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第二章
34話妹できてから2年後!
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「お兄ちゃん!おはよ!起きて!起きて!」
「うーん、まだ眠い…眠いよ」
「お兄ちゃん起きて!」
と僕は横向きで寝ている僕を大きく揺すってる女の子が僕を起こす。ヒラヒラなかわいいピンク色でリボンの刺繍の施された、部屋着姿の女の子は、これでもかってぐらいに布団に被って寝ている、僕の上に乗っかって、バシバシと容赦なく叩かれる。うぅ、もう、痛いよ。僕は抗って、まだグッと力を入れて、目をつむる。そして、ベッドに一滴雫が出た。すると、女の子は僕の顔をグイッと動かされ、僕はびっくりして、バッと目を開けた。すると、僕の顔、いや、おでこに近づけて、眉尻を下げ、見ている。僕は驚き、身体を前向きに動いて、女の子を僕の上から幅が有り余ってる、横のベッドに落とした。
「ひっく、お兄ちゃん、ごめんなさい。泣かしちゃった。わ、わたし…。うぇーん」
と女の子は泣き始めた。うぅ、これは大変だ。
「ニーノが叩くからだよ…」
「だって、そうじゃないとチーロお兄様起きないじゃんか!」
「もう、本当、痛かったよ。ニーノ」
そう、この色白で、薄い黄色のような髪色に、桃色の銀色な瞳でぷくっと頬を膨らましてる女の子は、僕の妹のニーノだ。
いつも食事や絵本を持って、静かに澄ましている顔の時は、小さな2歳の女の子だけれど、どこか聖霊的な妖艶な雰囲気をまとっているのだけれど。見た目は、天使だが、手を出してくる、やや暴力的なところがあるのが傷。
「もう、起きたから。僕は…」
とまだ眠たい、瞼を擦って言った。
すると、ニーノはパァッと顔を明るめた。
「お兄ちゃん、大好き!」
と大きな声で言い、僕に向かってバッと抱きついた。僕はその勢いで、また布団にボフッと倒れ込んでしまった。ニーノは僕に抱きついて離さない。
はぁ、ニーノったら。
ーガチャ
とドアが開かれ、僕とニーノはドアへと目をやった。そこには、アンジェロだった。
「チーロ様、ニーノ様、お食事のお時間ですよ」
とアンジェロがにこにこと呼びかけた。
「分かったよ。アンジェロ。向かうね」
と僕はアンジェロに気を取られて、呆然としているニーノを離して、ベッドから降りた。
「あ!お兄ちゃん」
とニーノは僕が離れたことに気づかれた。けれど、ニーノはうぅと目に雫を溜めるばかりで、愚図った顔を僕の方に向ける。すると、アンジェロがニーノに近づいて行って、声をかけた。
「ニーノ様もお着替えなさってください」
と優しげに眉尻を下げ、言った。ニーノは嫌だと言わんばかりに、ぷくっと頬を膨らます。だが、そんなニーノを分かっている、アンジェロはにこやかに優しく、説得させる。そして、ニーノは仕方がないと言うような、むっつりした顔で言った。
「分かったわ、アンジェロ。お兄ちゃんがアンジェロの言葉聞いて、お兄ちゃんが言うこと聞くんなら、私もする」
と言い、抱きしめていた布団を手放し、ベッドから降りた。
そして、ニーノは僕の左隣のニーノの部屋へと歩いて行った。
・
そして、僕とニーノは部屋着からいつもの服へと着替え終えた。ニーノの衣装は、小さいニーノだが、とても細かくダイヤの施された、ドレスに近い、濃いめのピンク色のエプロンワンピースに着替えている。
ツンと澄ましている、横顔のニーノはとても美しく、愛らしく見える。見えるんだけどな…。
そして、いつものように家族で朝食を食べた。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
朝食を取った後、僕はお父さんからやっと貰えた、魔法書を大事に抱え持って、僕の部屋に行った。なんてたって、僕はもう、5歳だから。あれからは、もう、文字も書けるし、魔力も自由自在に操れるようになった。
けれど、少し悲しいことがある。
それは、ティモシーとルッカがエクリプススパーダに入学出来る年になり、入学してしまって、会えなくなってしまったから。
僕は悲しい気持ちを抑え、魔法書に顔を向けた。そして、スっと息を吸い込み、床に座って、魔法書を開けた。
開けると、魔法書は煌びやかに、まるで舞踏会の光のように、パァァとひかり、煌めき、飛び出してきた。眩しい。
すると、魔法書から文字が浮かび上がった。
ー「ようこそ。これを手にした君。これから、ゆっくり、この魔法書を使って、勉強していこうね!」
と文字が出てきて、僕はワクワクと胸が鳴った。
やっと、僕の手にも本当の魔法書を手に取ることができたんだ。
すると、ドアからひょこっとニーノが顔を覗かした。そして、ニーノは僕がいることに気づくと、パアッと顔を明るめ、駆け寄って来た。そして、僕の隣に座り込んだ。
「お兄ちゃん、何見てるの?」
「魔法書だよ。ニーノにはまだ早いよ」
と僕はニーノの言葉に顔を上げ、ニーノににこっと微笑んで言った。気持ちが高陽していて、僕は少しばかり、自信げに言った。
ニーノはふーんとキョトンとした顔で魔法書に覗いてきた。
「読めない…」
「ニーノはこれからなの」
と僕はニーノに教え、会話を終えた。そして、僕は魔法書に目を戻し、決意した。
僕も今から、魔法書を君主剣の特訓のように、特訓する。すると、ティモシーとルッカが入学前日に僕に言った言葉を思い出した。
────「チーロ、待ってるからね。一緒に勉強しよ!」
────「チーロが来ること、俺も待ってるから。競おうな」
ー約束。
ティモシーの手を下に、ルッカ、僕と手を重ね、約束したことを。
「うーん、まだ眠い…眠いよ」
「お兄ちゃん起きて!」
と僕は横向きで寝ている僕を大きく揺すってる女の子が僕を起こす。ヒラヒラなかわいいピンク色でリボンの刺繍の施された、部屋着姿の女の子は、これでもかってぐらいに布団に被って寝ている、僕の上に乗っかって、バシバシと容赦なく叩かれる。うぅ、もう、痛いよ。僕は抗って、まだグッと力を入れて、目をつむる。そして、ベッドに一滴雫が出た。すると、女の子は僕の顔をグイッと動かされ、僕はびっくりして、バッと目を開けた。すると、僕の顔、いや、おでこに近づけて、眉尻を下げ、見ている。僕は驚き、身体を前向きに動いて、女の子を僕の上から幅が有り余ってる、横のベッドに落とした。
「ひっく、お兄ちゃん、ごめんなさい。泣かしちゃった。わ、わたし…。うぇーん」
と女の子は泣き始めた。うぅ、これは大変だ。
「ニーノが叩くからだよ…」
「だって、そうじゃないとチーロお兄様起きないじゃんか!」
「もう、本当、痛かったよ。ニーノ」
そう、この色白で、薄い黄色のような髪色に、桃色の銀色な瞳でぷくっと頬を膨らましてる女の子は、僕の妹のニーノだ。
いつも食事や絵本を持って、静かに澄ましている顔の時は、小さな2歳の女の子だけれど、どこか聖霊的な妖艶な雰囲気をまとっているのだけれど。見た目は、天使だが、手を出してくる、やや暴力的なところがあるのが傷。
「もう、起きたから。僕は…」
とまだ眠たい、瞼を擦って言った。
すると、ニーノはパァッと顔を明るめた。
「お兄ちゃん、大好き!」
と大きな声で言い、僕に向かってバッと抱きついた。僕はその勢いで、また布団にボフッと倒れ込んでしまった。ニーノは僕に抱きついて離さない。
はぁ、ニーノったら。
ーガチャ
とドアが開かれ、僕とニーノはドアへと目をやった。そこには、アンジェロだった。
「チーロ様、ニーノ様、お食事のお時間ですよ」
とアンジェロがにこにこと呼びかけた。
「分かったよ。アンジェロ。向かうね」
と僕はアンジェロに気を取られて、呆然としているニーノを離して、ベッドから降りた。
「あ!お兄ちゃん」
とニーノは僕が離れたことに気づかれた。けれど、ニーノはうぅと目に雫を溜めるばかりで、愚図った顔を僕の方に向ける。すると、アンジェロがニーノに近づいて行って、声をかけた。
「ニーノ様もお着替えなさってください」
と優しげに眉尻を下げ、言った。ニーノは嫌だと言わんばかりに、ぷくっと頬を膨らます。だが、そんなニーノを分かっている、アンジェロはにこやかに優しく、説得させる。そして、ニーノは仕方がないと言うような、むっつりした顔で言った。
「分かったわ、アンジェロ。お兄ちゃんがアンジェロの言葉聞いて、お兄ちゃんが言うこと聞くんなら、私もする」
と言い、抱きしめていた布団を手放し、ベッドから降りた。
そして、ニーノは僕の左隣のニーノの部屋へと歩いて行った。
・
そして、僕とニーノは部屋着からいつもの服へと着替え終えた。ニーノの衣装は、小さいニーノだが、とても細かくダイヤの施された、ドレスに近い、濃いめのピンク色のエプロンワンピースに着替えている。
ツンと澄ましている、横顔のニーノはとても美しく、愛らしく見える。見えるんだけどな…。
そして、いつものように家族で朝食を食べた。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
朝食を取った後、僕はお父さんからやっと貰えた、魔法書を大事に抱え持って、僕の部屋に行った。なんてたって、僕はもう、5歳だから。あれからは、もう、文字も書けるし、魔力も自由自在に操れるようになった。
けれど、少し悲しいことがある。
それは、ティモシーとルッカがエクリプススパーダに入学出来る年になり、入学してしまって、会えなくなってしまったから。
僕は悲しい気持ちを抑え、魔法書に顔を向けた。そして、スっと息を吸い込み、床に座って、魔法書を開けた。
開けると、魔法書は煌びやかに、まるで舞踏会の光のように、パァァとひかり、煌めき、飛び出してきた。眩しい。
すると、魔法書から文字が浮かび上がった。
ー「ようこそ。これを手にした君。これから、ゆっくり、この魔法書を使って、勉強していこうね!」
と文字が出てきて、僕はワクワクと胸が鳴った。
やっと、僕の手にも本当の魔法書を手に取ることができたんだ。
すると、ドアからひょこっとニーノが顔を覗かした。そして、ニーノは僕がいることに気づくと、パアッと顔を明るめ、駆け寄って来た。そして、僕の隣に座り込んだ。
「お兄ちゃん、何見てるの?」
「魔法書だよ。ニーノにはまだ早いよ」
と僕はニーノの言葉に顔を上げ、ニーノににこっと微笑んで言った。気持ちが高陽していて、僕は少しばかり、自信げに言った。
ニーノはふーんとキョトンとした顔で魔法書に覗いてきた。
「読めない…」
「ニーノはこれからなの」
と僕はニーノに教え、会話を終えた。そして、僕は魔法書に目を戻し、決意した。
僕も今から、魔法書を君主剣の特訓のように、特訓する。すると、ティモシーとルッカが入学前日に僕に言った言葉を思い出した。
────「チーロ、待ってるからね。一緒に勉強しよ!」
────「チーロが来ること、俺も待ってるから。競おうな」
ー約束。
ティモシーの手を下に、ルッカ、僕と手を重ね、約束したことを。
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