自然のままに生きるべし』という教えがあるのです!」
そう言ってフェデリコは立ち上がり天を仰ぎ見た。
「ですから私は! その教えを守り! 一生裸で生きることを神の前で誓ったのです!!」
どうしよう。帰りたい。グレイス星団に帰りたい。
リディーはどうしようもなくホームシックになっていた。
「まだまだ私は力不足ですが! やがては全世界に聖プエゴ教の教えを広め! 沢山の人たちと共に自然に生きる喜びを分かち合いたいのです!!」
なに言ってんだこいつ……。
リディーは激しく軽蔑した目でフェデリコを見た。
彼女の故郷グレイス星団にも宗教はあったが、こんな意味不明なことを宣う宗教は初めてだった。
「それで! 聖プエゴ教の神父が、何でこんなとこにいるの!」
激しい口調でリディーが問うと「ひっ!」とフェデリコはたじろぎながらも言葉を続けた。
「そそそそそそそれは、し、し、信託が、下ったから、です」
「信託?」
「そ、そ、そ、そうです。信託、です」
フェデリコはその時のことを思い出しているのか恍惚とした表情を浮かべながら天を仰いだ。
「信託とは言わば、神に選ばれた者にしか与えられない使命のようなモノなのです! つまり私の今までしてきたことは、しっかりと戦女神ディーテ様の御心に届いていたということなのです!!」
「何で私はあの時石なんか蹴っちゃったんだろう。帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい……」
リディーは膝を抱えて地面にのの字を書きながらブツブツと呟いていた。
「ですからあなたも! この! 信託の下った! フェデリコ・ビアンコのことを信じて! 自然のままにっひがあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
言い終わる前にリディーはフェデリコの顔に右ストレートを放っていた。
「死ね!」
吹き飛ばされたフェデリコは大木にぶつかり背中からくの字に曲がった。そして勢いの削がれた彼の身体がドサリと音を立てて地上に落ちるのと同時にリディーはトドメを刺すために跳躍していた。
「まままままま待って待って待って待って待って!」
自分の身を庇うように両手を彼女に向けて、フェデリコは叫んだ。
「だれがぁぁぁぁ!!」
自由落下しながらリディーは右の拳を振りかぶりフェデリコの顔に照準を合わせる。
その瞬間、またフェデリコの一物がリディーの目に入り振りかぶった拳を降りきれず、彼女は音を立ててフェデリコの後方へと転がっていった。
フェデリコは這いつくばりながらリディーに近寄り口を開いた。
「わ、わ、わ、わ、私は、あ、あ、あなたの、自由意思を尊重します! ででででですから、む、む、む、無理に信徒にならなくても、け、け、け、結構です!」
「もういい!!」
地面に寝転がった体勢でリディーは叫ぶと、サッと起き上がってフェデリコに背を向けたままスタスタと歩きだした。
「どどどどどちらへ、行かれるのですか!?」
「あんたに関係ないでしょ!」
木の側に放っておいたズタ袋を背にかけ、リディーは振り返ることもせずに叫んだ。
「そそそそその方角ですと、わわわわ私と同じ、レトラバの町に行かれるのですね!」
フェデリコは嬉しそうに立ち上がると、リディーの後を追いかけ走りだした。
「ま、待って下さい! 旅は道連れと、言うじゃないですか!!」
「ついてくんなぁぁぁぁぁ!!」
夕暮れの空にリディーの叫びが木霊した。
うつらうつらと船を漕いでいたリディーは、その情けない叫び声で即座に目を覚まし、ベストの裏に隠していたレーザーガンを手にして辺りをグルッと見回した。
「な、な、な、何故私は服を着ているんだ!?」
その呟きが聞こえた方に目を向けて見ると、先ほど彼女がやっとの思いで服を着せた男が大急ぎで服を脱ぎ捨て「あぁぁ! 女神様!」と両手をあげて天を仰いでいた。
「私は自分の預かり知らぬ間にとは言え、あなた様の教えを守らず服を着てしまいました! 何卒お許し下さい!!」
両の膝を地面につけた男は、掌を合わせ涙を流しながら天に懇願していた。
「ちょっ、ちょっちょっちょっ!! おまぁ!!」
リディーは男のいきなりの行為に赤面し、両手で顔を隠して言葉にならない声を叫んだ。
「な、な、な、何ですか!? あなたは!?」
「そ、そ、そ、そ、それ、は、こっちの台詞よ!!」
彼女の声を聞いた男は立ち上がり声を裏返しながらリディーに迫って来たので、彼女は思わず右の前蹴りを男にお見舞いした。
「ほぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
見事に股間を蹴りあげられた男は情けない悲鳴をあげて股間を押さえながらその場に倒れた。
「ほあぅぅ……、ほあぅ……」
口を『ほ』の形で荒い呼吸をしながら男がプルプル震えているのを見て、リディーは銃を突き付け「殺してやる!」と叫んだ。
「ま、ま、ま、ま、ま、待て待て待て待て待て!!」
男は瞳に涙を浮かべながらそのままの体勢で片手を掲げ彼女を止める。
「わ、わ、わ、わ、わ、私は怪しい者ではない!」
バシュン! と音を立てて銃から青い光の筋が発射され、男の顔の横の地面に穴を開けた。
「どの口が『怪しくない!』なんてほざくのよ!!」
「ま、ま、ま、ま、待て、待て、待て、待ってくれ! 待ってくれ! 待ってくれ! は、は、は、は、は、話せば、話せば分かる! はなはなはなはな話せば、分かるんだ!」
「分かるか!! この変態!!」
いくらデザインチャイルドで常人よりも優れた身体能力を持っているとはいえ、恥ずかしさのあまり顔を赤らめ横を向いたまま銃を乱射したら、当たるものも当たらない。
「はわわわわわ……」
顔を両腕で防ぐ男の横を青白い筋が幾つも通ってはいくが、素肌を少し焦げ付かせるだけだった。
カチャカチャカチャカチャカチャカチャ……。
銃のエネルギーが切れ引き金を引く音だけが鳴り響く。
「は、は、は、は、は、は、はなはなはなはなはなはな話しを、話しを、話しを聞いて、くれ!! わたわたわたわたわたわた私は私は私は私は……」
壊れた人形のように呂律が回らなくなった男を尻目に、リディーは銃のバッテリーを抜き取りベストの裏から新しい物を取り出し銃に挿入した。
「次は外さっ!!」
照準を定めるために前を向いたら、思わず一物を見てしまった。
「いぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「おぉぉぉぉぉたすけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
リディーはエネルギーが切れるまでまた銃を乱射し、男はミノムシのように縮こまってプルプル震えていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
肩で息をしながらリディーは男の生存を横目で確かめ、男も自分の身体を抱いて無事を確かめた。
「な、な、な、な、何で!? 何で何で何で何で何で!?」
「わあぁぁぁぁぁ! 待て待て待て待て待て待て待て!!」
カチャカチャカチャカチャカチャカチャ……。
「はぁぁぁぁなしを! 話しを、話しを聞いてくれ!」
興奮のピークを越えたリディーは銃を下ろし横目で睨み付けながら「で!?」と強い口調で語りかけた。
「わたわたわたわた私はかみかみかみかみかみにつかかかかかか」
「ハッキリ言え! ハッキリ!」
カチャリと音を立てて銃口を向けると、男は「分かった分かったわかった!」と手をあげて彼女を制した。
「そ、そ、その変なま、ま、ま、魔法は使わないで、くれ!」
「ちっ!」
リディーは仕方なく銃口を下に向ける。
「あり、ありが、とう」
彼女が落ち着いたことによっぽど安心したのか、男は「ほぉー」と心の底からため息を吐き出した。
「わ、私は伝説の戦女神ディーテ様に仕える信徒、聖プエゴ教教会の神父フェデリコ・ビアンコといいます」
「はぁぁぁ!?」
どの口がそんな冗談を口にするのかとリディーはまた銃口を向けそうになったが、それでは話しが進まないので取り敢えず今は我慢した。
「くぅぅっ! でっ!!」
「は、は、は、はい! 実は、わ、わ、わ、私どもの聖プエゴ教では『人間は自然のままに生きるべし』という教えがあるのです!」
そう言ってフェデリコは立ち上がり天を仰ぎ見た。
「ですから私は! その教えを守り! 一生裸で生きることを神の前で誓ったのです!!」
どうしよう。帰りたい。グレイス星団に帰りたい。
リディーはどうしようもなくホームシックになっていた。
「まだまだ私は力不足ですが! やがては全世界に聖プエゴ教の教えを広め! 沢山の人たちと共に自然に生きる喜びを分かち合いたいのです!!」
なに言ってんだこいつ……。
リディーは激しく軽蔑した目でフェデリコを見た。
彼女の故郷グレイス星団にも宗教はあったが、こんな意味不明なことを宣う宗教は初めてだった。
「それで! 聖プエゴ教の神父が、何でこんなとこにいるの!」
激しい口調でリディーが問うと「ひっ!」とフェデリコはたじろぎながらも言葉を続けた。
「そそそそそそそれは、し、し、信託が、下ったから、です」
「信託?」
「そ、そ、そ、そうです。信託、です」
フェデリコはその時のことを思い出しているのか恍惚とした表情を浮かべながら天を仰いだ。
「信託とは言わば、神に選ばれた者にしか与えられない使命のようなモノなのです! つまり私の今までしてきたことは、しっかりと戦女神ディーテ様の御心に届いていたということなのです!!」
「何で私はあの時石なんか蹴っちゃったんだろう。帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい……」
リディーは膝を抱えて地面にのの字を書きながらブツブツと呟いていた。
「ですからあなたも! この! 信託の下った! フェデリコ・ビアンコのことを信じて! 自然のままにっひがあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
言い終わる前にリディーはフェデリコの顔に右ストレートを放っていた。
「死ね!」
吹き飛ばされたフェデリコは大木にぶつかり背中からくの字に曲がった。そして勢いの削がれた彼の身体がドサリと音を立てて地上に落ちるのと同時にリディーはトドメを刺すために跳躍していた。
「まままままま待って待って待って待って待って!」
自分の身を庇うように両手を彼女に向けて、フェデリコは叫んだ。
「だれがぁぁぁぁ!!」
自由落下しながらリディーは右の拳を振りかぶりフェデリコの顔に照準を合わせる。
その瞬間、またフェデリコの一物がリディーの目に入り振りかぶった拳を降りきれず、彼女は音を立ててフェデリコの後方へと転がっていった。
フェデリコは這いつくばりながらリディーに近寄り口を開いた。
「わ、わ、わ、わ、私は、あ、あ、あなたの、自由意思を尊重します! ででででですから、む、む、む、無理に信徒にならなくても、け、け、け、結構です!」
「もういい!!」
地面に寝転がった体勢でリディーは叫ぶと、サッと起き上がってフェデリコに背を向けたままスタスタと歩きだした。
「どどどどどちらへ、行かれるのですか!?」
「あんたに関係ないでしょ!」
木の側に放っておいたズタ袋を背にかけ、リディーは振り返ることもせずに叫んだ。
「そそそそその方角ですと、わわわわ私と同じ、レトラバの町に行かれるのですね!」
フェデリコは嬉しそうに立ち上がると、リディーの後を追いかけ走りだした。
「ま、待って下さい! 旅は道連れと、言うじゃないですか!!」
「ついてくんなぁぁぁぁぁ!!」
夕暮れの空にリディーの叫びが木霊した。
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