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第三章
40話グイリオ儀式合格!僕はどうする!
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「張り合うって…、君は何を言っているの?」
「言葉の通りだろ!」
えぇ、僕は不審に思いながら、彼を見つめた。
とその時、ガチャリッと音がして、音がした方向を見ると、グイリオが閉じ込められていたプランツゲージが開かれ、砂のようにプランツゲーじが落ちてゆく。そして、丸く大きな波紋、波動がキラキラと光り煌めく。そして、グイリオは少し、宙に浮いていて、神にお祈りするかのような手を絡め合わせる姿をしていた。まだ何かを念じるかのように見えた。
そして、パシャンと音がして、星々のようなガラスの破片がパラパラと散りばめられる。
グイリオはトンッと床に着地をした。そして、波紋、波動はパッと消えた。
そして、神父の青年はにこりと微笑んで言った。
「グイリオ様。よく出来ましたね。合格です。アティロット国にも立派に伝えられますね」
「はい、そうですね。合格できてうれしいです。これで僕はあそこに通えるようになるんですね」
とにこにこと笑んで言う、神父の青年にグイリオは負けじと、優しく微笑んで、返事をした。
奥の柱に、コソッと覗いている、またもう1人の見た目可愛げな少年が覗いていた。僕と犬耳の獣人は、すぐに奥に気が付いて、見てしまった。すると、バチッと目が合った。
すると、可愛げな少年は、顔を赤らめ、バッと走り去ってしまった。
どうやら、恥ずかしがり屋の子らしい。僕と同じぐらいの歳だろう。
「あいつはなんなんだ」
と犬耳の獣人の男の子は首を傾げて、言った。僕は、応えなかった。僕も気になったけれど。
去ってしまった男の子の服装は、教会の神父が着るような真っ白な、聖霊的な衣装だった。教会の何かの子なのかな。
そして、グイリオと神父の青年は、まだ話し込んでいた。そして、神父の青年はグイリオに近づき、頭に冠のようなのをグイリオの頭に乗せようとしていた。その冠はとても綺麗で、黄金に輝いていた。冠の上には、グイリオの魔力である、葉力の緑色に彩られ、きらきらと煌めきていた。
そして、グイリオは背筋を整え、お辞儀をした。
「ありがとうございます。パスクゥワリーノ様」
と伝えた。そして、パスクゥワリーノ様と呼ばれた、神父の青年は穏やかに微笑んだ。
「チーロ様、グイリオ様は合格致しましたよ。儀式の行っている間に出会ったみたいですね。同じぐらいの歳の子と会えて、良かったですね。ここの教会は巡り合わせをする波動のある教会ですから」
とパスクゥワリーノは言って、グイリオと歩きながら、こっちに歩いて来た。
犬耳の獣人の男の子は、近づいてくることに困惑している様子だった。
「気づかれないようにしようとしていたんだけどな」
気づかれたくなかったの?
「気づかれたくなかったよ。ここで儀式をやる年齢になってないし、俺は貧乏な家柄だしな。まぁ、強い魔力を持っている、お前に会えたからいいけれど。それは確認したい…」
「確認……。いいけど。どこで」
「それは、場所を決めよう。俺は、どんな所でも場所を伝えられれば、そこに瞬間移動できるから。それで向かう」
すると、前からグイリオが僕の肩にポンと置いた。
「チーロ、友達できたの?」
「うん、グイリオが儀式やってる最中に出会ったの」
「そうなんだ。チーロと同じぐらいの歳っぽそうだね」
僕はコクンと頷いて、犬耳の獣人の男の子に顔を向けた。
「ん、俺の年齢は5歳」
「僕も5歳だよ。やっぱり、同じ歳なんだ」
「同じ歳か…。じゃあ、学年も同じ。そうなら、学校で会おう。張り合うのはその時にする。お前からは魔力の強さを感じるから、その時に会えば、もっと分かる。それに、学年の人数も多いだろうし、すぐに組まなくていい」
と、犬耳の獣人の男の子はそう言った。
「じゃあ、取りやめ?」
「あぁ、取り止めた!それに、俺はコソコソとやって来たんだ。だから、早まらない。もう、帰る」
と犬耳の獣人の少年は言って、バッと姿を消した。
パスクゥワリーノは、それを見て聞いて、クスッと笑んだ。
「犬の獣人の子は、面白い子ですね。それに、あの子自身も強い魔力をお持ちのよう。
あともう一人、チーロ様と同じ歳の子がここにいるんです。ですが、あの子は恥ずかしがり屋だから、あの子は、ここの前には来そうもないですね。…すみません。チーロ様が学校にご入学と同時に、その子も入学するので、その時に、仲良くなって下さるとうれしいです」
とパスクゥワリーノはどこか、やれやれと頬に手でかきながら言った。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
そして、グイリオの儀式を終え、僕は不思議な出会いをして、この教会から出て行った。
帰りは、薄暗い夕暮れだったから、馬車で家まで帰った。
「言葉の通りだろ!」
えぇ、僕は不審に思いながら、彼を見つめた。
とその時、ガチャリッと音がして、音がした方向を見ると、グイリオが閉じ込められていたプランツゲージが開かれ、砂のようにプランツゲーじが落ちてゆく。そして、丸く大きな波紋、波動がキラキラと光り煌めく。そして、グイリオは少し、宙に浮いていて、神にお祈りするかのような手を絡め合わせる姿をしていた。まだ何かを念じるかのように見えた。
そして、パシャンと音がして、星々のようなガラスの破片がパラパラと散りばめられる。
グイリオはトンッと床に着地をした。そして、波紋、波動はパッと消えた。
そして、神父の青年はにこりと微笑んで言った。
「グイリオ様。よく出来ましたね。合格です。アティロット国にも立派に伝えられますね」
「はい、そうですね。合格できてうれしいです。これで僕はあそこに通えるようになるんですね」
とにこにこと笑んで言う、神父の青年にグイリオは負けじと、優しく微笑んで、返事をした。
奥の柱に、コソッと覗いている、またもう1人の見た目可愛げな少年が覗いていた。僕と犬耳の獣人は、すぐに奥に気が付いて、見てしまった。すると、バチッと目が合った。
すると、可愛げな少年は、顔を赤らめ、バッと走り去ってしまった。
どうやら、恥ずかしがり屋の子らしい。僕と同じぐらいの歳だろう。
「あいつはなんなんだ」
と犬耳の獣人の男の子は首を傾げて、言った。僕は、応えなかった。僕も気になったけれど。
去ってしまった男の子の服装は、教会の神父が着るような真っ白な、聖霊的な衣装だった。教会の何かの子なのかな。
そして、グイリオと神父の青年は、まだ話し込んでいた。そして、神父の青年はグイリオに近づき、頭に冠のようなのをグイリオの頭に乗せようとしていた。その冠はとても綺麗で、黄金に輝いていた。冠の上には、グイリオの魔力である、葉力の緑色に彩られ、きらきらと煌めきていた。
そして、グイリオは背筋を整え、お辞儀をした。
「ありがとうございます。パスクゥワリーノ様」
と伝えた。そして、パスクゥワリーノ様と呼ばれた、神父の青年は穏やかに微笑んだ。
「チーロ様、グイリオ様は合格致しましたよ。儀式の行っている間に出会ったみたいですね。同じぐらいの歳の子と会えて、良かったですね。ここの教会は巡り合わせをする波動のある教会ですから」
とパスクゥワリーノは言って、グイリオと歩きながら、こっちに歩いて来た。
犬耳の獣人の男の子は、近づいてくることに困惑している様子だった。
「気づかれないようにしようとしていたんだけどな」
気づかれたくなかったの?
「気づかれたくなかったよ。ここで儀式をやる年齢になってないし、俺は貧乏な家柄だしな。まぁ、強い魔力を持っている、お前に会えたからいいけれど。それは確認したい…」
「確認……。いいけど。どこで」
「それは、場所を決めよう。俺は、どんな所でも場所を伝えられれば、そこに瞬間移動できるから。それで向かう」
すると、前からグイリオが僕の肩にポンと置いた。
「チーロ、友達できたの?」
「うん、グイリオが儀式やってる最中に出会ったの」
「そうなんだ。チーロと同じぐらいの歳っぽそうだね」
僕はコクンと頷いて、犬耳の獣人の男の子に顔を向けた。
「ん、俺の年齢は5歳」
「僕も5歳だよ。やっぱり、同じ歳なんだ」
「同じ歳か…。じゃあ、学年も同じ。そうなら、学校で会おう。張り合うのはその時にする。お前からは魔力の強さを感じるから、その時に会えば、もっと分かる。それに、学年の人数も多いだろうし、すぐに組まなくていい」
と、犬耳の獣人の男の子はそう言った。
「じゃあ、取りやめ?」
「あぁ、取り止めた!それに、俺はコソコソとやって来たんだ。だから、早まらない。もう、帰る」
と犬耳の獣人の少年は言って、バッと姿を消した。
パスクゥワリーノは、それを見て聞いて、クスッと笑んだ。
「犬の獣人の子は、面白い子ですね。それに、あの子自身も強い魔力をお持ちのよう。
あともう一人、チーロ様と同じ歳の子がここにいるんです。ですが、あの子は恥ずかしがり屋だから、あの子は、ここの前には来そうもないですね。…すみません。チーロ様が学校にご入学と同時に、その子も入学するので、その時に、仲良くなって下さるとうれしいです」
とパスクゥワリーノはどこか、やれやれと頬に手でかきながら言った。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
そして、グイリオの儀式を終え、僕は不思議な出会いをして、この教会から出て行った。
帰りは、薄暗い夕暮れだったから、馬車で家まで帰った。
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