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第一章
1話 私の装備が最強過ぎなんだけど!
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「所詮、ただの弱いうさぎってなんだよ...」
「ジョセ、僕たちって弱いのかな」
「俺たちは弱くなんかないやい! 」
ユニコーンのエミリーの上でジョセくんとジョアくんは言い合っていた。当分はこの会話が続いた。
弟のジョアくんの弱気な言葉にジョセくんは苛立ち、挙句にはジョセくんはジョアくんに向かってグーで一つポコッた。ジョアくんはジョセくんの行動にびっくりして、ポロポロと涙が溢れた。そうジョセくんはとても強がりな性格だ。ジョアくんは強がりなジョセくんについて行くという穏やかな子。2人は正反対の性格をしている。うさぎの獣人であることはもちろん、ミルキーラベンダーピンク色の髪色とほんのりと赤い目の色も背丈も同じ双子。誰もが間違えてしまいそうなほどにそっくり。そんな双子を判断するのは性格と顔つきで判断する。
私はそんな2人の様子を見て、ニヤニヤと笑みがこぼれちゃう。だって、こんなにもかわいいんだもん。さすが、私を沼らせただけあるキャラクターだ。私が2次元オタクに歩む一歩となった本の大好きなキャラクターが目の前にいるって思うだけで.........!
あぁっ、幸せ.........。
私はいい大きな木陰を見つけて、エミリーをそっちに向かわせた。
ジョセくんとジョアくんはお互いそっぽを見て、沈黙していた。まだジョアくんの目には涙を浮かべていた。
「もうっ!かわいいなっ!私の推し!!!」
と姫騎士ロゼッティ・キャトリンヌになった私はエミリーの上で横向きに座って、そのまま振り返り、ギューッとジョセくんとジョアくんを抱きしめた。
すると、ジョセくんとジョアくんはそんな私の行動に驚いた顔を向けた。
ふふっ。
「ちょっとびびらせちゃった。えへへっ」
「ちょっとどころじゃない!すごいびびったぞ!」
「ロゼ大丈夫?なんか具合悪い?」
ジョセくんは頬を膨らまして、プンプンという文字が出てくるくらい、怒った顔をした。ジョアくんは熱を測るように私の頬に手を伸ばして撫でてくれた。ジョアくんには私のおでこは届かないみたい。
もう、私にやけどころかニンマリしちゃう!
「ジョアくんありがとう!」
私はこれでもかというくらい明るい笑顔を向けて、ジョアくんの手を引き離した。
「ロゼ、本当に大丈夫?大丈夫ならいいんだけど…」
「ここどこだよ。俺らをどうする気だ?ま、まさか、ここで殺す気か?!」
「そんなことしないよ~!私の大好きなキャラクターなんだから!それに私も追放された身なんだよ~……」
私はジョセくんとジョアくんの言葉を耳にしながら、エミリーの上で腕を伸ばして伸びーをしてから、ポンッと地に降りた。
「うん!いい天気ーーーっ!……………」
「…………………………………」
ジョセくんとジョアくんは私の言葉を聞いて小首を傾げる。
「……さてと、これからどうしよっか…………」
「どうしよっかってなんだよ…。ブー」
ジョセくんは膨れた顔して、しかめっ面なかわいい顔で私を見つめる。
ジョアくんはジョセくんのブーイングの言葉を聞いて、おどおどと私を見た。私が悲しい思いしていないか心配してくれてるみたい。
うん、最高!かわいいね!
私はまた心に言葉を漏らす。
っていうか、本当にどうしよう。私は満面の笑みを崩さずに、ジョセくんとジョアくんに向き合うけど、本当に考えてない。とにかく、ここに来ただけだけど。うん、どうしようか。
とその時、涼んでた大きな大木が揺れた気がした。──────────そして、強い脅威が現れるのだった。
「き"えぇぇぇぇぇぇぇぇ!いやー!」
私はかわいい叫びを上げた。いや、かわいくない叫び。いやいやいや、そんなことどうでも良くて!やばいんだけど!私はさっきまでの調子を崩して、あわあわあわと両腕を上下にジタバタさせた。
ジョセくんとジョアくんはキョトンとお互い違う方向に小首を傾げた。どうやら、まだ、ジョセくんとジョアくんには大木の後ろにいる大きな脅威の怪物に気づいていないみたい。どうしよう、どうしよう、どうしようー!
えぇ、嫌だ!嫌なんですけどー!
私が目にしたのは、そう、巨大のオーガだった。
私が身につけている服装は姫騎士のかぶとに姫騎士のころもに姫騎士の剣が身についていた。なんかすごい重いと思ったら、こんな装備を着てたんだな。
やるっきゃない!これは、私が戦わなくちゃ!
大好きな推しのジョセくんとジョアくんのためにも!
私は心を奮い立たせ、拳をグーにして胸に当てた。
「ジョセ、僕たちって弱いのかな」
「俺たちは弱くなんかないやい! 」
ユニコーンのエミリーの上でジョセくんとジョアくんは言い合っていた。当分はこの会話が続いた。
弟のジョアくんの弱気な言葉にジョセくんは苛立ち、挙句にはジョセくんはジョアくんに向かってグーで一つポコッた。ジョアくんはジョセくんの行動にびっくりして、ポロポロと涙が溢れた。そうジョセくんはとても強がりな性格だ。ジョアくんは強がりなジョセくんについて行くという穏やかな子。2人は正反対の性格をしている。うさぎの獣人であることはもちろん、ミルキーラベンダーピンク色の髪色とほんのりと赤い目の色も背丈も同じ双子。誰もが間違えてしまいそうなほどにそっくり。そんな双子を判断するのは性格と顔つきで判断する。
私はそんな2人の様子を見て、ニヤニヤと笑みがこぼれちゃう。だって、こんなにもかわいいんだもん。さすが、私を沼らせただけあるキャラクターだ。私が2次元オタクに歩む一歩となった本の大好きなキャラクターが目の前にいるって思うだけで.........!
あぁっ、幸せ.........。
私はいい大きな木陰を見つけて、エミリーをそっちに向かわせた。
ジョセくんとジョアくんはお互いそっぽを見て、沈黙していた。まだジョアくんの目には涙を浮かべていた。
「もうっ!かわいいなっ!私の推し!!!」
と姫騎士ロゼッティ・キャトリンヌになった私はエミリーの上で横向きに座って、そのまま振り返り、ギューッとジョセくんとジョアくんを抱きしめた。
すると、ジョセくんとジョアくんはそんな私の行動に驚いた顔を向けた。
ふふっ。
「ちょっとびびらせちゃった。えへへっ」
「ちょっとどころじゃない!すごいびびったぞ!」
「ロゼ大丈夫?なんか具合悪い?」
ジョセくんは頬を膨らまして、プンプンという文字が出てくるくらい、怒った顔をした。ジョアくんは熱を測るように私の頬に手を伸ばして撫でてくれた。ジョアくんには私のおでこは届かないみたい。
もう、私にやけどころかニンマリしちゃう!
「ジョアくんありがとう!」
私はこれでもかというくらい明るい笑顔を向けて、ジョアくんの手を引き離した。
「ロゼ、本当に大丈夫?大丈夫ならいいんだけど…」
「ここどこだよ。俺らをどうする気だ?ま、まさか、ここで殺す気か?!」
「そんなことしないよ~!私の大好きなキャラクターなんだから!それに私も追放された身なんだよ~……」
私はジョセくんとジョアくんの言葉を耳にしながら、エミリーの上で腕を伸ばして伸びーをしてから、ポンッと地に降りた。
「うん!いい天気ーーーっ!……………」
「…………………………………」
ジョセくんとジョアくんは私の言葉を聞いて小首を傾げる。
「……さてと、これからどうしよっか…………」
「どうしよっかってなんだよ…。ブー」
ジョセくんは膨れた顔して、しかめっ面なかわいい顔で私を見つめる。
ジョアくんはジョセくんのブーイングの言葉を聞いて、おどおどと私を見た。私が悲しい思いしていないか心配してくれてるみたい。
うん、最高!かわいいね!
私はまた心に言葉を漏らす。
っていうか、本当にどうしよう。私は満面の笑みを崩さずに、ジョセくんとジョアくんに向き合うけど、本当に考えてない。とにかく、ここに来ただけだけど。うん、どうしようか。
とその時、涼んでた大きな大木が揺れた気がした。──────────そして、強い脅威が現れるのだった。
「き"えぇぇぇぇぇぇぇぇ!いやー!」
私はかわいい叫びを上げた。いや、かわいくない叫び。いやいやいや、そんなことどうでも良くて!やばいんだけど!私はさっきまでの調子を崩して、あわあわあわと両腕を上下にジタバタさせた。
ジョセくんとジョアくんはキョトンとお互い違う方向に小首を傾げた。どうやら、まだ、ジョセくんとジョアくんには大木の後ろにいる大きな脅威の怪物に気づいていないみたい。どうしよう、どうしよう、どうしようー!
えぇ、嫌だ!嫌なんですけどー!
私が目にしたのは、そう、巨大のオーガだった。
私が身につけている服装は姫騎士のかぶとに姫騎士のころもに姫騎士の剣が身についていた。なんかすごい重いと思ったら、こんな装備を着てたんだな。
やるっきゃない!これは、私が戦わなくちゃ!
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